18 / 25
17
しおりを挟む
彼の突然の訪問から一夜が開けて。
うーん、これは早急に心を軽くさせる必要がありそう。
普段なら気づき、隠すはずなのに。
泣き腫らした目に気づかないほどに余裕がなくなっていた彼。
1番近い空いてる夜、、、金曜かぁ、、、
スケジュールを確認すると、びっしり予定で全体が黒くなってるなかで、金曜の夜だけは白く予定をあけていた。
金曜って、ノー残業デーがあるじゃない?
それに引っかかる訳には行かないと秘書さんが頑張って開けてたの。
まぁ、おかげで他が真っ黒なんだけどね(泣)
その日の夜には鷹村くんにメールを送り、1週間の初日を終えた。
待つだけなのだし、やることも無いからね。
仕事の忙しさにてんてこ舞いだよー(泣)
って、思っておきたいけれど。
、、、頭に鷹村くんのドアップが浮かんでくるのー!!
しかも、キ、キスした時の、、、感触、、、とか、、、
、、、うわぁぁぁぁ!!!むりむりむりっ!!
頑張って忘れようとしてるのに、どうしてもふとした時に思い出しちゃうんだよー(泣)
それで、忘れようと仕事にのめり込んでたら秘書さんや社員さんに「もうやめてくれ」って泣き付かれちゃって、、、うん、皆ごめんね、、、
で、のめり込みすぎたので全然余裕で予定を空けることが出来ましたっ!
なんなら金曜のお昼には帰らされたので、むしろ暇になってます!どやっ!
なので、メールで言っていた夕飯を作ろうと思ってスーパー行ったら久々に来たせいか、テンション上がって買いすぎました、、、うぅ、食べきれない(泣)
あとは鷹村君を待ってるだけかな~
、、、これで、あの子の心を軽くできれば良いけれど、、、
なんて、やきもきしても意味ないよね~うん、できることをしよう。
、、、あれ?もう出来ることないよ、、、?
、、、寝ようかな。
、、、と思ってたらほんとに寝落ちしてました。はい(泣)
大人の余裕はどこに行ったの~
これじゃ余裕じゃなくて、ただのアホに降格だよっ!!
私の余裕、カムバックっ!!(泣)
それでも、鷹村君が来る前には起きて、夕飯も温め直して。
うん、今度こそ大丈夫っ!
そしたらちょうどインターホンが鳴った。
そして鷹村君を迎え入れて。
笑顔でこんばんはって言ってくれたのに、リビングの夕飯を見て固まった。
ど、どうしよう?
「私、作りすぎた、、、?」と聞いてみればはっと意識を取り戻して、また笑顔に戻った。
でもさっきの笑顔とは違くて、純粋に喜んでくれる子供のような笑顔。
良かった、気に入ってくれたのかな。
なんて安心して、夕飯を食べて。
、、、会食よりも何百倍も楽しい夕飯でした、、、と思えた。
、、、この時間か終わらなければいいのに、なんて。
そしていよいよ話を聞く時間になった。
彼が気に入ってくれたカフェオレを作って、隣に座る。
すると彼は、ぽつり、ぽつりと話し始めた。
自分の出生や、性格、苦しみや悲しみなど全部。
唯一、母親のことについては苦しそうな顔が和らいだ気がした。、、、君の母親は君にいいことなんてしてないのに。
聞いていて辛かった。
「もういいよ」って言いたくなるほど苦しそうな顔してるし。
それでも彼は全て話してくれた。
ありがとうって感謝した。
どんなに勇気が必要だったかな。
強いよ、凄いよ、君は。
あぁ、私にもそんな強さがあったらよかったのに。
そしたら私は、、、
なんて、考えてても意味ないよね。
うん、鷹村くんも少し安心したみたい。
泣いちゃったことは内緒にしておこう。
大丈夫、これからは私が守るからね。
いっぱい高校生をするんだよっ!!
そのあと、鷹村くんは落ち着いたみたいで「ありがとう」と言って帰っていった。
、、、少しだけ、寂しそうにも見えたけれど。
泊まってもいいよと言ったら、顔を赤らめて拒否された。
、、、悲しい(泣)
おばさんの家はそんなに嫌ですか、そうですか。
うーん、これは早急に心を軽くさせる必要がありそう。
普段なら気づき、隠すはずなのに。
泣き腫らした目に気づかないほどに余裕がなくなっていた彼。
1番近い空いてる夜、、、金曜かぁ、、、
スケジュールを確認すると、びっしり予定で全体が黒くなってるなかで、金曜の夜だけは白く予定をあけていた。
金曜って、ノー残業デーがあるじゃない?
それに引っかかる訳には行かないと秘書さんが頑張って開けてたの。
まぁ、おかげで他が真っ黒なんだけどね(泣)
その日の夜には鷹村くんにメールを送り、1週間の初日を終えた。
待つだけなのだし、やることも無いからね。
仕事の忙しさにてんてこ舞いだよー(泣)
って、思っておきたいけれど。
、、、頭に鷹村くんのドアップが浮かんでくるのー!!
