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しおりを挟む更には、マヘンドラの実の両親も最低だった。自分たちに似ていない息子を跡継ぎにしたくなかったのが、事の発端だったようだ。似ていなくとも、自分が産んだ息子だというのに母親の方が
マヘンドラを毛嫌いしていたようだ。
そんな息子が王女と婚約したのにも不満があったようだ。両親は、マヘンドラの弟の方と婚約させて、そちらを跡継ぎにしようとしたが、王女が選んだのがマヘンドラだったのが、どうにも気に入らなかったようだ。
それが、何をどう勘違いしたのか。婚約者を上手いこと勘違いしてくれたことで、それを口実にして勘当できたことを彼の両親は喜んでいた。
「あんなことをやらかす奴が、跡継ぎになっていたら大変だった」
「本当にそうですとも。やはり、この家を継ぐに相応しいのは、弟の方ですわ」
そのため、両親はマヘンドラを庇うこともせずにさっさと見捨てたのが、真相のようだ。
そんなことをしたことで、自分たちにそっくりだと思っていた息子を跡継ぎにしようとした。彼は、兄より少しばかり歳が離れていたのもあり、何があったかをシュリティたちに聞きたがったので、全部を教えた。
その息子は、兄のことが大好きだったようだ。その真逆にそんなことを平然とした両親を恥だと思っていたようで、跡継ぎになってからは早々に両親には引退してもらって田舎に引っ込ませた。
両親は酷いことをするかのように言ったが、跡を継いだ息子が、マヘンドラに何があったかを全部知っていて、こうさせるために跡継ぎになったことを知って、顔色を悪くさせた。
それでも悪あがきをしていたようだが、そうなったらどうするかを決めていたらしく、跡継ぎとなった彼が両親に生きている間に会うことはなかったし、両親に孫を会わせることもしなかった。
王女の方は、何をしたかを知られることになり、本命からは二度と顔も見たくないし、話しかけて来るなと言われて絶望した。
「これも、みんなあの女のせいよ!」
あの女とは、チャーヤのことでなく、シュリティのことを王女は言っていた。
両親にはとんでもない恥をかかせたと言われても、彼女はシュリティのせいにし続けた。
そんな王女に両親は、言われたところにおとなしく嫁ぐか。修道院に入れと伝えたのだが……。
「どちらも嫌よ!」
「……そうか」
国王は、どちらも拒否したことで、冷めた表情でそれだけ言った。
王女は、両親なら最後は味方してくれると思っていて、シュリティに何かしてくれると王女は本気で思っていた。
だが、シュリティに何かするわけがない。王女は、病気を理由に療養が必要だとして、その後は幽閉されることになった。
王女が、両親に会うことは二度となかった。
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