393 / 740
3:ダンジョンクローラーになろう
393:美の女神の料理番(シガミー)、シガミーとホシガミー
しおりを挟む
「うぬぬぬぬ、ぐぎぎぎぎ――――!」
神官女性のうめき声が、レイド村ギルド支部に木霊する。
「ウケケケケッケッ――――ケケッケケッ♪」
寝かされた彼女の胸、重ねられた手の上。
どかりと座る(立っても座っても、高さはほとんど変わらない)、五百乃大角御神体。
「やい妖怪、やめてやれ。仮にもそいつぁ、神さんの信徒だろうが――ニャァ♪」
こちとら、仏門に帰依した身だ。
とても他人事たぁ思えん。
「駄目ですよイオノファラーさま、幼気な神民を惑わしては、くすくす?」
ひょいと妖怪丸茸を持ち上げ、ご威光とやらを遠ざける茅の姫。
作業場の壁よりに、細長ぇ寝床が並んでる場所があって――
そこへ運ばれた神官女性を、甲斐甲斐しく介抱する茅の姫。
その手際はリオレイニア並みに、そつがなかった。
とても惡神とは、思えねぇな。
「(お褒めにあずかり光栄ですわ、くすくすくすくす?)」
近くに居た少女に、妖怪を手渡す茅の姫。
「イオノファラーさま、ガムラン町は大丈夫なんですか?」
少女が、手にした妖怪に尋ねると――
「子細すべて滞りなく、収まりましたよぉーん。死者はおろかぁ、負傷者もぉー行方不明者もぉー、ひとりぃもぉー居まぁせぇぇんっ♪」
少女メイドの手のひらを、ふにゅふにゅと踏みしめる妖怪丸茸。
「「「よ、よかったぁー」」」
胸をなで下ろす、メイドと子供と青年。
おにぎりが子馬から飛びおりて、その輪に混ざった。
子馬はそのまままっすぐ進み、茅の姫の元へ――ぽっきゅらぽっきゅら♪
「ひひぃん?」
横になる神官女性を、心配しているようにも見える。
頭を濡らした布で冷やすために、洗面器に張った水。
それに頭の花をむしりとり、浮かべる星神。
「大丈夫ですよう。鎮静効果のある、このお花を枕元に浮かべておけば、すぐに目も覚めますわ、くすくすくす♪」
むしられたそばから、また小さな蕾が――ポコンと生えた♪
あの木の枝だか角だかは、ちぃと気になるが今は放っとこう。
ふぉん♪
『シガミー>さて迅雷』
目のまえの画面の隅に、目を向けると――
一行表示が出せた。
ふぉん♪
『>わざわざティッカーを使用して、どうしましたかシガミー?』
ふぉん♪
『シガミー>これなら茅の姫に念話を、傍受されることもねえだろ?』
ふぉん♪
『>たしかにそうですが。用件は?』
ふぉん♪
『シガミー>おれの鉄の心臓の事を、覚えてるか?』
ふぉん♪
『>龍脈由来の活力を神力へ変換する、
【龍脈言語/DCコンバーター】付きの、
内燃機関でしたでしょうか?』
ふぉん♪
『シガミー>そうだ。さっき馬の鞍ぁ作ってみて、
その力を確信したぜ』
ふぉん♪
『>その力とは?』
ふぉん♪
『シガミー>今のおれが絵で板で作れる物に一切の、
制限が無くなる力のことだよ』
§
「お嬢さま、救援物資と救護所の用意がととのいました」
対策本部へ場所を移し、コントゥル家による救援活動は続く。
ギルド制服に身を包むのは、初老の男性。
最上階で現場指揮を執っていた、執事長その人だ。
「まったくもう、こんなことなら――蘇生薬で治る程度のけが人くらい、残しておいて欲しかったですわっ!」
心にもないことを言いつつも――
リカルルの表情には、安堵の色が見てとれる。
「リオレイニアは、どこかね!?」
報告書類を持つ職員と、各種伝令の長蛇の列。
埋もれるギルド長の、切実な声。
「展望室に行ったきり、戻って来ていません」
リカルル付きのメイドが、横から報告する。
「大方、なにか面白い物でも見つけて、笑い転げているのですわ!」
リカルルが手にするのは、書類の束。
『ガムラン町緊急救援物資』
その膨大なリストはガムラン町が、魔物境界線であることも関係している。
それらの救援物資は猪蟹屋謹製の、特製収納魔法具箱に入れられ――
「これっ、どうすれば良いのかしら?」
大きめの背のう、ひとつに納まった物資を――
ガムラン代表が、ポンポンと叩いた。
§
ふぉん♪
『イオノ>こらアンタたち。何を、こそこそやってんの?』
ふぉん♪
『シガミー>五百乃大角、コイツを見てくれ』
絵で板画面をつかんで、一行表示にスポンと入れてやる。
ふぉん♪
『イオノ>これってまさか、人の体?』
元の〝シガミーの体〟を作ったのは、五百乃大角だ。
見りゃぁ、バレちまうが――
「温泉入浴八町分――ニャァ♪」
バッシャ――ガシャガシャガシャ!
