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守護者 2日目(後)
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帰ってきた光の戦車が、ギャンッと結界の隣に停まる。わたくしが頼んだとおり、結界は壊さなかった。偉い。案外素直。
「てめー! 魔物も死霊も増えてんじゃねーか!」
足を踏み鳴らしながら降りてくる。
「ええ。ちょっと減ってきたなと思いましてね。おかわりしておきましたよ」
「ばかやろう!」
左から水のランスが突っ込んでくる。かわした先で、魔物がまとめて串刺しになる。
「何が目的なんだ!」
「目的? わたくしの目的は、最終的には、腐った魂を天に還す法を見つけることでございます。申し上げておりませんでしたっけね」
「聞いたよ! 王太子から! 野望だとかなんとか!」
「おや、殿下はわたくしの話をちゃんと聞いてくださっていたのでございますね」
さすが王太子殿下。耳あるだけのことはある。
「わたくしは腐った魂を天に還す法を見つけておりません。人間が普遍的に使える法を。しかしそれはそれとして、腐った魂の数は日々増えております。早急に解決せねばと思っておりましたところ、折よくあなた様がおいでになりましたので」
それを聞いてレイフは眉を寄せる。
「なんか、お前と王太子にうまく使われてる気がするんだよな」
「気のせいでございますよ、ええ」
間髪いれずに言う。
「…王太子も同じこと言ってた。さてはお前らグルなんだな?」
「まさか。わたくしのような者があのような高貴なお方と? 滅相もございません」
「フン、どうだか。とにかく、明日の日暮れまでにお前を殺さなきゃまずいんだ!」
レイフは戦車に飛び乗る。
「まずい? それはどういう? 伺ったからと言って、素直に殺されて差し上げるわけにはまいりませんが」
「明日の、明日の日暮れまでに、お前を殺せなかったらっ、きっ、妃になれって、おっ、王太子が…!」
真っ赤になってつっかえつっかえ言う。ほうほう?
「なればよろしいじゃありませんか。1の妃は大変そうですけど、3か4くらいの妃なら、毎日お菓子つまみながら時々魔物退治してりゃいいだけでは? なにせ相手は次期国王。財産も腐るほどあって身元も嫌になるくらい確か。こんな優良物件は滅多にございませんよ?」
「ばかやろう! おっ、王太子が私みたいな平民を妃にできるわけない! それくらい知ってる! …なのにあいつ! 本当、頭おかしい!」
ギャンッと戦車を発進させる。その右手には槍が握られている。光の槍が。
おうふ、こんな酷い照れ隠しございます?
剣を手中に呼んで、翼を開き、空中へと逃げる。
「逃げんな!」
戦車も当然のように追ってくる。
「ほっほっほ、ますます死ぬわけにはいかなくなりました。史上最高にガラの悪い王妃の誕生を見届けなければ」
王太子の真意が奈辺にあるかはわからないが、レイフを妃にしておくのは、確かに良い考えだ。身内にしておけばこの力を他に利用される恐れもなくなる。それに、2人の力があれば軍など動かさなくとも周辺の国々を制圧できるだろう。
まあ、単に愛しているのかもしれない。
見た目は完璧な美少女で、光の来訪者で、精霊使いの守護者で、なのに口を開けば王太子すらも野郎呼ばわり。そして照れ屋さん。うん、これはコロッと落ちても仕方ないな。誰が彼を責められよう。うんうん。
少女と言っても通りそうな美しい少年を思い浮かべる。
「うるさい!」
わたくしとレイフの間を、地面から噴きあがった火柱が遮った。
「あなた様はお妃になりたくないのでございますか?」
「わっ、私はっ!」
火柱を突っ切って戦車が現れる。繰り出された光の槍をかろうじてかわす。
「ああもう! 黙れ!」
