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古民家の殺人

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 三日目の朝、早くに目を覚ました品川は雑魚寝している部屋中を見回した。今日は犠牲者が出ていないことを信じて。
 部屋の中には品川をいれて五人がいた。昨日死んだ美貴を除くと二人いない。品川はもう一度よく見回し、誰がいないのか確認した。本村と栞奈が居なかった。そういえば本村は昨晩、品川が二階に上がる直前何かに気付いた素振りをしていた。ミステリーではだいたいそういうやつが次の犠牲者になる。ということはまさか栞奈が犯人なのか。それとも栞奈も被害にあったのか。
 品川が色々と思案していると、誰かがギシギシと廊下の床を鳴らして近づいてきた。磨りガラス戸の前に人影が映る。引き戸が開かれ姿を見せたのは栞奈だった。栞奈は生きていた。栞奈は起き上がっている品川を見つけると
「もう起きたの? 早いわね」
と言った。
「どこ行ってたんだ?」
 品川が尋ねる。
「トイレよ」
 当たり前だというように栞奈が答えると、品川の元にやって来て品川のズボンを下ろしペニスを露出させた。あまりにもスムーズな一連の行動に品川は何も言えないまま栞奈にペニスを咥えられる。根元まで咥えて勃起していない陰茎を吸い上げると、栞奈は一度口を離して裏筋を舐め上げながら言った。
「朝勃ちしていないわね。起きてからしばらく経った?」
 品川は慌てて、
「こんなことをしている場合ではない」
と言ってペニスから離させようとしたが、栞奈はそれを許さない。身体は正直なものでヤられ慣れた栞奈のフェラで勃起してしまった。こうなるともう我慢はできない。それがわかったのか栞奈はペニスから口を離すとパンツを脱いでネグリジェ一枚になった。寝転んだ品川の顔に跨がり、再びペニスにしゃぶりついて、シックスナインの形になる。目の前に現れた栞奈の陰裂に品川の肉棒は更に固さを増す。品川は無我夢中で栞奈のワレメに舌を這わせる。汗と尿の臭いが入り混じった愛液を垂れ流す栞奈の蜜壺は、脳髄が蕩けるほどいやらしかった。
「挿入れたい」
 品川が言うと栞奈は無言で股を開いた。品川は栞奈の舌に吸い付きながら腰を振った。華奢な身体に似つかわしくないたわわな乳房が品川のピストンに合わせて揺れている。品川はそのまま舌を首筋、鎖骨、乳房へと下げていった。乳輪に沿って円を描くように舌を這わせる。最後に乳頭に優しく口づけをすると、よだれを垂らして舐めあげる。乳首に吸い付きコリコリとした感触に舌鼓を打つ。品川の射精感は高まっていった。栞奈は口に手を当て、喘ぎ声を我慢している。まだ皆寝ているからだった。それでも品川がピストン運動を速めると声が漏れ始めた。栞奈のくぐもった喘ぎ声に品川はさらに興奮し、今にも射精しようというとき、美貴の目を見開いた苦しそうな顔が頭を過った。その瞬間急激に萎えていくのがわかった。腰を振るスピードは速めていくが、ペニスが萎んでいく。栞奈も異変に気付いたのか、喘ぐのを止め快楽に歪んでいた表情を怪訝なものに変える。品川は全然ペニスが固くならないままピストンを止めた。
「どうしたの?」
 栞奈が不快そうな顔で訊いてくる。
「ごめん」
 品川は謝った。自分でもよく分からない。何故途中で萎えてしまったのか。
「もう一度フェラする?」
 栞奈が訊いてきた。栞奈の大きな乳房、無毛の恥丘、肥大した陰核、トロトロのヴァギナ、どれを見ても品川のペニスはピクつかなかった。フェラされてももう勃起できる気がしない。
「いや、もう無理だ。ごめん。今日のところは勘弁してくれ」
 栞奈は唇を尖らし、萎んだ品川のペニスを見つめた。
「私のアソコ緩かった?」
 栞奈は悲しげに訊いてきた。
「いや、これは俺の問題だ。栞奈のアソコは緩くないよ」
 栞奈は残念そうに二、三度頷くと、寝ている福山の方に行った。ズボンを下ろして福山のペニスをフェラする。それから顔を背けるように品川は再び横になった。
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