背中から開く――おれの鉄鎧の体。
「シガミーさん、お待ちくださいませ! 不用意に内観を晒すと――ふたたび揮発する危険が――!」
慌てて立ちあがる、生身の体。
メキメキョと角が、枝葉を伸ばす
「(クカカカカッ――――もう遅ぇ!)」
転び出たのは――ぽぎゅごぉむん♪
それは猫の魔物のような姿。
猫の姿をあしらった模様の上から――
文字を縦横無尽に書き足したような――
おにぎりと比べたら、随分と煩雑な柄――
個体識別上は、すでに消失したはずの――
特撃型10号――改。
ぽっきゅむごろろろろっ――――♪
勢いあまって壁まで転がったが、まるで痛くねぇ。
「ねぇぞ、そんな危険わぁ! こいつはおれが神力を、無尽蔵に使って拵えたもんだ!」
おにぎりのからだと同じ、特撃型たちの密封性は完璧。
「温泉入浴八町分!」
不穏な動きをする、茅の姫に先んじる!
ぷぴぽぽーん♪
ぷっしゅしゅしゅぅぅぅぅっ――――ごっぱぁ♪
ひらく兜頭。
パシャキュゥーイ♪
またもや勢いあまって、放り出されたのは――
金糸の髪をなびかせ、艶やかな肌。
光り輝く、その姿は――
まるで、特撃型からかえった蝶のようだったと、あとから聞いた。
「元のシガミーだぁー!」
レイダが駆けよってくる。
おれが顕現した。
五百乃大角の御神体と同じ構造を、生きた体で再現しただけのもんだが――
超うまくいったぜ♪
「(シガミーさんが、もう一人?《・》)」
星神の念話が聞こえた。
ちがうぜ、〝シガミー〟はおれだ。
しいて言うなら、お前さんは〝ホシガミー〟だぜ♪
「シガミーッ! よ、よかったぁよぉぉぉぉぉぉっぅ!」
どがぁーん!
飛びつくんじゃねぇやい、あぶねぇ。
「心配掛けちまったがぁ、ちゃんと元に戻ったぜ!」
抱きあうおれたちを、見つめていたタターが――
「元に戻れたというか……ふたりに増えてますよね?」
そんなことを言った。
神官女性のうめき声が、レイド村ギルド支部に木霊する。
「ウケケケケッケッ――――ケケッケケッ♪」
寝かされた彼女の胸、重ねられた手の上。
どかりと座る(立っても座っても、高さはほとんど変わらない)、五百乃大角御神体。
「やい妖怪、やめてやれ。仮にもそいつぁ、神さんの信徒だろうが――ニャァ♪」
こちとら、仏門に帰依した身だ。
とても他人事たぁ思えん。
「駄目ですよイオノファラーさま、幼気な神民を惑わしては、くすくす?」
ひょいと妖怪丸茸を持ち上げ、ご威光とやらを遠ざける茅の姫。
作業場の壁よりに、細長ぇ寝床が並んでる場所があって――
そこへ運ばれた神官女性を、甲斐甲斐しく介抱する茅の姫。
その手際はリオレイニア並みに、そつがなかった。
とても惡神とは、思えねぇな。
「(お褒めにあずかり光栄ですわ、くすくすくすくす?)」
近くに居た少女に、妖怪を手渡す茅の姫。
「イオノファラーさま、ガムラン町は大丈夫なんですか?」
少女が、手にした妖怪に尋ねると――
「子細すべて滞りなく、収まりましたよぉーん。死者はおろかぁ、負傷者もぉー行方不明者もぉー、ひとりぃもぉー居まぁせぇぇんっ♪」
少女メイドの手のひらを、ふにゅふにゅと踏みしめる妖怪丸茸。
「「「よ、よかったぁー」」」
胸をなで下ろす、メイドと子供と青年。
おにぎりが子馬から飛びおりて、その輪に混ざった。
子馬はそのまままっすぐ進み、茅の姫の元へ――ぽっきゅらぽっきゅら♪
「ひひぃん?」
横になる神官女性を、心配しているようにも見える。
頭を濡らした布で冷やすために、洗面器に張った水。
それに頭の花をむしりとり、浮かべる星神。
「大丈夫ですよう。鎮静効果のある、このお花を枕元に浮かべておけば、すぐに目も覚めますわ、くすくすくす♪」
むしられたそばから、また小さな蕾が――ポコンと生えた♪
あの木の枝だか角だかは、ちぃと気になるが今は放っとこう。
ふぉん♪
『シガミー>さて迅雷』
目のまえの画面の隅に、目を向けると――
一行表示が出せた。
ふぉん♪
『>わざわざティッカーを使用して、どうしましたかシガミー?』
ふぉん♪
『シガミー>これなら茅の姫に念話を、傍受されることもねえだろ?』
ふぉん♪
『>たしかにそうですが。用件は?』
ふぉん♪
『シガミー>おれの鉄の心臓の事を、覚えてるか?』
ふぉん♪
『>龍脈由来の活力を神力へ変換する、
【龍脈言語/DCコンバーター】付きの、
内燃機関でしたでしょうか?』
ふぉん♪
『シガミー>そうだ。さっき馬の鞍ぁ作ってみて、
その力を確信したぜ』
ふぉん♪
『>その力とは?』
ふぉん♪
『シガミー>今のおれが絵で板で作れる物に一切の、
制限が無くなる力のことだよ』
§
「お嬢さま、救援物資と救護所の用意がととのいました」
対策本部へ場所を移し、コントゥル家による救援活動は続く。
ギルド制服に身を包むのは、初老の男性。
最上階で現場指揮を執っていた、執事長その人だ。
「まったくもう、こんなことなら――蘇生薬で治る程度のけが人くらい、残しておいて欲しかったですわっ!」
心にもないことを言いつつも――
リカルルの表情には、安堵の色が見てとれる。
「リオレイニアは、どこかね!?」
報告書類を持つ職員と、各種伝令の長蛇の列。
埋もれるギルド長の、切実な声。
「展望室に行ったきり、戻って来ていません」
リカルル付きのメイドが、横から報告する。
「大方、なにか面白い物でも見つけて、笑い転げているのですわ!」
リカルルが手にするのは、書類の束。
『ガムラン町緊急救援物資』
その膨大なリストはガムラン町が、魔物境界線であることも関係している。
それらの救援物資は猪蟹屋謹製の、特製収納魔法具箱に入れられ――
「これっ、どうすれば良いのかしら?」
大きめの背のう、ひとつに納まった物資を――
ガムラン代表が、ポンポンと叩いた。
§
ふぉん♪
『イオノ>こらアンタたち。何を、こそこそやってんの?』
ふぉん♪
『シガミー>五百乃大角、コイツを見てくれ』
絵で板画面をつかんで、一行表示にスポンと入れてやる。
ふぉん♪
『イオノ>これってまさか、人の体?』
元の〝シガミーの体〟を作ったのは、五百乃大角だ。
見りゃぁ、バレちまうが――
「温泉入浴八町分――ニャァ♪」
バッシャ――ガシャガシャガシャ!
背中から開く――おれの鉄鎧の体。
「シガミーさん、お待ちくださいませ! 不用意に内観を晒すと――ふたたび揮発する危険が――!」
慌てて立ちあがる、生身の体。
メキメキョと角が、枝葉を伸ばす
「(クカカカカッ――――もう遅ぇ!)」
転び出たのは――ぽぎゅごぉむん♪
それは猫の魔物のような姿。
猫の姿をあしらった模様の上から――
文字を縦横無尽に書き足したような――
おにぎりと比べたら、随分と煩雑な柄――
個体識別上は、すでに消失したはずの――
特撃型10号――改。
ぽっきゅむごろろろろっ――――♪
勢いあまって壁まで転がったが、まるで痛くねぇ。
「ねぇぞ、そんな危険わぁ! こいつはおれが神力を、無尽蔵に使って拵えたもんだ!」
おにぎりのからだと同じ、特撃型たちの密封性は完璧。
「温泉入浴八町分!」
不穏な動きをする、茅の姫に先んじる!
ぷぴぽぽーん♪
ぷっしゅしゅしゅぅぅぅぅっ――――ごっぱぁ♪
ひらく兜頭。
パシャキュゥーイ♪
またもや勢いあまって、放り出されたのは――
金糸の髪をなびかせ、艶やかな肌。
光り輝く、その姿は――
まるで、特撃型からかえった蝶のようだったと、あとから聞いた。
「元のシガミーだぁー!」
レイダが駆けよってくる。
おれが顕現した。
五百乃大角の御神体と同じ構造を、生きた体で再現しただけのもんだが――
超うまくいったぜ♪
「(シガミーさんが、もう一人?《・》)」
星神の念話が聞こえた。
ちがうぜ、〝シガミー〟はおれだ。
しいて言うなら、お前さんは〝ホシガミー〟だぜ♪
「シガミーッ! よ、よかったぁよぉぉぉぉぉぉっぅ!」
どがぁーん!
飛びつくんじゃねぇやい、あぶねぇ。
「心配掛けちまったがぁ、ちゃんと元に戻ったぜ!」
抱きあうおれたちを、見つめていたタターが――
「元に戻れたというか……ふたりに増えてますよね?」
そんなことを言った。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
神殴り代行 異世界放浪記 〜俺の拳は神をも砕く〜
神
ファンタジー
「フォース」——それは、あらゆる生命の魂に宿るエネルギー。
23世紀、日本は新たなエネルギー「フォース」を発見した。
石油の枯渇による世界戦争の中、日本が生み出したこの力は、やがて世界を変革する。
フォースの研究は、「能力開発」へと発展し、人々は意志と感情によって能力を発現するようになった。
主人公・神谷錬(かみやれん)。
東京で働く25歳のサラリーマンであり、趣味は走ることと美味いものを食べること。
幼少期からフォースに興味を持ち、独学で研究を重ねた結果、**「空間干渉」**という独自の能力を会得する。
空間干渉——それは、フォースの膨大なエネルギーを利用し、空間を操る力。
レンは、自在に空間を歪め、破壊することすら可能となった。
しかし、ある事件をきっかけに、世界の壁の向こう側へと放り出される。
彼が目を覚ましたのは、何もない**「虚無空間」**——そこから、レンの果てしない旅が始まる。
辿り着いた異世界には、神々すら支配する強大な力が渦巻いていた。
しかし、レンの拳は、世界の理すら破壊する力を持っていた——。
世界の壁の向こうにあるのは、希望か?それとも絶望か?
異世界を旅する放浪者が、神々と拳を交える物語が、今始まる——。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
【全12話/完結】リタイア勇者たちの飲み会
雲井咲穂(くもいさほ)
ファンタジー
◇12/20:::HOT90位ありがとうございました!RPGで言うところの全クリをした後、富も名声も女も時間も何もかもを満喫しつくした「元勇者=リタイア勇者」たちと、設定上やられ役=悪役キャラの魔王や魔女たちが繰り広げる、ほのぼの居酒屋同窓会。
自己中神様にハレンチ女神。不倫二股ヒロインたちも登場して、毎夜毎夜飲みまくる、胃袋ブレイク。
(いろいろ増えるよ。登場するよ)
※加筆修正を加えながら、ゆっくり更新中です。
※第二回お仕事コン楽ノベ文庫賞の受賞候補作品でした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元魔王おじさん
うどんり
ファンタジー
激務から解放されようやく魔王を引退したコーラル。
人間の住む地にて隠居生活を送ろうとお引越しを敢行した。
本人は静かに生活を送りたいようだが……さてどうなることやら。
戦いあり。ごはんあり。
細かいことは気にせずに、元魔王のおじさんが自由奔放に日常を送ります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんでも異世界転生したい。チートを作るスキルで成り上がる
架空の世界を旅する物語
ファンタジー
人生43年生きて彼女いない歴年齢の非モテのおっさんは、何もない日常に飽きてしまい異世界転生したいと願ったら異世界転生してしまった。
イケメンに転生したおっさんは転生特典のチート制作スキルを駆使して成り上がり、モテモテハーレムを築くことを夢見るのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる