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…できない
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「透…手はまだ痛む?」
一緒に寝ようとベッドに入ったタイミングで泉が手に触れてくる。
「泉のおかげで大分良くなったと思うよ」
微笑みながら泉の手を握る。
金曜の夜は泉にとっては一週間で一番楽しい日なのではないだろうか。
疲れてはいたようだったが楽しそうに夕飯作りをして、洗い物をし、その後にいつもより遅くまで一緒にテレビを見た。
「ねえ透…キスしてっ」
赤い顔の泉にキスをする。
二度三度と泉にキスをされて、それに応えようとして気づく。
…あれ…?
いつもだったらすぐにエッチな気分になるのに何故かそんな気になれなかった。
身体にも何の変化も起きない…。
…戸惑いながら泉に抱きつかれていた。
「透…どうかした?」
不思議そうな顔をした泉が目を開ける。
「あ…いや…」
…泉のおっぱいを見れば…そう思って泉のパジャマのボタンを外して捲る。
…いつも通り…綺麗だと思う。
…すごく魅力的な綺麗な胸に可愛らしいピンク色の…
でも何故か身体への変化は全く見られなかった。
泉のおっぱいを見下ろしながら固まっていると泉に抱きしめられた。
「泉…ごめんオレ…今日は無理そう…」
そういうと泉が微笑む。
「疲れちゃった?じゃあこのまま抱きしめさせて?」
泉に抱きしめられ、おっぱいに顔を埋めていると泉に頭を撫でられる。
「最近色々あったもんね。色々ありすぎて疲れちゃったんだよ。」
「本当っ…ごめんね…」
自分の身に何が起きたのか分からなかった。
エッチできないなんて、初めてだ。
「透の事抱きしめられるだけでも私…幸せだよ」
泉はそう言って抱きしめてくれるが…。
…治るんだろうか…?
まさか自分にこんな事が起きるなんて思わなかったのですごくショックだった…。
★
「んっ…透…無理しないでいいよ…」
…昨日一晩ゆっくり眠った。
体調は万全っ!
泉の背中を抱きながら優しく泉のおっぱいに触る。
「んっ…」
泉キスをしながら舌を絡めて…
……。
やっぱりダメなのか…?
「透…私が口で…しようか?」
泉はそう言いながら毛布の中に入ろうとする。
「泉…そんな事しないでいいよ…」
「…でも…」
困ったような顔の泉を抱きしめる。
「…そこまでしてもらって…それでもできなかったら…悪いから…」
目を閉じて息を吐く。
「透…私は本当にこうやって抱きしめてもらえるだけでも十分だから…焦らないでいいよ…」
泉がにっこり笑ってキスしてくれた。
「少し気分転換にでも出かけようか?それとも家の中でゆっくりする?」
★
天気も良く風もない穏やかな日だった。
日差しは弱かったがそれでも厚着をしていたので寒くはない。
「こうやってお散歩するのって久しぶりだね」
泉が微笑みながら左腕に手を回す。
「…そうだね」
せっかく泉と一緒に散歩できているのに元気になれずにいた。
「透、せっかくここまで来たんだから帰りにホームセンター寄って帰ろう。私にもすずしろのおもちゃとごはんのお皿選ばせてっ」
泉が不意にそんなことを言い出す。
「あ、でも今日は小銭入れくらいしか持ってないから…」
散歩のつもりだったので自販機で飲み物を買えるぐらいの金額しか持ち合わせていなかった。
「それくらい私が買うからいいよっ!もう真実が先に買っちゃうからお皿と新しいおもちゃぐらいしか必要ないけど、私だってすずしろのために何かしたいもんっ」
そう言いながら楽しそうに笑ってくれる。
…泉に気を使わせちゃってるな…
元気出さないと…
「そう言えばこの前買った猫じゃらしすずしろが壊しちゃってさ…得意げに先っぽだけ持って来て見せびらかされたんだよ。一週間もたなかったな…」
泉もその話に乗ってくれる。
「私のルームソックスに付いてたポンポンもすずしろが転がして遊んでたんだよ。まあすごく楽しそうだったからいいけど…少し大きくなったよね」
「あっという間に大きくなるだろうねえ…」
首の負担にならない高さのあるお皿と新しい猫じゃらし、おやつも泉が買ってくれた。
売り場で猫じゃらしを振って猫じゃらしのしなり具合を確認したりする泉はなんだかすごく可愛いかった。
「だって、どうせ買うんならすずしろが好きそうなの買ってあげたいし…ああ、早く帰ってすずしろと遊びたいっ!」
泉の声が夕暮れ時の空に響く。
「夕暮れか…寒くなってきたね…少し急ごうか」
家に向かって帰るのに少し近道をしよう。
ショートカットできる川辺を泉と二人で歩く。
…少し歩き始めてから失敗した事に気づく。
この時間の…川辺はあまり良くない…。
泉と一緒だから大丈夫かとも思ったのだがそうでもなかったようだ。
…日が落ちきって暗くなった川辺に水の流れる音が響く…。
「透、今晩はシチューにしようっ」
泉の声にハッと我に返るが嫌な思い出が勝手に蘇ってくる。
一緒に寝ようとベッドに入ったタイミングで泉が手に触れてくる。
「泉のおかげで大分良くなったと思うよ」
微笑みながら泉の手を握る。
金曜の夜は泉にとっては一週間で一番楽しい日なのではないだろうか。
疲れてはいたようだったが楽しそうに夕飯作りをして、洗い物をし、その後にいつもより遅くまで一緒にテレビを見た。
「ねえ透…キスしてっ」
赤い顔の泉にキスをする。
二度三度と泉にキスをされて、それに応えようとして気づく。
…あれ…?
いつもだったらすぐにエッチな気分になるのに何故かそんな気になれなかった。
身体にも何の変化も起きない…。
…戸惑いながら泉に抱きつかれていた。
「透…どうかした?」
不思議そうな顔をした泉が目を開ける。
「あ…いや…」
…泉のおっぱいを見れば…そう思って泉のパジャマのボタンを外して捲る。
…いつも通り…綺麗だと思う。
…すごく魅力的な綺麗な胸に可愛らしいピンク色の…
でも何故か身体への変化は全く見られなかった。
泉のおっぱいを見下ろしながら固まっていると泉に抱きしめられた。
「泉…ごめんオレ…今日は無理そう…」
そういうと泉が微笑む。
「疲れちゃった?じゃあこのまま抱きしめさせて?」
泉に抱きしめられ、おっぱいに顔を埋めていると泉に頭を撫でられる。
「最近色々あったもんね。色々ありすぎて疲れちゃったんだよ。」
「本当っ…ごめんね…」
自分の身に何が起きたのか分からなかった。
エッチできないなんて、初めてだ。
「透の事抱きしめられるだけでも私…幸せだよ」
泉はそう言って抱きしめてくれるが…。
…治るんだろうか…?
まさか自分にこんな事が起きるなんて思わなかったのですごくショックだった…。
★
「んっ…透…無理しないでいいよ…」
…昨日一晩ゆっくり眠った。
体調は万全っ!
泉の背中を抱きながら優しく泉のおっぱいに触る。
「んっ…」
泉キスをしながら舌を絡めて…
……。
やっぱりダメなのか…?
「透…私が口で…しようか?」
泉はそう言いながら毛布の中に入ろうとする。
「泉…そんな事しないでいいよ…」
「…でも…」
困ったような顔の泉を抱きしめる。
「…そこまでしてもらって…それでもできなかったら…悪いから…」
目を閉じて息を吐く。
「透…私は本当にこうやって抱きしめてもらえるだけでも十分だから…焦らないでいいよ…」
泉がにっこり笑ってキスしてくれた。
「少し気分転換にでも出かけようか?それとも家の中でゆっくりする?」
★
天気も良く風もない穏やかな日だった。
日差しは弱かったがそれでも厚着をしていたので寒くはない。
「こうやってお散歩するのって久しぶりだね」
泉が微笑みながら左腕に手を回す。
「…そうだね」
せっかく泉と一緒に散歩できているのに元気になれずにいた。
「透、せっかくここまで来たんだから帰りにホームセンター寄って帰ろう。私にもすずしろのおもちゃとごはんのお皿選ばせてっ」
泉が不意にそんなことを言い出す。
「あ、でも今日は小銭入れくらいしか持ってないから…」
散歩のつもりだったので自販機で飲み物を買えるぐらいの金額しか持ち合わせていなかった。
「それくらい私が買うからいいよっ!もう真実が先に買っちゃうからお皿と新しいおもちゃぐらいしか必要ないけど、私だってすずしろのために何かしたいもんっ」
そう言いながら楽しそうに笑ってくれる。
…泉に気を使わせちゃってるな…
元気出さないと…
「そう言えばこの前買った猫じゃらしすずしろが壊しちゃってさ…得意げに先っぽだけ持って来て見せびらかされたんだよ。一週間もたなかったな…」
泉もその話に乗ってくれる。
「私のルームソックスに付いてたポンポンもすずしろが転がして遊んでたんだよ。まあすごく楽しそうだったからいいけど…少し大きくなったよね」
「あっという間に大きくなるだろうねえ…」
首の負担にならない高さのあるお皿と新しい猫じゃらし、おやつも泉が買ってくれた。
売り場で猫じゃらしを振って猫じゃらしのしなり具合を確認したりする泉はなんだかすごく可愛いかった。
「だって、どうせ買うんならすずしろが好きそうなの買ってあげたいし…ああ、早く帰ってすずしろと遊びたいっ!」
泉の声が夕暮れ時の空に響く。
「夕暮れか…寒くなってきたね…少し急ごうか」
家に向かって帰るのに少し近道をしよう。
ショートカットできる川辺を泉と二人で歩く。
…少し歩き始めてから失敗した事に気づく。
この時間の…川辺はあまり良くない…。
泉と一緒だから大丈夫かとも思ったのだがそうでもなかったようだ。
…日が落ちきって暗くなった川辺に水の流れる音が響く…。
「透、今晩はシチューにしようっ」
泉の声にハッと我に返るが嫌な思い出が勝手に蘇ってくる。
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