185 / 258
連載
第332話 卒業の証
しおりを挟む
バックスに転移した俺は、以前持ち込みで鎧や武器を作ってもらった装備屋の前に現れていた。扉を開けて中に入ると、以前と同じように店の親父がムッツリ顔で腕を組み、カウンターの奥に控えているのが見える。相変わらずどこのラーメン屋だと言いたくなるような態度だが、俺の顔を見ると弾かれたように立ち上がった。
「あんたは…久しぶりじゃないか。今日も何かの持ち込みか?」
「いや、そう言う訳じゃないんだけど。少し相談があってね」
俺が自分の領地で冒険者学校を建てた事は少なからず噂になっていたようで、驚いた事にこの店の親父もその事を知っていた。その噂になっている学校で卒業の証として手渡される武器の製作を依頼されると解った途端、親父は俄然やる気になって身を乗り出して来た。
「今や知らぬ者は居ない勇者エストが造った冒険者学校の卒業の証を作れるなんて、鍛冶屋冥利に尽きるってもんだ。その依頼、引き受けさせてもらうぜ」
「受けてくれるのか。助かる。それにしても、よく俺の事知ってたな」
「あんたはこの国じゃ有名人だよ。国王や城の兵士達を拳一つで打ち負かした男の中の男ってな。前に装備を作った時は気がつかなかったけど、後で話を聞いた時は驚いたもんだ」
やはりドワーフは脳筋なのか、あの乱闘騒ぎが良いように伝えられているようだ。知らない所でそんなに褒められていると、なんだか照れくさくなってくる。親父はカウンターの下で何やらごそごそとやり始めたと思ったら、いくつかの鉱石を並べ始めた。
「まず武器に使う素材から選ぼうか。本音を言えばこの間みたいにドラゴンの素材を使いたいんだが、生徒さんに渡すならそこまで希少価値のある物を使わない方が良いと思う。金になると解ったら盗まれるかも知れないし、格上の冒険者と組んだ時にトラブルになりかねない」
「なるほど…と言う事は、普段手に入る鉱石の中で比較的高価な物ぐらいがちょうどいいかな」
「量産品なら鉄や鋼でいいだろうが、少し値は張るがミスリルを使うのも良いかも知れない。ミスリルは多く出回る品じゃないが、アダマンタイトほどの希少価値は無い。シルバーランクの冒険者が何回か依頼をこなせば買える範囲だし、悪さをしてまで奪う奴は少ないと思うぞ」
市販の装備をあまり購入した経験の無い俺にとって親父の助言は有り難かった。自分じゃ安いと思っても他人にとってそうではない場合もあるからな。
「なら決まりだな。素材はミスリルだ。作りは華美でなく実用重視で頼む。長く使い続けられるような、頑丈なやつを頼むぜ」
「よしきた。なら早速製作にとりかかろう。親父も奥に居るからあっと言う間に出来上がるぜ」
「値段はどれぐらい?」
「材料費さえ貰えればいいんだが、それじゃあんたが納得しないだろうからな。そうだな…手間賃含めて一本金貨一枚でどうだ?」
以前街で買った事のある長剣は少し魔力を含むだけで金貨八枚はしていた。ミスリルで作られて、尚且つ腕利きのドワーフが作ったとなると普通ならこの十倍はしそうだ。かなり安くしてくれたのだろう。なんだか申し訳ない気もするが、ここは素直に好意を受け取っておこう。
「ありがとう。じゃあその値段で頼むよ。とりあえず今回は十本頼みたい。生徒が卒業しそうになったらまた頼みに来るから」
そう言って俺は道具袋から取り出した金貨をカウンターに積み上げた。枚数はきっちり十枚。念のために多めに持ち歩いていたが、ギリギリ足りて良かった。金貨を大事にしまい込んだ親父はそのまま入口に向かい、閉店の看板をドアにかける。店員が二人しか居ないから製作を始めると接客出来なくなるもんな。
「十本なら半日ってとこだ。夜半過ぎにもう一度訪ねてくれ」
そう言い残し親父は店の奥へと消えた。鍛冶について俺が出来る事など何もないので、ここで待っていてもしょうがない。半日ぐらい時間が空いた事だし、闘技会本番に備えてアルゴスの領地に宿泊施設を造っておくことにしよう。
------
アルゴスの領地はグリトニル程ではないが次第に人の数が増えてきている。やはり闘技会と言うイベントの告知が効いているのか、金の臭いを嗅ぎつけた商人が多いようだ。未だ仮設とは言え立ち並ぶ店舗にイベントの成功を期待しながら、俺は町の一角にある広い敷地に足を運んだ。この区画は将来的に低賃金で住める住宅街にしようかと考えていたので、宿泊施設を建てるにはちょうどいい。
俺は城を建てる時の要領で地面に両手をつき、徐々に魔力を高めながら頭の中で設計図を作る。イメージするのはワンルームの部屋が並ぶ集合住宅だ。高級な宿は放っておいても商人ギルドが建てさせてくれと言って来るだろうし、俺としてはあまりお金を持っていない観光客向けの宿泊施設を建てるつもりでいる。
「よし、どうだ!」
溜めた魔力を一気に開放し地面に流し込むと、轟音を立てながら大地が隆起してあっと言う間に三階建ての集合住宅が出来上がった。部屋数は一つの階層につき五つ。合計十五部屋ある。城と違って規模が遥かに小さいので、このペースなら連続でやっても魔力が枯渇する事は無いだろう。俺は新たに現れた住宅の出来栄えに満足しながら、続けて同じ物の製作に取り掛かった。
------
「結構疲れたな…」
結局休憩を挟みながら作業を続け、ドワーフの親父との約束の時間近くまでかかって全部で十棟を建て終わっていた。途中から見物人が増えてちょっとした騒ぎになっていたが、良い宣伝代わりになったんじゃないだろうか。約束の時間になったので集まった見物客達に終了を告げ、俺はそのままバックスの鍛冶屋に転移した。
閉店に札がかかるドアを開けて中に入ると、ちょうど奥から親父が出て来たところに鉢合わせた。親父の顔は煤で真っ黒に汚れ、長い髭は白から黒へと変色している。
「おお、いい時に来たな。今出来たところだよ。早速見てくれ」
疲れなど微塵も感じさせず、笑顔を浮かべながらこちらに近寄ると親父は手に持っていた出来たばかりの短剣をカウンターに置く。その表情はとても満足気で、一仕事終えた男の顔になっていた。そんな彼に苦笑しながら俺は完成した短剣を手にとって、細かく観察し始めた。
「鞘は黒塗りなんだな…でも安っぽくなくて高級感がある。これは…漆か?」
「お前さんの言うウルシってのが何か解らんが、それは最近ある職人が偶然見つけて少しずつ流行ってる塗料だよ。木の皮に切れ込みを入れて、溢れてくる樹液を濾過した後、鉄粉を加えて色を付けるんだ。つやつやしてて綺麗だろう?」
うん、漆だな。若干差異はあるかも知れないが、漆の製法とよく似ている。次に刃を抜いてみる。すっかり日が落ちて月明かりが差し込む店内で、月光を反射した短剣がうっすらと神秘的に輝いている。実用的な造りで奇抜さなど一切無いが、シンプルなだけにその美しさが際立って見えた。それに、よく見れば柄の部分に何かの紋章が掘られているのに気がついた。何かと思えばクレア達の身体に刻まれている奴隷紋と同じものだ。奴隷に刻まれる奴隷紋と言うのは主人によって個体差があり、二つと同じ形は無い。俺の奴隷紋は竜の頭と翼を模した形だ。
「素人目でも業物だって解るな。これは大したもんだ…それにこの紋章、前に一度見ただけなのによく覚えていたな」
「お前さんの奴隷紋は見事な造形だったから印象に残っていたんだよ。我ながら大したもんだと思うぜ」
「まったくだ。あんたに頼んで良かった」
この短時間にこれだけの物を十本も作りだすなんて、流石ドワーフと言ったところか。彼等の技量には本当に驚かされる。これをプレゼントされる卒業生たちの喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。満足した俺は剣を鞘に納め、親父に頭を下げる。
「ありがとう。いい仕事してくれたな。またよろしく頼むよ」
「こちらこそだ。気合の入った良い武器を打たせてもらったよ。またいつでも来てくれ」
大きな木箱に治められた残りの短剣を受け取り、俺はグリトニルの城まで帰る。ドワーフの親子のおかげでなんとかギリギリ間に合ってよかった。明日の朝、初仕事に挑む卒業生三人にこの短剣を授けるとしよう。
「あんたは…久しぶりじゃないか。今日も何かの持ち込みか?」
「いや、そう言う訳じゃないんだけど。少し相談があってね」
俺が自分の領地で冒険者学校を建てた事は少なからず噂になっていたようで、驚いた事にこの店の親父もその事を知っていた。その噂になっている学校で卒業の証として手渡される武器の製作を依頼されると解った途端、親父は俄然やる気になって身を乗り出して来た。
「今や知らぬ者は居ない勇者エストが造った冒険者学校の卒業の証を作れるなんて、鍛冶屋冥利に尽きるってもんだ。その依頼、引き受けさせてもらうぜ」
「受けてくれるのか。助かる。それにしても、よく俺の事知ってたな」
「あんたはこの国じゃ有名人だよ。国王や城の兵士達を拳一つで打ち負かした男の中の男ってな。前に装備を作った時は気がつかなかったけど、後で話を聞いた時は驚いたもんだ」
やはりドワーフは脳筋なのか、あの乱闘騒ぎが良いように伝えられているようだ。知らない所でそんなに褒められていると、なんだか照れくさくなってくる。親父はカウンターの下で何やらごそごそとやり始めたと思ったら、いくつかの鉱石を並べ始めた。
「まず武器に使う素材から選ぼうか。本音を言えばこの間みたいにドラゴンの素材を使いたいんだが、生徒さんに渡すならそこまで希少価値のある物を使わない方が良いと思う。金になると解ったら盗まれるかも知れないし、格上の冒険者と組んだ時にトラブルになりかねない」
「なるほど…と言う事は、普段手に入る鉱石の中で比較的高価な物ぐらいがちょうどいいかな」
「量産品なら鉄や鋼でいいだろうが、少し値は張るがミスリルを使うのも良いかも知れない。ミスリルは多く出回る品じゃないが、アダマンタイトほどの希少価値は無い。シルバーランクの冒険者が何回か依頼をこなせば買える範囲だし、悪さをしてまで奪う奴は少ないと思うぞ」
市販の装備をあまり購入した経験の無い俺にとって親父の助言は有り難かった。自分じゃ安いと思っても他人にとってそうではない場合もあるからな。
「なら決まりだな。素材はミスリルだ。作りは華美でなく実用重視で頼む。長く使い続けられるような、頑丈なやつを頼むぜ」
「よしきた。なら早速製作にとりかかろう。親父も奥に居るからあっと言う間に出来上がるぜ」
「値段はどれぐらい?」
「材料費さえ貰えればいいんだが、それじゃあんたが納得しないだろうからな。そうだな…手間賃含めて一本金貨一枚でどうだ?」
以前街で買った事のある長剣は少し魔力を含むだけで金貨八枚はしていた。ミスリルで作られて、尚且つ腕利きのドワーフが作ったとなると普通ならこの十倍はしそうだ。かなり安くしてくれたのだろう。なんだか申し訳ない気もするが、ここは素直に好意を受け取っておこう。
「ありがとう。じゃあその値段で頼むよ。とりあえず今回は十本頼みたい。生徒が卒業しそうになったらまた頼みに来るから」
そう言って俺は道具袋から取り出した金貨をカウンターに積み上げた。枚数はきっちり十枚。念のために多めに持ち歩いていたが、ギリギリ足りて良かった。金貨を大事にしまい込んだ親父はそのまま入口に向かい、閉店の看板をドアにかける。店員が二人しか居ないから製作を始めると接客出来なくなるもんな。
「十本なら半日ってとこだ。夜半過ぎにもう一度訪ねてくれ」
そう言い残し親父は店の奥へと消えた。鍛冶について俺が出来る事など何もないので、ここで待っていてもしょうがない。半日ぐらい時間が空いた事だし、闘技会本番に備えてアルゴスの領地に宿泊施設を造っておくことにしよう。
------
アルゴスの領地はグリトニル程ではないが次第に人の数が増えてきている。やはり闘技会と言うイベントの告知が効いているのか、金の臭いを嗅ぎつけた商人が多いようだ。未だ仮設とは言え立ち並ぶ店舗にイベントの成功を期待しながら、俺は町の一角にある広い敷地に足を運んだ。この区画は将来的に低賃金で住める住宅街にしようかと考えていたので、宿泊施設を建てるにはちょうどいい。
俺は城を建てる時の要領で地面に両手をつき、徐々に魔力を高めながら頭の中で設計図を作る。イメージするのはワンルームの部屋が並ぶ集合住宅だ。高級な宿は放っておいても商人ギルドが建てさせてくれと言って来るだろうし、俺としてはあまりお金を持っていない観光客向けの宿泊施設を建てるつもりでいる。
「よし、どうだ!」
溜めた魔力を一気に開放し地面に流し込むと、轟音を立てながら大地が隆起してあっと言う間に三階建ての集合住宅が出来上がった。部屋数は一つの階層につき五つ。合計十五部屋ある。城と違って規模が遥かに小さいので、このペースなら連続でやっても魔力が枯渇する事は無いだろう。俺は新たに現れた住宅の出来栄えに満足しながら、続けて同じ物の製作に取り掛かった。
------
「結構疲れたな…」
結局休憩を挟みながら作業を続け、ドワーフの親父との約束の時間近くまでかかって全部で十棟を建て終わっていた。途中から見物人が増えてちょっとした騒ぎになっていたが、良い宣伝代わりになったんじゃないだろうか。約束の時間になったので集まった見物客達に終了を告げ、俺はそのままバックスの鍛冶屋に転移した。
閉店に札がかかるドアを開けて中に入ると、ちょうど奥から親父が出て来たところに鉢合わせた。親父の顔は煤で真っ黒に汚れ、長い髭は白から黒へと変色している。
「おお、いい時に来たな。今出来たところだよ。早速見てくれ」
疲れなど微塵も感じさせず、笑顔を浮かべながらこちらに近寄ると親父は手に持っていた出来たばかりの短剣をカウンターに置く。その表情はとても満足気で、一仕事終えた男の顔になっていた。そんな彼に苦笑しながら俺は完成した短剣を手にとって、細かく観察し始めた。
「鞘は黒塗りなんだな…でも安っぽくなくて高級感がある。これは…漆か?」
「お前さんの言うウルシってのが何か解らんが、それは最近ある職人が偶然見つけて少しずつ流行ってる塗料だよ。木の皮に切れ込みを入れて、溢れてくる樹液を濾過した後、鉄粉を加えて色を付けるんだ。つやつやしてて綺麗だろう?」
うん、漆だな。若干差異はあるかも知れないが、漆の製法とよく似ている。次に刃を抜いてみる。すっかり日が落ちて月明かりが差し込む店内で、月光を反射した短剣がうっすらと神秘的に輝いている。実用的な造りで奇抜さなど一切無いが、シンプルなだけにその美しさが際立って見えた。それに、よく見れば柄の部分に何かの紋章が掘られているのに気がついた。何かと思えばクレア達の身体に刻まれている奴隷紋と同じものだ。奴隷に刻まれる奴隷紋と言うのは主人によって個体差があり、二つと同じ形は無い。俺の奴隷紋は竜の頭と翼を模した形だ。
「素人目でも業物だって解るな。これは大したもんだ…それにこの紋章、前に一度見ただけなのによく覚えていたな」
「お前さんの奴隷紋は見事な造形だったから印象に残っていたんだよ。我ながら大したもんだと思うぜ」
「まったくだ。あんたに頼んで良かった」
この短時間にこれだけの物を十本も作りだすなんて、流石ドワーフと言ったところか。彼等の技量には本当に驚かされる。これをプレゼントされる卒業生たちの喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。満足した俺は剣を鞘に納め、親父に頭を下げる。
「ありがとう。いい仕事してくれたな。またよろしく頼むよ」
「こちらこそだ。気合の入った良い武器を打たせてもらったよ。またいつでも来てくれ」
大きな木箱に治められた残りの短剣を受け取り、俺はグリトニルの城まで帰る。ドワーフの親子のおかげでなんとかギリギリ間に合ってよかった。明日の朝、初仕事に挑む卒業生三人にこの短剣を授けるとしよう。
0
書籍第1~4巻が発売中です。
お気に入りに追加
3,303
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。