728 / 740
5:大森林観測村VSガムラン町
728:吠えろ魔銃オルタネーター、VR対応カップ麺と魔導馬車
しおりを挟む
「ルリーロちゃぁーん、聞ぃこぉえぇるぅー?」
ザッ――ひゅっぼっごわわわわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ――――!!
ッィィィィィィィィィンッ――――光も音も無く、又、空撮映像の一部が通信途絶した!
耳栓の信号は、ちゃんと奥方さまの耳から届いてるけど――
五百乃大角の声は、あんまり届いてねぇな。
「(どーすんだぜ、五百乃大角さまよぉ――ぅ!?)」
『▼▼▼』、『▼▼▼』、『▼▼▼』――
何処から湧いたのか、東側の森を映し出す映像の端に――
赤く小さな蟹が、縁取られた。
ふぉん♪
「ザザヒュウッ――シガミー、敵が増えたよ?」
ふぉん♪
『ルガレイニア>シガミー、まだ小蟹が居るようです』
空撮映像を見た、鬼娘と蜂女が、即座に反応するが――
「あんなのは、大蟹の周りを回るニゲルに、任せとけば良い――ニャァ♪」。
言う側から、小蟹にくっついた動体検知が――
――『▽』、『▽』、『▽』と消えていく。
「ザザザザッ――ぐぅわぉうるるるるっ――――!?」
ザッ――ひゅっぼっごわわわわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ――――!!
妖弧ルリーロさまは、小蟹には目もくれず――
尻尾を揺らして、辺り一面を蒼炎で煙らせている。
あの炎は、人こそ燃やさんが――
長く炙られていて、平気な物でもねぇ。
「(やぃ飯神さまよ、今こそ出番だ! 頼むから、その知恵を貸してくれやぁ!)」
それとも、いくらお前さまでも、大森林の反対側に居る妖弧の手綱は握れんかぁ?
「(ふふん、簡単わよ――飯には飯を。あたくしさまにわぁ――すべからく、おかわりおぉ♪)」
おれの目の前、轟雷を着たことで増設された〝積層モニタ〟の奥から、必死に手前に駆けてくるのは――
逆さ鏡餅の小さい奴|(梅干し大)。
丸茸か根菜のような形。
其奴が抱えているのは――
「どうした、その丼わぁ……何だぜ?」
矢鱈と大きな丼。
実際の大きさは普通の大きさの丼鉢、程度なんだろうが――
梅干しアイコンが、丼アイコンを抱えた今の状態じゃ、まるで風呂釜のようだぜ。
『復刻版 囙圑囮圄|(ヨフカゴ)食品/おっきいお揚げが入った~関西風きつねうどん』
なーんて蓋に書かれた文字や、熱々のお揚げを見るに……食い物らしいが。
ふぉん♪
『>>パッケージから察するに、即席の〝カップうどん〟と思われ』
うん、そうだな。
ふぉん♪
『ヒント>カップうどん/カップ麺の一種。耐熱容器に入った乾燥麺に、熱湯を注いで3分程度で食べられる即席うどんのこと。正式名称は〝即席カップめん〟で、内容物により、カップラーメン、カップうどん、カップ焼きそばなどとも呼ばれる【地球大百科事典】』
ふむ、なるほど。
お湯を入れて食えるようになる仕組みは、〝魔法粥〟と同じだが――
蓋に描かれた絵を見るに――相当、凝った飯だな?
「(そうわよ~。手順を間違えたら、食べられないわよぅ)}
手にした軽そうな丼を――パシャリッ♪
「うをっ、まぶっしいだろぉがぁ!!――ニャァ♪」
光らせた目で照らす、美の女神御神体。
ふぉふぉふぉふぉん♪
『【調理方法】お湯の目安は430㎖です。
①フタを矢印まではがし、粉末スープ、液体スープ、かやくを取り出す。
②かやくを麺の上にあけ、熱湯を内側の線まで注ぐ。
③フタをして、液体スープをフタの上で温める。
④5分後、粉末スープ、液体スープを加え、よくかきまぜる。
⑤お好みで七味唐辛子をかけて、お召し上がり下さい。』
凝った飯の画像が、何枚も切り取られ――画面の外へ消えていく。
「ルリーロちゃぁん♪ 荒ぶる怒りを静めてくれるならぁ、この秘蔵の魔法の〝きつねうどん〟おぉ――特っ別っにっ、進呈してもっ良いのだけれどぉ――?」
ふぉん♪
『イオノ>じつわ、仕事で研究室に詰めてたときに、カップ麺を毎日食べてたら、VR対応カップ麺の引き換えコードが、山のように当たっちゃってたのを、ついさっき思い出したわよ♪』
わからんが、余り物ってことだな?
奥方さまわぁ仮にも、辺境伯の名代さまだぜ。
残り飯に釣られるような、タマじゃねぇと思うんだが。
「ザザザッ――ぐぅわぉうるるるるっ――――お揚げ……わぁ、どんなのぉ?」
んぅ?
「もちろん、おっきくてジューシーなのがぁ、どーんっと乗ってるわよん♪」
どうやら、余り物の画像を見て、正気に戻ったらしいぜ。
そういやぁ、祭りの時に作ってやった〝きつねうどん〟を――
喜んでくれてたっけな。
ザヒュゥゥ――――ぅごごごごぉうぼぼぼぼぼぼわぅ♪
狐火がシュルシュルと――湧き出たのとは逆向きに、戻っていく。
すっかり小さくなった蒼炎が――――ごぉぅわぁぁ、しゅるぽん♪
辺境伯名代の口に、吸い込まれた。
おれは蜂女の様子を覗う。
今の狐火の動きは、彼女が彼女を下したときの――「炎を!」だ。
軽く開かれ、又すぐ閉じられる蜂の口。
「(類推になりますが、〝狐火封じを、自ら行える〟ということは――)」
ああ多分、リオの技は奥方さまには、通じねぇんじゃねぇかと思う。
§
「ザザザザヒュゥゥッ――魔導馬車5番改。左前方洞窟蟹へ、〝かえんのたま〟放てぇーらららぁぁん!」
ドコッダカッ、ドコドコッ、ダカダカッ、ドコカカカッ――――!!
王女殿下が操る、四つ足の馬車。
その側面にある――『〔'□'〕』――顔のような作り。
その口の部分から突き出た、やや太めの鉄管。
その穴の開いた先端から、吹き出すのは――
ザザザッ――ぼごぉうわぁぁっ♪
狐火とは違い、赤くなびく、燃えさかる炎が――
蟹の足下に生える、草や茂みを燃やしていく。
「ザッ――炎曲の苗木――!」
ザザザッ――ぷすぷすん、ひゅぅぅぅう♪
炎は燻り、白煙と化す。
ザザザッ――ニョキニョキバキバキョッ!
白煙は木の芽を、息吹かせ――
良く撓る太蔓草へと、変貌する。
ふぉふぉん♪
『>>理論上はニゲル青年の一振りにも、二度までなら耐えます』
そりゃぁ、凄ぇ!
見た目は焼け焦げた蔓草でしかないが、ソレは――
ぎちりと編み込まれた、炭素製の強靱なワイヤーなのだ。
魔銃と五百乃大角の組み合わせは、強すぎてやばかったが。
魔導馬車5番改と炎曲の苗木の組み合わせも、尋常じゃぁねぇぞぉ!
「ザザザヒュゥ――ふふん、娘よ♪ 覚えておくと良い。大蟹がどれほど魔術耐性に優れていようと、動けなければ意味などないのですよ♪」
ドガガガガガッ、ギャリリリリッ――――ビギギギギィィィィィィィンッ♪
「(ミギアーフ卿の縫い針のような特殊な魔法杖も、力学的に完璧な仕事をしています)」
針刺し男ニードラーの二つ名を持つ、フォチャカの父上殿。
彼の人となりは普段、とても巫山戯ていて――
とうてい凄腕の冒険者には、見えないが。
昔なじみであるらしい、辺境伯名代さまの前でだけは、全盛期の実力を取り戻すのだ。
「ココォン――リカルルちゃんの分とぉ、辺境伯さまの分を合わせてぇ……全部で三つくれるならぁ、荒ぶる怒りがぁ静まりぃまぁるぅかもぉしーれーまーせーんーねぇー♪」
ふぅい。やっと正気に戻った様子の、辺境伯名代は――
空撮映像へ向かい、3本指を立てて見せるのであった。
ザッ――ひゅっぼっごわわわわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ――――!!
