367 / 740
3:ダンジョンクローラーになろう
367:龍脈の回廊、マンドラゴーラ粉砕
しおりを挟む
「どうぞ、ご心配なく。一時的な高負荷演算による物ですので、くすくふぅ」
メキメキョと角枝を伸ばしていく、自称星神。
その微笑みには、普段の輝きも含みも感じられない。
「どうしたんだい!? おかゆでも食べるかい?」
木さじ片手に不安げな表情を見せる、エプロン姿の女将。
「お花には、お水が必要だよね」
サイドテーブルに水挿しを、取りに行く子供。
「迅雷、女神像ネットワークの保全とぉー、カヤノヒメちゃんっていうかぁシガミーの体のぉRNA修飾サイクルリストおぉー厳密化ぁ――!」
小さなテーブルの上を、跳ね回る御神体。
「――機能別データセットへのぉ重複おぉー禁止ぃしてねぇーん、おろおろおろっ!」
空中をグルグルと旋回する、プロジェクションBOT。
「了解しまシた。カヤノヒメ、演算対象へノフィードバックを禁止シた上デ、演算の一部ヲ肩代わりしマしょうか?」
謎の呪文のような神々の言葉。独古杵と戯れる、御神体と女神映像。
「いいえ、ソレには及びません――ですが、あの暖炉の上の調度品への物理的介入を厳禁してください。くすくふぅ」
メキョメキョ――枝葉が、枝垂れ落ちる。
「バトラー、今すぐ神官と僧侶の手配を。私は邸宅内の蘇生薬を、かき集めてきますわぁ――!」
「お嬢さま、蘇生薬はコチラに用意してあります!」
心配し、右往左往する面々。
「「「「「「「「オヴォボヴォヴォゴゴボボボゲゲゲゲボヴォヴォヴォガビャビャビャ――――!!!」」」」」」」」
室内へ間断的に響きわたる、怪しい叫び声。
「まったくもう、バカニゲル! こんな時に、なんて騒音を聞かせるんですのっ!」
謎の『シガミー構造体復号プログラム』が稼働中。
強制的にスピーカーホンになってしまうため、通話先のレイド村の惨状がだだ漏れになっている。
カツカツカツッ――響きわたる靴音。
家主の手が、テーブルの上の怪音源にのびる。
「リカルルさん、駄目です。説明は難しいのですが、シガミーさんとの縁が切れてしまったら、私でも再接続できかねます――はぁはぁ――メキメキョ、ぱぁぁぁぁ♪」
接続したケーブルを引き、スマホをたぐり寄せる。
体を動かせば、ますます花に埋もれる――シガミーの体。
水挿しを手に立ちすくむ子供。
「もう! シガミーはどこに居るの!」
一斉に見つめるのは――暖炉の上の剣士の置物。
§
ソレは直上からの急降下。
落下の衝撃でマンドラゴーラを粉砕、即座に格納。
ぽっきゅぽぽぉぉぉぉぉぉぉぉんっ――――――――♪
ふたたび上空へ。
「なるほど、アイツらは真上が死角になるから――!」
などという青年の解説を、聞いていたのか――
バタバタバタバタドサドッサ!
大根たちが、一斉に仰向けに倒れた!
「「「「「「「「オヴォボヴォヴォゴゴボボボゲゲゲゲボヴォヴォヴォガビャビャビャ――――!!!」」」」」」」」
森へ響きわたる、怪しい叫び。
直撃を喰らった鳥が、ぼたぼたと落ちる。
それは、「「「「「「「「オヴォォ――!?」」」」」」」」
間接的ではあるが、村人たちへ作用しだした。
「ぐっ、ジワジワと体に響くなコレ――ウヴォッ!」
青年は口を押さえつつ、手近な大根から――
スパスパと切り刻んでいく。
「ふにゃみゃごぉー、ごぉにゃぁぁー!」
ゴムボールのように攻撃と離脱を繰りかえしていた、自律型シシガニャン一号おにぎりが――
直接的に、マンドラゴーラの会話攻撃に晒される。
――――――――ォォォォオォォォォヴォォォォォォッ!
「けどオマエなら、そんな音くらい弾きかえせるだろ?」
スパスパスパスパスッパスパ――ザギィィィンッ!
「みゃがっ――――!?」
ぼっきゅりゅぶ――――ぼぎゅ!
地に落ちる、御使いさま。
彼もしくは彼女の体内には、空気が詰まっている。
音波を遮断するはずの〝極所作業用汎用強化服〟、シシガニャンの体は――
超音波を増幅するには最適な、まさに苗床だった。
ぼっぎゅりゅりゅりゅりゅりゅっ――――――――――――――――ッパァァァァァァァァンッ!
膨れ上がった黄緑色の短毛。
それはジタバタと藻掻いていたが、抵抗むなしく破裂した!
「えっ!? わぁぁぁぁぁっ!? おっ、おにぎりー!!!!!!」
爆発霧散した黄緑色の服を、かき集める青年!
「「「「「「「「「「みっ、御使いさまがぁー!」」」」」」」」」」
戦慄の村人一同。
マンドラゴーラたちは、ほぼ壊滅。
砕かれなかった数体も、散り散りに森へ帰っていく。
そのとき――――ボゴォォン!
天高く跳びあがったのは、一個の切り株。
その位置は、青年たちがレイド村住人と邂逅したあたり。
「ギギギギギギギギギギギギィィィイッィィィィィイッ、ギャァァァァァァァォォォウゥウゥ――――――――!!!!」
その叫びは、マンドラゴーラのものではない。
度重なる振動により、揺り起こされたのは――!?
「カンカンカンカンカンカンカンカンッ!」
鳴らされる早鐘。
「――ニゲル! おにぎりの収納魔法具箱を回収してっ! それと、その辺におっきな卵がもし落ちてたら、それも拾っておいてねぇぇん!」
女神に言われるままに、四角い魔法具箱についたショルダーハーネスを両肩に掛けた。
神官ナーフが「従者さまぁ! 卵を見つけましたぁー!」
「それっ――食べないでねー! おにぎり、御使いさまの卵だからぁー!」
ごぼぼばごばっばっばごっ――――――――!
おおきな水音が、空から近づいてくる。
ばしゃばしゃざざざぁぁ――――!
それは木々の合間から、姿を現した。
ザラついた鱗に、屹立する背びれ。
巨大すぎる瞳から迸るのは――殺意。
鋭利な大口から迸るのは――炎。
それは空を飛び、口から火を吐く。
ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属の――
「ほ、ホオジロザメだぁ――――!!!」
叫ぶ青年の顔が、恐怖にゆがむ。
伝承のとおり、変異種の九体目は――
魚だった。
メキメキョと角枝を伸ばしていく、自称星神。
その微笑みには、普段の輝きも含みも感じられない。
「どうしたんだい!? おかゆでも食べるかい?」
木さじ片手に不安げな表情を見せる、エプロン姿の女将。
「お花には、お水が必要だよね」
サイドテーブルに水挿しを、取りに行く子供。
「迅雷、女神像ネットワークの保全とぉー、カヤノヒメちゃんっていうかぁシガミーの体のぉRNA修飾サイクルリストおぉー厳密化ぁ――!」
小さなテーブルの上を、跳ね回る御神体。
「――機能別データセットへのぉ重複おぉー禁止ぃしてねぇーん、おろおろおろっ!」
空中をグルグルと旋回する、プロジェクションBOT。
「了解しまシた。カヤノヒメ、演算対象へノフィードバックを禁止シた上デ、演算の一部ヲ肩代わりしマしょうか?」
謎の呪文のような神々の言葉。独古杵と戯れる、御神体と女神映像。
「いいえ、ソレには及びません――ですが、あの暖炉の上の調度品への物理的介入を厳禁してください。くすくふぅ」
メキョメキョ――枝葉が、枝垂れ落ちる。
「バトラー、今すぐ神官と僧侶の手配を。私は邸宅内の蘇生薬を、かき集めてきますわぁ――!」
「お嬢さま、蘇生薬はコチラに用意してあります!」
心配し、右往左往する面々。
「「「「「「「「オヴォボヴォヴォゴゴボボボゲゲゲゲボヴォヴォヴォガビャビャビャ――――!!!」」」」」」」」
室内へ間断的に響きわたる、怪しい叫び声。
「まったくもう、バカニゲル! こんな時に、なんて騒音を聞かせるんですのっ!」
謎の『シガミー構造体復号プログラム』が稼働中。
強制的にスピーカーホンになってしまうため、通話先のレイド村の惨状がだだ漏れになっている。
カツカツカツッ――響きわたる靴音。
家主の手が、テーブルの上の怪音源にのびる。
「リカルルさん、駄目です。説明は難しいのですが、シガミーさんとの縁が切れてしまったら、私でも再接続できかねます――はぁはぁ――メキメキョ、ぱぁぁぁぁ♪」
接続したケーブルを引き、スマホをたぐり寄せる。
体を動かせば、ますます花に埋もれる――シガミーの体。
水挿しを手に立ちすくむ子供。
「もう! シガミーはどこに居るの!」
一斉に見つめるのは――暖炉の上の剣士の置物。
§
ソレは直上からの急降下。
落下の衝撃でマンドラゴーラを粉砕、即座に格納。
ぽっきゅぽぽぉぉぉぉぉぉぉぉんっ――――――――♪
ふたたび上空へ。
「なるほど、アイツらは真上が死角になるから――!」
などという青年の解説を、聞いていたのか――
バタバタバタバタドサドッサ!
大根たちが、一斉に仰向けに倒れた!
「「「「「「「「オヴォボヴォヴォゴゴボボボゲゲゲゲボヴォヴォヴォガビャビャビャ――――!!!」」」」」」」」
森へ響きわたる、怪しい叫び。
直撃を喰らった鳥が、ぼたぼたと落ちる。
それは、「「「「「「「「オヴォォ――!?」」」」」」」」
間接的ではあるが、村人たちへ作用しだした。
「ぐっ、ジワジワと体に響くなコレ――ウヴォッ!」
青年は口を押さえつつ、手近な大根から――
スパスパと切り刻んでいく。
「ふにゃみゃごぉー、ごぉにゃぁぁー!」
ゴムボールのように攻撃と離脱を繰りかえしていた、自律型シシガニャン一号おにぎりが――
直接的に、マンドラゴーラの会話攻撃に晒される。
――――――――ォォォォオォォォォヴォォォォォォッ!
「けどオマエなら、そんな音くらい弾きかえせるだろ?」
スパスパスパスパスッパスパ――ザギィィィンッ!
「みゃがっ――――!?」
ぼっきゅりゅぶ――――ぼぎゅ!
地に落ちる、御使いさま。
彼もしくは彼女の体内には、空気が詰まっている。
音波を遮断するはずの〝極所作業用汎用強化服〟、シシガニャンの体は――
超音波を増幅するには最適な、まさに苗床だった。
ぼっぎゅりゅりゅりゅりゅりゅっ――――――――――――――――ッパァァァァァァァァンッ!
膨れ上がった黄緑色の短毛。
それはジタバタと藻掻いていたが、抵抗むなしく破裂した!
「えっ!? わぁぁぁぁぁっ!? おっ、おにぎりー!!!!!!」
爆発霧散した黄緑色の服を、かき集める青年!
「「「「「「「「「「みっ、御使いさまがぁー!」」」」」」」」」」
戦慄の村人一同。
マンドラゴーラたちは、ほぼ壊滅。
砕かれなかった数体も、散り散りに森へ帰っていく。
そのとき――――ボゴォォン!
天高く跳びあがったのは、一個の切り株。
その位置は、青年たちがレイド村住人と邂逅したあたり。
「ギギギギギギギギギギギギィィィイッィィィィィイッ、ギャァァァァァァァォォォウゥウゥ――――――――!!!!」
その叫びは、マンドラゴーラのものではない。
度重なる振動により、揺り起こされたのは――!?
「カンカンカンカンカンカンカンカンッ!」
鳴らされる早鐘。
「――ニゲル! おにぎりの収納魔法具箱を回収してっ! それと、その辺におっきな卵がもし落ちてたら、それも拾っておいてねぇぇん!」
女神に言われるままに、四角い魔法具箱についたショルダーハーネスを両肩に掛けた。
神官ナーフが「従者さまぁ! 卵を見つけましたぁー!」
「それっ――食べないでねー! おにぎり、御使いさまの卵だからぁー!」
ごぼぼばごばっばっばごっ――――――――!
おおきな水音が、空から近づいてくる。
ばしゃばしゃざざざぁぁ――――!
それは木々の合間から、姿を現した。
ザラついた鱗に、屹立する背びれ。
巨大すぎる瞳から迸るのは――殺意。
鋭利な大口から迸るのは――炎。
それは空を飛び、口から火を吐く。
ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属の――
「ほ、ホオジロザメだぁ――――!!!」
叫ぶ青年の顔が、恐怖にゆがむ。
伝承のとおり、変異種の九体目は――
魚だった。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スター・スフィア-異世界冒険はお喋り宝石と共に-
黒河ハル
ファンタジー
——1つの星に1つの世界、1つの宙《そら》に無数の冒険——
帰り道に拾った蒼い石がなんか光りだして、なんか異世界に飛ばされた…。
しかもその石、喋るし、消えるし、食べるしでもう意味わからん!
そんな俺の気持ちなどおかまいなしに、突然黒いドラゴンが襲ってきて——
不思議な力を持った宝石たちを巡る、異世界『転移』物語!
星の命運を掛けた壮大なSFファンタジー!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる