タイムスリップしたので、いじめをとめます

第五章(亜豆編)〜姉と妹〜

６−９亜豆真冬 オフ

人生とは何なのだろうか？
私は、無だと思う。 だって私の人生には、意味があると思えないから。










「真冬様、朝でございます。」いつも同じだ。私はいつも、この狭くて真っ白で、何もない部屋で朝を迎える。
「分ったわ」



そして、父もいるランチルームへと向かう。私と父の間に会話はない。


そして、学校へと向かう。

学校で私が口を開くことはない。
私に話しかける人などいないからだ。最初は話しかけてくれる人はいた。でも、私が何も話さないと次第に人は減っていった。でも、それでいい。

人はいなくなるものなのだから


授業が終わると私は寝る場所へと向かう。


あそこは家ではない。ただ、食事がでて、寝るだけの場所だ。

「お姉ちゃん、おかえりなさい！」
帰ると妹がいた。
私は、妹と話せない。いつまで経っても妹と思えないからだ。



もし話してしまったらきっと妹も…


そう考えるうちに話せなくなった。


その後、夕食を食べ私は、寝室へと向かう。



「おやすみなさいませ」

こうして、私の一日が終わる