【完結】旦那の病弱な弟が屋敷に来てから俺の優先順位が変わった

丸田ザール

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裸足のまま、草むらを踏みしめる。
侵入者に気付いた火竜達は途端に騒ぎ出した。
帝国騎士たちが気付くがもう遅い、
俺はとっくに柵の中心部まで来ている。
帝国の放牧地は桁違いに広く、もはや森や平原だった。
ここまで来れたのは奇跡だ

でも、何処にもロゼの姿が見当たらない。
ここにいる火竜達はどの子もとても若い個体ばかりで、ロゼのような淡い色は見当たらない。
ぼうっとした頭でふと思い出す。
若い個体と老いた個体は離す事があるという事。でも、そもそもロゼはここの群れに属していないから一緒の放牧地に放すことなんて無いんじゃないのか。

「おれ、ばかだなぁ」
後ろから近付いてくる火竜の気配がする。
気付いた騎士達が笛を使って火竜を呼び寄せている
皆興奮状態で下手に手を出すとどうなるか分からないのだ。躾を受けるので言うことを聞く火竜が大半のようだ
でも1匹。若い雄なのか体は小さめだが、縄張り意識か、仲間を守ろうとする本能が働いているのか、俺に翼を広げて威嚇する。
翼によって起こる強い風で俺は簡単に地面に吹っ飛ばされた。

死ぬつもりなんて、無かったけど
ただロゼに会いたかっただけだけど、
近付いてくる大きな口に、もうそれでもいいかなと思って、目を閉じた。








だが、痛みは来ず、代わりに身に覚えのある温もりが身体を締め付けた
「あ…?」  

何故、イーサンがいるのだろう
「アーロ、大丈夫だ。もう大丈夫」
後ろから騎士達が近づいてくる音が聞こえる。火竜を眠らせる薬を塗った槍を持っているようだ。もう一度イーサンの目を見ようとした
だが、体に伝ってくる温かいものが俺を混乱させる。これはなんだ

「イーサン…イーサン…!」
火竜がイーサンに噛み付いている。
牙は大きく体に食い込み、腹部を見ると皮膚を突き破って白い牙が貫通している

「うそ、やだ!イーサン!イーサン…!!早く!だれか!!」

「アーロ、落ち着け。大丈夫だ、お前はもう大丈夫」
騎士達が槍を使って火竜を突き刺す。
だが興奮状態の火竜には効いていない
それどころか、より離すまいと口の力を強めたようで、イーサンが口から血が吹き出す
それでもイーサンは俺を離そうとしなかった。俺のせいでイーサンが死んでしまう

「いやっ!いやだ…!!あ、あぁあ!」

「アーロ…アーロ、聞け。あの別荘はお前の物だ、帝国の医療学の枠もお前の為に取ってある。おまえはお前のやりたいことをしろ、誰にも縛られず、自由に。お前はお前だけのものだ、………アーロ、アーロン。ゆるしてくれ、嘘でもいい、お前にだけ…許されたい……そうすれば俺は、地獄でも何処でもいける」
何を言ってるんだ、いつからかイーサンは俺に訳の分からない事を言うようになった。
その言葉の意味は何度考えても俺には噛み砕けないもの。イーサンは何を隠しているの、何を伝えたいの、

「イーサン…やめて、やめ、……ッ
ロゼ…!!ロゼーー!!来て!!ロゼ!!」
俺はもうがむしゃらに縋れるかもしれないただ一つの名前を呼ぶ。
どうか聞こえてくれ、答えてくれ。イーサンを助けてくれ

「おばあちゃん…ッ」



途端、騎士達のざわめきが起きる前に淡い巨体が火竜に飛びかかった。
若い火竜は驚いて口を離し、突然現れた老竜に反撃しようとする。

「ロゼッ……!」
薬も効き始めているのもあるだろうが、成長途中の若い火竜と出産経験もある雌の火竜では体重の重さがまず違う。押し潰されるようにのしかかられた若い火竜は早々に抵抗をやめ、服従の姿勢を取る。

「イーサリアム様!奥様!」
マルコや騎士達が真っ青な顔で駆け寄る

「イーサンッ!」
イーサンは糸が切れたように俺に倒れ込んで来た。



































あの後、イーサンは手術室に運ばれた
執刀を担当する年配の男が慌ただしく中に入っていくのが見え、何処かで見た気がすると思ったら、俺がバルコニーでみっともなく大声をあげてイーサンに恥をかかせてしまった時に、親しげにイーサンに話していた男だ。
あの時もルカの手術の事で大事な話をしていたのだろう。そして、昨日手術が終わり、沢山の管に繋がれたイーサンはまだ目覚めない

「奥様、手の傷を手当しましょう」
マルコが俺に声をかけるが、反応できない。
ただ、イーサンの眠るベットの傍で立ち尽くすしか出来ない。

「…失礼します」

マルコは俺の手をそっととると、固まった血を拭き取る。丁寧な手つきで消毒され、包帯を巻かれる。全然痛くないからもっと適当でいいのに、たかがハサミで切っただけの切傷。

「奥様、着替えられた方が良いです」
俺は少し遅れて、自分の服を見た。
おびただしい血、全てイーサンの血 。
こんな大量に血を流したのか、イーサンは助かるのか。
もし、イーサンが死んでしまったら
俺も死のう

「奥様、当主様は山を越えられました。お医者様も言っていたでしょう?……飲まず食わずでは、奥様も倒れてしまいます。当主様はそれを望みません。すぐ隣の部屋に着替えを用意してます。」

痺れを切らしたのか、マルコは俺の手を取ってイーサンの傍から離れさせようとした
案外俺の体はすんなりと言う事を聞く。
ほっとしたようなマルコの表情に、途端に申し訳ない気持ちが襲ってきた。
いくら義母様が直接雇っているとはいえ、庭師のマルコには大分迷惑をかけてしまった
後ろ髪引かれながらもイーサンの部屋を出れば、本当にすぐ側の部屋に入った。

「マルコ、ごめん…色々」

「……私は、当主様、イーサリアム様に幼少の頃からつかえていました。立場上友人のようにとは、恐れ多いのですがそれに近しい立場を貰っていたと思います。そんな方の大事な人を、アーロン様を私は利用したんです、…詳しいことは私の口からは言えませんが、謝罪すべきは私です。」


「…マルコって、時々イーサンに似てる。」
頭を下げるマルコに、俺は自然と口元が緩んだ。マルコは驚いた表情で僅かに顔を上げて俺の顔を伺う。

「ちゃんと俺の話を聞いてくれる所と、俺のやることを尊重してくれる所と、肝心な事は言わないのにそうやって謝る所」
俺は、マルコに近付いて固く握られた拳を包んだ。びくりと戸惑うように震えたマルコの手は確かに、庭師というだけの手じゃない。俺はイーサンと幼少期から一緒だが、マルコの姿を見たことは無い。きっとイーサンを影ながらずっと支え続けてきたんだろう、
俺には出来なかった事だ

「……着替えるね」
マルコの手を離して、俺は精一杯笑いかけた。

「…何かあればお呼びください」
マルコが部屋から出ると、俺はその扉を少し見つめてから椅子の上に綺麗に畳まれた服に着替える。湯も用意されていて、俺は皮膚にもこびり付いた血を布でゴシゴシと拭いとる

すぐに赤く染まった湯を絞って、乾いた布で体を拭いた。寒くなってはいるが、薪を入れるには早いこの時期。外は雨も降っている。
イーサンの体も温かい布で拭いてあげよう。
体だと冷えてしまうから顔だけでも。

早く、イーサンの所に戻らないと
俺はさっさと服を着て部屋を出ようとした。

途端部屋が白く光って、遅れて雷の音が鳴る。強まる雨音に俺は外を見た

この療養用の建物は、基本1階建てになっていて各部屋に裏庭がある。広すぎる為、管理が大変そうだがこの時期でも草木が元気なので優秀な庭師がいるのだろう。
俺は自分の庭を思い出して、胸が苦しくなった。

