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英雄たち
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自分がいつから存在していて、いつから自分自身だったか、ということについては、全く記憶がない。
元々は人間だったのかもしれないし、魔物としてこの世界に発生し、さまざまな形を経て今の姿に落ち着いたのかもしれない。ともかく、気がつけばネクロマンサーと呼ばれ、死霊と戯れていた。死霊はいい。生きていた頃のあらゆる悩み苦しみから解放されて、みな陽気に浮かんでいる。飢えも貧困も生まれも、もう彼らを苦しめることはできない。そうして少しずつ前の生を忘れて、もっと軽くなって、天に昇って消えていく。生きている人間はその無知から、死霊を恐れる。なんと愚かな。
わたくしは死霊が好きだ。愛していると言ってもいい。けれども、人間どもはそうではない。無知は罪だ。
人間の町を見下ろす小高い丘がわたくしの住まいだ。なぜこんな絶好の場所に陣取ることができるかと言うと、ここが墓地だからだ。死霊が次々に集まり、遊び相手には事欠かない。時々は、死にたての死霊の辛かった生の話を聞いてやる。でないと彼らは重くなって、腐った魂になってしまう。そうなると厄介だ。腐った魂は重い。天に昇ることができず、地上を彷徨い歩くことになる。生きていた頃の記憶も人格もなくして、ただただ地上を彷徨い歩く腐った魂は、憐れだ。見るに忍びないし、こうなると救いようがない。だから一生懸命話を聞いてやる。「それは辛うございましたね、でも、もう大丈夫でございますよ。もう何ものも、あなたを苦しめることはできないのでございます。なにせあなたは死んだのですからね」優しくそう言ってやると、重かった死霊はほっとして少し軽くなる。それでいい。死んでまで苦しむ必要はない。忘れなさい、何もかも。そうして軽くなるのです。軽くなって、軽くなって、天に昇るのですよ。
せっせと死霊を軽くし、時には腐った魂を慰撫し、戦で憂鬱な死霊が大量に集まってくる時はダンスパーティーを開いて夜な夜な踊り続けた。死霊たちが病や傷や遺してきた愛しい者達を忘れられるように。
人の王はそれを良しとしなかった。わたくしを除こうと、あらゆる者がわたくしの元に遣わされた。ある者は勇者と呼ばれ、ある者は賢者と呼ばれた。あるいはは聖者。あるいはは賞金稼ぎ。
その4人組も、王命によりわたくしの元へやってきた。人間が命を帯びて来たのは初めてのことだった。
「俺は救国の勇者と呼ばれる者だっ!」
と鼻息荒く剣士が名乗りを上げる。
「左様でございますか。それはご丁寧に、どうも」
ここ最近の戦乱のせいで、わたくしのもとには腐りつつある魂達が集っていた。戦乱により田畑は荒れ、食い詰める者が現れ、冬が来て、子を遺して死ぬ親が、親に先立ち死ぬ子が出てくる。彼らを放っておいたら、重くなって、闇に沈んでいってしまう。なんとしても救ってやらなければならない。腐った魂にするわけにはいかない。暇な人間と遊んでいる暇はなかった。彼らを腐らせず、軽くしてやらなければ。
元気いっぱい生きている者に興味はない。死霊になってから来てほしい。生者など、わたくしと死霊のスウィートな時間を邪魔する無粋者でしかない。
「魔王ヴィラント、貴様の首はこの俺が貰い受けるっ!」
何という暑苦しさと生命力。首を落としてもしばらく生きているんではなかろうか。そしていつからわたくしは魔王とやらになったのか。初耳だ。
「生憎わたくしは多忙でございますゆえ、お相手はできかねます。そう、人の王にお伝えくださいませ」
「なんだと!? ふざけやがって! 覚悟しろっ!」
剣士がいきり立って剣を抜く。ああもう、面倒くさい。これだから暑苦しい奴は。あなた方と遊んでいる暇はないと言ったはず。
仕方ない、お帰り願おう。
わたくしはやむなく立ち上がった。死霊達が集まって飛び交い、あたりは乳白色の濃い霧のようになる。
「クソッ、魔王め、幻術を…!」
死霊の霧の中で剣士が言う。
目で見るしかできない無能は放っておいても良い。死霊が見せる様々の幻と遊んでいてもらおう。僧侶の格好をした者がいたな、とんだ生臭坊主だが。
法術の光が霧の中で瞬く。
そうだ、もっと頑張れ。そもそもお前たちが本来の役目を果たしていたなら、腐った魂になる者など出ないものを。
魔術師と格闘家は死霊の幻に惑わされて紅白戦を始めた。お互いを殺し合う、本気の紅白戦を。
乳白色の霧をかき分けて、1人の死霊が現れる。跪き、わたくしの脚に取り縋る。その顔は生前の姿を取り戻しつつある。非常にまずい。魂が重くなっている。
「あなたは戦で死霊となったのでございますね? ほう、身重の妻と子どもたちが…。お可哀想に。大丈夫、この戦いはあなたが生命を落とした戦いとは別でございますよ。安心なさい。嫌なことを思い出してしまいましたね。申し訳ございません。…そうだ。ちょうど良い者が来ているのです。気休めかもしれませんが、人間だった者には大切で必要なことでございますゆえ」
中空に腕を伸ばす。骨だけの腕を。霧の中でくぐもった声が聞こえ、死霊に拘束された僧侶が目の前に引きずられて来た。
「あなたは僧侶でございますね? この者のために祈りなさい」
突然魔王の前に引き出され、青い顔をしている僧侶の顎を掴み、そう命ずる。
「あなた方がまともな仕事をしていれば、そもそもこんなことにはならなかったのでございますよ。なんなのでございますか、この体たらくは。ご覧なさい、この者は、もう少しで腐った魂となってしまいます」
「死者を…冒涜する、悪鬼め…」
「思いを遺して死霊となった者に祈りの文句のひと言も吐かずに、わたくしに対する罵詈雑言か。お前は腐っている」
どす黒い怒りがこみあげる。もういい。お前には失望した。
骨だけの手を僧侶の喉に食い込ませる。
「ぐぅ…っ」
僧侶の顔が鬱血し、赤からどす黒く変わり、やがて身体が脱力した。
その魂に向けて、ネクロマンサーの言葉で言う。
『縛』
身体から離れようとする死霊を遺体に縛りつける。死にたての死霊はまだ自身の肉体の造形を覚えている。僧侶だった死霊の顔が恐怖に歪む。
「お前は死霊になることを許しません。腐った魂となる値打ちすらもない。ここで、彷徨える屍体となり、これからわたくしの元へ送られてくる人間の相手をするのです。よろしいですね?」
そうこうしているうちに、紅白戦は引き分けで決着がついていた。この者たちの死霊も遺体に縛りつける。この「死霊縛り」の術を使ったのは初めてだが、存外うまくいった。
「お前たち、あの暑苦しい剣士を殺しておいでなさい。そうしてわたくしのところへ連れてくるのです」
頭が半分吹っ飛んだ格闘家と、顔があらぬ方を向いて首が赤子のようにグラグラしている魔術師にも命じる。
そう時をおかず断末魔が聞こえ、黒焦げになった剣士が引きずられて来た。同様に魂を遺体に縛る。これで英雄たちは皆彷徨える屍体となった。
このままだと遺体は腐乱し始めるが、まあいいだろう。しばらくここに晒しておくことにする。これで戦意を喪失してくれれば、邪魔が入らずに済む。腐って悪臭を放つ元英雄たちが夜な夜な墓地を彷徨い歩いているとあっては、生者は誰も近寄るまい。
元々は人間だったのかもしれないし、魔物としてこの世界に発生し、さまざまな形を経て今の姿に落ち着いたのかもしれない。ともかく、気がつけばネクロマンサーと呼ばれ、死霊と戯れていた。死霊はいい。生きていた頃のあらゆる悩み苦しみから解放されて、みな陽気に浮かんでいる。飢えも貧困も生まれも、もう彼らを苦しめることはできない。そうして少しずつ前の生を忘れて、もっと軽くなって、天に昇って消えていく。生きている人間はその無知から、死霊を恐れる。なんと愚かな。
わたくしは死霊が好きだ。愛していると言ってもいい。けれども、人間どもはそうではない。無知は罪だ。
人間の町を見下ろす小高い丘がわたくしの住まいだ。なぜこんな絶好の場所に陣取ることができるかと言うと、ここが墓地だからだ。死霊が次々に集まり、遊び相手には事欠かない。時々は、死にたての死霊の辛かった生の話を聞いてやる。でないと彼らは重くなって、腐った魂になってしまう。そうなると厄介だ。腐った魂は重い。天に昇ることができず、地上を彷徨い歩くことになる。生きていた頃の記憶も人格もなくして、ただただ地上を彷徨い歩く腐った魂は、憐れだ。見るに忍びないし、こうなると救いようがない。だから一生懸命話を聞いてやる。「それは辛うございましたね、でも、もう大丈夫でございますよ。もう何ものも、あなたを苦しめることはできないのでございます。なにせあなたは死んだのですからね」優しくそう言ってやると、重かった死霊はほっとして少し軽くなる。それでいい。死んでまで苦しむ必要はない。忘れなさい、何もかも。そうして軽くなるのです。軽くなって、軽くなって、天に昇るのですよ。
せっせと死霊を軽くし、時には腐った魂を慰撫し、戦で憂鬱な死霊が大量に集まってくる時はダンスパーティーを開いて夜な夜な踊り続けた。死霊たちが病や傷や遺してきた愛しい者達を忘れられるように。
人の王はそれを良しとしなかった。わたくしを除こうと、あらゆる者がわたくしの元に遣わされた。ある者は勇者と呼ばれ、ある者は賢者と呼ばれた。あるいはは聖者。あるいはは賞金稼ぎ。
その4人組も、王命によりわたくしの元へやってきた。人間が命を帯びて来たのは初めてのことだった。
「俺は救国の勇者と呼ばれる者だっ!」
