23 / 23
番外編
世界一可愛い②
しおりを挟む
「エマ!」
東屋に入りかけた人影が、驚いたようにビクリと身を震わせ、こちらを振り返った。
「え、ジョエル?」
真っ白なナイトドレスがフワリと風にそよぎ、暗闇に浮かび上がる。
露出した手足の抜けるような白さ、華奢な肢体──そのあまりに儚げな風情に、存在すら闇に溶けて消えてしまいそうな錯覚に襲われ、俺は激しい焦燥のまま駆け出し、手にした上着を被せながらエマを腕に掻き抱いた。
「ダメだ行くな! どこにも、行くな……!」
エマは逆らわず俺に身を預けた。
「大丈夫よ、どこにも行かないわ」
全身に感じるエマの鼓動と温もりとに、頭が徐々に冷静を取り戻していく。
ダメだな俺は。エマを前にするとこんなにも容易く狂気に呑まれる。
「すまない……またお前を喪うような気がして……」
エマは俺を宥めるよう背を優しく撫でた。
「私こそ不安にさせてごめんなさい……少しね、考え事がしたくて散歩していたの」
「何か、悩み事か」
エマは顔を上げ、観念したようにふっとため息を零す。
「……もうすぐね、兄は爵位を継承するんですって」
「それが、どうかしたのか?」
エマは憂いげに目を伏せた。長い睫毛が不安を示すように震えている。
「前世と同じなの……ちょうど今くらいの時期、兄が爵位を継承するって父から聞かされたわ」
エマの手が縋るように俺のシャツを掴んだ。
「カレンガ家を脅かす叔父様もマリカももう居ない……頭では分かっているのに、父と兄に前世と同じことが起こる度怖くなるの……何かを間違えていないか、本当に大丈夫なのかって」
「エマ……」
震えるエマを強く抱きしめた。俺にはエマの気持ちが痛いほど分かる。
前の生では取り返しのつかないこと、失ったものがあまりに多過ぎた。
その傷は、今なお俺を苦しめ苛む。
普段気丈にしていても、エマだって多くの苦しみを味わい、心に深い傷を負っている。様々なものから解き放たれた時、俺はそのことにようやく気付いた。
本当にどうしようもなく愚かだな、俺は──
「大丈夫だ、何があっても必ず守る。お前が望むことは、俺がすべて叶える」
「ジョエル……」
「苦しいなら好きなだけ吐き出してくれていい。俺はあまり気の利いたことは言えないが……一緒に背負うことはできるだろ?」
「……っ!」
エマは声を殺して泣いた。俺にしがみつき、全身を震わせるような激しい慟哭に、心が捻りあげられるように痛んだ。
だが同時に嬉しくもあった。
奥底にしまい込んでいた心の傷を、こうして俺の前で曝け出してくれている。
真実エマが心を許してくれていると感じられて、こんな状況にありながらもそれが堪らなく嬉しかった。
やがて泣き疲れたのか、俺にしがみついたままエマはぐったりとその身を預けてきた。
「取り乱して……ごめんなさい……」
「気にするな。俺の前ではどれだけ取り乱しても構わない」
「ダメ、今優しくされたら、また泣いてしまう……」
「好きなだけ泣くといい。ここには俺とお前しかしかいないだろ?」
髪を撫で梳くと、エマは俺の胸にグリグリと顔を押し付けながら呟いた。
「ジョエル……あなたにも記憶があって良かったって、心から思うわ」
「そうか」
「少なくとも今私は孤独じゃない。そしてきっとあなたも。生涯の秘密を共有し合えるって、すごいことよ」
「そう、かもしれないな」
エマと共有する生涯の秘密──それはどうしようもなく俺の心を揺さぶった。また一つ積み重なる、エマとの逃れられない縁。
「ずっと、一緒よ?」
エマは俺を見上げると、嬉しそうに笑った。
エマの顔は目元も鼻の頭も真っ赤で、恐らく女性としてはひどい有様なんだろうが、俺にはその飾らない笑顔が堪らなく眩しかった。
ああ、エマ……俺のエマ──
暗闇の中、潤んで琥珀色に輝く瞳に見惚れながら、俺はそっとエマに口付けていた。
その柔らかさを確かめるよう、啄むごとに角度を変え、深く舌を絡めて咥内を味わう。
口付けの合間合間に漏れる吐息は次第に熱を孕んで、俺を呼ぶエマの声音はひどく甘い。
脳髄がジンと痺れ、エマの甘さに、柔らかさにジワジワと現実を失ってゆく。このまま湧き上がる情動に身を委ねてしまいたくなるが、なけなしの理性で踏みとどまる。
こんなところで大切なエマを傷付けたくはない。それにまだ夜は冷える。エマの身体を冷やしてはいけない。
俺はエマを抱いたまま深く息を吐いて、熱く昂った身体を無理矢理鎮める。エマはそんな俺を見てふふっと笑った。
「優しいのねジョエル。少し肌寒かったから、上衣も助かったわ」
「そうか」
上衣は完全に無意識だった。無意識下にあっても俺の頭はこんなにもエマのことばかりなのだな。苦笑する俺を、エマは不思議そうに見ていた。
「なあエマ、今度セドリックを屋敷に招こう」
「え?」
「以前にはできなかったことを、これからしていくんだ。俺と、お前とで」
前世とは違う「今」を生きているのだと、エマが不安を感じる事などないように。そして俺自身もエマとしたかった様々なことを今度こそ叶えたい。
「ジョエル……ありがとう、本当に」
エマの瞳が再び潤む。だが涙が零れるのを必死で堪えるよう、引き結んだ唇がへの字に歪む。
『僕の妹は世界一可愛いだろ』
ああ、本当にな。俺のエマは世界一可愛い。
どれだけ泣き腫らそうと、涙を堪えて顔を歪ませようと、どんなエマも俺には可愛くて愛おしくて仕方がない。
まったく、これではセドリックの事をどうこう言えないよな。
「もう、何を笑っているの?」
どうやら俺は笑っていたらしい。エマはそんな俺を見て怪訝そうに眉根を寄せている。
「いや、エマが可愛くて仕方なくて」
「嘘だわ! 今きっとひどい顔してるもの」
「嘘じゃない。どんなエマも俺には可愛い」
「……もう!」
隠れるように俺の胸に顔を埋めるエマを抱きしめる。そうして頬に口付け、柔らかな耳朶を喰んだ。
「エマ、愛してる」
エマは俺のシャツを掴むと小さく呻いた。照れてるんだろうか。やっぱり可愛いな、俺のエマは。
「今度こそお前の心も守りたいんだ」
二度と喪うものか。
お前も、お前の心も。
時を経るほどに幾度も思い知らされる。エマは俺のすべてなのだと──
「ジョエル……なら、温めて。心も体も」
声が震えていた。今日のエマはひどく感傷的で、些細なことにも心乱されてしまうようだ。
ならば優しく蕩かせて甘やかしてやらないと、な。
素早くエマを抱き上げると、エマは咄嗟に俺の首に手を回した。
「ああ、朝まで離さない……良いか?」
エマはわずかに目を見開くと、困ったように笑った。
「バカ……そんなこと、わざわざ聞かないで」
返事の代わりに、エマは俺の唇を喰むように塞いだ。それだけでようやく鎮まりかけていた情欲の残り火が再び熱く滾る。
ダメだ、きっと今夜は抑えが効かない──そう予感した通り、翌日エマは起き上がることが出来ず、久々マーサからは小言を受けた。
申し訳ない気持ちはある。だが、こんなことはこれからもしばしばあるんだろうな。
だって仕方ないだろ?
俺のエマは「世界一可愛い」んだから──
東屋に入りかけた人影が、驚いたようにビクリと身を震わせ、こちらを振り返った。
「え、ジョエル?」
真っ白なナイトドレスがフワリと風にそよぎ、暗闇に浮かび上がる。
露出した手足の抜けるような白さ、華奢な肢体──そのあまりに儚げな風情に、存在すら闇に溶けて消えてしまいそうな錯覚に襲われ、俺は激しい焦燥のまま駆け出し、手にした上着を被せながらエマを腕に掻き抱いた。
「ダメだ行くな! どこにも、行くな……!」
エマは逆らわず俺に身を預けた。
「大丈夫よ、どこにも行かないわ」
全身に感じるエマの鼓動と温もりとに、頭が徐々に冷静を取り戻していく。
ダメだな俺は。エマを前にするとこんなにも容易く狂気に呑まれる。
「すまない……またお前を喪うような気がして……」
エマは俺を宥めるよう背を優しく撫でた。
「私こそ不安にさせてごめんなさい……少しね、考え事がしたくて散歩していたの」
「何か、悩み事か」
エマは顔を上げ、観念したようにふっとため息を零す。
「……もうすぐね、兄は爵位を継承するんですって」
「それが、どうかしたのか?」
エマは憂いげに目を伏せた。長い睫毛が不安を示すように震えている。
「前世と同じなの……ちょうど今くらいの時期、兄が爵位を継承するって父から聞かされたわ」
エマの手が縋るように俺のシャツを掴んだ。
「カレンガ家を脅かす叔父様もマリカももう居ない……頭では分かっているのに、父と兄に前世と同じことが起こる度怖くなるの……何かを間違えていないか、本当に大丈夫なのかって」
「エマ……」
震えるエマを強く抱きしめた。俺にはエマの気持ちが痛いほど分かる。
前の生では取り返しのつかないこと、失ったものがあまりに多過ぎた。
その傷は、今なお俺を苦しめ苛む。
普段気丈にしていても、エマだって多くの苦しみを味わい、心に深い傷を負っている。様々なものから解き放たれた時、俺はそのことにようやく気付いた。
本当にどうしようもなく愚かだな、俺は──
「大丈夫だ、何があっても必ず守る。お前が望むことは、俺がすべて叶える」
「ジョエル……」
「苦しいなら好きなだけ吐き出してくれていい。俺はあまり気の利いたことは言えないが……一緒に背負うことはできるだろ?」
「……っ!」
エマは声を殺して泣いた。俺にしがみつき、全身を震わせるような激しい慟哭に、心が捻りあげられるように痛んだ。
だが同時に嬉しくもあった。
奥底にしまい込んでいた心の傷を、こうして俺の前で曝け出してくれている。
真実エマが心を許してくれていると感じられて、こんな状況にありながらもそれが堪らなく嬉しかった。
やがて泣き疲れたのか、俺にしがみついたままエマはぐったりとその身を預けてきた。
「取り乱して……ごめんなさい……」
「気にするな。俺の前ではどれだけ取り乱しても構わない」
「ダメ、今優しくされたら、また泣いてしまう……」
「好きなだけ泣くといい。ここには俺とお前しかしかいないだろ?」
髪を撫で梳くと、エマは俺の胸にグリグリと顔を押し付けながら呟いた。
「ジョエル……あなたにも記憶があって良かったって、心から思うわ」
「そうか」
「少なくとも今私は孤独じゃない。そしてきっとあなたも。生涯の秘密を共有し合えるって、すごいことよ」
「そう、かもしれないな」
エマと共有する生涯の秘密──それはどうしようもなく俺の心を揺さぶった。また一つ積み重なる、エマとの逃れられない縁。
「ずっと、一緒よ?」
エマは俺を見上げると、嬉しそうに笑った。
エマの顔は目元も鼻の頭も真っ赤で、恐らく女性としてはひどい有様なんだろうが、俺にはその飾らない笑顔が堪らなく眩しかった。
ああ、エマ……俺のエマ──
暗闇の中、潤んで琥珀色に輝く瞳に見惚れながら、俺はそっとエマに口付けていた。
その柔らかさを確かめるよう、啄むごとに角度を変え、深く舌を絡めて咥内を味わう。
口付けの合間合間に漏れる吐息は次第に熱を孕んで、俺を呼ぶエマの声音はひどく甘い。
脳髄がジンと痺れ、エマの甘さに、柔らかさにジワジワと現実を失ってゆく。このまま湧き上がる情動に身を委ねてしまいたくなるが、なけなしの理性で踏みとどまる。
こんなところで大切なエマを傷付けたくはない。それにまだ夜は冷える。エマの身体を冷やしてはいけない。
俺はエマを抱いたまま深く息を吐いて、熱く昂った身体を無理矢理鎮める。エマはそんな俺を見てふふっと笑った。
「優しいのねジョエル。少し肌寒かったから、上衣も助かったわ」
「そうか」
上衣は完全に無意識だった。無意識下にあっても俺の頭はこんなにもエマのことばかりなのだな。苦笑する俺を、エマは不思議そうに見ていた。
「なあエマ、今度セドリックを屋敷に招こう」
「え?」
「以前にはできなかったことを、これからしていくんだ。俺と、お前とで」
前世とは違う「今」を生きているのだと、エマが不安を感じる事などないように。そして俺自身もエマとしたかった様々なことを今度こそ叶えたい。
「ジョエル……ありがとう、本当に」
エマの瞳が再び潤む。だが涙が零れるのを必死で堪えるよう、引き結んだ唇がへの字に歪む。
『僕の妹は世界一可愛いだろ』
ああ、本当にな。俺のエマは世界一可愛い。
どれだけ泣き腫らそうと、涙を堪えて顔を歪ませようと、どんなエマも俺には可愛くて愛おしくて仕方がない。
まったく、これではセドリックの事をどうこう言えないよな。
「もう、何を笑っているの?」
どうやら俺は笑っていたらしい。エマはそんな俺を見て怪訝そうに眉根を寄せている。
「いや、エマが可愛くて仕方なくて」
「嘘だわ! 今きっとひどい顔してるもの」
「嘘じゃない。どんなエマも俺には可愛い」
「……もう!」
隠れるように俺の胸に顔を埋めるエマを抱きしめる。そうして頬に口付け、柔らかな耳朶を喰んだ。
「エマ、愛してる」
エマは俺のシャツを掴むと小さく呻いた。照れてるんだろうか。やっぱり可愛いな、俺のエマは。
「今度こそお前の心も守りたいんだ」
二度と喪うものか。
お前も、お前の心も。
時を経るほどに幾度も思い知らされる。エマは俺のすべてなのだと──
「ジョエル……なら、温めて。心も体も」
声が震えていた。今日のエマはひどく感傷的で、些細なことにも心乱されてしまうようだ。
ならば優しく蕩かせて甘やかしてやらないと、な。
素早くエマを抱き上げると、エマは咄嗟に俺の首に手を回した。
「ああ、朝まで離さない……良いか?」
エマはわずかに目を見開くと、困ったように笑った。
「バカ……そんなこと、わざわざ聞かないで」
返事の代わりに、エマは俺の唇を喰むように塞いだ。それだけでようやく鎮まりかけていた情欲の残り火が再び熱く滾る。
ダメだ、きっと今夜は抑えが効かない──そう予感した通り、翌日エマは起き上がることが出来ず、久々マーサからは小言を受けた。
申し訳ない気持ちはある。だが、こんなことはこれからもしばしばあるんだろうな。
だって仕方ないだろ?
俺のエマは「世界一可愛い」んだから──
71
お気に入りに追加
2,776
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(172件)
あなたにおすすめの小説

妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
(完結)貴方から解放してくださいー私はもう疲れました(全4話)
青空一夏
恋愛
私はローワン伯爵家の一人娘クララ。私には大好きな男性がいるの。それはイーサン・ドミニク。侯爵家の子息である彼と私は相思相愛だと信じていた。
だって、私のお誕生日には私の瞳色のジャボ(今のネクタイのようなもの)をして参加してくれて、別れ際にキスまでしてくれたから。
けれど、翌日「僕の手紙を君の親友ダーシィに渡してくれないか?」と、唐突に言われた。意味がわからない。愛されていると信じていたからだ。
「なぜですか?」
「うん、実のところ私が本当に愛しているのはダーシィなんだ」
イーサン様は私の心をかき乱す。なぜ、私はこれほどにふりまわすの?
これは大好きな男性に心をかき乱された女性が悩んで・・・・・・結果、幸せになったお話しです。(元さやではない)
因果応報的ざまぁ。主人公がなにかを仕掛けるわけではありません。中世ヨーロッパ風世界で、現代的表現や機器がでてくるかもしれない異世界のお話しです。ご都合主義です。タグ修正、追加の可能性あり。
【完結】夫は私に精霊の泉に身を投げろと言った
冬馬亮
恋愛
クロイセフ王国の王ジョーセフは、妻である正妃アリアドネに「精霊の泉に身を投げろ」と言った。
「そこまで頑なに無実を主張するのなら、精霊王の裁きに身を委ね、己の無実を証明してみせよ」と。
※精霊の泉での罪の判定方法は、魔女狩りで行われていた水審『水に沈めて生きていたら魔女として処刑、死んだら普通の人間とみなす』という逸話をモチーフにしています。

立派な王太子妃~妃の幸せは誰が考えるのか~
矢野りと
恋愛
ある日王太子妃は夫である王太子の不貞の現場を目撃してしまう。愛している夫の裏切りに傷つきながらも、やり直したいと周りに助言を求めるが‥‥。
隠れて不貞を続ける夫を見続けていくうちに壊れていく妻。
周りが気づいた時は何もかも手遅れだった…。
※設定はゆるいです。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
本、買いました!! 既に2回読みました! 書店で、こそっと買おうと思ったら、なかなか見つからず、ガッツリと店員さんに探してもらいました。マスクの時代でよかったです。
亀姫様
な、なんと!既に2回も読んで下さったなんて!!ありがとうございます😭その上書店でそんな目にあわれたとは!本当にマスクの時代で良かったです💦ついでに探して下さった店員さんにも感謝であります🙇♀️
書籍化おめでとうございます(^ ^)
とても好きなお話で単行本購入しました♡(今日購入、配送待ちでソワソワ待ってます笑)
番外編投稿頂けて嬉しいです!
これからも頑張ってください!!
manan様
ありがとうございます😆そして本の方もご購入頂けたなんて!ありがとうございます😭少しでも楽しんで頂けましたら幸いであります🙇♀️本の方に番外編を載せることが出来なかったので、亀ではありますが💦少しでもその後の様子などお届けできたらな、と思っております!暖かいお言葉を賜り本当にありがとうございます😊
更新ありがとうございます😊
久しぶりの2人らしい2人を読めて、キュンキュンで大満足でした〰︎💕
ジョエルが甘くて温かくて、嬉しくなりました。
激しくも甘く優しくなった2人の愛は、相思相愛によってジョエルも癒してくれるんだろうな…穏やかになろうとも、エマ至上主義の狂愛ジョエルでいて欲しいな 笑
今世では、そりゃもう確定的にエマの身体も心もしっかりとジョエルに守られて行くでしょうね🥰
はぁ…いいなぁエマ😍
蜜様
こちらこそ見て頂いてありがとうございます😊
キュンキュンして頂けたなんて嬉しいです😆ジョエルちょっと余裕ができて穏やかになってますが、本質的に狂的な部分はずっと抱えているんでしょうね💦
そうですね、色々苦い経験をしてるので、きっとエマの身も心も命がけで守ってくれるんだろなあなんて思います☺️