312 / 740
3:ダンジョンクローラーになろう
312:惑星ヒース神(シガミー)、猪蟹屋2号店会議室
しおりを挟む
「やぁだぁわたくしもぉー、シガミーちゃんとぉ一緒にぃー寝ぇーるぅーのぉー!」
どうやらご婦人が、駄々をこねているらしい。
「わたくしは、二人……いえ三人が四人になっても変わらないので、構いませんわ? うふふ♪」
派手なネコミミの帽子を被った小さい少女が、身動きも出来ず困惑の表情。
右手には、やや発育の良い幼い少女。
胸元には、根菜のような御神体。
左手には、白い鳥の仮面で目を覆い隠す若い女性。
ベッドの人口密度は、すでに高い。
「いいえ、シガミー……カヤノー姫さまは、ゆっくりと療養さなってくださいませ。それでは、失礼いたします」
ギルドの制服に身をつつんだ、狐耳の若い女性が――
「いやぁーだぁー、わたくしもぉー!」
おなじく狐耳の若い……いやまるで少女のようなご婦人を――つかまえる。
「お母さま……いえ名代、あまりお戯れをなさるのでしたら――今晩のメニューは狐鍋にでもぉ、いたしましょぉかぁ?」
「いやぁぁだぁぁぁ、わたくしもぉー! シガミィィィ――――ちゃぁ――――ばたん!」
ドアが閉じられると同時。
■
ヴォォンッ――――ゴゴン。
ドアがかき消え、壁で塗り込められた。
猪蟹屋2号店会議室が、世界から隔絶される。
この結界を破れるのは、力自慢の工房長やニゲル青年くらいのものである。
いや、いま遅れて入ってきたリカルル姫もコントゥル婦人も、やろうと思えば出来るだろうが。
「はいそれでわぁ、しきりなおししますわぁーん。いーいぃ? この先の話わぁ……ひそひそ……シガミー……カヤノ姫ちゃんにわぁ、内緒だからぁーねぇー?」
テーブルに手をつき身をかがめ、念を押す女性。
その像が、ヴュザジジッとブレる。
服装は黒の上下服に、短めのスカート。
ニゲル青年が着ているものの、女性版だ。
出入り口のすべてがふさがれたことを確認し、顔をあげる半透明の女性。
女性は手をかざして、天井の灯りの魔法具から――フォォォォォッ!
風をながした。
「わ、涼しぃコォン?」
「ほんとだ、涼しいミャ♪」
ゲスト扱いらしい別卓から、ちいさな歓声があがる。
パチリッ――指を鳴らす、半透明の女性。
その頭のなかに浮かぶ球。
それは〝プロジェクションBOT〟と呼ばれる、女神の乗り物のようなものだ。
ふぉふぉん♪
『聖地壊滅ならびに、カヤノヒメ降臨についての緊急対策会議』
壁に浮き出た文字に、おどろく者は居ない。
各種の投影技術は、すでにカブキーフェスタで知れ渡り――
ギルドや温泉街で、継続して使われている。
「まずわぁ、このたびのぉことわぁ――あたくしさまとぉ、シガミーとぉ、おにぎり一号とぉ、その他大勢のぉシシガニャンたちがぁ、大事故を起こしてしまってぇ――――――――本当に、ごめんなさい!」
深くあたまを下げる映像。
いきおい余って、テーブルにゴチンとぶち当たる――浮かぶ球にして事故原因。
ガタガガッガタァン――!?
飛びのく参加者たち。
別卓のゲストたちは、首をかしげた。
「あー、これっ! この体わねっ、昨夜改良して、もう爆発しなくなったから安心してっ――迅雷ぃ!」
「はイ、イオノファラー。コチラガ改良型プロジェクションBOT、試作一号機から試作三号機でス」
ヴヴヴッ――――コトン、ガシャン、ドガッチャン!!!
テーブルに現れたのは、何かの残骸ふたつと、つぶれた鉄の球。
「一号ぉ二号ぉは、ご覧のとおり――」
残骸の上、何も無いところに現れた画面。
くるくると回るソレを見ようと、別卓組たちが押し寄せる。
ふぉふぉん♪
残骸一号――ボッガガァァァァンッ!
ふぉふぉん♪
残骸二号――ボガァン!
並んだ順に、壊れたときの爆発が弱くなっている。
ふぉふぉん♪
鉄球三号――ぽふん、ぐわっしゃん!
「試作三号にシて、内包エネルギーヲ分散、衝撃を相殺すル事に成功致しまシた。破壊さレても、もう爆発することはありません」
「ほんとぉにぃー、すみませんでしたぁ!」
あたまを下げ、またテーブルにぶつかりそうになる浮かぶ球。
浮かぶ棒が――カチャリ!
伸ばした腕で、受け止めた。
「設計製作実地運用すべテの点デ、安全対策が不十分でした。私かラも、謝罪いたしマす」
沈黙をやぶるのは――ガムラン代表を名のる狐耳の若い女性。
「この大爆発を直に体験したのは、ラプトル王女殿下だけですので、お聞きいたします。王女殿下、どう思われますか?」
狐耳の向く先。大テーブルの末席には――
手首に木枷をはめられ、涙目の高貴そうな女性。
「こ、これなら大丈夫だと思いますらん。もともと爆発の衝撃は凄まじかったですけれど、熱と言うよりは風圧による被害がほとんどでしたのでらぁん」
一斉に見つめられた視線に、ビクビクしながら返答する王女と呼ばれた人物。
「ふむふむ、良いでしょう、謝罪を正式に受け入れます。イオノファラーさま、そして迅雷。あたまをお上げください」
浮かぶ球と棒が、あたまを上げる。
「今後、遺恨が残ることはありません。この場に居る全員も、そう肝に肝に銘じて下さい。それを破った者には――ぼぉぉぉおぅわっ!」
ほそく立ちのぼる、青白い炎。
それは指先で操られ、室内を一周した。
指の付け根には、朱金色の指輪が輝いている。
「――相応の罰を受けていただくので、そのおつもりで。良いですわね?」
「はーい」「わかったよ」
「わかりましたらん」
「ははーい」
参加者たちの声につづき――
「わかったぜ」
「右に同じコォン」
「左に同じニャ」
ゲストの声がつづく。
すちゃっ――!
巨大な魔法杖を構え――まるで壁に穴を開けようとでもしているかのような――
「むぎゃ!?」
うしろ襟を、ひっつかまれ――どすん!
「コォォォン!」
椅子へ連れ戻される、この場における最高権力者。
「お母さ……名代もぉ――およろしいですわねぇぇ?」
「わ、わかりましたぁ、コントゥルの名においてぇ――イオノファラーさまの謝罪を正式に受け入れまぁぁす。けどまだ――心配ぃっ! イオノファラーちゃぁん、アレ、心の臓を見るヤツ、アレだしてっ!」
「〝心ノ臓ヲ見るヤツ〟とハ、コレのことでしょウか?」
テーブルの上、支えもなしに屹立した銀色の棒が尋ねた。
すぽぽぽんと、仕舞われた残骸にかわり――
ふぉふぉふぉぉん♪
『シガミー(カヤノヒメ)――
体温 36・6℃
心拍数 83
呼吸速度 26
血圧 101・5/59・3
生体電位 ~~√乁√乁~~√乁~~』
テーブル上に現れたのは、ひとの形の絵だった。
その胸に脈打つ❤。
ピーッピーッピーッピーッピーッピーッピーッピ――――♪
かすかに聞こえてくる音は、隣の部屋で眠り始めた少女の、健康状態を表しているらしい。
伯爵夫人が椅子に座りなおし、会議室が安堵で満たされていく。
「まず言っておくこととしてわぁー、言動がどれほど破天荒だとしてもぉー、彼女わぁーまっぎっれっもっなく、シガミーなのぉです!」
演説の美の女神。
ぱちぱちぱちぱちと伯爵夫人から、拍手が。
ふぉん♪
『>異常値は検出されませんでしたので、物理的鉏鋙もありません。
シガミーの連続性は正当に保たれています』
「(あたりまえですっ!)」
ズザザザッ――!?
約三名のコントゥル家ゆかりの者が、色めき立つ。
「こほん、失礼。一時的なぁ記憶のぉー混濁がぁ生じているだけとぉー、思われるのでぇぇす!」
力強いうごきに、映像がゆらめく。
「それくらいは当然でしょう、あんな酷い状態から復活した例なんて聞いたことが有りませんわっ――――だいたいガムラン町の冒険者だって、あんな――――!?」
彼女はそのとき、何かに気づいた様子だったが――
「どうしたコォン?」
狐耳の少年のまえに置かれた札には――
『アーティファクト買付人/ルコラコル・ラ・コントゥル』と書かれている。
「いえ、いいえ、まさかそんな――――なんでもありませんわ。ココからは、今回のダンジョン攻略に関する報告になります」
手元の黒板に、何かを書き込んでいく。
その文字は、やがて壁に大きく映し出された。
ふぉん♪
『B級探索クエスト
火山フィールドダンジョン〝火龍の寝床〟にて、
防具に必要な素材を集める
クエスト達成――ただし被害が甚大なため、各種精算は一時保留』
『かりゅうのねどこ――本格的な設営開始は来月から』
『ゲール少年の身柄――エクレアを護衛に付け、魔物境界線の砦にて保護』
「さて、次の議題でーすーがぁ――もうひとり、正式に謝罪が必要な者がこの中に居るわねぇ――――?」
議長の狐の耳が、一点を向いた。
どうやらご婦人が、駄々をこねているらしい。
「わたくしは、二人……いえ三人が四人になっても変わらないので、構いませんわ? うふふ♪」
派手なネコミミの帽子を被った小さい少女が、身動きも出来ず困惑の表情。
右手には、やや発育の良い幼い少女。
胸元には、根菜のような御神体。
左手には、白い鳥の仮面で目を覆い隠す若い女性。
ベッドの人口密度は、すでに高い。
「いいえ、シガミー……カヤノー姫さまは、ゆっくりと療養さなってくださいませ。それでは、失礼いたします」
ギルドの制服に身をつつんだ、狐耳の若い女性が――
「いやぁーだぁー、わたくしもぉー!」
おなじく狐耳の若い……いやまるで少女のようなご婦人を――つかまえる。
「お母さま……いえ名代、あまりお戯れをなさるのでしたら――今晩のメニューは狐鍋にでもぉ、いたしましょぉかぁ?」
「いやぁぁだぁぁぁ、わたくしもぉー! シガミィィィ――――ちゃぁ――――ばたん!」
ドアが閉じられると同時。
■
ヴォォンッ――――ゴゴン。
ドアがかき消え、壁で塗り込められた。
猪蟹屋2号店会議室が、世界から隔絶される。
この結界を破れるのは、力自慢の工房長やニゲル青年くらいのものである。
いや、いま遅れて入ってきたリカルル姫もコントゥル婦人も、やろうと思えば出来るだろうが。
「はいそれでわぁ、しきりなおししますわぁーん。いーいぃ? この先の話わぁ……ひそひそ……シガミー……カヤノ姫ちゃんにわぁ、内緒だからぁーねぇー?」
テーブルに手をつき身をかがめ、念を押す女性。
その像が、ヴュザジジッとブレる。
服装は黒の上下服に、短めのスカート。
ニゲル青年が着ているものの、女性版だ。
出入り口のすべてがふさがれたことを確認し、顔をあげる半透明の女性。
女性は手をかざして、天井の灯りの魔法具から――フォォォォォッ!
風をながした。
「わ、涼しぃコォン?」
「ほんとだ、涼しいミャ♪」
ゲスト扱いらしい別卓から、ちいさな歓声があがる。
パチリッ――指を鳴らす、半透明の女性。
その頭のなかに浮かぶ球。
それは〝プロジェクションBOT〟と呼ばれる、女神の乗り物のようなものだ。
ふぉふぉん♪
『聖地壊滅ならびに、カヤノヒメ降臨についての緊急対策会議』
壁に浮き出た文字に、おどろく者は居ない。
各種の投影技術は、すでにカブキーフェスタで知れ渡り――
ギルドや温泉街で、継続して使われている。
「まずわぁ、このたびのぉことわぁ――あたくしさまとぉ、シガミーとぉ、おにぎり一号とぉ、その他大勢のぉシシガニャンたちがぁ、大事故を起こしてしまってぇ――――――――本当に、ごめんなさい!」
深くあたまを下げる映像。
いきおい余って、テーブルにゴチンとぶち当たる――浮かぶ球にして事故原因。
ガタガガッガタァン――!?
飛びのく参加者たち。
別卓のゲストたちは、首をかしげた。
「あー、これっ! この体わねっ、昨夜改良して、もう爆発しなくなったから安心してっ――迅雷ぃ!」
「はイ、イオノファラー。コチラガ改良型プロジェクションBOT、試作一号機から試作三号機でス」
ヴヴヴッ――――コトン、ガシャン、ドガッチャン!!!
テーブルに現れたのは、何かの残骸ふたつと、つぶれた鉄の球。
「一号ぉ二号ぉは、ご覧のとおり――」
残骸の上、何も無いところに現れた画面。
くるくると回るソレを見ようと、別卓組たちが押し寄せる。
ふぉふぉん♪
残骸一号――ボッガガァァァァンッ!
ふぉふぉん♪
残骸二号――ボガァン!
並んだ順に、壊れたときの爆発が弱くなっている。
ふぉふぉん♪
鉄球三号――ぽふん、ぐわっしゃん!
「試作三号にシて、内包エネルギーヲ分散、衝撃を相殺すル事に成功致しまシた。破壊さレても、もう爆発することはありません」
「ほんとぉにぃー、すみませんでしたぁ!」
あたまを下げ、またテーブルにぶつかりそうになる浮かぶ球。
浮かぶ棒が――カチャリ!
伸ばした腕で、受け止めた。
「設計製作実地運用すべテの点デ、安全対策が不十分でした。私かラも、謝罪いたしマす」
沈黙をやぶるのは――ガムラン代表を名のる狐耳の若い女性。
「この大爆発を直に体験したのは、ラプトル王女殿下だけですので、お聞きいたします。王女殿下、どう思われますか?」
狐耳の向く先。大テーブルの末席には――
手首に木枷をはめられ、涙目の高貴そうな女性。
「こ、これなら大丈夫だと思いますらん。もともと爆発の衝撃は凄まじかったですけれど、熱と言うよりは風圧による被害がほとんどでしたのでらぁん」
一斉に見つめられた視線に、ビクビクしながら返答する王女と呼ばれた人物。
「ふむふむ、良いでしょう、謝罪を正式に受け入れます。イオノファラーさま、そして迅雷。あたまをお上げください」
浮かぶ球と棒が、あたまを上げる。
「今後、遺恨が残ることはありません。この場に居る全員も、そう肝に肝に銘じて下さい。それを破った者には――ぼぉぉぉおぅわっ!」
ほそく立ちのぼる、青白い炎。
それは指先で操られ、室内を一周した。
指の付け根には、朱金色の指輪が輝いている。
「――相応の罰を受けていただくので、そのおつもりで。良いですわね?」
「はーい」「わかったよ」
「わかりましたらん」
「ははーい」
参加者たちの声につづき――
「わかったぜ」
「右に同じコォン」
「左に同じニャ」
ゲストの声がつづく。
すちゃっ――!
巨大な魔法杖を構え――まるで壁に穴を開けようとでもしているかのような――
「むぎゃ!?」
うしろ襟を、ひっつかまれ――どすん!
「コォォォン!」
椅子へ連れ戻される、この場における最高権力者。
「お母さ……名代もぉ――およろしいですわねぇぇ?」
「わ、わかりましたぁ、コントゥルの名においてぇ――イオノファラーさまの謝罪を正式に受け入れまぁぁす。けどまだ――心配ぃっ! イオノファラーちゃぁん、アレ、心の臓を見るヤツ、アレだしてっ!」
「〝心ノ臓ヲ見るヤツ〟とハ、コレのことでしょウか?」
テーブルの上、支えもなしに屹立した銀色の棒が尋ねた。
すぽぽぽんと、仕舞われた残骸にかわり――
ふぉふぉふぉぉん♪
『シガミー(カヤノヒメ)――
体温 36・6℃
心拍数 83
呼吸速度 26
血圧 101・5/59・3
生体電位 ~~√乁√乁~~√乁~~』
テーブル上に現れたのは、ひとの形の絵だった。
その胸に脈打つ❤。
ピーッピーッピーッピーッピーッピーッピーッピ――――♪
かすかに聞こえてくる音は、隣の部屋で眠り始めた少女の、健康状態を表しているらしい。
伯爵夫人が椅子に座りなおし、会議室が安堵で満たされていく。
「まず言っておくこととしてわぁー、言動がどれほど破天荒だとしてもぉー、彼女わぁーまっぎっれっもっなく、シガミーなのぉです!」
演説の美の女神。
ぱちぱちぱちぱちと伯爵夫人から、拍手が。
ふぉん♪
『>異常値は検出されませんでしたので、物理的鉏鋙もありません。
シガミーの連続性は正当に保たれています』
「(あたりまえですっ!)」
ズザザザッ――!?
約三名のコントゥル家ゆかりの者が、色めき立つ。
「こほん、失礼。一時的なぁ記憶のぉー混濁がぁ生じているだけとぉー、思われるのでぇぇす!」
力強いうごきに、映像がゆらめく。
「それくらいは当然でしょう、あんな酷い状態から復活した例なんて聞いたことが有りませんわっ――――だいたいガムラン町の冒険者だって、あんな――――!?」
彼女はそのとき、何かに気づいた様子だったが――
「どうしたコォン?」
狐耳の少年のまえに置かれた札には――
『アーティファクト買付人/ルコラコル・ラ・コントゥル』と書かれている。
「いえ、いいえ、まさかそんな――――なんでもありませんわ。ココからは、今回のダンジョン攻略に関する報告になります」
手元の黒板に、何かを書き込んでいく。
その文字は、やがて壁に大きく映し出された。
ふぉん♪
『B級探索クエスト
火山フィールドダンジョン〝火龍の寝床〟にて、
防具に必要な素材を集める
クエスト達成――ただし被害が甚大なため、各種精算は一時保留』
『かりゅうのねどこ――本格的な設営開始は来月から』
『ゲール少年の身柄――エクレアを護衛に付け、魔物境界線の砦にて保護』
「さて、次の議題でーすーがぁ――もうひとり、正式に謝罪が必要な者がこの中に居るわねぇ――――?」
議長の狐の耳が、一点を向いた。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説

だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。


婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~
桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。
技術を磨くために大手ギルドに所属。
半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。
理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。
孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。
全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。
その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……!
その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。
カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。
三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!


我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる