窓に向かって吐かれた透明な言葉は誰

ふいに思う。

いまのじぶんは、だれのために、なんのために生きるのか。
この世界は何なのか。
じぶんは何者なのか。
そんなことばが、ふとした時に湧きあがってきていたあの頃。
今ではそんな考えを押し殺して--
でもどこかで考えている。
ぼくは誰で、どこに向かっているのだろう。

あの頃の問いを追憶する旅。
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