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5:大森林観測村VSガムラン町
722:吠えろ魔銃オルタネーター、一撃必殺のお値段
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「「カニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニッ――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
あまりのけたたましさに五百乃大角が、虎型ふ号の首元に落ちて挟まった。
「やぁーかぁーまーしぃーいぃーやぁーあああ-ぁーっ!!!」
一緒に落ちた薄板が――「「(カニカニカニカニッ――!!!!!!!!!!)」」
おれの腹の辺りで、喚き続けてやがる!
すぽすぽん――ヴッヴッ!
ふたつとも格納し、展開した。
ガチャゴロン――「ぎゃっふん!」
強化服虎型の頭の中、おれの顔の横。
放り出された五百乃大角が――「お姫ちゃーん、もしもしぃ?」
薄板を使うときの、呪文を吐く。
「ヴュザザッ――シガミーちゃん! リカルルさまがぁ、カニの変異種に挟まれてるけど、どーしようっ!?」
何奴も此奴も、うーるーせーえー!
タターの声が耳栓で、轟く。
薄板と耳栓と念話、轟雷を着てても、とっちらかるぜ!
「高速型ドローンノ配置が完了しまシた。大森林東端、上空ヨりの映像出ます」
ヴォゥゥゥン――ザザッ!
大きめの映像が目の前に現れ、直ぐに横に避けた。
「(ニゲルにも泥音を、持たせた筈だろ?)」
向こうへ着いてから随分と、時間が掛かったぞ!?
ふぉん♪
『>>はい。ですが、ドローンよりの映像を中継するためには、中間地点へのドローン配置が必要になります』
あー、そう言うアレか。
これでも、向こうから折り返してきた分は、早くなってる訳か。
ヴュザザザザザッ――――ウウウゥゥウンッ♪
轟雷を着たときは頭が冴えるだけじゃなくて、虎型の何倍も画面を広く使える。
ガキリッ――――ぶくぶくぶくぶく!!!!!
映像の中では、真っ青な巨大蟹が――「ウカカカカカッ♪――ニャァ♪」
いかん、あまりのことに、つい笑っちまったぜ!
赤い蝦みたいな小せえ餌……リカルルを巨大鋏で、つかんでやがる!
「ヴュゥン――だからぁっ、もしもしってぇー、なーんーでーすーのーっ!?」
あの甲冑――多目的機動戦闘四足歩行車両は、天狗役の猛攻にほぼ耐えた程の物だ。
あのお化け蟹がどれだけ強くても、そうそう壊せるもんじゃねぇ……はず。
ふぉん♪
『>>遊撃班の二人が変異種|(蟹)を目視確認|(ビジュアルチェック)したのは、間違いないようです』
そのようだぜ――ん?
蟹の足下に……何か居る?
おれの視線に合わせて――チィー、ヴュワワッ♪
拡大され一瞬、解像度を荒くしたソレは――
外套の裾を蟹足に踏まれ、身動きが取れない様子の――
傾国の魔物、悪逆令嬢ロットリンデだった。
ふぉん♪
『>>東側変異種の分析終了。甲羅高が推定約18メートル、鋏脚が推定約15メートル』
鋏の大きさが、尋常じゃねえな。
しかも魔法が碌に効かんとなれば、この有様でも無理はねぇ――つまり、マジやべぇ!
「ニゲルや村長は、何をしてやがるっ!?――ニャァ♪」
彼奴らなら、身の丈が三階建ての旅籠屋並みの蟹相手でも、渡り合えるだろうがっ!
いつものように、ご令嬢どもの尻をへらへらと、追いかけてるんじゃねぇだろぉなぁぁっ!?
「ザザッ――シガミー。村長さんは箱を、持っていないようだけど?」
オルコトリアの声。
確かに村長箱は、開かれてる様だ。
村長の腰に、ぶら下がる板ぺら。
ありゃぁ、村長箱を開いたときに、腰のベルトにぶら下げられる――
村長箱の……蓋みたいな奴だ。
つまり〝封鎖空間〟の中に、既に何かを閉じ込めたってことになる。
蟹の周りに居るのは――
岩壁に突き刺さった魔法杖に、狐火・仙火を放つ辺境伯名代ルリーロ。
狂ったように蟹に向かって馬の人形を投げつける、ラプトル王女殿下。
巨大な楔を担ぎ蟹へ突進する、鍛冶職人ワーフ。
そして果敢にも蟹の脚を数本、縄で絡め取り、二人のご令嬢たちを助けんとする勇姿――
まさかのおっさん――ミギアーフ卿。
あのおっさんはコントゥル辺境伯夫人で有るルリーロさまの前だと、冒険者として全盛期だった頃の――
精悍でふざけない、有能で一端の戦力と化すのだ。
そんな父上を助けようと、何かの呪文を唱えるフォチャカ嬢。
その背後を、おにぎり騎馬が走り回ってる。
この肝心なときに、ニゲルは何処行った!?
「あれ? あれって蟹さんじゃね?」
今更、何言ってやがる?
巨大蟹に、決まってるだろぉがぁ?
「ちがうちがう、おっきいのじゃなくてさぁ、周りにポロポロ落ちてるのって蟹さんじゃんかぁ♪」
はぁ? ポロポロ落ちてる?
辺境伯名代が魔法杖を引っこ抜こうとして、切り刻んだらしい岩壁の破片しか落ちてないだろが?
画面を目でつかみ、真ん中に引っ張りだして、よーく見た。
「んぅ? ひっくり返った蟹も、混じってるか?」
大きさで言やぁ、随分と小せぇ。
厨房迷宮で逃がした小せぇ方、それでも普通なら〝大蟹と言われる奴の、倍か三倍はある〟ようだが。
ふぉん♪
『>>類推になりますが、大量発生した小蟹を封じ込めたのでは?』
あり得るな。するとソレにニゲルが、巻き込まれたんだろうぜ。
どの道、居ない者を、あてには出来ん。
「オルコにタター! 見えてるなら余裕だろぉ! 其処から狙えやぁ!」
ドローンからの映像ほど鮮明では無いかもしれんが、あれだけの図体だ。
でかい方の鋏と足下を避けて、狙うことくらいは出来るだろう。
「(はい。〝【主観ロックオン】により発射された弾体は、スコープで捉えた物を必ず穿つ〟と書かれている以上、着弾までのタイムラグを物ともせず――命中させると思われます……たぶん)」
迅雷が念話を使うと、おれの周りは、酷くゆっくりになる。
遠くの岩山が揺れ、鳥が一斉に飛び立つ。
おれは目の前に生えていた太木を、ドドドンと駆け上がる。
念話中の轟雷は、まるで水の中を掻き進むようで――
多少、もどかしい。
「ザッ――ソレは構わないけど、速い弾は良いお値段って聞いてるけど?」
オルコトリアの落ち着いた声。
速い弾丸だぁとぉ!?
そうだぜ……遊撃隊が居る大森林中央から巨大蟹までの距離は、約200キロメートル強。
音の速さの5倍で弾丸を飛ばしても、約2分かかる計算になる。
〝ガムラン町ギルド支部展望台〟から直線で狙える、〝魔物境界線の砦〟辺りを狙撃するのとは訳が違う。
「弾丸代はおれが持つ、幾ら使っても構わん!」
命あっての物種だ。後からリカルルに請求しても、文句は言わんだろ。
ふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
おれは辺りを探りながら、ソレを見た。
画面の中。蟹へ突き刺さる、一条の光。
蟹は小せぇ方の鋏で、ソレを軽く弾いた。
ふぉふぉふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
上空から止め処なく、なだれ落ちていく光跡には――
美しささえ感じられる。
着弾まで2分も掛かっているというのに、避けられない所を見ると――
魔銃の魔法具いや、魔法杖としての機能は、正常に作動しているようだった。
だが、肝心の威力が足りず、あまり効いてないっぽい。
ふぉふぉふぉふぉふぉふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
『長銃オルタネーター専用 丸込め価格|(税抜き)』が、いつまでも止まらなくなった!
どーする迅雷い!?
ふぉん♪
『>>この際、より強力な弾丸を使用し、一気に殲滅せしめるのも手では無いかと』
じゃぁ、そう言っとけ!
どの道、万が一にも姫さんたちに、万一のことでも有りゃ――
猪蟹屋は営業停止の憂き目に遭う。
そうすりゃ、五百乃大角の飯――ひいては、惑星ヒースも一巻の終りを迎える。
「正面からぁっ、来るぞぉぉぉぉっ!!!――ニャァ♪」
こっちも変異種と、やり合ってる最中だ。
いつまでも東側ばかりを、気にしてる場合じゃなかった!
凄まじい地響き、切り立つ岩山。
苔むして木々が生えた背中を蠢かせ――
とんでもねぇ勢いで迫る巨体は――
とても人の手で葬れるとは思えん。
森の主の山より大きな姿、あれを先に見てなかったら――
この場に止まれは、しなかっただろう。
そう言う意味じゃ、此処にいる全員の胆力は、想定の埒外だった。
あまりのけたたましさに五百乃大角が、虎型ふ号の首元に落ちて挟まった。
「やぁーかぁーまーしぃーいぃーやぁーあああ-ぁーっ!!!」
一緒に落ちた薄板が――「「(カニカニカニカニッ――!!!!!!!!!!)」」
おれの腹の辺りで、喚き続けてやがる!
すぽすぽん――ヴッヴッ!
ふたつとも格納し、展開した。
ガチャゴロン――「ぎゃっふん!」
強化服虎型の頭の中、おれの顔の横。
放り出された五百乃大角が――「お姫ちゃーん、もしもしぃ?」
薄板を使うときの、呪文を吐く。
「ヴュザザッ――シガミーちゃん! リカルルさまがぁ、カニの変異種に挟まれてるけど、どーしようっ!?」
何奴も此奴も、うーるーせーえー!
タターの声が耳栓で、轟く。
薄板と耳栓と念話、轟雷を着てても、とっちらかるぜ!
「高速型ドローンノ配置が完了しまシた。大森林東端、上空ヨりの映像出ます」
ヴォゥゥゥン――ザザッ!
大きめの映像が目の前に現れ、直ぐに横に避けた。
「(ニゲルにも泥音を、持たせた筈だろ?)」
向こうへ着いてから随分と、時間が掛かったぞ!?
ふぉん♪
『>>はい。ですが、ドローンよりの映像を中継するためには、中間地点へのドローン配置が必要になります』
あー、そう言うアレか。
これでも、向こうから折り返してきた分は、早くなってる訳か。
ヴュザザザザザッ――――ウウウゥゥウンッ♪
轟雷を着たときは頭が冴えるだけじゃなくて、虎型の何倍も画面を広く使える。
ガキリッ――――ぶくぶくぶくぶく!!!!!
映像の中では、真っ青な巨大蟹が――「ウカカカカカッ♪――ニャァ♪」
いかん、あまりのことに、つい笑っちまったぜ!
赤い蝦みたいな小せえ餌……リカルルを巨大鋏で、つかんでやがる!
「ヴュゥン――だからぁっ、もしもしってぇー、なーんーでーすーのーっ!?」
あの甲冑――多目的機動戦闘四足歩行車両は、天狗役の猛攻にほぼ耐えた程の物だ。
あのお化け蟹がどれだけ強くても、そうそう壊せるもんじゃねぇ……はず。
ふぉん♪
『>>遊撃班の二人が変異種|(蟹)を目視確認|(ビジュアルチェック)したのは、間違いないようです』
そのようだぜ――ん?
蟹の足下に……何か居る?
おれの視線に合わせて――チィー、ヴュワワッ♪
拡大され一瞬、解像度を荒くしたソレは――
外套の裾を蟹足に踏まれ、身動きが取れない様子の――
傾国の魔物、悪逆令嬢ロットリンデだった。
ふぉん♪
『>>東側変異種の分析終了。甲羅高が推定約18メートル、鋏脚が推定約15メートル』
鋏の大きさが、尋常じゃねえな。
しかも魔法が碌に効かんとなれば、この有様でも無理はねぇ――つまり、マジやべぇ!
「ニゲルや村長は、何をしてやがるっ!?――ニャァ♪」
彼奴らなら、身の丈が三階建ての旅籠屋並みの蟹相手でも、渡り合えるだろうがっ!
いつものように、ご令嬢どもの尻をへらへらと、追いかけてるんじゃねぇだろぉなぁぁっ!?
「ザザッ――シガミー。村長さんは箱を、持っていないようだけど?」
オルコトリアの声。
確かに村長箱は、開かれてる様だ。
村長の腰に、ぶら下がる板ぺら。
ありゃぁ、村長箱を開いたときに、腰のベルトにぶら下げられる――
村長箱の……蓋みたいな奴だ。
つまり〝封鎖空間〟の中に、既に何かを閉じ込めたってことになる。
蟹の周りに居るのは――
岩壁に突き刺さった魔法杖に、狐火・仙火を放つ辺境伯名代ルリーロ。
狂ったように蟹に向かって馬の人形を投げつける、ラプトル王女殿下。
巨大な楔を担ぎ蟹へ突進する、鍛冶職人ワーフ。
そして果敢にも蟹の脚を数本、縄で絡め取り、二人のご令嬢たちを助けんとする勇姿――
まさかのおっさん――ミギアーフ卿。
あのおっさんはコントゥル辺境伯夫人で有るルリーロさまの前だと、冒険者として全盛期だった頃の――
精悍でふざけない、有能で一端の戦力と化すのだ。
そんな父上を助けようと、何かの呪文を唱えるフォチャカ嬢。
その背後を、おにぎり騎馬が走り回ってる。
この肝心なときに、ニゲルは何処行った!?
「あれ? あれって蟹さんじゃね?」
今更、何言ってやがる?
巨大蟹に、決まってるだろぉがぁ?
「ちがうちがう、おっきいのじゃなくてさぁ、周りにポロポロ落ちてるのって蟹さんじゃんかぁ♪」
はぁ? ポロポロ落ちてる?
辺境伯名代が魔法杖を引っこ抜こうとして、切り刻んだらしい岩壁の破片しか落ちてないだろが?
画面を目でつかみ、真ん中に引っ張りだして、よーく見た。
「んぅ? ひっくり返った蟹も、混じってるか?」
大きさで言やぁ、随分と小せぇ。
厨房迷宮で逃がした小せぇ方、それでも普通なら〝大蟹と言われる奴の、倍か三倍はある〟ようだが。
ふぉん♪
『>>類推になりますが、大量発生した小蟹を封じ込めたのでは?』
あり得るな。するとソレにニゲルが、巻き込まれたんだろうぜ。
どの道、居ない者を、あてには出来ん。
「オルコにタター! 見えてるなら余裕だろぉ! 其処から狙えやぁ!」
ドローンからの映像ほど鮮明では無いかもしれんが、あれだけの図体だ。
でかい方の鋏と足下を避けて、狙うことくらいは出来るだろう。
「(はい。〝【主観ロックオン】により発射された弾体は、スコープで捉えた物を必ず穿つ〟と書かれている以上、着弾までのタイムラグを物ともせず――命中させると思われます……たぶん)」
迅雷が念話を使うと、おれの周りは、酷くゆっくりになる。
遠くの岩山が揺れ、鳥が一斉に飛び立つ。
おれは目の前に生えていた太木を、ドドドンと駆け上がる。
念話中の轟雷は、まるで水の中を掻き進むようで――
多少、もどかしい。
「ザッ――ソレは構わないけど、速い弾は良いお値段って聞いてるけど?」
オルコトリアの落ち着いた声。
速い弾丸だぁとぉ!?
そうだぜ……遊撃隊が居る大森林中央から巨大蟹までの距離は、約200キロメートル強。
音の速さの5倍で弾丸を飛ばしても、約2分かかる計算になる。
〝ガムラン町ギルド支部展望台〟から直線で狙える、〝魔物境界線の砦〟辺りを狙撃するのとは訳が違う。
「弾丸代はおれが持つ、幾ら使っても構わん!」
命あっての物種だ。後からリカルルに請求しても、文句は言わんだろ。
ふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
おれは辺りを探りながら、ソレを見た。
画面の中。蟹へ突き刺さる、一条の光。
蟹は小せぇ方の鋏で、ソレを軽く弾いた。
ふぉふぉふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
上空から止め処なく、なだれ落ちていく光跡には――
美しささえ感じられる。
着弾まで2分も掛かっているというのに、避けられない所を見ると――
魔銃の魔法具いや、魔法杖としての機能は、正常に作動しているようだった。
だが、肝心の威力が足りず、あまり効いてないっぽい。
ふぉふぉふぉふぉふぉふぉん♪
『ロォグ>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
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>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
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>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ
>一撃必殺アダマンタイト弾 100パケタ』
『長銃オルタネーター専用 丸込め価格|(税抜き)』が、いつまでも止まらなくなった!
どーする迅雷い!?
ふぉん♪
『>>この際、より強力な弾丸を使用し、一気に殲滅せしめるのも手では無いかと』
じゃぁ、そう言っとけ!
どの道、万が一にも姫さんたちに、万一のことでも有りゃ――
猪蟹屋は営業停止の憂き目に遭う。
そうすりゃ、五百乃大角の飯――ひいては、惑星ヒースも一巻の終りを迎える。
「正面からぁっ、来るぞぉぉぉぉっ!!!――ニャァ♪」
こっちも変異種と、やり合ってる最中だ。
いつまでも東側ばかりを、気にしてる場合じゃなかった!
凄まじい地響き、切り立つ岩山。
苔むして木々が生えた背中を蠢かせ――
とんでもねぇ勢いで迫る巨体は――
とても人の手で葬れるとは思えん。
森の主の山より大きな姿、あれを先に見てなかったら――
この場に止まれは、しなかっただろう。
そう言う意味じゃ、此処にいる全員の胆力は、想定の埒外だった。
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