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4:龍撃の学院
419:初等魔導学院、詠唱魔法具と拠点その2
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「〽満っ員電車に乗っかって 君とっ見た星のような 電ッ光板を見っつめっているゥ――♪」
ヴォヴォンゥォー、ズダダダダッダダッダンッ♪
「この声……間違いねぇよなぁ?」
「ハい。リオレイニアノ音声かラ再モデリングしタ、彼女ノ歌声でス」
そうだぜ、レイダが持ってた何とか言う魔法具と同じ物だ。
ヴォウンドウンォ♪ ヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォッヴォウンドウンォ――――!!!」
ぱしっ――♪
自分の肖像画か描かれた板を、おれから取りあげる給仕服。
生活魔法を繰りだすときのような華麗なターン、裾がフワリ。
「「〽どーこから来ーたのかぁ 何があっるーのかぁ 知らない町のぉ出ぇ来ぃー事ぉー 君にも届いてっるのかなっぁあぁ――♪」」
仮面の下の唇が開かれた。
この歌を彼女が歌ったことは、一度も無い。
迅雷がその声を真似て、勝手に作りだした歌声。
それが、二つ重なった。
生成された歌声と違って、凄みのような物が宿っているのがわかる。
なにより歌が達者だった。
「何度も聞かされれば、歌くらい覚えちまうよなぁ」
なんせ、リオレイニアだからなぁ。
「レーニアおばさん、楽しそう♪」
立ちあがり踊り出す、ビビビー。
「楽しそう♪」
レイダも負けじと、立ちあがり――
「レ、レイダちゃん!?」
タターの手を取って、踊り出した。
「〽おばさんって呼ぶのわぁー、お止めなさぁーい――ヴィヴィー?」
どうやら、腹をくくったらしいが――
「(叔母さん呼びには、抵抗があるようですね)」
リオレイニアだって、若い娘だからなぁ。
「えーっと……あれ一枚いくらだって言ってたっけ?」
「シガミーノ肖像画にイオノファラーの歌声付キの物ガ、一枚4ヘククデ販売されていルようです」
4ヘククか。安くはねぇが……工房長たちなら、飛びつく値段だ。
カブキーフェスタの時にも思ったが、この世界には道楽が足りねぇ。
「こぉんなこともぉあろーかとぉー、倉庫に隠しておいてぇー、よかったわぁねぇぇん♪」
まったく、波風ばっかり立てやがって。
けどリオレイニアは詠唱暗室装置の修理代を、このブロマイドとやらで稼ぐつもりらしいから――
今回は、許してやることにした。
本当なら、おれでも猪蟹屋でも頼ってくれて良いんだが――
学院長も言ったとおりに、首を縦には振らないだろう。
かくいう学院長も彼女に対する、うまい手だてを考えてくれてるみたいだけど――
こんこん♪
「お嬢様方、入浴の準備が整いまして――」
ふたたびの女性の声。
「じゃあ、まずは――かぽぉーん♪」
根菜が猪口みてぇな小さな風呂桶を、どこかから取りだした。
§
まったく……酷ぇ目にあったぜ。
カチャカチャカチャ――ゴリゴリ、カラランッ♪
ここはさっきの部屋とは別の、こじんまりとした部屋。
母屋からちょっとだけ離れた所にあって、竈も使える。
「五百乃大角の夜食を、作ってやらねぇといけねぇから」と言って、用意してもらったのだ。
カチャカチャカチャ――ゴリゴリ、カラランッ♪
今おれが分解してるのは、五百乃大角がどこかから見つけてきた――
詠唱魔法具だ。
この宛鋳符悪党(発掘された古い時代の魔法具)を元にして、あの薄板は作られたらしい。
「そコまで居心地ガ、悪イ物でスか?」
そりゃそーだろうが!
おれぁ、男だぜ!?
風呂で、揉みくちゃにされたおれは――
体術と、七天抜刀根術と、手習いの燕返しを駆使して――
命からがら逃げだした。
ガキ共相手じゃ、臆するところはねぇがぁ――
この別宅の侍女共や、リオ相手に丸腰じゃぁ――
到底、太刀打ちできるわけがぁねぇ!
ましてやリオは風呂で、あの仮面を外すからな!
本当に色んな意味で、死ぬ所だったぜ!
「残っ念ーっ! シガミーわぁもう既にぃー非の打ち所がないほどぉー、素敵なぁ女の子ぉなぁのぉでぇー、諦めてぇーくださぁーいねぇーん♪」
そう! ソイツも問題だぜ!
なんせ隠すモノすら、付いてねぇんだからなぁ――!?
「(ちっ、絵で板で、この体ぁ作り直すかぁ?)」
「(ブブー♪ そぉれぇもぉでぇきぃまぁすぇーんだ♪)」
なんでだ!?
「課金してキャラメイク券を買うか、ガチャ石で引くかしないとぉ作り替えることわぁでぇきないわぁよぉ?)」
月夜石!?
超女神像に使っちまっただろーが?
ふぉん♪
『ヒント>マナ宝石(課金石)/市場価格31500000パケタ
※トッカータ大陸平均レートによる概算』
ありゃぁ変異種から取れる物で、この先はあまり現れねぇと聞いている。
「シガミーハ、レイド村で轟雷ヲ脱いだトきに――男性に戻ろウとは思わなかったノですか?)」
あのときは、そんなことを考えもしなかったぜ。
今日、風呂でリオや侍女たちに体中を、素手で洗われるまではなぁ!
「まあまあ、FATSシステムが元に戻れば、あたくしさまの財力……強運力でなんとかしてあげられなくもないので――それまでは、我慢してよねぇん♪」
くそう。
いやまて――五百乃大角よりも偉い神になった茅の姫さまなら、なんとか出来るかも知れねぇ。
あとで、コイツらが居ないときにでも相談してみるか。
「それで、どーなの? もうすこし薄く――それこそ冒険者カード並みに、平たく出来そう?」
注文は「あまり嵩張らないように、小さく薄く」だ。
「お前さまがライブラリの中から見つけてきた、百科事典ってので仕組みはわかったがなー……結構難しいだろぅ?」
「まぁー、そうわね。コレだって相当なもんなんですからね?」
この世界に元から有った、〝聴いた歌を奏でる〟宛鋳符悪党。
その大きさは、たしかに今日学院で壊した測定魔法具と同じくらいあった。
「自動工作機械がここで使えるなら、いろいろ試せてはかどるんだがぁーなぁー」
超女神像地下の、猪蟹屋二号店。
そこに併設した無人工房があれば、迅雷の〝作り置き〟を四六時中させておける。
リオレイニアの詠唱魔法具を、売り出すなら――
子供の手でも扱いやすい大きさで、子供のこづかいでも買える価格で。
それがリオレイニアの出した条件だった。
「うぬぬぬぬぅ?」
詠唱暗室装置の修理代を稼ぐのに、金は必要だが――
子供たちのためには、価格も抑えたい。
今ある詠唱魔法具の、せめて半分の厚みに。
そして値段も半分の、2ヘクク……晩飯代程度に。
「なぁ、迅雷?」
「何でシょうか、シガミー?《・》」
「この圧電素子てのわぁ、何なんだぜ?」
「押すト神力ヲ作り出ス……神力棒ノ一種でスね」
「じゃぁこっちのボイスコイルってのわぁ、どーいう物だぁ?」
「神力デ震エる……膜のヨうな物とオ考え下サい」
こっちの世界の専門家が調べ、書き記した研究資料。
そして、五百乃大角の百科事典と、虎の巻。
「不純物の少ない電界鉄……使い古しのオリハルコンを蒸着した膜の上に……ジンライ鋼と迅雷式隠れ蓑の層で作った、圧電構造を――」
んぅー?
冒険者カードの上に……5千個も数珠つなぎに並べときゃぁ――
音に聞こえるんじゃね?
「ちょっと、迅雷クーン?」
「何でシょうか、イオノファラー?」
「天正生まれのぉー坊主がぁ、小難しいこと言ぃー出したぁんだぁけどぉー?」
「スキルとシて収得しテいた各種ノ知識ガ、轟雷……例ノ鉄鎧鬼ノ体を経たこトでDB化。検索可能な知恵とシて、再編されタ可能性がアります――」
外様がうるせぇが、放っとく。
絵で板を立ち上げ――
使い捨てシシガニャンを作ったときの、色彩設定を呼び出す。
和紙に合金を、蒸着した要領で。
フィルム状スピーカーの試作一号を。
ヴヴッ――ぺらり♪
「出来たぜ、迅雷」
ペラペラの上に、相棒が立つと――
「(〽満っ員電車に乗っかって 君とっ見た星のような 電ッ光板を見っつめっているゥ――♪)」
いぉよぉし!
音は小せぇが、聞こえる聞こえる。
ふぉん♪
『イオノ>元和元年没の坊主が、末恐ろしい件について』
ふぉん♪
『>ある種の人的特異点という可能性も』
ふぉん♪
『シガミー>やかましぃ!
次は生活魔法を神力に変えるぞ!』
ヴォヴォンゥォー、ズダダダダッダダッダンッ♪
「この声……間違いねぇよなぁ?」
「ハい。リオレイニアノ音声かラ再モデリングしタ、彼女ノ歌声でス」
そうだぜ、レイダが持ってた何とか言う魔法具と同じ物だ。
ヴォウンドウンォ♪ ヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォッヴォウンドウンォ――――!!!」
ぱしっ――♪
自分の肖像画か描かれた板を、おれから取りあげる給仕服。
生活魔法を繰りだすときのような華麗なターン、裾がフワリ。
「「〽どーこから来ーたのかぁ 何があっるーのかぁ 知らない町のぉ出ぇ来ぃー事ぉー 君にも届いてっるのかなっぁあぁ――♪」」
仮面の下の唇が開かれた。
この歌を彼女が歌ったことは、一度も無い。
迅雷がその声を真似て、勝手に作りだした歌声。
それが、二つ重なった。
生成された歌声と違って、凄みのような物が宿っているのがわかる。
なにより歌が達者だった。
「何度も聞かされれば、歌くらい覚えちまうよなぁ」
なんせ、リオレイニアだからなぁ。
「レーニアおばさん、楽しそう♪」
立ちあがり踊り出す、ビビビー。
「楽しそう♪」
レイダも負けじと、立ちあがり――
「レ、レイダちゃん!?」
タターの手を取って、踊り出した。
「〽おばさんって呼ぶのわぁー、お止めなさぁーい――ヴィヴィー?」
どうやら、腹をくくったらしいが――
「(叔母さん呼びには、抵抗があるようですね)」
リオレイニアだって、若い娘だからなぁ。
「えーっと……あれ一枚いくらだって言ってたっけ?」
「シガミーノ肖像画にイオノファラーの歌声付キの物ガ、一枚4ヘククデ販売されていルようです」
4ヘククか。安くはねぇが……工房長たちなら、飛びつく値段だ。
カブキーフェスタの時にも思ったが、この世界には道楽が足りねぇ。
「こぉんなこともぉあろーかとぉー、倉庫に隠しておいてぇー、よかったわぁねぇぇん♪」
まったく、波風ばっかり立てやがって。
けどリオレイニアは詠唱暗室装置の修理代を、このブロマイドとやらで稼ぐつもりらしいから――
今回は、許してやることにした。
本当なら、おれでも猪蟹屋でも頼ってくれて良いんだが――
学院長も言ったとおりに、首を縦には振らないだろう。
かくいう学院長も彼女に対する、うまい手だてを考えてくれてるみたいだけど――
こんこん♪
「お嬢様方、入浴の準備が整いまして――」
ふたたびの女性の声。
「じゃあ、まずは――かぽぉーん♪」
根菜が猪口みてぇな小さな風呂桶を、どこかから取りだした。
§
まったく……酷ぇ目にあったぜ。
カチャカチャカチャ――ゴリゴリ、カラランッ♪
ここはさっきの部屋とは別の、こじんまりとした部屋。
母屋からちょっとだけ離れた所にあって、竈も使える。
「五百乃大角の夜食を、作ってやらねぇといけねぇから」と言って、用意してもらったのだ。
カチャカチャカチャ――ゴリゴリ、カラランッ♪
今おれが分解してるのは、五百乃大角がどこかから見つけてきた――
詠唱魔法具だ。
この宛鋳符悪党(発掘された古い時代の魔法具)を元にして、あの薄板は作られたらしい。
「そコまで居心地ガ、悪イ物でスか?」
そりゃそーだろうが!
おれぁ、男だぜ!?
風呂で、揉みくちゃにされたおれは――
体術と、七天抜刀根術と、手習いの燕返しを駆使して――
命からがら逃げだした。
ガキ共相手じゃ、臆するところはねぇがぁ――
この別宅の侍女共や、リオ相手に丸腰じゃぁ――
到底、太刀打ちできるわけがぁねぇ!
ましてやリオは風呂で、あの仮面を外すからな!
本当に色んな意味で、死ぬ所だったぜ!
「残っ念ーっ! シガミーわぁもう既にぃー非の打ち所がないほどぉー、素敵なぁ女の子ぉなぁのぉでぇー、諦めてぇーくださぁーいねぇーん♪」
そう! ソイツも問題だぜ!
なんせ隠すモノすら、付いてねぇんだからなぁ――!?
「(ちっ、絵で板で、この体ぁ作り直すかぁ?)」
「(ブブー♪ そぉれぇもぉでぇきぃまぁすぇーんだ♪)」
なんでだ!?
「課金してキャラメイク券を買うか、ガチャ石で引くかしないとぉ作り替えることわぁでぇきないわぁよぉ?)」
月夜石!?
超女神像に使っちまっただろーが?
ふぉん♪
『ヒント>マナ宝石(課金石)/市場価格31500000パケタ
※トッカータ大陸平均レートによる概算』
ありゃぁ変異種から取れる物で、この先はあまり現れねぇと聞いている。
「シガミーハ、レイド村で轟雷ヲ脱いだトきに――男性に戻ろウとは思わなかったノですか?)」
あのときは、そんなことを考えもしなかったぜ。
今日、風呂でリオや侍女たちに体中を、素手で洗われるまではなぁ!
「まあまあ、FATSシステムが元に戻れば、あたくしさまの財力……強運力でなんとかしてあげられなくもないので――それまでは、我慢してよねぇん♪」
くそう。
いやまて――五百乃大角よりも偉い神になった茅の姫さまなら、なんとか出来るかも知れねぇ。
あとで、コイツらが居ないときにでも相談してみるか。
「それで、どーなの? もうすこし薄く――それこそ冒険者カード並みに、平たく出来そう?」
注文は「あまり嵩張らないように、小さく薄く」だ。
「お前さまがライブラリの中から見つけてきた、百科事典ってので仕組みはわかったがなー……結構難しいだろぅ?」
「まぁー、そうわね。コレだって相当なもんなんですからね?」
この世界に元から有った、〝聴いた歌を奏でる〟宛鋳符悪党。
その大きさは、たしかに今日学院で壊した測定魔法具と同じくらいあった。
「自動工作機械がここで使えるなら、いろいろ試せてはかどるんだがぁーなぁー」
超女神像地下の、猪蟹屋二号店。
そこに併設した無人工房があれば、迅雷の〝作り置き〟を四六時中させておける。
リオレイニアの詠唱魔法具を、売り出すなら――
子供の手でも扱いやすい大きさで、子供のこづかいでも買える価格で。
それがリオレイニアの出した条件だった。
「うぬぬぬぬぅ?」
詠唱暗室装置の修理代を稼ぐのに、金は必要だが――
子供たちのためには、価格も抑えたい。
今ある詠唱魔法具の、せめて半分の厚みに。
そして値段も半分の、2ヘクク……晩飯代程度に。
「なぁ、迅雷?」
「何でシょうか、シガミー?《・》」
「この圧電素子てのわぁ、何なんだぜ?」
「押すト神力ヲ作り出ス……神力棒ノ一種でスね」
「じゃぁこっちのボイスコイルってのわぁ、どーいう物だぁ?」
「神力デ震エる……膜のヨうな物とオ考え下サい」
こっちの世界の専門家が調べ、書き記した研究資料。
そして、五百乃大角の百科事典と、虎の巻。
「不純物の少ない電界鉄……使い古しのオリハルコンを蒸着した膜の上に……ジンライ鋼と迅雷式隠れ蓑の層で作った、圧電構造を――」
んぅー?
冒険者カードの上に……5千個も数珠つなぎに並べときゃぁ――
音に聞こえるんじゃね?
「ちょっと、迅雷クーン?」
「何でシょうか、イオノファラー?」
「天正生まれのぉー坊主がぁ、小難しいこと言ぃー出したぁんだぁけどぉー?」
「スキルとシて収得しテいた各種ノ知識ガ、轟雷……例ノ鉄鎧鬼ノ体を経たこトでDB化。検索可能な知恵とシて、再編されタ可能性がアります――」
外様がうるせぇが、放っとく。
絵で板を立ち上げ――
使い捨てシシガニャンを作ったときの、色彩設定を呼び出す。
和紙に合金を、蒸着した要領で。
フィルム状スピーカーの試作一号を。
ヴヴッ――ぺらり♪
「出来たぜ、迅雷」
ペラペラの上に、相棒が立つと――
「(〽満っ員電車に乗っかって 君とっ見た星のような 電ッ光板を見っつめっているゥ――♪)」
いぉよぉし!
音は小せぇが、聞こえる聞こえる。
ふぉん♪
『イオノ>元和元年没の坊主が、末恐ろしい件について』
ふぉん♪
『>ある種の人的特異点という可能性も』
ふぉん♪
『シガミー>やかましぃ!
次は生活魔法を神力に変えるぞ!』
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