愛を知らない私と僕

こむぎ

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「いつか好きになって貰えるといいな?お姉さん♪」
と、爆弾発言をされてからしばらく経った。
うーん、、、いまどきの子ってわかんないなぁ。
あってそんなに時間も経ってないのに、、、
それに鷹村くん、私の名前絶対知らないよね?
、、、挨拶した時から思ってたけど
、、、あの子、辛そうだったなぁ、、、
、、、なんで演技してるの?なんて聞けないんだけど、、、
なにかしてあげられたらって思っても接点なさすぎるし、、、
よし、ゆめに相談かな。

、、、ゆめは私が母に引き取られた時からの付き合い。家が隣でよくお互いの窓を開けて、たくさん話をしてた。
、、、こう見えて、ゆめも凄いんだからね?
いつもはふわふわしてて天然なんだけど、綾坂財閥の次期総帥で。
パーティとかでもよく会うんだよね。

、、、ゆめは鷹村君のことどう思ってるんだろ?
きっと私と同じ感じの意見だと思うけど、、、

「『いつか好きに』、、、かぁ、、、うーん」
さっきからぐるぐるとリピートされる。
“愛”なんて貰ったことない。
優希と並べば必ず優希が選ばれる。
私は愛というより信頼?とかの方が多い。
もちろん男の人が寄ってくることもある。
でもそれは地位の為。総帥の彼氏、夫なら良い地位になれるから。
、、、愛なんて微塵もない。
だから直球な告白にものすごく驚いた。
きっと優希は財閥の事は言っていないだろうし、、、なんで?私なんかに?
考えてもわかんないなぁ、、、
よし、余ってたたこ焼き食べよ。
、、、よかったたこ焼き残ってた。
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