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5:大森林観測村VSガムラン町
717:大森林保全組合本部詰め所女神像の間にて、ルガ蜂の巣と不穏な知らせ
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ヴォゥーン♪
『――岩木?木木木木木木木◎滝木木水木木木木?木岩草草山――』
光の縁取りで書かれてるから、ちぃとわかり辛ぇが――
「いや……待てやぁ。よく見たら、巨木が2本しか生えてねぇぞ!?」
森の木や村を示す形とは、明らかに違う――『?』。
それが大分、減ってやがるぜ。
ふぉん♪
『>疑問符ですね。卵から生えた蛇のようにも見えますが?』
ふぉん♪
『ヒント>?/ハテナマーク、疑問符。疑問文の最後に置かれる終止符。クエスチョンマーク』
『?』が巨木なんだとして――随分と離れた所に、生えちまってるぞ。
「巨木? その心配は、無くなったのでは?」
眼鏡の縁を持ち上げ、メイドが尋ねる。
「プークスクス♪ 悩みの種であった巨大な卵からは無事、お子さんが生まれましたしねー♪」
丼ひとつを乗せた盆を片手に――
星神茅野姫が、階段を降りてやって来た。
おれと瓜二つの華奢な、その姿は――
彼岸を彷徨ったおれが、轟雷(変異種)を脱ぎ――
人の子に戻ったときの、体だ。
此方のシガミーの体と比べると、頭ひとつ大きくて――
迅雷を長く伸ばせたから、中々良かったんだが、結局――
星神の力によって取り替えられ、元に戻った経緯がある。
くるりと一回転。
ふわりと舞い上がる、給仕服の裾。
盆を水平に保ったまま、腰を落とし片足を引く。
その所作は、こうして端から見りゃ、しゃらあしゃらの極致。
王都の町中でも到頭、出会さなかった程の可憐さ。
姫さんたちやリオレイニアとは又別の、育ちの良さみたいなのを感じる。
猪蟹屋二号店で使われてる、獣耳が付いた頭飾り。
頭に乗せたソレが小さく揺れ、とてもかわいらしい。
ふぉん♪
『>>外見上の特徴は、シガミーと96%一致していますが』
そうだな。おれには出来ぬ――佇まい。
つまりは、中身の問題だ――喧しい。
星神さまは、おれたちが生きる、この惑星ヒースを司っている。
龍脈を実際に操ることが出来るし、こと〝地面〟に関しちゃ――
五百乃大角や迅雷よりも、〝神々しい〟ことをする。
そしておれよか余程、世事に通じており――
神々しさの様な物は、殆ど感じない。
「一体何処行ってやがった、探してたんだぞ?」
見た目は、可憐そのものだが――
ふぉん♪
『シガミー>また、悪巧みか?』
ふぉん♪
『ホシガミー>いえいえ、そんな。クスクスプー♪』
笑うな笑うな。大方、金儲けに決まってる。
そう、星神さまは守銭奴気質が、玉に瑕なのだ。
「ちょっと面白い食材が、手に入った物ですから――試作した、お菓子をお持ちしただけですわ♪」
大ぶりの丼を、どんと机に置いた。
全員が中を、覗き込む。
「何だぜ、この立て込んでるときに……こりゃ、饅頭か?」
随分と薄い色だが、蒸した饅頭だ。
ごそっ――んっ?
何か動いたぞ!?
「あら? 虫が――!?」
星神が饅頭のひとつを、持ち上げると――ぶらん。
引っ付いてきたのは、美の女神御神体。
「本当だ、悪い虫が付いてやがった!」
おれは悪い虫さまを、ペチリと叩き落とした。
§
「ムハ蜂ほ巣ほ、見つへはわほへん……もぐむぎゅ、ごくん。ぷはぁっ、風神ちゃんがぁ呼ぶからさぁ、行ってみたのよねぇ♪」
悪い虫がペロリと、饅頭を平らげる。
「武佐左妣ぃ? あぁ……ルガ蜂って言ったのか」
ふぉん♪
『シガミー>>近くに生えてるらしい茸が食べたいって言うから、首輪を外してやったが問題は無かったんだろうな?』
ふぉん♪
『>>風神の兜に内蔵された、外部カメラのログを確認しましたが、特に問題はありません。ただ』
ふぉん♪
『シガミー>>ただ、何だぜ?』
ふぉん♪
『>>件のルガ蜂の襲撃を受け、体力を消耗したようです』
ヴォヴォゥゥン♪
小窓に映し出されたのは、厳つい顔つきの羽根虫。
ヴヴヴヴウヴヴヴとうるせぇ其奴らは、風神の尻尾で蹴散らされていく。
次に小窓に映し出されたのは、外の東屋――風神の寝床だ。
戦利品の蜂の巣を枕にして、大いびきを掻いてやがる。
ふぉん♪
『シガミー>>まぁ、怪我が無かったなら良いが』
おれは隣に立つメイドを見た。
「何か?」
魔神の再来とまで呼ばれるメイドと、目が合った。
踵を持ち上げ、眼鏡に指先を添えられる。
「何でもない、何でもないぞ! こいつぁ、蜂蜜入りなのか?」
「はい。生地と中の餡の両方に、使いましたわ♪」
おれは丼鉢の中から、ひとつつかんだ。
「「「「「「「「「どれどれ」」」」」」」」」
大事な話の途中だが、珍しい食い物と言われちゃ――
手も伸びるってもんだぜ――もぐり。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ――「お・い・し・い♪」
悪い虫まで、また舌鼓を打ってやがる。
お前さまは、さっき食ったばかりだろーが。
「うん、なかなかいけるぜ♪」
こりゃ良いな。餡子の甘さと違って――
何方かと言やぁ、高級菓子店の味に近い。
「「「「うまい♪」」」」
「「「「「おいしい♪」」」」」
なんて声に気を良くした守銭奴さまが、計算魔法具をペチポチと弾き出した。
やっぱり儲け話じゃねぇか。
「素敵ですね♪」
「ぎぎるに♪」
「ぎにるぅ♪」
森の主母娘たちも両手で饅頭をつかみ、旨そうに食ってる。
む、両手で?
「商会長、パースッ!」
饅頭を咥えた悪逆令嬢さまが、何かを投げた。
「えっ、きゃっ!? 危なぁい!!」
口元を押さえ、片手で放られたソレをガシリと受け取る――
大森林勢最強にして、元宮廷魔導師。
女将さんの母上である、コッヘル商会会長に抱きかかえられたのは――
「やっと、放してくれたぁ――!」
森の主第二子であるファロコの妹に、つかまれていた手が離れた隙に――
おれたちの級友であるレトラ嬢が、救い出された。
「それで、こんな所で何の話わのよ?」
そうだな。儲け話をしてる場合じゃ――
ふぉルるォらレぃ!
ふォるるぉられィ!
フぉるルぉラれぃ!
突然、女神像の間に鳴り響いたのは――
いつだか聞いた、不穏な調べだった。
「高警戒度のバリアントを検出、高警戒度のバリアントを検出。ただちに調査ならびに迎撃行動を――――♪」
それは、目を光らせた女神像から轟く大音量!
「ぎゃっ! あたくしさまからの、お告げわよ!?」
女神像から発せられる、騒々しい陣鐘の音に――
恐れ戦く、美の女神御神体。
かっしゃん!
受付嬢が駆け寄り、像が手にした小箱を探る。
音が止り、ジジジーと出てきた長い紙を読む。
「ここ、大森林エリアで変異種が、発見されたようですわっ!」
紙を受け取る、一本角の受付嬢。
「その数は二体。エリア東端及び西端に、一体ずつ出現したようね!」
パリッ――緊張が一本角を走る。
ふぉん♪
『>>どうやら手間取っている間に、由由しき事態が起きてしまったようですね』
そうらしいな。
「女神像ネットワークへ照会。詳細ナ出現地域ヲ特定しまシた――大森林エリアノ地図ニ重ねマす」
迅雷がヴヴヴと震え――ふぉふぉぉん♪
『凡』『凡』
机の上に表示される、2つの印。
ソレを囲むように描かれていく、山や丘や谷。
「このお化けみたいなマーク、前にも見たわねん!」
足下を踏みつける、小さな足。
「表示形状はサンプルでス。大森林エリアマのッピングハ空撮画像並びニ、ミギアーフ卿にヨる測量にヨり64%終了してオります」
くるりと一回転した、浮かぶ棒と目が合った。
おれは顎を、ジューク村長の足下へ向ける。
ヴォゥーン――♪
古代魔術の、光の地図に――
ふぉふぉぉん――♪
作りかけの大森林の地図が、重ねられた。
ヴォふぉふぉぉぉん――♪
森の主が示した〝2つあると恐ろしい巨木〟の場所と――
女神像が発した、〝変異種〟の出現位置が――
「完全に一致わね♪」
まぁ、そりゃそーだ。
§
かっしゃん!
『A級討伐クエスト
大森林保全を最優先に、脅威の排除を行う
依頼内容:大森林の東と西に現れた、二体の変異種の討伐
依頼人:ファローモ・ファローモ
報酬:希少な森の幸詰合せ』
そう書き殴られた書類は女神像へ通され、正式なクエストとして受理された。
『――岩木?木木木木木木木◎滝木木水木木木木?木岩草草山――』
光の縁取りで書かれてるから、ちぃとわかり辛ぇが――
「いや……待てやぁ。よく見たら、巨木が2本しか生えてねぇぞ!?」
森の木や村を示す形とは、明らかに違う――『?』。
それが大分、減ってやがるぜ。
ふぉん♪
『>疑問符ですね。卵から生えた蛇のようにも見えますが?』
ふぉん♪
『ヒント>?/ハテナマーク、疑問符。疑問文の最後に置かれる終止符。クエスチョンマーク』
『?』が巨木なんだとして――随分と離れた所に、生えちまってるぞ。
「巨木? その心配は、無くなったのでは?」
眼鏡の縁を持ち上げ、メイドが尋ねる。
「プークスクス♪ 悩みの種であった巨大な卵からは無事、お子さんが生まれましたしねー♪」
丼ひとつを乗せた盆を片手に――
星神茅野姫が、階段を降りてやって来た。
おれと瓜二つの華奢な、その姿は――
彼岸を彷徨ったおれが、轟雷(変異種)を脱ぎ――
人の子に戻ったときの、体だ。
此方のシガミーの体と比べると、頭ひとつ大きくて――
迅雷を長く伸ばせたから、中々良かったんだが、結局――
星神の力によって取り替えられ、元に戻った経緯がある。
くるりと一回転。
ふわりと舞い上がる、給仕服の裾。
盆を水平に保ったまま、腰を落とし片足を引く。
その所作は、こうして端から見りゃ、しゃらあしゃらの極致。
王都の町中でも到頭、出会さなかった程の可憐さ。
姫さんたちやリオレイニアとは又別の、育ちの良さみたいなのを感じる。
猪蟹屋二号店で使われてる、獣耳が付いた頭飾り。
頭に乗せたソレが小さく揺れ、とてもかわいらしい。
ふぉん♪
『>>外見上の特徴は、シガミーと96%一致していますが』
そうだな。おれには出来ぬ――佇まい。
つまりは、中身の問題だ――喧しい。
星神さまは、おれたちが生きる、この惑星ヒースを司っている。
龍脈を実際に操ることが出来るし、こと〝地面〟に関しちゃ――
五百乃大角や迅雷よりも、〝神々しい〟ことをする。
そしておれよか余程、世事に通じており――
神々しさの様な物は、殆ど感じない。
「一体何処行ってやがった、探してたんだぞ?」
見た目は、可憐そのものだが――
ふぉん♪
『シガミー>また、悪巧みか?』
ふぉん♪
『ホシガミー>いえいえ、そんな。クスクスプー♪』
笑うな笑うな。大方、金儲けに決まってる。
そう、星神さまは守銭奴気質が、玉に瑕なのだ。
「ちょっと面白い食材が、手に入った物ですから――試作した、お菓子をお持ちしただけですわ♪」
大ぶりの丼を、どんと机に置いた。
全員が中を、覗き込む。
「何だぜ、この立て込んでるときに……こりゃ、饅頭か?」
随分と薄い色だが、蒸した饅頭だ。
ごそっ――んっ?
何か動いたぞ!?
「あら? 虫が――!?」
星神が饅頭のひとつを、持ち上げると――ぶらん。
引っ付いてきたのは、美の女神御神体。
「本当だ、悪い虫が付いてやがった!」
おれは悪い虫さまを、ペチリと叩き落とした。
§
「ムハ蜂ほ巣ほ、見つへはわほへん……もぐむぎゅ、ごくん。ぷはぁっ、風神ちゃんがぁ呼ぶからさぁ、行ってみたのよねぇ♪」
悪い虫がペロリと、饅頭を平らげる。
「武佐左妣ぃ? あぁ……ルガ蜂って言ったのか」
ふぉん♪
『シガミー>>近くに生えてるらしい茸が食べたいって言うから、首輪を外してやったが問題は無かったんだろうな?』
ふぉん♪
『>>風神の兜に内蔵された、外部カメラのログを確認しましたが、特に問題はありません。ただ』
ふぉん♪
『シガミー>>ただ、何だぜ?』
ふぉん♪
『>>件のルガ蜂の襲撃を受け、体力を消耗したようです』
ヴォヴォゥゥン♪
小窓に映し出されたのは、厳つい顔つきの羽根虫。
ヴヴヴヴウヴヴヴとうるせぇ其奴らは、風神の尻尾で蹴散らされていく。
次に小窓に映し出されたのは、外の東屋――風神の寝床だ。
戦利品の蜂の巣を枕にして、大いびきを掻いてやがる。
ふぉん♪
『シガミー>>まぁ、怪我が無かったなら良いが』
おれは隣に立つメイドを見た。
「何か?」
魔神の再来とまで呼ばれるメイドと、目が合った。
踵を持ち上げ、眼鏡に指先を添えられる。
「何でもない、何でもないぞ! こいつぁ、蜂蜜入りなのか?」
「はい。生地と中の餡の両方に、使いましたわ♪」
おれは丼鉢の中から、ひとつつかんだ。
「「「「「「「「「どれどれ」」」」」」」」」
大事な話の途中だが、珍しい食い物と言われちゃ――
手も伸びるってもんだぜ――もぐり。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ――「お・い・し・い♪」
悪い虫まで、また舌鼓を打ってやがる。
お前さまは、さっき食ったばかりだろーが。
「うん、なかなかいけるぜ♪」
こりゃ良いな。餡子の甘さと違って――
何方かと言やぁ、高級菓子店の味に近い。
「「「「うまい♪」」」」
「「「「「おいしい♪」」」」」
なんて声に気を良くした守銭奴さまが、計算魔法具をペチポチと弾き出した。
やっぱり儲け話じゃねぇか。
「素敵ですね♪」
「ぎぎるに♪」
「ぎにるぅ♪」
森の主母娘たちも両手で饅頭をつかみ、旨そうに食ってる。
む、両手で?
「商会長、パースッ!」
饅頭を咥えた悪逆令嬢さまが、何かを投げた。
「えっ、きゃっ!? 危なぁい!!」
口元を押さえ、片手で放られたソレをガシリと受け取る――
大森林勢最強にして、元宮廷魔導師。
女将さんの母上である、コッヘル商会会長に抱きかかえられたのは――
「やっと、放してくれたぁ――!」
森の主第二子であるファロコの妹に、つかまれていた手が離れた隙に――
おれたちの級友であるレトラ嬢が、救い出された。
「それで、こんな所で何の話わのよ?」
そうだな。儲け話をしてる場合じゃ――
ふぉルるォらレぃ!
ふォるるぉられィ!
フぉるルぉラれぃ!
突然、女神像の間に鳴り響いたのは――
いつだか聞いた、不穏な調べだった。
「高警戒度のバリアントを検出、高警戒度のバリアントを検出。ただちに調査ならびに迎撃行動を――――♪」
それは、目を光らせた女神像から轟く大音量!
「ぎゃっ! あたくしさまからの、お告げわよ!?」
女神像から発せられる、騒々しい陣鐘の音に――
恐れ戦く、美の女神御神体。
かっしゃん!
受付嬢が駆け寄り、像が手にした小箱を探る。
音が止り、ジジジーと出てきた長い紙を読む。
「ここ、大森林エリアで変異種が、発見されたようですわっ!」
紙を受け取る、一本角の受付嬢。
「その数は二体。エリア東端及び西端に、一体ずつ出現したようね!」
パリッ――緊張が一本角を走る。
ふぉん♪
『>>どうやら手間取っている間に、由由しき事態が起きてしまったようですね』
そうらしいな。
「女神像ネットワークへ照会。詳細ナ出現地域ヲ特定しまシた――大森林エリアノ地図ニ重ねマす」
迅雷がヴヴヴと震え――ふぉふぉぉん♪
『凡』『凡』
机の上に表示される、2つの印。
ソレを囲むように描かれていく、山や丘や谷。
「このお化けみたいなマーク、前にも見たわねん!」
足下を踏みつける、小さな足。
「表示形状はサンプルでス。大森林エリアマのッピングハ空撮画像並びニ、ミギアーフ卿にヨる測量にヨり64%終了してオります」
くるりと一回転した、浮かぶ棒と目が合った。
おれは顎を、ジューク村長の足下へ向ける。
ヴォゥーン――♪
古代魔術の、光の地図に――
ふぉふぉぉん――♪
作りかけの大森林の地図が、重ねられた。
ヴォふぉふぉぉぉん――♪
森の主が示した〝2つあると恐ろしい巨木〟の場所と――
女神像が発した、〝変異種〟の出現位置が――
「完全に一致わね♪」
まぁ、そりゃそーだ。
§
かっしゃん!
『A級討伐クエスト
大森林保全を最優先に、脅威の排除を行う
依頼内容:大森林の東と西に現れた、二体の変異種の討伐
依頼人:ファローモ・ファローモ
報酬:希少な森の幸詰合せ』
そう書き殴られた書類は女神像へ通され、正式なクエストとして受理された。
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