「望まないのであれば、はっきりと伝えなければ。王太子殿下なら、嫌だと言う方を無理に娶ったりはなさらないと思いますがね?」
本音では絶対結婚してほしい。見たい。見たすぎる。最高じゃございませんか。最高の中の最高。最の、高。人の姿を取る精霊の使い手と、光の来訪者。人類史上最高カップルの爆誕。
「嫌ってわけじゃ…」
レイフはちょっと鼻白む。
鼻白みつつも、槍を繰り出す手は止めない。剣で次々繰り出される槍の穂を逸らし続ける。
「お嫌でないならよろしいでしょう。わたくしのこととは別に、妃になると殿下におっしゃいませよ。簡単なことでございますよ?」
あー、骸骨で良かった。肉があったらめちゃくちゃニヤけてる。
「そんな、簡単じゃないっ!」
素晴らしい速さで顔面に繰り出された槍を首を横に倒して避ける。左、右、左。剣で槍を跳ね上げて距離を取る。
「左様でございますか? では、わたくしの花嫁になるというのは?」
「はっ?」
レイフは槍を繰り出そうとしたままの姿勢で固まる。目がこぼれ落ちそうに見開かれる。
「いかがです? 悪くない提案だと思いますがね」
「あ、頭おかしい。お前も王太子の奴も…」
レイフは戦車の上で僅かに後ずさる。
「左様でございますか? わたくしはわりあい真剣に申し上げておりますが? あなた様の力があれば、わたくしの目的は達せられる。王太子妃にならないとおっしゃるのなら、わたくしにお力をお貸しくださいませよ。わたくしからは…そうですね、あなた様の望むものをなんでも差し上げましょう。何をお望みで? レイフ様」
「何も、ほしいものなんてない…」
「おやおや。欲のないことで。欲のない方というのは、却って面倒でございましてね。あなた様が世界が欲しいとおっしゃったら、わたくしがとってきて差し上げますのに、何もほしいものがないとは」
欲は人間の中にある隙間だ。ほんの僅かな隙間があれば、そこにかなてこを差し込んで、動かすことができる。欲がないとなると、何で動かす?
「彷徨える屍体でよければ、半永久的にに生きることも可能でございますよ? 美しい姿のままでいたいのなら、わたくしが腐敗抵抗の魔術をかけて差し上げましょう。血色が多少悪い点に改良の余地がありますが、あなた様のためなら研究しておきましょう」
「そんなの、いらない。私は人間だ」
槍を構え直す。
「残念でございます。あなた様がわたくしと半永久的に生きてくだされば、普遍的な法を見つける必要などなくなる。レイフ…あなたがいれば。あなたさえいれば、わたくしは他に何も要らない。あなたがわたくしと共に在ってくれさえすればそれでいい」
「私は便利な道具じゃない。魔物の花嫁になんか、ならない」
レイフはしっかりと唇を引き結ぶ。
「やれやれ。振られてしまいましたか。しばらく立ち直れそうにございませんよ、これは」
「それじゃ、汚らしく泣いてろよ。骨だけど」
レイフは楽しそうにニヤニヤ笑った。
「あなた様という方はまったく」
繰り出された槍を剣で弾く。間合いを取ろうとしたところに、馬が突撃をかけてくる。これに轢かれたらヤバい。なにせわたくしは骨なのだ。粉微塵になってしまう。翼で空を打ち、戦車を飛び越える。そこに槍が飛んできて、右の翼を貫通した。落下。
地面に叩きつけられる前に結界で身を守る。
「しぶとい野郎だ!」
戦車が空を駆け下ってくる。
片方だけになった翼がバランスを崩して邪魔だ。自らの手で翼を折る。これを再生するのに何年かかることやら。
レイフが戦車を停め、空を仰いだ。戦いに熱中しているうちに、空は夕焼けに変わっていた。
「チッ、時間切れだ」
「時間切れ?」
「王太子の奴が、日暮れまでに帰ってこいって。夜道は危ないから」
「…左様でございますか」
夜道? 空飛ぶ戦車に乗っておいて? 色々ツッコミどころがありすぎるだろう。そして王太子殿下の言うことは素直に聞いてるんだな。ややこしいお方だ。
「くっそ、明日こそ殺してやるからな! その汚ねえ頭蓋骨叩き割ってやるから覚悟しろよ!」
ギャンッと戦車は空中に駆け上がっていく。
「こんな可愛らしい頭蓋骨捕まえて汚ねえとは心外でございますよ!」
…聞いちゃいない。
「てめー! 魔物も死霊も増えてんじゃねーか!」
足を踏み鳴らしながら降りてくる。
「ええ。ちょっと減ってきたなと思いましてね。おかわりしておきましたよ」
「ばかやろう!」
左から水のランスが突っ込んでくる。かわした先で、魔物がまとめて串刺しになる。
「何が目的なんだ!」
「目的? わたくしの目的は、最終的には、腐った魂を天に還す法を見つけることでございます。申し上げておりませんでしたっけね」
「聞いたよ! 王太子から! 野望だとかなんとか!」
「おや、殿下はわたくしの話をちゃんと聞いてくださっていたのでございますね」
さすが王太子殿下。耳あるだけのことはある。
「わたくしは腐った魂を天に還す法を見つけておりません。人間が普遍的に使える法を。しかしそれはそれとして、腐った魂の数は日々増えております。早急に解決せねばと思っておりましたところ、折よくあなた様がおいでになりましたので」
それを聞いてレイフは眉を寄せる。
「なんか、お前と王太子にうまく使われてる気がするんだよな」
「気のせいでございますよ、ええ」
間髪いれずに言う。
「…王太子も同じこと言ってた。さてはお前らグルなんだな?」
「まさか。わたくしのような者があのような高貴なお方と? 滅相もございません」
「フン、どうだか。とにかく、明日の日暮れまでにお前を殺さなきゃまずいんだ!」
レイフは戦車に飛び乗る。
「まずい? それはどういう? 伺ったからと言って、素直に殺されて差し上げるわけにはまいりませんが」
「明日の、明日の日暮れまでに、お前を殺せなかったらっ、きっ、妃になれって、おっ、王太子が…!」
真っ赤になってつっかえつっかえ言う。ほうほう?
「なればよろしいじゃありませんか。1の妃は大変そうですけど、3か4くらいの妃なら、毎日お菓子つまみながら時々魔物退治してりゃいいだけでは? なにせ相手は次期国王。財産も腐るほどあって身元も嫌になるくらい確か。こんな優良物件は滅多にございませんよ?」
「ばかやろう! おっ、王太子が私みたいな平民を妃にできるわけない! それくらい知ってる! …なのにあいつ! 本当、頭おかしい!」
ギャンッと戦車を発進させる。その右手には槍が握られている。光の槍が。
おうふ、こんな酷い照れ隠しございます?
剣を手中に呼んで、翼を開き、空中へと逃げる。
「逃げんな!」
戦車も当然のように追ってくる。
「ほっほっほ、ますます死ぬわけにはいかなくなりました。史上最高にガラの悪い王妃の誕生を見届けなければ」
王太子の真意が奈辺にあるかはわからないが、レイフを妃にしておくのは、確かに良い考えだ。身内にしておけばこの力を他に利用される恐れもなくなる。それに、2人の力があれば軍など動かさなくとも周辺の国々を制圧できるだろう。
まあ、単に愛しているのかもしれない。
見た目は完璧な美少女で、光の来訪者で、精霊使いの守護者で、なのに口を開けば王太子すらも野郎呼ばわり。そして照れ屋さん。うん、これはコロッと落ちても仕方ないな。誰が彼を責められよう。うんうん。
少女と言っても通りそうな美しい少年を思い浮かべる。
「うるさい!」
わたくしとレイフの間を、地面から噴きあがった火柱が遮った。
「あなた様はお妃になりたくないのでございますか?」
「わっ、私はっ!」
火柱を突っ切って戦車が現れる。繰り出された光の槍をかろうじてかわす。
「ああもう! 黙れ!」
「望まないのであれば、はっきりと伝えなければ。王太子殿下なら、嫌だと言う方を無理に娶ったりはなさらないと思いますがね?」
本音では絶対結婚してほしい。見たい。見たすぎる。最高じゃございませんか。最高の中の最高。最の、高。人の姿を取る精霊の使い手と、光の来訪者。人類史上最高カップルの爆誕。
