603 / 740
5:大森林観測村VSガムラン町
603:ファンキー・フカフ村、演目は悪逆令嬢
しおりを挟む
「みゃにゃぎゃぎゃぁぁぁぁあ゛ぁぁぁあ゛ぁぁぁぁあ゛ぁぁぁん♪」
「ひひひひひひひぃぃぃぃん?」
おにぎり騎馬一式が、うるせぇ。
ファンキー・フカフ村の村人たちから、大層かわいがられて――
木にくくりつけた重い音がする太鼓や、踊りを教わったりしてやがるぜ。
ふぉん♪
『シガミー>やい、おにぎり。五百乃大角と話はできんのか?』
精霊さまと話が出来るし、しかも作りとしたら女神御神体に近い。
ぐりんとこっちを向き、ぽきゅりと首を傾げる猫の魔物風。
だめか。例の「猫の魔物!?」の件が殆どなく、村人たちと即、打ち解けたのは良かったが。
「ぎゃっ!? 魔物っ!?」
魔物がらみで――
「ぎゃあぁぁっ!?」
驚かされたのは、此方だった。
「「「「「「「「わきゃーい!?」」」」」」」」
大森林開拓村は大小様々な魔物で、あふれていたのだ。
カララン、コロロン♪
首に大きな鈴を付けた、捻れた角の四つ足の魔物。
「シガミー! 女将さんが向こうで、呼んでたよ♪」
そんなのに乗ってやってきたレイダが、村中央のとんでもなく大きな切り株を指さした。
「どれ、大小様々な話をー、付けてくるとするかぁ!」
おれは立ち上がると、級友や教師の様子を覗う。
皆楽しそうにしているし、飯も旨い。
出かける前に、とんでもねぇ未開の地だと、脅されてきたが。
特に心配はいらなそうで、安心すらぁ。
偽の道は詰まるところ、城下町と同じだった。
本丸であるファンキー・フカフ村を、守るために――
ミスロットとジュークが張った、罠。
〝野伏せ〟を仕掛けるための〝囮役〟。
特撃型改に抱えられた、子供らの見た目が――
偽の強化服どもの異様な姿を、生み出しまった。
みたいなことを……迅雷が言ってた気がする。
おれは生きているし、おっさんも神官女性も無事だった。
もうそこまで用心することも、あるまい。
強いて気をつけるなら――
大食らいのビステッカが腹を壊さんよう、見張っててやるくらいか。
この辺りの獲物の様子を見がてら、胆の薬になる薬草を取ってきてやっても良い。
縦だか横だかわからないほど、分厚い焼いた肉。
「おかわり……もっぎゅもぎゅりっ……いただけますかしら♪」
ビステッカが食べ終えた鉄板皿は、今のところまだ二枚だが。
まだまだ増えそうだ。
何せ出された肉が、相当なもんだったからな。
あとで女将さんに、この味を出す秘訣を教わりたい。
これは覚えて帰らんと、五百乃大角に必ずどやされる。
木さじ食堂では食ったことが無い、タレが掛かってたから――
この土地でだけ採れる薬味を、使ってるのかもしれない。
「でわ、おれっちもぉ、お供致しますぞふぉ――♪」
「では、私も是非」
うるせぇ二人も、釣れちまったぜ。
「別に構わんが、えーっとリオレイニア――子供らのことを頼め……ぁりゃ、居ねぇ?」
「レーニアおばさんなら、さっき女将さんと一緒に、あの切り株に入っていったよ?」
ビビビーが、(えっと確か7番の)特撃型改に揺られて、やってきた。
カララン、コロロン♪
レイダが乗る四つ足の魔物に付いてたのと同じ、大きな鈴が軽やかな音色を奏でた。
この村にもノヴァド並みに腕の立つ、鍛冶職人がいるらしい。
そんなのを〝7番〟の首に提げ、後ろに数匹の特撃型改を引き連れてる。
「わかった。けどお前さん、その後ろに並んでる奴ら――邪魔にならんよう、気をつけろよ?」
「大丈夫だよ、おにぎりちゃんと違って、この子たちは叩かれても、やり返してこないし――」
「ふふ♪ それに分散型ですので、数を揃えていないと、止まってしまうのですわ、プププクス♪」
茅野姫も特撃型に揺られて、寄ってきた。
それぞれ、引き連れてるのは7、8匹。
最低でもそれくらいの頭数が、必要らしい。
§
「僕はじゃなかった……儂ゃジューク・ジオサイトじゃ。ここ大森林観測村、通称〝ファンキー・フカフ村〟の村長……じゃよ、ふぉっふぉっふぉぉ♪ では若いの、あとを頼むかのぉ?」
だから、なんで年寄り風に言い直すんだぜ?
この若くもない衆は見た所、せいぜいが三十路だろぉ。
「――ではここからは私が、MCを担当させていただきます♪」
進行する壇上。縮れ髪が膨らんだ若い衆が――
声を張るための魔法具を、村長から受け取った。
「では早速、本日の主役に、登場していただきましょう!」
巨大な切り株の中は、すり鉢型に刳り貫かれており――
奥に壇が有り、それを囲む段々があった。
大講堂に似た間取りを、してやがるぜ。
「あんたたち、まだソレやってるのかい?」
なぜか呆れ顔の、女将さん。
「――ルシランツェル家の反逆者にして――」
「――破落戸まがいの傍若無人!」
急に何だぜ、どうした?
「「「「「「おおおおぉー!」」」」」」
妙に湧く、村人たち。
「――口を開けば罵詈雑言!」
「「「「「「おそろしー!」」」」」」
「――立てば癇癪、座れば愚鈍!」
「「「「「「やめてー!」」」」」」
「――歩く姿は毒の花とまでいわれ、とうとう断罪さ――――」
「「「「「「いやぁぁぁ!」」」」」」
村人が一緒になって、壇上を盛り上げている。
「あっしもでさぁ♪」
山道で見た、盗賊たちも居た。
なんだぜ、この小芝居。
おれは何を、見せられているんだぁ!?
壇上に『ガムラン町並びに央都のみなさま歓迎会』なんて、書かれてなかったら――
あまりの不気味さに、逃げ出してるところだ。
「ちょっと! ソコまで言わなくても、よろしいのでわなくて!?」
カツコツカツコツッ――――♪
あ、飛び出してきたぞ。大申の人が。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
女将さんそっくりな――凄腕の喧嘩師。
おれをのした大申女厘手を、軽く捻る――
やや大柄で、絢爛豪華な体格。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
何だその絹を裂くような童声わぁ!?
レイダかと思ったぜ!
「出・た・わー! 吸血鬼・ロッ・ト・リ・ン・デ・よぉうー! ――よいしょっと」
何故か取り出された、丸太のような魔法杖。
あんた素手の方が、強いだろうが?
「――――フフフフフフッ、さ・す・が・は・宮廷魔導師、バレちゃぁ仕方が有りませんわっ! そうよ私が、かの悪名高い〝悪逆令嬢・吸血姫ロットリンデ〟よーー!」
ミスロット・リンデの口調はやっぱり、どこか芝居じみてるって言うか――――あ?
そういうことか――「こりゃ芝居だ!」
ようやく合点がいったぜ。
――――ボムボムボボボボボボォム、ボボボムッワン!
彼女の手から、噴き出す大爆煙。
しかも、指の間から出る爆煙には、ひとつひとつ違った色が付いていた。
カラフルな8色……芸が細かいぜ。
さすがは、上流階級。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ――――――――!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
大歓声、そして割れんばかりの拍手。
謎の歓迎会は、大好評のウチに閉幕――――しなかった。
「では、みなさま。お手元の資料の、1枚目をご覧下さい」
村人から渡された紙束を、おれとリオが見つめていると――ぐりぐり、すぽん♪
間にレイダが、首を突っ込んできた。
「なぁに? この〝ファロコ捜索の、お願い〟って?」
「うむ。知らん」
知らんが、〝尋ね人〟の人相書きってこと位は、見当が付く。
ただその片方の米噛みから、立派な角が生えているのは――
皆目、見当が付かなかった。
「ひひひひひひひぃぃぃぃん?」
おにぎり騎馬一式が、うるせぇ。
ファンキー・フカフ村の村人たちから、大層かわいがられて――
木にくくりつけた重い音がする太鼓や、踊りを教わったりしてやがるぜ。
ふぉん♪
『シガミー>やい、おにぎり。五百乃大角と話はできんのか?』
精霊さまと話が出来るし、しかも作りとしたら女神御神体に近い。
ぐりんとこっちを向き、ぽきゅりと首を傾げる猫の魔物風。
だめか。例の「猫の魔物!?」の件が殆どなく、村人たちと即、打ち解けたのは良かったが。
「ぎゃっ!? 魔物っ!?」
魔物がらみで――
「ぎゃあぁぁっ!?」
驚かされたのは、此方だった。
「「「「「「「「わきゃーい!?」」」」」」」」
大森林開拓村は大小様々な魔物で、あふれていたのだ。
カララン、コロロン♪
首に大きな鈴を付けた、捻れた角の四つ足の魔物。
「シガミー! 女将さんが向こうで、呼んでたよ♪」
そんなのに乗ってやってきたレイダが、村中央のとんでもなく大きな切り株を指さした。
「どれ、大小様々な話をー、付けてくるとするかぁ!」
おれは立ち上がると、級友や教師の様子を覗う。
皆楽しそうにしているし、飯も旨い。
出かける前に、とんでもねぇ未開の地だと、脅されてきたが。
特に心配はいらなそうで、安心すらぁ。
偽の道は詰まるところ、城下町と同じだった。
本丸であるファンキー・フカフ村を、守るために――
ミスロットとジュークが張った、罠。
〝野伏せ〟を仕掛けるための〝囮役〟。
特撃型改に抱えられた、子供らの見た目が――
偽の強化服どもの異様な姿を、生み出しまった。
みたいなことを……迅雷が言ってた気がする。
おれは生きているし、おっさんも神官女性も無事だった。
もうそこまで用心することも、あるまい。
強いて気をつけるなら――
大食らいのビステッカが腹を壊さんよう、見張っててやるくらいか。
この辺りの獲物の様子を見がてら、胆の薬になる薬草を取ってきてやっても良い。
縦だか横だかわからないほど、分厚い焼いた肉。
「おかわり……もっぎゅもぎゅりっ……いただけますかしら♪」
ビステッカが食べ終えた鉄板皿は、今のところまだ二枚だが。
まだまだ増えそうだ。
何せ出された肉が、相当なもんだったからな。
あとで女将さんに、この味を出す秘訣を教わりたい。
これは覚えて帰らんと、五百乃大角に必ずどやされる。
木さじ食堂では食ったことが無い、タレが掛かってたから――
この土地でだけ採れる薬味を、使ってるのかもしれない。
「でわ、おれっちもぉ、お供致しますぞふぉ――♪」
「では、私も是非」
うるせぇ二人も、釣れちまったぜ。
「別に構わんが、えーっとリオレイニア――子供らのことを頼め……ぁりゃ、居ねぇ?」
「レーニアおばさんなら、さっき女将さんと一緒に、あの切り株に入っていったよ?」
ビビビーが、(えっと確か7番の)特撃型改に揺られて、やってきた。
カララン、コロロン♪
レイダが乗る四つ足の魔物に付いてたのと同じ、大きな鈴が軽やかな音色を奏でた。
この村にもノヴァド並みに腕の立つ、鍛冶職人がいるらしい。
そんなのを〝7番〟の首に提げ、後ろに数匹の特撃型改を引き連れてる。
「わかった。けどお前さん、その後ろに並んでる奴ら――邪魔にならんよう、気をつけろよ?」
「大丈夫だよ、おにぎりちゃんと違って、この子たちは叩かれても、やり返してこないし――」
「ふふ♪ それに分散型ですので、数を揃えていないと、止まってしまうのですわ、プププクス♪」
茅野姫も特撃型に揺られて、寄ってきた。
それぞれ、引き連れてるのは7、8匹。
最低でもそれくらいの頭数が、必要らしい。
§
「僕はじゃなかった……儂ゃジューク・ジオサイトじゃ。ここ大森林観測村、通称〝ファンキー・フカフ村〟の村長……じゃよ、ふぉっふぉっふぉぉ♪ では若いの、あとを頼むかのぉ?」
だから、なんで年寄り風に言い直すんだぜ?
この若くもない衆は見た所、せいぜいが三十路だろぉ。
「――ではここからは私が、MCを担当させていただきます♪」
進行する壇上。縮れ髪が膨らんだ若い衆が――
声を張るための魔法具を、村長から受け取った。
「では早速、本日の主役に、登場していただきましょう!」
巨大な切り株の中は、すり鉢型に刳り貫かれており――
奥に壇が有り、それを囲む段々があった。
大講堂に似た間取りを、してやがるぜ。
「あんたたち、まだソレやってるのかい?」
なぜか呆れ顔の、女将さん。
「――ルシランツェル家の反逆者にして――」
「――破落戸まがいの傍若無人!」
急に何だぜ、どうした?
「「「「「「おおおおぉー!」」」」」」
妙に湧く、村人たち。
「――口を開けば罵詈雑言!」
「「「「「「おそろしー!」」」」」」
「――立てば癇癪、座れば愚鈍!」
「「「「「「やめてー!」」」」」」
「――歩く姿は毒の花とまでいわれ、とうとう断罪さ――――」
「「「「「「いやぁぁぁ!」」」」」」
村人が一緒になって、壇上を盛り上げている。
「あっしもでさぁ♪」
山道で見た、盗賊たちも居た。
なんだぜ、この小芝居。
おれは何を、見せられているんだぁ!?
壇上に『ガムラン町並びに央都のみなさま歓迎会』なんて、書かれてなかったら――
あまりの不気味さに、逃げ出してるところだ。
「ちょっと! ソコまで言わなくても、よろしいのでわなくて!?」
カツコツカツコツッ――――♪
あ、飛び出してきたぞ。大申の人が。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
女将さんそっくりな――凄腕の喧嘩師。
おれをのした大申女厘手を、軽く捻る――
やや大柄で、絢爛豪華な体格。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
何だその絹を裂くような童声わぁ!?
レイダかと思ったぜ!
「出・た・わー! 吸血鬼・ロッ・ト・リ・ン・デ・よぉうー! ――よいしょっと」
何故か取り出された、丸太のような魔法杖。
あんた素手の方が、強いだろうが?
「――――フフフフフフッ、さ・す・が・は・宮廷魔導師、バレちゃぁ仕方が有りませんわっ! そうよ私が、かの悪名高い〝悪逆令嬢・吸血姫ロットリンデ〟よーー!」
ミスロット・リンデの口調はやっぱり、どこか芝居じみてるって言うか――――あ?
そういうことか――「こりゃ芝居だ!」
ようやく合点がいったぜ。
――――ボムボムボボボボボボォム、ボボボムッワン!
彼女の手から、噴き出す大爆煙。
しかも、指の間から出る爆煙には、ひとつひとつ違った色が付いていた。
カラフルな8色……芸が細かいぜ。
さすがは、上流階級。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ――――――――!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
大歓声、そして割れんばかりの拍手。
謎の歓迎会は、大好評のウチに閉幕――――しなかった。
「では、みなさま。お手元の資料の、1枚目をご覧下さい」
村人から渡された紙束を、おれとリオが見つめていると――ぐりぐり、すぽん♪
間にレイダが、首を突っ込んできた。
「なぁに? この〝ファロコ捜索の、お願い〟って?」
「うむ。知らん」
知らんが、〝尋ね人〟の人相書きってこと位は、見当が付く。
ただその片方の米噛みから、立派な角が生えているのは――
皆目、見当が付かなかった。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~
桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。
技術を磨くために大手ギルドに所属。
半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。
理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。
孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。
全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。
その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……!
その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。
カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。
三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる