692 / 740
5:大森林観測村VSガムラン町
692:既存エリアへの帰還、姿を現すエレクトロ・モフモ村
しおりを挟む
「みゃぎゃにゃぁー!」
経文合戦に勝ち、取っ捕まえた村人の網を解いてやったら――
何故か率先して、全員の腰を縛り上げる、おにぎり。
「お前、何その手際の良さ?」
「どコで覚えてキたのでしょうか?」
「せっかくだからぁ、このままぁ村まで案内してもらおぉじゃないの――ウケケケッ?」
また怪しげなまねをされても厄介だし、〝何たら村〟まで――
このまま、引っ立てることにする。
ふぉん♪
『>>第三の大森林観測村、エレクトロ・モフモ村です』
そう、モフモフ村だった。
「イオノファ、ラーさまに――♪」
「眷属さ、まに――♪」
「料理番さ、ま――♪」
紐で繋がれた村人たちが、緩急の付いた――
カクカクした動きで、ぞろぞろと。
「村の入、り口、はこち――♪」
ガサガサガサササッ――――!
「らで、す――♪」
茂みに隠された、大きな木の虚に入っていく
「ピピョチチッ♪」「チチチチッ♪」「ピョロラー♪」
腰に下げた鳥籠が、カラカラと揺れ。
喚く小鳥たちが、超うるせぇ。
「ピョロロロロロロロロオロッ――♪」
一匹だけ一際、大きな鳥が居て、そいつは殿の村人の肩に止まってる。
ふぉん♪
『>>この大きな鳥を連れた人物が、防衛部隊の要と思われ』
うむ。生前のおれみたいな、役職なんだろうぜ。
「ズンズ――♪」「ンチャッチャ――♪」「ッチャ――♪」「みゃに、ゃにゃぁー♪」「ォゥィ――♪」「ェー――♪」
そして一緒に繋がれ先を行く、謎の強化服自律型おにぎり一号。
ふぉん♪
『シガミー>>器用なんだか、不器用なんだか。訳がわからんな、おにぎりめ』
ガッキュゥゥゥンッ――ドズン!
「グゲッゲケケケッ――♪」
轟雷は風神を降り、手綱代わりの鎖を引く。
虚の中は洞窟に繋がっていて、そこそこ広い道は――
ずっと先まで、下っている。
村は、まさかの地下にあるらしかった。
§
「ようこ、そーお、いでくだ、さいましたぁー――ピュチチピュチチチッ♪」
行き着いた先には、巨大な門。
「どう、ぞー気、をつけてー、お通、りく、ださーい――ピヨピヨピヨロロロローッ♪」
門番がガゴォンと、仕掛けを跳ね上げると――
巨大な門が、ガラガラガラララと持ち上がっていく。
ふぉん♪
『>>この村には魔導工学の心得がある、鍛冶職人が居るようです。もっともラプトル王女や、ミャッド顧問氏の技術水準には、とおく及びませんが』
ガリガリガリッ――「痛ぇ――ニャァ♪」
門の上壁におれの、復号アンテナ群が引っかかった!
相当大きな門構えだが、さすがに轟雷が――
そのまま通れるほどでは、無かった。
「どれ、仕方ねぇ轟雷を脱ぐか――ニャァ♪」
ふぉん♪
『>>では虎型ふ号は着たままで、村人に相対しましょう』
そうだなー。
おれは鉄鎧の無骨な手甲の上から、中に着ている虎型の――
更に、その中の手首に巻いた、腕時計を操作した。
シュボッ、カシカシカシ♪
瞼越しでも見える光の奔流――に驚き逃げていく、何たら村人たち。
ふぉん♪
『>>第三の大森林観測村、エレクトロ・モフモ村です』
そう、モフモフ村だぜ、モフモフ村ぁ。
チキピピッ♪
刹那で着替えが完了し、おれは極所作業用汎用強化服〝虎型ふ号〟の姿になった。
「グゲゲッゲッ!?」
グルルン――ブォォォォンッ!!
強化服の早変わりに、驚いた風神が――バッチィィィン!
尻尾を振り回した!
どがっぽぎゅむむん!!
「ぎゃにゃぎゃぁー!」
「うぎゃっ――!?」
門の縁に突き刺さる、強化服たち!
戦力としちゃぁ、風神は申し分ねぇなぁ。
図体がでかくて建物の中には、そうそう入れそうもねぇけど。
それでも村の門や、その近くの建物は作りが大きくて――
風神の背丈でも身を屈めれば、通ることが出来た。
「グゲゲッゲゲゲッ――♪」
ふぉん♪
『>>恐らく、大きな獲物や大木を搬入するために、門や倉庫の入り口は広くなっていると思われ』
なるほどなぁ……だれか引っこ抜いてくれやぁ!
じったばた、ぽっきゅりーん♪
「(みゃにゃぎゃぁー♪)」
じったばた、ぽっきゅりーん♪
おう、言ってやれ、言ってやれやぁ!
「早く、引っこ抜かんと、暴れるぞ」ってなぁ!
§
がやが――やがやがやぎ――ゃがや――ぎゃぎ――ゃがやぎゃ♪
騒々しさまで、間が抜けてやがるぜ。
村の大きさは、どれくらいかはわからんが、相当広そうだった。
対魔王結界と比べたら、天井は幾らもねぇが。
ピヨピヨ、ピョピョピョー♪
この村の連中は、みんな鳥を飼ってた。
洞窟では息が出来ない、危険な場所があるらしくて――
その身代わりというか、真っ先に倒れちまう小鳥を飼ってたのが、始まりなんだそうだ。
おれたちで言うところの、動体検知がわりか。
「ヘイヨォゥォ♪ 村長、おれ村長! 聞きしに勝る働き者ぉー、イェー!」
まるで働き者には見えない奴が、カックカクした足取りでやって来た。
腰に下げた鳥籠が、カシャリと開き――
「ピヨピヨッ――おう、新入りぃ! ピチークパチクー♪」
自分で蓋を開けて、中から勝手に出てきた鳥が――
偉そうに、話しかけてきた。
その鳥の大きさは、今まで見た中じゃ――
一番小さいが、どういう訳か、一番偉そうだった。
ふぉん♪
『イオノ>>この鳥さん、なんかムカつくわねん♪』
おうよ……晩のおかずは、焼き鳥でも良いなぁ。
§
「この先がトッカータ大陸に、通じてるんだな?」
おれは強化服の頭を、後ろに跳ね上げている。
「は、いそーで、すイェ、エー♪ 料理番さ、まぁ、ホォー、ォ!」
例の「猫、の魔物に女の、子が、食べられてる!? 助け、なきゃ!」の件を――
一通りやってから、おれたちは大陸本土――ロコロ村への道を尋ねた。
「グゲッゲゲゲゲゲッ♪」
村人たちは一定以上、近寄っては来なかった。
風神の視線を避け、物陰からこっちを見てる。
モフモフ村に入ってきた門から見て最奥の、その扉は。
とても恐竜モドキの風神が、通れるような大きさではなかった。
「自然のぉ洞窟おぉー利用してるぅみたいだけどぉー、海の下を通る海底通路にわぁ――」
「はイ。こノ扉かラしか、行けナいようです」
それはせいぜいが、2シガミー程度の高さしかなく。
「どうしたもんかなぁ、風神を置いていくわけにはいかんよなぁ――」
大きな足を、ぽきゅぽきゅと叩いてやる。
「ぐっきゅるるるっりゅ♪」
目を細め大きな頭を――ドガァン!
力一杯、ぶつけてくる――恐竜モドキ。
殺し合いをたとは思えないほど、懐いているように見えるが――
本当の所がどうなのか、まるで見当が付かん。
ふぉん♪
『>>魔物テイマーLV3を所持していますので、野に放ったとしても呼べば即座に原隊復帰しますが』
うーむ……一回外に出て、また海の上を走って渡るしかないか。
「(待ってシガミー。この村わさぁ、あの謎大陸にさぁ、一番近い訳じゃんかぁー?)」
そうだが……それがどぅしたぁ?
「(またあそこに行こうってなった場合にさぁ、この村から出発するとぉさぁー)」
「(便利な上に、戦略的にも有利にことを運べると思われ)」
はぁ? お前らさまめ、随分と面倒なことを言い出しやがって。
ふぉん♪
『イオノ>>いっそのこと、〝ヴァケモン〟みたいに格納できたら良いのに!』
はぁ? 化け獣だぁ?
生き物わぁ、収納魔法具には入れられねぇだろうが。
生き物をしまえる収納魔法具なんて――村長箱だけだろ?
「ぅうぅぅうむむむぅ――どーにかしてぇー、ロォグちゃんさえぇー、ココに連れてこられればさぁー、良いわけよねぇん?」
不敵に笑う根菜のような形の、美の女神御神体。
ヴッ――ぽこん♪
虎型の肩を、彷徨いていた芋が――『(Θ_Θ)』
浮かぶ球に飛び乗り――ヴォォォォォゥン♪
風神の頭兜に拵えられた、女神像台座に乗り込んだ。
経文合戦に勝ち、取っ捕まえた村人の網を解いてやったら――
何故か率先して、全員の腰を縛り上げる、おにぎり。
「お前、何その手際の良さ?」
「どコで覚えてキたのでしょうか?」
「せっかくだからぁ、このままぁ村まで案内してもらおぉじゃないの――ウケケケッ?」
また怪しげなまねをされても厄介だし、〝何たら村〟まで――
このまま、引っ立てることにする。
ふぉん♪
『>>第三の大森林観測村、エレクトロ・モフモ村です』
そう、モフモフ村だった。
「イオノファ、ラーさまに――♪」
「眷属さ、まに――♪」
「料理番さ、ま――♪」
紐で繋がれた村人たちが、緩急の付いた――
カクカクした動きで、ぞろぞろと。
「村の入、り口、はこち――♪」
ガサガサガサササッ――――!
「らで、す――♪」
茂みに隠された、大きな木の虚に入っていく
「ピピョチチッ♪」「チチチチッ♪」「ピョロラー♪」
腰に下げた鳥籠が、カラカラと揺れ。
喚く小鳥たちが、超うるせぇ。
「ピョロロロロロロロロオロッ――♪」
一匹だけ一際、大きな鳥が居て、そいつは殿の村人の肩に止まってる。
ふぉん♪
『>>この大きな鳥を連れた人物が、防衛部隊の要と思われ』
うむ。生前のおれみたいな、役職なんだろうぜ。
「ズンズ――♪」「ンチャッチャ――♪」「ッチャ――♪」「みゃに、ゃにゃぁー♪」「ォゥィ――♪」「ェー――♪」
そして一緒に繋がれ先を行く、謎の強化服自律型おにぎり一号。
ふぉん♪
『シガミー>>器用なんだか、不器用なんだか。訳がわからんな、おにぎりめ』
ガッキュゥゥゥンッ――ドズン!
「グゲッゲケケケッ――♪」
轟雷は風神を降り、手綱代わりの鎖を引く。
虚の中は洞窟に繋がっていて、そこそこ広い道は――
ずっと先まで、下っている。
村は、まさかの地下にあるらしかった。
§
「ようこ、そーお、いでくだ、さいましたぁー――ピュチチピュチチチッ♪」
行き着いた先には、巨大な門。
「どう、ぞー気、をつけてー、お通、りく、ださーい――ピヨピヨピヨロロロローッ♪」
門番がガゴォンと、仕掛けを跳ね上げると――
巨大な門が、ガラガラガラララと持ち上がっていく。
ふぉん♪
『>>この村には魔導工学の心得がある、鍛冶職人が居るようです。もっともラプトル王女や、ミャッド顧問氏の技術水準には、とおく及びませんが』
ガリガリガリッ――「痛ぇ――ニャァ♪」
門の上壁におれの、復号アンテナ群が引っかかった!
相当大きな門構えだが、さすがに轟雷が――
そのまま通れるほどでは、無かった。
「どれ、仕方ねぇ轟雷を脱ぐか――ニャァ♪」
ふぉん♪
『>>では虎型ふ号は着たままで、村人に相対しましょう』
そうだなー。
おれは鉄鎧の無骨な手甲の上から、中に着ている虎型の――
更に、その中の手首に巻いた、腕時計を操作した。
シュボッ、カシカシカシ♪
瞼越しでも見える光の奔流――に驚き逃げていく、何たら村人たち。
ふぉん♪
『>>第三の大森林観測村、エレクトロ・モフモ村です』
そう、モフモフ村だぜ、モフモフ村ぁ。
チキピピッ♪
刹那で着替えが完了し、おれは極所作業用汎用強化服〝虎型ふ号〟の姿になった。
「グゲゲッゲッ!?」
グルルン――ブォォォォンッ!!
強化服の早変わりに、驚いた風神が――バッチィィィン!
尻尾を振り回した!
どがっぽぎゅむむん!!
「ぎゃにゃぎゃぁー!」
「うぎゃっ――!?」
門の縁に突き刺さる、強化服たち!
戦力としちゃぁ、風神は申し分ねぇなぁ。
図体がでかくて建物の中には、そうそう入れそうもねぇけど。
それでも村の門や、その近くの建物は作りが大きくて――
風神の背丈でも身を屈めれば、通ることが出来た。
「グゲゲッゲゲゲッ――♪」
ふぉん♪
『>>恐らく、大きな獲物や大木を搬入するために、門や倉庫の入り口は広くなっていると思われ』
なるほどなぁ……だれか引っこ抜いてくれやぁ!
じったばた、ぽっきゅりーん♪
「(みゃにゃぎゃぁー♪)」
じったばた、ぽっきゅりーん♪
おう、言ってやれ、言ってやれやぁ!
「早く、引っこ抜かんと、暴れるぞ」ってなぁ!
§
がやが――やがやがやぎ――ゃがや――ぎゃぎ――ゃがやぎゃ♪
騒々しさまで、間が抜けてやがるぜ。
村の大きさは、どれくらいかはわからんが、相当広そうだった。
対魔王結界と比べたら、天井は幾らもねぇが。
ピヨピヨ、ピョピョピョー♪
この村の連中は、みんな鳥を飼ってた。
洞窟では息が出来ない、危険な場所があるらしくて――
その身代わりというか、真っ先に倒れちまう小鳥を飼ってたのが、始まりなんだそうだ。
おれたちで言うところの、動体検知がわりか。
「ヘイヨォゥォ♪ 村長、おれ村長! 聞きしに勝る働き者ぉー、イェー!」
まるで働き者には見えない奴が、カックカクした足取りでやって来た。
腰に下げた鳥籠が、カシャリと開き――
「ピヨピヨッ――おう、新入りぃ! ピチークパチクー♪」
自分で蓋を開けて、中から勝手に出てきた鳥が――
偉そうに、話しかけてきた。
その鳥の大きさは、今まで見た中じゃ――
一番小さいが、どういう訳か、一番偉そうだった。
ふぉん♪
『イオノ>>この鳥さん、なんかムカつくわねん♪』
おうよ……晩のおかずは、焼き鳥でも良いなぁ。
§
「この先がトッカータ大陸に、通じてるんだな?」
おれは強化服の頭を、後ろに跳ね上げている。
「は、いそーで、すイェ、エー♪ 料理番さ、まぁ、ホォー、ォ!」
例の「猫、の魔物に女の、子が、食べられてる!? 助け、なきゃ!」の件を――
一通りやってから、おれたちは大陸本土――ロコロ村への道を尋ねた。
「グゲッゲゲゲゲゲッ♪」
村人たちは一定以上、近寄っては来なかった。
風神の視線を避け、物陰からこっちを見てる。
モフモフ村に入ってきた門から見て最奥の、その扉は。
とても恐竜モドキの風神が、通れるような大きさではなかった。
「自然のぉ洞窟おぉー利用してるぅみたいだけどぉー、海の下を通る海底通路にわぁ――」
「はイ。こノ扉かラしか、行けナいようです」
それはせいぜいが、2シガミー程度の高さしかなく。
「どうしたもんかなぁ、風神を置いていくわけにはいかんよなぁ――」
大きな足を、ぽきゅぽきゅと叩いてやる。
「ぐっきゅるるるっりゅ♪」
目を細め大きな頭を――ドガァン!
力一杯、ぶつけてくる――恐竜モドキ。
殺し合いをたとは思えないほど、懐いているように見えるが――
本当の所がどうなのか、まるで見当が付かん。
ふぉん♪
『>>魔物テイマーLV3を所持していますので、野に放ったとしても呼べば即座に原隊復帰しますが』
うーむ……一回外に出て、また海の上を走って渡るしかないか。
「(待ってシガミー。この村わさぁ、あの謎大陸にさぁ、一番近い訳じゃんかぁー?)」
そうだが……それがどぅしたぁ?
「(またあそこに行こうってなった場合にさぁ、この村から出発するとぉさぁー)」
「(便利な上に、戦略的にも有利にことを運べると思われ)」
はぁ? お前らさまめ、随分と面倒なことを言い出しやがって。
ふぉん♪
『イオノ>>いっそのこと、〝ヴァケモン〟みたいに格納できたら良いのに!』
はぁ? 化け獣だぁ?
生き物わぁ、収納魔法具には入れられねぇだろうが。
生き物をしまえる収納魔法具なんて――村長箱だけだろ?
「ぅうぅぅうむむむぅ――どーにかしてぇー、ロォグちゃんさえぇー、ココに連れてこられればさぁー、良いわけよねぇん?」
不敵に笑う根菜のような形の、美の女神御神体。
ヴッ――ぽこん♪
虎型の肩を、彷徨いていた芋が――『(Θ_Θ)』
浮かぶ球に飛び乗り――ヴォォォォォゥン♪
風神の頭兜に拵えられた、女神像台座に乗り込んだ。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる