地球内生命体大戦

ふかし

文字の大きさ
上 下
3 / 4

戦闘

しおりを挟む
第3話【戦闘】

モンジロウさんの指差す先には、5体の化け物が居た。どれも形が違う。
とにかくでかいヤツ。
足が異常に発達しているヤツ。
羽が生えているヤツ。
達磨ののようなヤツ。
腕が鎌のようなヤツ。
怖い。足が震える。止まらない。
「戦えない子は下がって!」
全員の怖気付いていた空気をまたしてもカスミさんが変える。
「しゃあ、ジャンプの主人公みたいだな。」
「俺ねぇ喧嘩は強いんスよ!」
「嬢ちゃん!子供達守っといてくれ!」
「分かりました!カナエちゃんこの子達守ろう!」
「うん。」
「うおぉ!次こそぶっ潰してやる!」
何故だ?急に怖くなくなった。
スーツのラインが青から赤に変わってる。
やれる。俺なら殺れる。
謎の自信に満ち溢れている。
「これ使ってください。」
俺はタクミに短銃を渡した。
「お、私の短刀も使ってよ!」
カスミさんの短刀はモンジロウさんが受け取った。

来た!速
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ
カスミさんの機関銃だ。
だが最初とは違う。
最初のはチャージして撃つって感じだったのが今回はただひたすらな連射。
効いているのか?
「あ、」
前衛のカスミさんを除く4人は気付いた。
1番デカい1匹を盾にしている。マズイ。近い!
「カスミさん避けて!」
俺は刀を振った。
カッコイイから刀を選んだけど、狭いところじゃ扱いづらい!
室内戦じゃ不利だ!
ズシャリ
盾になっているでかい化け物を切った。
ダンッ
盾の後ろに構えていたヤツが頭上を超えカナエ達の方へ行った。
「ココ頼んでいいッスか!」
タクミが走って追いかける。

「おっしゃ、イケるかノボル!」
「イケます。達磨の方ですね。」
モンジロウさんとノボルが突っ込んだ。
「待って!」
カスミさんの声が響く。
その瞬間。俺も気づいた。
「「爆発する!!」」

ドガンバンバラバラ

「いってぇ!!!」
土埃の中から声がする。
生きてる!
ハァハァハァ
「畜生、腕持ってかれた。」
土埃の中から出てきたノボルさんの左手が無くなり、スーツのラインも青色に戻っていた。
キェェァ
2人の背後から腕が鎌のようになっている最後の一体が飛んでくる。
ヤバい、間に合わない。

ギュィィィン  ピシュゥゥ パンッ ビシャァ
化け物の胴体。その1番細くなっている所を撃って2つに割った。
「間に合ったぜ!」
カスミさんが笑顔でグッドポーズをしている。
「「助かったぁ。」」
またカスミさんに助けられた。

「あ、タクミのやつ大丈夫か!?」
一息つくのも束の間
モンジロウさんの声でハッとする。
「ノボルさんとモンジロウさんはここで治療しててください!」
「リュウくん行くよ!」
「はい!」
走る。間に合ってくれ。
「あ!」
そこにはアイが倒れていた。
「リュウ君は先に行って!私は後から行く!」
「了解です!」
「&@\@?/:」
倒れているアイの横を通り過ぎる時何かを言っていた気がする。
「アイちゃん大丈夫!?」
そんな声が後ろの方から聞こえる。
俺はとにかくタクミたちの元へ走る。

-------------------

No,001  アイ : 短刀
No,002 タクミ : 短銃
No,003 ノボル : 左腕欠損
No,004 リュウ : 刀 
No,005 カスミ : 機関銃 
No,006 カナエ : ライフル 
No,007 モンジロウ : 短刀
No,008 ナオヤ :
No,009 ナツナ : 
No,010 サクラ : 

-------------------
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

絶世のディプロマット

一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。 レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。 レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。 ※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ワームワームワーム

蒼キるり
SF
一人で宇宙船に乗り、新しい星へとやって来たレルソー。その星で目には見えないが確かにそこに存在する生命体に出会って──

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

身体交換

廣瀬純一
SF
男と女の身体を交換する話

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

処理中です...