滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

文字の大きさ
上 下
465 / 740
4:龍撃の学院

465:央都猪蟹屋プレオープン、おっちゃんとレイダ材の実力

しおりを挟む
「チィェェェェェェェェイ!。」
 シュギギギッギィン!

 ぬ、よろいかたち人型ひとがた
 その上半身じょうはんしんが、たおれもくずれもしねぇ。
 スゥゥゥゥゥ――チャキン♪
 ぷっはぁぁぁ――ぜぇはぁ!

「斬れなかったかぁ?」
 ほれみろ、格好悪かっこうわりぃことになっちまったじゃねぇーか!
「ぷひゃっひゃっひゃっ――――だらしないじゃない、シガミー
 うるせぇな、飯神めしがみのくせに!

「はぁあ!」
 おっちゃんのこえ。
 目一杯引めいっぱいひいた切っさきならぶように――
 おく手側てがわ肩口からぐちを、人型ひとがたにぶち当てる。
 こっちから見ると、まるで――
 自分てめえのどけんを、突き刺したようにも見える。

 ただそこからが、ちょっとした見物みものだった。
 ゴゴォン――「らぁあ!」
 ねじり込まれていたからだすこしだけ、まっすぐにもどった。
  ゴゴォン――「へえぇ!」
 おっちゃんの横顔よこがおが見えた。
   ゴゴォン――「りぃい!」
 ガッ――かた柄頭つかがしらを打ち込む!
    ゴゴォン――「あぁあ!」
 おっちゃんの両肩りょうかたが、人型ひとがたたいして正対せいたいした。
     ゴゴォン――「るぅう!」
 やっと、おっちゃんの手元てもとが見える。
      ゴゴォン――「うぅう!」
 なおも突き出される、両手りょうて

 ゴリゴリ、ズザザザザァァァァ!
 とうとうけんは、からだのまえへ突き出された。
 つまりけんとおらねぇぶんだけ、おっちゃんのからだ後ろに下がって・・・・・・きたのだ。

「「「「ぷふふふ」」」」
 子供たちがきども根菜めしがみと、伯爵夫人ルリーロわらう。

 ばかやろう。
 ありゃ真芯ましんけんを突き刺さねぇと、出来できねぇ芸当げいとうだぜ。
 おっちゃんがいきも絶え絶えに――小瓶こびんを取りだした。
 ありゃさっき、根菜いおのはらくばった蘇生薬エリクサーだ。

 うしろのせきまでよろよろともどり、つっぷすおっちゃん。
 かたを押さえるおっちゃんが、ひかりで満たされた。

 蘇生薬エリクサーだのみの、捨て身のけんか。
 おれのしちかた匹敵ひってきする――
 つらぬくためだけの、捨て身のけん
 押しこむときのちからとおしかたは、体術たいじゅつそのものだった。
 たぶん素手すでほうが、おっちゃんはつよい。

「〝攻城こうじょうのタウリン〟は健在けんざいですね」
「いやいや〝城郭じょうかくのエクレア〟こそ――」
 エクレアがけんで突き飛ばした人型ひとがたは、対魔王結界たいまおうけっかい反対側はんたいがわかべに突き刺さっている。

 ふぉん♪
『>〝攻城のタウリン〟という二つ名から類推するに、
  本来は打突のための専用の武器か、道具を使用する技と思われ』

本当ほんとうだぜ! おっちゃんの突いた人型ひとがたすこ斬れてる・・・・!」
 かすかにだが、木の部分ぶぶんが見えていた。
 ちょっときずが付いただけのおれとじゃ、雲泥うんでいの差だ。

わたくしぃのぉーことわぁー、だれもぉー褒めてぇーくぅれぇなぁいぃのぉー?」
 カチリと匕首あいくちおさめた、伯爵夫人はくしゃくふじんが――
 小指こゆび人型ひとがたを、突いた。

 キィン――――ガラッ、ゴガシャァン!
 鋭利えいりな切りくち綺麗きれいに真っぷたつになった、ためし斬りの人形にんぎょう
 土台どだいに立てたジンライ鋼製こうせいはしらまで、スッパリと切られていた。

「「「「〝蒼焔そうえんの……亡霊姫おばけひめ〟」」」」
 大人連中おとなれんちゅう畏怖いふねんからか、二つ名あざなをつぶやいた。
「ココォォォン? いまなにかぁ、聞こえましたかぁ――?」
「「「「いえっ、なにも!」」」」
 大人連中おとなれんちゅう畏怖いふねんからか、目を逸らす。

 ごっひゅるるるるりゅ――とほそく、狐火きつねびを吐いたのを見るに。
 〝お化け姫ルリーロ〟は、そう呼ばれたくないみたいだが――

「いいな、ふた名持なもちは。どういうやつか、一発いっぱつでわかる」
「くすくす♪」
 騎馬隊隊長きばたいたいちょうが、おれを見て微笑ほほえんだ。
隊長たいちょうさんには、ふたつ名はないのかい?」
わたくしは、そんな大層たいそうものではありません。シガミーさまこそ、ふたつ名で呼ばれていないのが不思議ふしぎですよ?」
 彼女かのじょやりはレイダざいに、きずひとつ付けられなかった。
 けど、しなるやりいきおいで檜舞台ぶたいから、ふっとばすほどの見事みごとわざだった。

さま・・してくれ。えっと――」
彼女かのじょの名はイラ・グロッグ。央都おうと区画警邏担当くかくけいびたんとうにして、〝北限ほくげん歌姫うたひめ〟とうわさされるほどの……」
 リオレイニアが説明せつめいしてくれ――
「えっ、あるじゃねーかっ! ふたつ名が!」
 うそつきか。隊長たいちょうさんは、うそをついたのかっ?

「やめて、リオレイニア。あなたこそ、〝美の女神イオノファラーの生まれ変わり〟とまち評判ひょうばんですよ」
「あー、知ってる。〝イオレイニアさま・・・・・・・・〟でしょ!」
 ビビビーがたのしそうに、寄ってきた。

「えぇー、あたくしさまはここに居ますけどぉ? 生・き・てぇ・ますけぇどぉー!?
 すくなくともいまそのからだわぁ御神体つくりもんで、生きちゃいねぇー・・・・・・・・だろうが。

「シガミーノふタつ名ハ、〝女神めがミ料理番りょうりバん〟デ良いノでは
 そりゃ、おれが自分てめえで言ってるだけだぜ。
ふたつ名じゃねぇが――それで我慢がまんするかぁ」
 おれの生きる目的もくてきが、ちゃんとわかるからな。

「えっ、〝げい披露ひろうすると、かなら爆発ばくはつする子供こども〟じゃないのっ?」
「〝ガサツだけど、根は乱暴者らんぼうもの〟では?」
 パーティーメンバーだから、遠慮えんりょはいらない。
 けどおまえら、そりゃただの悪口わるくちだろうが。
 爆発ばくはつしてねぇのはとなえると、どういうわけだか威力いりょくが増す――
 〝文言めっせよ〟をはっしてねぇからだぜ。
 ふぉん♪
『>自重してください』

「じゃぁそろそろ、おれ出番でばんだろ?」
 ヴォヴォゥゥウン――――ゴォン!
 まるでいつもの鍛冶仕事かじしごとのように、振りあげられた鉄塊てっかい

 キキキキキキキキィィィンッ――――――――ゴッズムン!
 よどみのない振りおろし。
 金槌かなづちは、見たことのない複雑ふくざつさの――
 〝魔法まほう神髄しんずい〟の軌跡きせきを、空中ちゅうのこし――

 グワラララランッ♪
 ノヴァドは一体いったい人型ひとがたを、うすいぼんのようにのしちまった・・・・・・

 工房長こうぼうちょうノヴァドの、鉄塊てっかいのような巨大きょだい金槌かなづちは――
 はやはなし魔法杖まほうつえ一種いっしゅだ。
 魔法まほう神髄しんずいえがかれた、複雑ふくざつひかり文様もんよう
 幾重いくえにも折りかさなったひかりが、振りおろされた金槌かなづち追いつく・・・・と――
 おれの小太刀こだちを跳ねかえしたほどかた人型ひとがたが、ぺしゃんこになった。

「ふぅ、どーでぇい♪ ただ、こいつ・・・でも形状かたちを変えただけで、厳密げんみつには破壊はかいできてねーけどな!」
 わからん。つぶれてるじゃんか?

「シガミー、斬れるかい?」
 ぼんになったそれを、ひろいあげるエクレア。
「いーや、無理むりだぜ」
 かたちが変わっただけというなら、人型表面ひとがたひょうめんのレイダざいそう幾重いくえにもかさなってるってこったろ?
 ふぉん♪
『>そうなります。構造的には轟雷の複合装甲と同じ物です』

「これはすでわたし大盾ラージシールドよりも、堅牢けんろうなのでは?」
 あおかがやぼんを、おれに投げて寄こすエクレア。
 ヴッ――ドズン!
 猪蟹屋謹製ししがにやきんせい収納魔法具しゅうのうまほうぐから、いつもの大盾おおたてを取りだす顔が良い男エクレア新婚しんこん)。

「そうだなレイダ。あのたてに、こいつ・・・塗る・・ことは出来できるか?」
 おれが持つぼんをココンとたたき、エクレアの大盾おおたてゆびさす――
 小柄こがら屈強くっきょう工房長こうぼうちょう
 ちなみに工房こうぼうってのは、ガムランちょうにある鍛冶場かじばのことだ。
 おなじく小柄こがら種族しゅぞくの、屈強くっきょうおとこたちにより経営けいえいされている。
 今日きょう部下ぶかたちを、連れてきてねぇみたいでたすかった。
 もし全員居みんないたら間違まちがいなく、手持てもちちのさけじゃあさまで――
 持たなかっただろうからなー。

 おれとエクレアとノヴァドから詰めよられ――
「どなの、ジンライ?」
 ぼう丸投まるなげする、子供レイダ

炭化たンかさせル必要ひつヨうがありマ
 ふぉん♪
『解析指南>浸炭窒化焼入処理などを行うことで、鉄鋼表面に強固な炭化層を生成可能ですが、その時点でレイダ材を凌ぐ硬度を獲得するため、現実的ではありません』
 ふぅん。わからん。
 わからんけど――

すみってことわぁ……おれのかたなぁ、はいを練り込んであるぞ? なぁ工房長ノヴァド?」
 おれは小太刀こだちを、手渡てわたしてみた。
「おうたしかに、ヒーノモトーの秘伝ひでんでジンライこうを打ったぞ!」
 こうしてことあるごとに話題わだいにしてるし、秘伝ひでんでもなんでもねぇが。
 小柄こがらわりおおきな手で、スラリと抜かれる小太刀こだち
 いろ漆黒しっこくにしてあるから、小太刀かたなかたちあなが空いてるみてぇだ。

「レイダ、これも塗ってみてくれないか?」
 ノヴァドが持つかたなを、ゆびさした。

「ええーい♪」
 ギラリン――――♪
「「「ほほぉう♪」」」
「「きれい!」」「見事みごとですね」
 湧く大人おとな子供こどもたち。

 刃先はさきからつよく、ギラッギラにひかかたな
 中子なかご……つかちかくなると蒼色あおいろ漆黒しっこくに溶けて、ちがいがわからなくなった。
 こらぁ、見た目がすげ綺麗きれいだぜぇ♪

「よし、じゃぁ斬ってみるかぁ♪」
 やべぇ、ちぃとたのしくなってきた。
「おひとつどーぞ
 ヴッ――ゴドンッ!
 茅の姫ほしがみが置いた人型ひとがたは、たぶんエクレアがはじき飛ばしたやつだ。
 ひろって持ってきてくれたらしい。
 残念さんねんながらやっぱり、傷一きずひとつ付いてなかった。

「チィェェェェェェェェイ!。」
 シュギギッザッギッィンッ――――ガギャギンッ!!!
 あっぶねっ――すぽん♪
 折れた切っさきを、即座そくざ仕舞しまった!
 ぷっはぁぁぁ――ぜぇはぁ!

「ふぅい。折れちまったか!」
 しかも、さや鯉口くちが割れちまった。
かたいレイダざいが斬れるが、折れやすい……のかぁ?」
 ひげに手を延ばす工房長ノヴァド
 相当そうとうなやんでるときの仕草しぐさだ。

 人型ひとがたにはおおきく、切り込みがはいっていた。

「こりゃ、手に負えねぇぞ?」
 うでを組んだおれのくびが、よこに曲がっていく。
 これも相当そうとうなやんでるときの仕草しぐさだ。
 つい、出ちまう。

 面白おもしれぇもんにはなりそうだが――ガリガリとあたまを掻いてたら。
 その手を、茅の姫ほしがみに止められた。

「シガミーの小太刀こだち一撃いちげきしのぐ、木で出来できかるお盆トレー。それだけで使つかみちとしては、上々じょうじょうかとおもいますけれど? プークス
 手にした蒼盆ぼんうえには、出せる料理の一覧おしながき――光る黒板タブレットが載せられていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

スター・スフィア-異世界冒険はお喋り宝石と共に-

黒河ハル
ファンタジー
——1つの星に1つの世界、1つの宙《そら》に無数の冒険—— 帰り道に拾った蒼い石がなんか光りだして、なんか異世界に飛ばされた…。 しかもその石、喋るし、消えるし、食べるしでもう意味わからん! そんな俺の気持ちなどおかまいなしに、突然黒いドラゴンが襲ってきて—— 不思議な力を持った宝石たちを巡る、異世界『転移』物語! 星の命運を掛けた壮大なSFファンタジー!

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

俺の娘、チョロインじゃん!

ちゃんこ
ファンタジー
俺、そこそこイケてる男爵(32) 可愛い俺の娘はヒロイン……あれ? 乙女ゲーム? 悪役令嬢? ざまぁ? 何、この情報……? 男爵令嬢が王太子と婚約なんて、あり得なくね?  アホな俺の娘が高位貴族令息たちと仲良しこよしなんて、あり得なくね? ざまぁされること必至じゃね? でも、学園入学は来年だ。まだ間に合う。そうだ、隣国に移住しよう……問題ないな、うん! 「おのれぇぇ! 公爵令嬢たる我が娘を断罪するとは! 許さぬぞーっ!」 余裕ぶっこいてたら、おヒゲが素敵な公爵(41)が突進してきた! え? え? 公爵もゲーム情報キャッチしたの? ぎゃぁぁぁ! 【ヒロインの父親】vs.【悪役令嬢の父親】の戦いが始まる?

勇者召喚に巻き込まれたおっさんはウォッシュの魔法(必須:ウィッシュのポーズ)しか使えません。~大川大地と女子高校生と行く気ままな放浪生活~

北きつね
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれた”おっさん”は、すぐにステータスを偽装した。  ろくでもない目的で、勇者召喚をしたのだと考えたからだ。  一緒に召喚された、女子高校生と城を抜け出して、王都を脱出する方法を考える。  ダメだ大人と、理不尽ないじめを受けていた女子高校生は、巻き込まれた勇者召喚で知り合った。二人と名字と名前を持つ猫(聖獣)とのスローライフは、いろいろな人を巻き込んでにぎやかになっていく。  おっさんは、日本に居た時と同じ仕事を行い始める。  女子高校生は、隠したスキルを使って、おっさんの仕事を手伝う(手伝っているつもり)。 注)作者が楽しむ為に書いています。   誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめて行います。

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草

ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)  10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。  親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。  同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……── ※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました! ※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※ ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

いい子ちゃんなんて嫌いだわ

F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが 聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。 おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。 どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。 それが優しさだと思ったの?

処理中です...