愛を知らない私と僕

こむぎ

文字の大きさ
上 下
8 / 25

7

しおりを挟む
『それは私には分からないな~』
「やっぱりそうだよね、、、」
『でも、夢もね助けてあげたいな~って思ってたの。』
「ってことは、、、」
『う~ん、鷹村くん、遠慮しちゃうの、、、』
「遠慮?」
『うん、遠慮。いつも自分を出さないって言うのかな?一線引いてる感じなの。』
「やっぱりそうなんだね、、、」
『でも、その分たくさん周りを見て皆の後押しとかしてあげてるの。』
「へぇ、凄いのね」
『そ~、、、なっちゃんみたいだねってゆってたんだよ?』
「え?私?」
『うん。なっちゃんも謙遜してるけど、絶対に見捨てたりとかしないじゃない?部下が苦しんでたら手を差し伸べるし、悪いことしたら一緒になって苦しんで、その人を更生させる。嬉しいことがあったら一緒に喜んであげるし、全力でお祝いするよね。』
「ちょ、ちょっとゆめ?」
『なっちゃんは、もっと自分を大切にして?、、、ゆめはずっと見てて苦しいの。』
「、、、ゆめ」
『ゆめは、総帥を辞めろってゆってる訳じゃなくて。もっと周りを見て欲しいの、、、なっちゃんを心から愛してくれる人もいるってわかって欲しいの。』
「、、、ありがと。ゆめはほんとに優しいよね。」
『ん、、、優しいわけじゃないよ?ゆめ自身のためにゆってるの。』
「ふふっ、、、そうだね、うん。ありがと。」
『どーいたしまして?、、、じゃあ切るね?』
「うん、ばいばい」
『ばいばーい』と言って電話を切る。

ふぅ、、、あれ?励まされた?
まぁ、鷹村くんが、事情を抱えてるのは分かったし。
ゆめからは愛情を感じました。やだ照れる。
うーん、私ができること無かったな、、、
また来た時こそ、話聞こう。うんそうしよ。
さーて仕事仕事。

と言って顔を上げ、山積みの資料の処理に取り掛かった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

義妹が大事だと優先するので私も義兄を優先する事にしました

さこの
恋愛
婚約者のラウロ様は義妹を優先する。 私との約束なんかなかったかのように… それをやんわり注意すると、君は家族を大事にしないのか?冷たい女だな。と言われました。 そうですか…あなたの目にはそのように映るのですね… 分かりました。それでは私も義兄を優先する事にしますね!大事な家族なので!

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。

さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。 忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。 「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」 気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、 「信じられない!離縁よ!離縁!」 深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。 結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?

好きな人がいるならちゃんと言ってよ

しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話

思い出してしまったのです

月樹《つき》
恋愛
同じ姉妹なのに、私だけ愛されない。 妹のルルだけが特別なのはどうして? 婚約者のレオナルド王子も、どうして妹ばかり可愛がるの? でもある時、鏡を見て思い出してしまったのです。 愛されないのは当然です。 だって私は…。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます

宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。 さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。 中世ヨーロッパ風異世界転生。

白い結婚は無理でした(涙)

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。 明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。 白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。 現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。 どうぞよろしくお願いいたします。

処理中です...