しかも、キ、キスした時の、、、感触、、、とか、、、
、、、うわぁぁぁぁ!!!むりむりむりっ!!
頑張って忘れようとしてるのに、どうしてもふとした時に思い出しちゃうんだよー(泣)
それで、忘れようと仕事にのめり込んでたら秘書さんや社員さんに「もうやめてくれ」って泣き付かれちゃって、、、うん、皆ごめんね、、、
で、のめり込みすぎたので全然余裕で予定を空けることが出来ましたっ!
なんなら金曜のお昼には帰らされたので、むしろ暇になってます!どやっ!
なので、メールで言っていた夕飯を作ろうと思ってスーパー行ったら久々に来たせいか、テンション上がって買いすぎました、、、うぅ、食べきれない(泣)
あとは鷹村君を待ってるだけかな~
、、、これで、あの子の心を軽くできれば良いけれど、、、
なんて、やきもきしても意味ないよね~うん、できることをしよう。
、、、あれ?もう出来ることないよ、、、?
、、、寝ようかな。
、、、と思ってたらほんとに寝落ちしてました。はい(泣)
大人の余裕はどこに行ったの~
これじゃ余裕じゃなくて、ただのアホに降格だよっ!!
私の余裕、カムバックっ!!(泣)
それでも、鷹村君が来る前には起きて、夕飯も温め直して。
うん、今度こそ大丈夫っ!
そしたらちょうどインターホンが鳴った。
そして鷹村君を迎え入れて。
笑顔でこんばんはって言ってくれたのに、リビングの夕飯を見て固まった。
ど、どうしよう?
「私、作りすぎた、、、?」と聞いてみればはっと意識を取り戻して、また笑顔に戻った。
でもさっきの笑顔とは違くて、純粋に喜んでくれる子供のような笑顔。
良かった、気に入ってくれたのかな。
なんて安心して、夕飯を食べて。
、、、会食よりも何百倍も楽しい夕飯でした、、、と思えた。
、、、この時間か終わらなければいいのに、なんて。
そしていよいよ話を聞く時間になった。
彼が気に入ってくれたカフェオレを作って、隣に座る。
すると彼は、ぽつり、ぽつりと話し始めた。
自分の出生や、性格、苦しみや悲しみなど全部。
唯一、母親のことについては苦しそうな顔が和らいだ気がした。、、、君の母親は君にいいことなんてしてないのに。
聞いていて辛かった。
「もういいよ」って言いたくなるほど苦しそうな顔してるし。
それでも彼は全て話してくれた。
ありがとうって感謝した。
どんなに勇気が必要だったかな。
強いよ、凄いよ、君は。
あぁ、私にもそんな強さがあったらよかったのに。
そしたら私は、、、
なんて、考えてても意味ないよね。
うん、鷹村くんも少し安心したみたい。
泣いちゃったことは内緒にしておこう。
大丈夫、これからは私が守るからね。
いっぱい高校生をするんだよっ!!
そのあと、鷹村くんは落ち着いたみたいで「ありがとう」と言って帰っていった。
、、、少しだけ、寂しそうにも見えたけれど。
泊まってもいいよと言ったら、顔を赤らめて拒否された。
、、、悲しい(泣)
おばさんの家はそんなに嫌ですか、そうですか。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
別れてくれない夫は、私を愛していない
abang
恋愛
「私と別れて下さい」
「嫌だ、君と別れる気はない」
誕生パーティー、結婚記念日、大切な約束の日まで……
彼の大切な幼馴染の「セレン」はいつも彼を連れ去ってしまう。
「ごめん、セレンが怪我をしたらしい」
「セレンが熱が出たと……」
そんなに大切ならば、彼女を妻にすれば良かったのでは?
ふと過ぎったその考えに私の妻としての限界に気付いた。
その日から始まる、私を愛さない夫と愛してるからこそ限界な妻の離婚攻防戦。
「あなた、お願いだから別れて頂戴」
「絶対に、別れない」
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
前略、旦那様……幼馴染と幸せにお過ごし下さい【完結】
迷い人
恋愛
私、シア・エムリスは英知の塔で知識を蓄えた、賢者。
ある日、賢者の天敵に襲われたところを、人獣族のランディに救われ一目惚れ。
自らの有能さを盾に婚姻をしたのだけど……夫であるはずのランディは、私よりも幼馴染が大切らしい。
「だから、王様!! この婚姻無効にしてください!!」
「My天使の願いなら仕方ないなぁ~(*´ω`*)」
※表現には実際と違う場合があります。
そうして、私は婚姻が完全に成立する前に、離婚を成立させたのだったのだけど……。
私を可愛がる国王夫婦は、私を妻に迎えた者に国を譲ると言い出すのだった。
※AIイラスト、キャラ紹介、裏設定を『作品のオマケ』で掲載しています。
※私の我儘で、イチャイチャどまりのR18→R15への変更になりました。 ごめんなさい。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる