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番外編 再びの夜は仕切りなおしなんだとか・・・⑥*

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性的表現があります。苦手な方は番号の横に”*”が無いお話まで御移動願います。








ぐちゅり、ぐちゅりと二人の合わさる部分から音が漏れる。

少しずつ角度をずらしながら裕の高まる場所を探る。

ある場所で声の音色が変わった事を聞き逃さない昊人は口角を上げる。

音の違いを聞き分けるのには自他共に認めるところだ。

集中して攻め立てれば、更に高音を奏でる裕の喘ぎは止まらない。

身体を二つに裂くような痛みはまだあるものの、嫌ではない何かたまらない物が自分の中に小さくいくつも生まれる。

コレをどうすればいいのかわからなくて混乱する。

それは自分の芯から生まれる熱のようなものであったり、昊人に触れられるところから生まれる熱もそれと同じ感じがした。

その両方をどうにかしたいができない自分がもどかしい。

執拗に優しく、ときには激しく突き上げる昊人にされるがまま。

昊人も自分の限界が近いと感じていた。

今までならそれを耐え焦らし、更に高みを目指したが、初めての裕に無理をさせたくない。

中だけではイケないだろう裕の中心の突起を指で優しく強く弄れば、裕の身体が一層強く跳ね中も昊人を逃さないように強く絡みついた。

脱力しシーツに身体を投げ出す裕の手を握り、昊人は何度か強く腰を押し付け自分を解放した。


汗で張り付く裕の前髪をそっとよけてやり、今にも閉じてしまいそうな瞼に優しくキスをする。

からみあった手に一度強く力を入れてから放す。

裕の中から引き抜けば、それもいくらか刺激となったらしく裕が小さく声をあげたが、瞼はしっかり落とされていた。

手早く後処理をし、再びベッドへ戻る昊人。

正直、ベタついたお互いの肌が気にはなるが起きたら一緒のシャワーを浴びれば良いと思い直す。

きっと裕は恥ずかしがるだろう、とその時のことを思い浮かべながら、二人の間に隙間が無いくらいしっかりと抱きかかえて眠りにつく。

まだまだ抱き足りないが、今日まで処女だったのに連続で事に及ぶのはいかがなものなんだろう、と疑問が沸いた。

まあ、明日の気分しだいでいいなあ、と狼に皮を再び被る昊人だった。





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