と鼻息荒く剣士が名乗りを上げる。
「左様でございますか。それはご丁寧に、どうも」
ここ最近の戦乱のせいで、わたくしのもとには腐りつつある魂達が集っていた。戦乱により田畑は荒れ、食い詰める者が現れ、冬が来て、子を遺して死ぬ親が、親に先立ち死ぬ子が出てくる。彼らを放っておいたら、重くなって、闇に沈んでいってしまう。なんとしても救ってやらなければならない。腐った魂にするわけにはいかない。暇な人間と遊んでいる暇はなかった。彼らを腐らせず、軽くしてやらなければ。
元気いっぱい生きている者に興味はない。死霊になってから来てほしい。生者など、わたくしと死霊のスウィートな時間を邪魔する無粋者でしかない。
「魔王ヴィラント、貴様の首はこの俺が貰い受けるっ!」
何という暑苦しさと生命力。首を落としてもしばらく生きているんではなかろうか。そしていつからわたくしは魔王とやらになったのか。初耳だ。
「生憎わたくしは多忙でございますゆえ、お相手はできかねます。そう、人の王にお伝えくださいませ」
「なんだと!? ふざけやがって! 覚悟しろっ!」
剣士がいきり立って剣を抜く。ああもう、面倒くさい。これだから暑苦しい奴は。あなた方と遊んでいる暇はないと言ったはず。
仕方ない、お帰り願おう。
わたくしはやむなく立ち上がった。死霊達が集まって飛び交い、あたりは乳白色の濃い霧のようになる。
「クソッ、魔王め、幻術を…!」
死霊の霧の中で剣士が言う。
目で見るしかできない無能は放っておいても良い。死霊が見せる様々の幻と遊んでいてもらおう。僧侶の格好をした者がいたな、とんだ生臭坊主だが。
法術の光が霧の中で瞬く。
そうだ、もっと頑張れ。そもそもお前たちが本来の役目を果たしていたなら、腐った魂になる者など出ないものを。
魔術師と格闘家は死霊の幻に惑わされて紅白戦を始めた。お互いを殺し合う、本気の紅白戦を。
乳白色の霧をかき分けて、1人の死霊が現れる。跪き、わたくしの脚に取り縋る。その顔は生前の姿を取り戻しつつある。非常にまずい。魂が重くなっている。
「あなたは戦で死霊となったのでございますね? ほう、身重の妻と子どもたちが…。お可哀想に。大丈夫、この戦いはあなたが生命を落とした戦いとは別でございますよ。安心なさい。嫌なことを思い出してしまいましたね。申し訳ございません。…そうだ。ちょうど良い者が来ているのです。気休めかもしれませんが、人間だった者には大切で必要なことでございますゆえ」
中空に腕を伸ばす。骨だけの腕を。霧の中でくぐもった声が聞こえ、死霊に拘束された僧侶が目の前に引きずられて来た。
「あなたは僧侶でございますね? この者のために祈りなさい」
突然魔王の前に引き出され、青い顔をしている僧侶の顎を掴み、そう命ずる。
「あなた方がまともな仕事をしていれば、そもそもこんなことにはならなかったのでございますよ。なんなのでございますか、この体たらくは。ご覧なさい、この者は、もう少しで腐った魂となってしまいます」
「死者を…冒涜する、悪鬼め…」
「思いを遺して死霊となった者に祈りの文句のひと言も吐かずに、わたくしに対する罵詈雑言か。お前は腐っている」
どす黒い怒りがこみあげる。もういい。お前には失望した。
骨だけの手を僧侶の喉に食い込ませる。
「ぐぅ…っ」
僧侶の顔が鬱血し、赤からどす黒く変わり、やがて身体が脱力した。
その魂に向けて、ネクロマンサーの言葉で言う。
『縛』
身体から離れようとする死霊を遺体に縛りつける。死にたての死霊はまだ自身の肉体の造形を覚えている。僧侶だった死霊の顔が恐怖に歪む。
「お前は死霊になることを許しません。腐った魂となる値打ちすらもない。ここで、彷徨える屍体となり、これからわたくしの元へ送られてくる人間の相手をするのです。よろしいですね?」
そうこうしているうちに、紅白戦は引き分けで決着がついていた。この者たちの死霊も遺体に縛りつける。この「死霊縛り」の術を使ったのは初めてだが、存外うまくいった。
「お前たち、あの暑苦しい剣士を殺しておいでなさい。そうしてわたくしのところへ連れてくるのです」
頭が半分吹っ飛んだ格闘家と、顔があらぬ方を向いて首が赤子のようにグラグラしている魔術師にも命じる。
そう時をおかず断末魔が聞こえ、黒焦げになった剣士が引きずられて来た。同様に魂を遺体に縛る。これで英雄たちは皆彷徨える屍体となった。
このままだと遺体は腐乱し始めるが、まあいいだろう。しばらくここに晒しておくことにする。これで戦意を喪失してくれれば、邪魔が入らずに済む。腐って悪臭を放つ元英雄たちが夜な夜な墓地を彷徨い歩いているとあっては、生者は誰も近寄るまい。
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