「嫌ってわけじゃ…」
レイフはちょっと鼻白む。
鼻白みつつも、槍を繰り出す手は止めない。剣で次々繰り出される槍の穂を逸らし続ける。
「お嫌でないならよろしいでしょう。わたくしのこととは別に、妃になると殿下におっしゃいませよ。簡単なことでございますよ?」
あー、骸骨で良かった。肉があったらめちゃくちゃニヤけてる。
「そんな、簡単じゃないっ!」
素晴らしい速さで顔面に繰り出された槍を首を横に倒して避ける。左、右、左。剣で槍を跳ね上げて距離を取る。
「左様でございますか? では、わたくしの花嫁になるというのは?」
「はっ?」
レイフは槍を繰り出そうとしたままの姿勢で固まる。目がこぼれ落ちそうに見開かれる。
「いかがです? 悪くない提案だと思いますがね」
「あ、頭おかしい。お前も王太子の奴も…」
レイフは戦車の上で僅かに後ずさる。
「左様でございますか? わたくしはわりあい真剣に申し上げておりますが? あなた様の力があれば、わたくしの目的は達せられる。王太子妃にならないとおっしゃるのなら、わたくしにお力をお貸しくださいませよ。わたくしからは…そうですね、あなた様の望むものをなんでも差し上げましょう。何をお望みで? レイフ様」
「何も、ほしいものなんてない…」
「おやおや。欲のないことで。欲のない方というのは、却って面倒でございましてね。あなた様が世界が欲しいとおっしゃったら、わたくしがとってきて差し上げますのに、何もほしいものがないとは」
欲は人間の中にある隙間だ。ほんの僅かな隙間があれば、そこにかなてこを差し込んで、動かすことができる。欲がないとなると、何で動かす?
「彷徨える屍体でよければ、半永久的にに生きることも可能でございますよ? 美しい姿のままでいたいのなら、わたくしが腐敗抵抗の魔術をかけて差し上げましょう。血色が多少悪い点に改良の余地がありますが、あなた様のためなら研究しておきましょう」
「そんなの、いらない。私は人間だ」
槍を構え直す。
「残念でございます。あなた様がわたくしと半永久的に生きてくだされば、普遍的な法を見つける必要などなくなる。レイフ…あなたがいれば。あなたさえいれば、わたくしは他に何も要らない。あなたがわたくしと共に在ってくれさえすればそれでいい」
「私は便利な道具じゃない。魔物の花嫁になんか、ならない」
レイフはしっかりと唇を引き結ぶ。
「やれやれ。振られてしまいましたか。しばらく立ち直れそうにございませんよ、これは」
「それじゃ、汚らしく泣いてろよ。骨だけど」
レイフは楽しそうにニヤニヤ笑った。
「あなた様という方はまったく」
繰り出された槍を剣で弾く。間合いを取ろうとしたところに、馬が突撃をかけてくる。これに轢かれたらヤバい。なにせわたくしは骨なのだ。粉微塵になってしまう。翼で空を打ち、戦車を飛び越える。そこに槍が飛んできて、右の翼を貫通した。落下。
地面に叩きつけられる前に結界で身を守る。
「しぶとい野郎だ!」
戦車が空を駆け下ってくる。
片方だけになった翼がバランスを崩して邪魔だ。自らの手で翼を折る。これを再生するのに何年かかることやら。
レイフが戦車を停め、空を仰いだ。戦いに熱中しているうちに、空は夕焼けに変わっていた。
「チッ、時間切れだ」
「時間切れ?」
「王太子の奴が、日暮れまでに帰ってこいって。夜道は危ないから」
「…左様でございますか」
夜道? 空飛ぶ戦車に乗っておいて? 色々ツッコミどころがありすぎるだろう。そして王太子殿下の言うことは素直に聞いてるんだな。ややこしいお方だ。
「くっそ、明日こそ殺してやるからな! その汚ねえ頭蓋骨叩き割ってやるから覚悟しろよ!」
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