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2章・攻略対象者との出会い
9話
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「、、、よし、試作品はこれでいいかな」
出来ました、某スターなウォーズの魔法剣。
あの2人からのお説教を食らった日から数日、相も変わらず私はオタク街道を爆走してます。
とりあえず、ウッキウキで剣を出して軽く振ってみるとお馴染みの「ヴゥン」という音とともに刀身が出てきます。おぉ、、、姫の奪還にロボットともふもふと共に乗り込みに行きたい。私じゃあの黒パパンに勝てる気はしないけど。
と、ニヤニヤしながらライトなセーバーの魔法剣の動作確認をしてると
「へぇ、これがナヴィの作ってる魔術剣?」と声がかかりました。
「、、、いえ、これは魔法剣の方です」
「へぇ、じゃあこの前の魔法陣のかー」
「えぇそうですね、貴方に告げ口されそうになったロマン溢れる魔法剣です」
「あは、告げ口なんて、人聞きが悪いなー」
うっかり口を滑らすかも、って話だったでしょー?とニコニコしながら話しかけてくるユーリ様。やっぱりめんどくさいなこの人。しめ出したい。
以前彼の頬を冷やす為に、とここに連れてきた時に入口に設置されてる結界へ魔力登録をしてしまった為、この練習場へ出入り自由になってしまった事であれから時々覗きに来るようになってしまって。
登録消そうかとも思ったんですが、如何せん私の作った結界では無く、この練習場に組み込まれている結界な為、操作がさっぱり分からずそのまま今に至る、という訳です。
一応私以外は立ち入り禁止なんですけど。え?陛下から許可もらった?、、、私が悪さしないように監視してって言われたんですか、そうですか。
「、、、次は認識阻害の結界作りますか。」
「へぇ、なんでそれを作ろうとしたか簡単に想像がつくけど、一応理由聞いていい?」
「、、、安全第一です」
「ふ、怒られないように、だよね?」
「、、、結界で身を守るのは大事ですから。」
陛下にバレないように隠れて作れる場所を作る、とかそういうつもりでは無いですよ。えぇ。断じて違います。
「結界ね~とりあえず陣錬成から?」
「いえ、結界自体の構想はあるのであとは認識阻害の付与と決壊強度の調整ですね」
「、、、もしかして随分と前から作ってたの?」
「、、、家にも怒らせると怖い鬼が居ますから。」
誰とは言いません。えぇ。後が怖いので。
スッ、、、と視線をそらしながら呟くと「おに?何それ?」と不思議そうに首を傾げるユーリ様。
「いえ、こちらの話です」
「、、、そう?」
と、会話をしながら地面をガリガリと削りながら陣を書いていく。
「これが結界か~」
「はい、これが一番元になる基礎ですね。」
ここと、ここを繋いで対物理の強度と対魔法の強度をあげて、ここを消すと結界が見えなくなるので、こちらにそのまま繋いで、、、とあーだこーだやって出来ました。試作品。
「出来ました」
「えっ」
「強度見るので1度離れていただけますか?」
「、、、速いね?」
ちょっと引き気味のあの人は無視です。無視。
私なんかよりも、真のオタクの方が凄いですから。秒ですよ、秒。
陣の真ん中に雪だるまを置いて、魔力を流して結界を出現させる。
無事に雪だるまは見えなくなりました。ちゃんと発現して良かった。
「ナヴィ、さっきのあの氷の物体は何?」
「オ○フです」
「は?」
「いえ、雪だるまです」
「、、、雪だるまって?」
「雪の降る地域で子供が外遊びで作る雪の人形みたいなものですね。」
「へぇ、、、ナヴィは物知りだね」
貴方の倍は生きてますから。と言いかけた言葉を飲み込み強度の確認の為に肩慣らしで炎の極魔法を出した所、物凄く焦ったユーリ様に止められました。彼が取り乱してるのを初めて見ました。
「何してるの!?城崩壊させる気!?」
「強度確認で、肩慣らしにと」
「肩慣らし!?肩慣らしで極滅魔法使わないで!?」
「いえ、極魔法ですけど」
「は?あの威力で?いや極魔法もダメだけどね!?」
「大丈夫です、外側に結界張ってあるので被害はありませんよ」
「え?張ったって僕入れてるけど、、、?」
「人は出入り自由に設定してるので」
「、、、はは、やっぱりナヴィと一緒にいると面白いね」額に手を当てて苦笑いのユーリ様。顔がいいから映えるな。これが俗に言う寿命の伸びる顔ですか。合掌。
手を合わせていたら、なにしてるの、と不思議そうな顔をしながら言われた後、結界の説明が始まりました。普通人の出入りの設定とかは魔道具とかで繋がなきゃ出来ないんだよ、と呆れた顔をされながら。ほう、魔道具ですか。
「恐らく、私のは魔道具に埋め込められてる構成がそのまま結界の陣に入っているんでしょうね。」
1度仲介することで量の調節ができるから、魔力の消費を抑えられてるってことでしょうか。魔力量については脳筋で考えてしまうことが多いので仲介して量を抑える、という発想はなかったですね。
ふむふむなるほど、と考えながら結界に攻撃魔法を放ち続け、暫くした所で結界にヒビが入りました。
よし、これで耐久性はちょうどいいですね。
火魔法を使いましたが、オ○フも溶けていないのでちゃんと結界としても機能しているみたいです。
「あれ、ヒビ入ったのにこれでいいの?」
「はい、わざとなので」
「わざと?」
「内側で何かあった際に外から助け出せるようにわざと弱めに作っているんです」
「あくまで認識阻害のものだからってことかな?」
「そうですね、戦争の後衛キャンプ地とかならまた話は変わってくるかと思いますけど平和なこの国に戦争の火種になるような魔法は必要ありません。今はこれで十分だと思います。」
「、、、流石ナヴィだね、よく考えられてる」
魔法剣はその考えにあてはまらないのが不思議だけどね、とにっこりしながら言われました。あれはロマンですから。
「、、、褒めても何も出ないですよ」
「あは、そうだね。じゃあ僕はこれの報告行ってくるね」
サラッと恐ろしいことを言い出しました。
「、、、まだ完成してないんですけど」
今言われてしまったら確実にこの魔法の禁止令が出てこの結界の改良等が出来ず極められなくなってしまうのに。このままではオタク失格になってしまう。
「その前に陛下に判断仰がなきゃ、でしょ?」
前でも後でも恐らく、泣きつかれるのに。
その後も必死に引き止めましたが「なぁに?僕が恋しくて引き止めてるの?ナヴィは可愛いなぁ」と言われたので丁重に送り出しました。面倒は熨斗を付けて送り出します。そのまま結界の外にしめ出したい気分ですね。無理ですけど。
シン、と静かになった練習場で陣の認識阻害の部分の調節を行い、完成させて紙に書き起こして保存しておきます。
どうせ作成の禁止をされるのですから、その前に終わらせてしまえばこちらのものです。抜け穴ですね。ズルではありません。決して。
と、何回か作動の確認をしていると外から突然大きな魔力反応があり、その後すぐ地面の大きな揺れと爆音が響いてきました。
、、、外からの攻撃?第二王子派閥が強硬手段に出たんでしょうか。ユーリ様がいなくなった途端に起こったので私に対して何か良からぬ企みをお持ちの方がいらっしゃったのか。切実に帰って頂きたいです。
一応、最上位クラスである極滅魔法に千回は耐えられるレベルの強度に設定した結界でおおっているのでこちら側には全然ダメージありませんが、あの威力なら外がしっちゃかめっちゃかになってるはず。
恐る恐る、外を覗けば案の定周囲はあったはずの建物も木々も無くなった綺麗な更地になってました。
これは修復が大変そうですね。
、、、あれ、これ場所的に私のせいにされるのでは?
、、、修復が大変そうですね、はい。私は知りません。部外者です。無関係です。陛下、見ていますか。私何もしてませんからね。
そしてその更地の少し手前に魔術師団である証の黒いローブに団長のバッジを付けた少年らしき人が佇んでいました。
そして、こちらに気づくと輝かんばかりの笑顔で駆け寄ってきました。しっぽが見えなくもないです。チワワっぽいですね。
なんだろう、と眺めていると
「君が女神だね!」
にっこにこの笑顔で爆弾発言を投下されました。
爆音を聞いて急いで戻ってきたであろうユーリ様はその発言を聞いて少し後ろで爆笑してます。失礼な。
先に説明しますと、この少年のような方は、攻略対象者その4である魔術師団団長のトルカ・フィリム様ですね。
13~15歳程の少年のような見た目ですが、御歳21歳と、しっかり成人されております。ちなみに成人はそちらと同じく18歳です。分かりやすくてありがたい限りです。
でも取り敢えず、女神か、の問いには否定を返しました。全くもって心当たりがないので。
ですが、向こうも引かず「いーや!絶対君が女神って言われてる人だよ!!」と言いはります。
正直呼び名は覚えきれないほどあるのでとりあえず横に置いておいてここに来た理由を尋ねた所「力比べをしに来た」との事。
、、、なぜ?基本的に私のエンジョイライフは陛下の周囲の人達のみで情報が止められているので恐らく魔術師団の団長でも知り得ないはずです。
どういう意味か聞き返すと
「魔法の才能がある同士なのに、僕は化け物で君は女神って呼ばれてて、その違いを知りたいんだ」と言われました。余計に分かりませんでした。
何とか質問を重ね得られた答えから導き出すに、女神とは私が城で神童といった不名誉な呼び名で呼ばれていたことの続編ということみたいです。
なんてこった。ランクアップしていらっしゃる。
「僕は孤児で、先代の団長に拾われて魔術師団に入ったけど魔力が強すぎてずっと周囲から怯えられてたんだ。」
そして唐突にフィリム団長の自分語りが始まりました。
いえ、別にいいんですよ、それは。
ただ、この、周囲が更地になってて、後ろで1人ずっと「あっはは!ナヴィ、女神って!!さいこーだね!!あっはは!!!」と笑っている軟派男がいるっていう状況を何とかして頂ければそれで。
はい。全く聞いてないですね。もう無になりましょうか。
出来ました、某スターなウォーズの魔法剣。
あの2人からのお説教を食らった日から数日、相も変わらず私はオタク街道を爆走してます。
とりあえず、ウッキウキで剣を出して軽く振ってみるとお馴染みの「ヴゥン」という音とともに刀身が出てきます。おぉ、、、姫の奪還にロボットともふもふと共に乗り込みに行きたい。私じゃあの黒パパンに勝てる気はしないけど。
と、ニヤニヤしながらライトなセーバーの魔法剣の動作確認をしてると
「へぇ、これがナヴィの作ってる魔術剣?」と声がかかりました。
「、、、いえ、これは魔法剣の方です」
「へぇ、じゃあこの前の魔法陣のかー」
「えぇそうですね、貴方に告げ口されそうになったロマン溢れる魔法剣です」
「あは、告げ口なんて、人聞きが悪いなー」
うっかり口を滑らすかも、って話だったでしょー?とニコニコしながら話しかけてくるユーリ様。やっぱりめんどくさいなこの人。しめ出したい。
以前彼の頬を冷やす為に、とここに連れてきた時に入口に設置されてる結界へ魔力登録をしてしまった為、この練習場へ出入り自由になってしまった事であれから時々覗きに来るようになってしまって。
登録消そうかとも思ったんですが、如何せん私の作った結界では無く、この練習場に組み込まれている結界な為、操作がさっぱり分からずそのまま今に至る、という訳です。
一応私以外は立ち入り禁止なんですけど。え?陛下から許可もらった?、、、私が悪さしないように監視してって言われたんですか、そうですか。
「、、、次は認識阻害の結界作りますか。」
「へぇ、なんでそれを作ろうとしたか簡単に想像がつくけど、一応理由聞いていい?」
「、、、安全第一です」
「ふ、怒られないように、だよね?」
「、、、結界で身を守るのは大事ですから。」
陛下にバレないように隠れて作れる場所を作る、とかそういうつもりでは無いですよ。えぇ。断じて違います。
「結界ね~とりあえず陣錬成から?」
「いえ、結界自体の構想はあるのであとは認識阻害の付与と決壊強度の調整ですね」
「、、、もしかして随分と前から作ってたの?」
「、、、家にも怒らせると怖い鬼が居ますから。」
誰とは言いません。えぇ。後が怖いので。
スッ、、、と視線をそらしながら呟くと「おに?何それ?」と不思議そうに首を傾げるユーリ様。
「いえ、こちらの話です」
「、、、そう?」
と、会話をしながら地面をガリガリと削りながら陣を書いていく。
「これが結界か~」
「はい、これが一番元になる基礎ですね。」
ここと、ここを繋いで対物理の強度と対魔法の強度をあげて、ここを消すと結界が見えなくなるので、こちらにそのまま繋いで、、、とあーだこーだやって出来ました。試作品。
「出来ました」
「えっ」
「強度見るので1度離れていただけますか?」
「、、、速いね?」
ちょっと引き気味のあの人は無視です。無視。
私なんかよりも、真のオタクの方が凄いですから。秒ですよ、秒。
陣の真ん中に雪だるまを置いて、魔力を流して結界を出現させる。
無事に雪だるまは見えなくなりました。ちゃんと発現して良かった。
「ナヴィ、さっきのあの氷の物体は何?」
「オ○フです」
「は?」
「いえ、雪だるまです」
「、、、雪だるまって?」
「雪の降る地域で子供が外遊びで作る雪の人形みたいなものですね。」
「へぇ、、、ナヴィは物知りだね」
貴方の倍は生きてますから。と言いかけた言葉を飲み込み強度の確認の為に肩慣らしで炎の極魔法を出した所、物凄く焦ったユーリ様に止められました。彼が取り乱してるのを初めて見ました。
「何してるの!?城崩壊させる気!?」
「強度確認で、肩慣らしにと」
「肩慣らし!?肩慣らしで極滅魔法使わないで!?」
「いえ、極魔法ですけど」
「は?あの威力で?いや極魔法もダメだけどね!?」
「大丈夫です、外側に結界張ってあるので被害はありませんよ」
「え?張ったって僕入れてるけど、、、?」
「人は出入り自由に設定してるので」
「、、、はは、やっぱりナヴィと一緒にいると面白いね」額に手を当てて苦笑いのユーリ様。顔がいいから映えるな。これが俗に言う寿命の伸びる顔ですか。合掌。
手を合わせていたら、なにしてるの、と不思議そうな顔をしながら言われた後、結界の説明が始まりました。普通人の出入りの設定とかは魔道具とかで繋がなきゃ出来ないんだよ、と呆れた顔をされながら。ほう、魔道具ですか。
「恐らく、私のは魔道具に埋め込められてる構成がそのまま結界の陣に入っているんでしょうね。」
1度仲介することで量の調節ができるから、魔力の消費を抑えられてるってことでしょうか。魔力量については脳筋で考えてしまうことが多いので仲介して量を抑える、という発想はなかったですね。
ふむふむなるほど、と考えながら結界に攻撃魔法を放ち続け、暫くした所で結界にヒビが入りました。
よし、これで耐久性はちょうどいいですね。
火魔法を使いましたが、オ○フも溶けていないのでちゃんと結界としても機能しているみたいです。
「あれ、ヒビ入ったのにこれでいいの?」
「はい、わざとなので」
「わざと?」
「内側で何かあった際に外から助け出せるようにわざと弱めに作っているんです」
「あくまで認識阻害のものだからってことかな?」
「そうですね、戦争の後衛キャンプ地とかならまた話は変わってくるかと思いますけど平和なこの国に戦争の火種になるような魔法は必要ありません。今はこれで十分だと思います。」
「、、、流石ナヴィだね、よく考えられてる」
魔法剣はその考えにあてはまらないのが不思議だけどね、とにっこりしながら言われました。あれはロマンですから。
「、、、褒めても何も出ないですよ」
「あは、そうだね。じゃあ僕はこれの報告行ってくるね」
サラッと恐ろしいことを言い出しました。
「、、、まだ完成してないんですけど」
今言われてしまったら確実にこの魔法の禁止令が出てこの結界の改良等が出来ず極められなくなってしまうのに。このままではオタク失格になってしまう。
「その前に陛下に判断仰がなきゃ、でしょ?」
前でも後でも恐らく、泣きつかれるのに。
その後も必死に引き止めましたが「なぁに?僕が恋しくて引き止めてるの?ナヴィは可愛いなぁ」と言われたので丁重に送り出しました。面倒は熨斗を付けて送り出します。そのまま結界の外にしめ出したい気分ですね。無理ですけど。
シン、と静かになった練習場で陣の認識阻害の部分の調節を行い、完成させて紙に書き起こして保存しておきます。
どうせ作成の禁止をされるのですから、その前に終わらせてしまえばこちらのものです。抜け穴ですね。ズルではありません。決して。
と、何回か作動の確認をしていると外から突然大きな魔力反応があり、その後すぐ地面の大きな揺れと爆音が響いてきました。
、、、外からの攻撃?第二王子派閥が強硬手段に出たんでしょうか。ユーリ様がいなくなった途端に起こったので私に対して何か良からぬ企みをお持ちの方がいらっしゃったのか。切実に帰って頂きたいです。
一応、最上位クラスである極滅魔法に千回は耐えられるレベルの強度に設定した結界でおおっているのでこちら側には全然ダメージありませんが、あの威力なら外がしっちゃかめっちゃかになってるはず。
恐る恐る、外を覗けば案の定周囲はあったはずの建物も木々も無くなった綺麗な更地になってました。
これは修復が大変そうですね。
、、、あれ、これ場所的に私のせいにされるのでは?
、、、修復が大変そうですね、はい。私は知りません。部外者です。無関係です。陛下、見ていますか。私何もしてませんからね。
そしてその更地の少し手前に魔術師団である証の黒いローブに団長のバッジを付けた少年らしき人が佇んでいました。
そして、こちらに気づくと輝かんばかりの笑顔で駆け寄ってきました。しっぽが見えなくもないです。チワワっぽいですね。
なんだろう、と眺めていると
「君が女神だね!」
にっこにこの笑顔で爆弾発言を投下されました。
爆音を聞いて急いで戻ってきたであろうユーリ様はその発言を聞いて少し後ろで爆笑してます。失礼な。
先に説明しますと、この少年のような方は、攻略対象者その4である魔術師団団長のトルカ・フィリム様ですね。
13~15歳程の少年のような見た目ですが、御歳21歳と、しっかり成人されております。ちなみに成人はそちらと同じく18歳です。分かりやすくてありがたい限りです。
でも取り敢えず、女神か、の問いには否定を返しました。全くもって心当たりがないので。
ですが、向こうも引かず「いーや!絶対君が女神って言われてる人だよ!!」と言いはります。
正直呼び名は覚えきれないほどあるのでとりあえず横に置いておいてここに来た理由を尋ねた所「力比べをしに来た」との事。
、、、なぜ?基本的に私のエンジョイライフは陛下の周囲の人達のみで情報が止められているので恐らく魔術師団の団長でも知り得ないはずです。
どういう意味か聞き返すと
「魔法の才能がある同士なのに、僕は化け物で君は女神って呼ばれてて、その違いを知りたいんだ」と言われました。余計に分かりませんでした。
何とか質問を重ね得られた答えから導き出すに、女神とは私が城で神童といった不名誉な呼び名で呼ばれていたことの続編ということみたいです。
なんてこった。ランクアップしていらっしゃる。
「僕は孤児で、先代の団長に拾われて魔術師団に入ったけど魔力が強すぎてずっと周囲から怯えられてたんだ。」
そして唐突にフィリム団長の自分語りが始まりました。
いえ、別にいいんですよ、それは。
ただ、この、周囲が更地になってて、後ろで1人ずっと「あっはは!ナヴィ、女神って!!さいこーだね!!あっはは!!!」と笑っている軟派男がいるっていう状況を何とかして頂ければそれで。
はい。全く聞いてないですね。もう無になりましょうか。
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