ガラス扉の向こう側を見ていると、人影が見えた気がした。
でも、こんな大雨の中人が外にいるなんて、しかも裏庭に。俺は気になって近寄ると、やはり人のようだ。
庭は別の部屋と繋がっているから何処かと部屋の人かもしれない
強まる雨脚と雷。俺は居てもたってもいられず、扉を開けて外に出た。
せっかく拭いた体は一瞬でもびしょびしょになってしまったが、気にせず駆け寄る

「あの!大丈夫ですか!!」
所在なさげに立つ姿は、とても危うい雰囲気を醸し出していた。雨で視界が悪い
だが、近付いて行くとその姿は鮮明になっていく。

「……ルカッ!!何やって!」
まだ安静にしていなきゃ駄目なはずのルカが何故こんな所にいるのか、と怒りすら覚えたが、俺がそれを言う立場だろうか。ルカに酷い事を言って、苦しませた俺が。

それでも雨の中びしょ濡れになって立ちすくむルカを放ってはおけるわけが無い

俺は、ルカの手を取ろうとした
「……ッぁ!」
俺が手を取るよりも早く、ルカに腕を掴まれて驚いた俺は思わず身を引くが、それでも尚引っ張ろうとするルカとで体勢を崩し、芝生の上に倒れ込んだ。それはルカも同様で、俺に覆い被さるようにして倒れる。
ルカはそのまま俺の手を地面に貼り付けるようにして抑えた。
困惑して、ルカの顔を見ようと上を向くが、雨が顔に直撃して目がまともに開けられない。
手首を掴むルカの手が熱い。熱を出しているのかもしれない、早く、ここから移動しないといけないのに
ルカが体勢を落としたようで、雨がかからなくなって目が開く。

「…ッ」
憎しみだった。
ルカの目とは思えない程の冷たいとも、熱いともとれる瞳で見下ろされている。
手首は痛い程に掴まれ、唇も噛み締めている。

そうか、イーサンがあんな状態になったのは俺のせいだ。ルカは兄弟を俺のせいで失おうとしている、俺はここでルカに殺されたとしても何も言えないのだ。
それでも、ルカに対して溢れるものは謝罪の言葉で、喉から引き絞るように声を出した

「ルカ、ごめんなさい。ごめんなさい…ごめん、なさい……ごめ……んうっ」


一瞬、雨の音が聞こえなくなった
冷たい雫は体に絶え間なく当たっているのに。俺は近過ぎて焦点の合わないルカの顔に、何が起きているのか分からなかった。

「ん、うっ!や、るかっ!ふぅ」
ルカにキスされているという事実に気付いた俺は、驚いて口を開けた。するとぬるりと熱すぎる舌が口内に入ってくる
腕の拘束を解こうと抵抗する。
元々俺とルカは体格がさほど変わらないので、本気の抵抗に腕は解放される。
そのままルカの胸を押して体を離そうとするが、唇が1度離れてもルカはまた噛み付くように口を覆ってくる。ルカの長い髪は雨に濡れ、俺の体にも張り付く。
なんで、こんなことをされているのか分からない。混乱と恐怖

ルカの手は服の裾にまで、入ってこようとして、俺はイーサンが俺の体に触れた時の事を思い出した。そして体が反射的に動き、
ルカの頬を  うった


ルカの動きは止まり、頬をうった反動で横を向いている。その横顔は長い髪がおりてよく見えなかった。息を切らして俺は、ルカの動向を伺っていると 微かな声が聞こえる

「……んで……」

「…はっ、は、ルカ…」

「…な、んでこんなことにっ、こんなはずじゃなかった……!」
それは、聞いているだけで胸が苦しくなる程の悲痛な声だった。
だが俺にはその意味が分からない。
涙を流して俺を見下ろすルカの姿が、小さな子供のように感じて、俺は思わずルカの顔に手を伸ばす。

その手をルカは掴み、自分の頬に押さえつけた。




「…アーロン、僕のアーロン……!どうして僕を忘れてしまったの……っ!君は……
僕の妻になる筈だったのに……っ!!」



俺が言葉を飲み込む前に、ルカは意識を失った。


















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