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第266話 バックスとの交渉
しおりを挟む私の名はクロウ。私の家はグリトニル聖王国に代々仕える家系で、私の祖父や父も今の私と同じく対外的な折衝を生業にしていた。少し前まで我が国は、一部の国を除きほぼ他国と断然状態であったから、私は毎日暇で暇でしょうがなかった。それが変化したのはつい最近だ。ある日ふらりと我が国にやって来たエストと言う名の若者は、あれよあれよと言う間に国を牛耳っていた偽教皇一派を倒してしまった。偽教皇の主導で差別されていた獣人達も人権を取り戻し、他国とも正式に国交を樹立。正に彼はこの国にとっての恩人と言える人物となった。
その後の彼の活躍は目覚ましいものがあり、隣国リオグランドの闘技会で決勝まで進んだり、占領されたファータを解放したり、圧政に苦しむシーティオの国民のために国王を打倒したりと、伝説の勇者に勝るとも劣らない活躍ぶりだった。そんな彼が我が国に帰還した時、リムリック王子に驚くべき情報をもたらしたのだ。近々魔族による侵攻が行われるので、それに対する備えをせよと。私としては半信半疑なのだが、王子は事実だと断定したようだ。押し寄せる魔族達にどう対抗するのかと思っていたら、エスト殿の提案で光竜連峰に面する国境線に長大な要塞線を築く事になったらしい。要塞を横に伸ばすと言う常人には無い発想を聞かされたとき、流石勇者と呼ばれる人間はどこか違うのだなと感心したものだ。
各国に跨る要塞線を作る為には、当然私のような者が他国と直接交渉する必要がある。長年くすぶっていたものの、ようやく出番が来たとやる気になっていたら、リオグランドやファータはエスト殿がさっさと交渉をまとめてしまい肩透かしをくらった形になった。その二国の首脳とエスト殿は個人的な繋がりが強いらしく、手順を踏む必要が無かったのだとか。また役立たずに戻るのかと落ち込んでいた私に、リムリック王子から直接仕事の依頼が来た時は随分嬉しかったものだ。なんでも隣国バックスとエスト殿は直接関わった事がないらしく、交渉するには正式な手順を踏む必要があったようだ。
交渉の席には作戦の要でもあるエスト殿も同席する事になった。初めて会った彼を見た時、話に聞いていた強者とはとても思えない程普通の少年にしか見えなかった。だがこっそりレベルを確認してみると、示されたその数字に驚愕する事になった。レベル90。人類がここまで高みに登れることに驚くと共に、そんな凄まじい力を持った彼に恐怖を感じもした。だがもっと怖いと思ったのはそこではなく、出発前に王子から言われた一言だ。
『エストが暴発しないように上手くコントロールしろ。彼が怒れば例え相手が国王だろうと教皇だろうと等しく力で反撃する。良いか?今回の君の任務は、エストとバックス王を怒らせず、要塞線の構築に協力を取りつける事だ』
…無理難題だと思った。気難しい事で有名なバックス王との交渉だけでも難しいのに、同時に短気で有名なエスト殿の手綱を握る。そんな事が出来るなら、私は今頃別の仕事で大金を儲けていた事だろう。
------
こちらの手違いで先ぶれより前にバックス王都まで到着してしまった我々は、そのまま街に一週間ほど滞在する事になってしまった。実際に街に訪れて解ったのは、とにかくドワーフ達は騒がしいと言う事だ。彼等はよほど酒が好きなのか、昼間から酔っぱらっている人々も少なくない。私がこの街に滞在している間に見たドワーフは、酔っぱらっているか槌を振るっているかのどちらかだ。朝でも夜でもおかまいなしに大騒ぎするので、我々グリトニルの使節団は常時寝不足に陥っていた。
今回の交渉の要であるエスト殿だが、彼はふらりと出かけたと思ったら、光竜連峰で出会った人に協力する為に数日留守にすると言い残して姿を消してしまった。なんともいい加減な態度だと思ったが、注意して逆上されては私など文字通り赤子の手を捻るように首をねじ切られてしまうだろう。それが恐ろしくて私は何も言い出せなかった。
実際には数日だが、何か月にも何年にも感じられる日々を過ごし、ようやく先ぶれがバックス王の所に辿り着いたと知らせが入った。いよいよだ。ようやく明日になれば王との面会が叶い、このやかましい国ともおさらば出来る。だが未だにエスト殿は戻って来ず、我々を随分やきもきさせたものだ。その日の深夜、数日留守にしていたエスト殿が戻ったと共の者に言われ慌てて出迎えると、彼は全身煤にまみれて疲労困憊の様子で、自室のベッドに倒れ込むように眠りに落ちた。一体今まで何をしていたのか。まったく、彼は国を代表する使節だと言う自覚があるのだろうか?嘆かわしい限りだ。
翌日、深い眠りから覚めたエスト殿と共に、我等グリトニルの使節団はバックス王リギン殿と面会する機会を得た。酒樽のような体形に重い金属鎧を装備したドワーフ達に囲まれながら初めて見たバックス王は、他のドワーフより立派な髭と一回りは大きな体躯を持ち、全身から威圧感を放っている立派な王に見えた。これは難物だと直感で理解した私は、改めて気合を入れ直す。この交渉の結果次第で世界の命運が決まると言っても過言ではないのだ。やる気になるのも当然だろう。
ありきたりな挨拶と贈り物のやり取りから始まった交渉は、当初予想していたよりも遥かに難航した。なぜならバックス王はこちらがどれだけ魔族達の危険を説いても、独自に対抗できると意見を曲げないのだ。確かに彼等ドワーフは生まれながらにして屈強な戦士だが、それでも限界がある。強化された幾万の魔物と魔族にはとても対抗できるはずが無いのだ。
堂々巡りをして話が先に進まないでいると、突然一人の少女が謁見の間に飛び込んで来た。無礼を咎めるバックス王に構わず、どう言う訳か少女は我々グリトニルに協力するべきだと強く主張し始めたのだ。一体どうなっているのか我々にはサッパリ解らない。我々使節団を置いてけぼりにした二人の言い合いはどんどん過激になり、とうとうバックス王は声を荒げた。
「いい加減にせんかスフィリ!お前は国政に口を出さんでいい!こんな所に来る暇があったら、花嫁修業でもしておれ!」
「嫌です!父上こそどうして解らないのですか!?魔族の脅威はすぐそこまで迫っているのですよ!?」
「我等ドワーフが敗れるものか!魔族達がいくら攻め寄せようとも必ず撃退してくれる!」
「無理です!魔族達の力は父上が想像している以上です!我等の力など、勇者一人に遠く及ばないのですよ?その勇者が警戒するほどの相手が弱いはずが無いでしょう!」
「勇者?あんなものは噂話に尾ひれが付いているに決まっている!」
私はその光景をハラハラしながら見守っていた。なぜなら、今や世界に名を轟かせる我が国の狂け…じゃなかった、勇者エストその人がこの場に居るからだ。彼は会見が始まってから一言も発せず、黙ったまま片膝をついた姿勢で動かない。寝ているのだろうかと思ったがそんな事はなく、その鋭い視線はバックス王に向けられていた。
「噂が本当かどうか試してみたらどうですか?」
突然立ち上がったエスト殿が、大きな声でバックス王とスフィリと言う名の少女との言い合いに口を挟む。一体何をする気だこの男は。これがリムリック王子の言っていたエスト殿の暴走状態だと瞬時に理解し、我々使節団が必死で袖を引っ張り制止しようとするが、彼はお構いなしに玉座に向かって歩き出す。使節とは思えぬ突然の奇行に呆気にとられたバックス王は一瞬ポカンと口を開けていたが、すぐに気を取り直すと広間中に響き渡るような大声で彼を一喝した。
「控えろ小僧!!」
その声はまるでドラゴンの咆哮のようで、私を含む使節団は全員縮みあがり、さっきまで元気に言い合いをしていた少女でさえ固まってしまう。そうやって周りの人間が動きを止める中、エスト殿は何事も無かったかのように悠然と歩を進める。この男には恐怖心と言う物が無いのか?
玉座の前まで進んだ彼は睨み付けるバックス王の目を正面から見返し、信じられないような言葉を口にした。
「王よ、俺と勝負をしよう。方法は簡単。今から俺は城に居る全ての兵士達と戦う。全員倒せばあんたの負け。倒せなかったら俺の負け。俺が勝てばバックスは今回の話に協力する。あんたが勝てば俺達はこのまま帰る。どうだ?」
ああ…終わったと思った。王子に散々言われていたのに、エスト殿を抑える事が出来なかった。正気なのかこの男は?子供の縄張り争いじゃあるまいし、そんな手に乗ってくる国王など居るはずが無いではないか。私の頭の中はどうやって王子に申し開きをしたらいいのかと、ただそれだけに占領されていた。だが、そんな私をよそに頭のおかしい者同士勝手に話が進んで行く。
「小僧…何者だ?」
「俺はエスト。勇者と呼ばれる事もあるな」
「………ふふ、面白い!男なら口よりも拳骨で来いと言うのだな!?よかろう!者共!!聞いての通りだ!どんな手段を用いようとかまわん!この男を叩きのめせ!」
そこから地獄の始まりだった。信じられない事に、開始の合図と同時にエスト殿は目の前に立っているバックス王を殴り倒したのだ。呆気にとられるどころではない。この話の流れからして、普通国王に手を出そうと思う人間が居るだろうか?いきなりの宣言に戸惑っていたドワーフ達も自分達の王が倒された事に激高し、武器を構えて襲い掛かってくる。当然の流れだろう。我々も命の危険があるので必死に逃げ惑っていると、さっきの少女と二人のドワーフが安全圏まで誘導してくれたので助かった。
そこからエスト殿とドワーフ達の戦いを眺めていると、どれだけ彼が規格外の存在か思い知らされた。なにせ彼は武器の類を持たずに素手で戦っているのだ。あの頑丈を絵に描いたようなドワーフ達が、彼の拳の一撃を受けると簡単に地面に沈む。次から次へと現れるドワーフ達は必至で戦っているものの、彼には傷一つ与える事が出来ないでいた。拳一つでこれなのだから、武器を振るえば今頃この城は血の海に沈んでいた事だろう。
どれだけ時間が経過したのか解らない。ただ、謁見の間やその周辺の通路には昏倒したドワーフ達が折り重なって倒れており、もう戦える者が居ないと言う事だけは理解できた。
「いつつ…む、どうなった!」
身を起こしたバックス王が見たものは正に地獄絵図。屈強を誇るドワーフの戦士達が身動きできずに倒れている光景だ。彼はしばし呆然とそれを見ていたが、やがて肩を細かく震わせたと思うと、広間中に響き渡る大声で笑い始めた。
「はーっはっはっは!!これは面白い!本当に我ら全員を倒すとは恐れ入った!勇者よ!約束通りお前に協力しようじゃないか!だが勘違いするな!俺はグリトニルに協力するのではなく。勇者に協力するのだ!」
奇跡だ。完全に決裂したと思った交渉が奇跡的にまとまった。これで王子に咎められないで済む。私はなんとか首にならずに済んだ事を心から神に感謝した。偉大なグリトニル神よ、今回の幸運をもたらしてくれた事を感謝します。そして願わくば、このエストと言う名の乱暴者に今少しの理性をお与えください。でなければ世界より先に私の胃が持ちそうにありません。私はそう願わずにいられなかった。
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書籍第1~4巻が発売中です。
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