ッィィィィィィィィィンッ――――光も音も無く、又、空撮映像の一部が通信途絶した!
耳栓の信号は、ちゃんと奥方さまの耳から届いてるけど――
五百乃大角の声は、あんまり届いてねぇな。
「(どーすんだぜ、五百乃大角さまよぉ――ぅ!?)」
『▼▼▼』、『▼▼▼』、『▼▼▼』――
何処から湧いたのか、東側の森を映し出す映像の端に――
赤く小さな蟹が、縁取られた。
ふぉん♪
「ザザヒュウッ――シガミー、敵が増えたよ?」
ふぉん♪
『ルガレイニア>シガミー、まだ小蟹が居るようです』
空撮映像を見た、鬼娘と蜂女が、即座に反応するが――
「あんなのは、大蟹の周りを回るニゲルに、任せとけば良い――ニャァ♪」。
言う側から、小蟹にくっついた動体検知が――
――『▽』、『▽』、『▽』と消えていく。
「ザザザザッ――ぐぅわぉうるるるるっ――――!?」
ザッ――ひゅっぼっごわわわわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ――――!!
妖弧ルリーロさまは、小蟹には目もくれず――
尻尾を揺らして、辺り一面を蒼炎で煙らせている。
あの炎は、人こそ燃やさんが――
長く炙られていて、平気な物でもねぇ。
「(やぃ飯神さまよ、今こそ出番だ! 頼むから、その知恵を貸してくれやぁ!)」
それとも、いくらお前さまでも、大森林の反対側に居る妖弧の手綱は握れんかぁ?
「(ふふん、簡単わよ――飯には飯を。あたくしさまにわぁ――すべからく、おかわりおぉ♪)」
おれの目の前、轟雷を着たことで増設された〝積層モニタ〟の奥から、必死に手前に駆けてくるのは――
逆さ鏡餅の小さい奴|(梅干し大)。
丸茸か根菜のような形。
其奴が抱えているのは――
「どうした、その丼わぁ……何だぜ?」
矢鱈と大きな丼。
実際の大きさは普通の大きさの丼鉢、程度なんだろうが――
梅干しアイコンが、丼アイコンを抱えた今の状態じゃ、まるで風呂釜のようだぜ。
『復刻版 囙圑囮圄|(ヨフカゴ)食品/おっきいお揚げが入った~関西風きつねうどん』
なーんて蓋に書かれた文字や、熱々のお揚げを見るに……食い物らしいが。
ふぉん♪
『>>パッケージから察するに、即席の〝カップうどん〟と思われ』
うん、そうだな。
ふぉん♪
『ヒント>カップうどん/カップ麺の一種。耐熱容器に入った乾燥麺に、熱湯を注いで3分程度で食べられる即席うどんのこと。正式名称は〝即席カップめん〟で、内容物により、カップラーメン、カップうどん、カップ焼きそばなどとも呼ばれる【地球大百科事典】』
ふむ、なるほど。
お湯を入れて食えるようになる仕組みは、〝魔法粥〟と同じだが――
蓋に描かれた絵を見るに――相当、凝った飯だな?
「(そうわよ~。手順を間違えたら、食べられないわよぅ)}
手にした軽そうな丼を――パシャリッ♪
「うをっ、まぶっしいだろぉがぁ!!――ニャァ♪」
光らせた目で照らす、美の女神御神体。
ふぉふぉふぉふぉん♪
『【調理方法】お湯の目安は430㎖です。
①フタを矢印まではがし、粉末スープ、液体スープ、かやくを取り出す。
②かやくを麺の上にあけ、熱湯を内側の線まで注ぐ。
③フタをして、液体スープをフタの上で温める。
④5分後、粉末スープ、液体スープを加え、よくかきまぜる。
⑤お好みで七味唐辛子をかけて、お召し上がり下さい。』
凝った飯の画像が、何枚も切り取られ――画面の外へ消えていく。
「ルリーロちゃぁん♪ 荒ぶる怒りを静めてくれるならぁ、この秘蔵の魔法の〝きつねうどん〟おぉ――特っ別っにっ、進呈してもっ良いのだけれどぉ――?」
ふぉん♪
『イオノ>じつわ、仕事で研究室に詰めてたときに、カップ麺を毎日食べてたら、VR対応カップ麺の引き換えコードが、山のように当たっちゃってたのを、ついさっき思い出したわよ♪』
わからんが、余り物ってことだな?
奥方さまわぁ仮にも、辺境伯の名代さまだぜ。
残り飯に釣られるような、タマじゃねぇと思うんだが。
「ザザザッ――ぐぅわぉうるるるるっ――――お揚げ……わぁ、どんなのぉ?」
んぅ?
「もちろん、おっきくてジューシーなのがぁ、どーんっと乗ってるわよん♪」
どうやら、余り物の画像を見て、正気に戻ったらしいぜ。
そういやぁ、祭りの時に作ってやった〝きつねうどん〟を――
喜んでくれてたっけな。
ザヒュゥゥ――――ぅごごごごぉうぼぼぼぼぼぼわぅ♪
狐火がシュルシュルと――湧き出たのとは逆向きに、戻っていく。
すっかり小さくなった蒼炎が――――ごぉぅわぁぁ、しゅるぽん♪
辺境伯名代の口に、吸い込まれた。
おれは蜂女の様子を覗う。
今の狐火の動きは、彼女が彼女を下したときの――「炎を!」だ。
軽く開かれ、又すぐ閉じられる蜂の口。
「(類推になりますが、〝狐火封じを、自ら行える〟ということは――)」
ああ多分、リオの技は奥方さまには、通じねぇんじゃねぇかと思う。
§
「ザザザザヒュゥゥッ――魔導馬車5番改。左前方洞窟蟹へ、〝かえんのたま〟放てぇーらららぁぁん!」
ドコッダカッ、ドコドコッ、ダカダカッ、ドコカカカッ――――!!
王女殿下が操る、四つ足の馬車。
その側面にある――『〔'□'〕』――顔のような作り。
その口の部分から突き出た、やや太めの鉄管。
その穴の開いた先端から、吹き出すのは――
ザザザッ――ぼごぉうわぁぁっ♪
狐火とは違い、赤くなびく、燃えさかる炎が――
蟹の足下に生える、草や茂みを燃やしていく。
「ザッ――炎曲の苗木――!」
ザザザッ――ぷすぷすん、ひゅぅぅぅう♪
炎は燻り、白煙と化す。
ザザザッ――ニョキニョキバキバキョッ!
白煙は木の芽を、息吹かせ――
良く撓る太蔓草へと、変貌する。
ふぉふぉん♪
『>>理論上はニゲル青年の一振りにも、二度までなら耐えます』
そりゃぁ、凄ぇ!
見た目は焼け焦げた蔓草でしかないが、ソレは――
ぎちりと編み込まれた、炭素製の強靱なワイヤーなのだ。
魔銃と五百乃大角の組み合わせは、強すぎてやばかったが。
魔導馬車5番改と炎曲の苗木の組み合わせも、尋常じゃぁねぇぞぉ!
「ザザザヒュゥ――ふふん、娘よ♪ 覚えておくと良い。大蟹がどれほど魔術耐性に優れていようと、動けなければ意味などないのですよ♪」
ドガガガガガッ、ギャリリリリッ――――ビギギギギィィィィィィィンッ♪
「(ミギアーフ卿の縫い針のような特殊な魔法杖も、力学的に完璧な仕事をしています)」
針刺し男ニードラーの二つ名を持つ、フォチャカの父上殿。
彼の人となりは普段、とても巫山戯ていて――
とうてい凄腕の冒険者には、見えないが。
昔なじみであるらしい、辺境伯名代さまの前でだけは、全盛期の実力を取り戻すのだ。
「ココォン――リカルルちゃんの分とぉ、辺境伯さまの分を合わせてぇ……全部で三つくれるならぁ、荒ぶる怒りがぁ静まりぃまぁるぅかもぉしーれーまーせーんーねぇー♪」
ふぅい。やっと正気に戻った様子の、辺境伯名代は――
空撮映像へ向かい、3本指を立てて見せるのであった。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~
桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。
技術を磨くために大手ギルドに所属。
半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。
理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。
孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。
全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。
その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……!
その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。
カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。
三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる