309 / 740
3:ダンジョンクローラーになろう
309:仙果到達ルートC、ご神木のひみつ
しおりを挟む
ヒュヒュヒュヒュボオオゴゴゴゴォォォォォォォワァァァァァァァァァァァァァァァァァッ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!
「――――、――!?」
「――――!」
ぅわ熱ぃっ――死ぬるっ。
迅雷迅雷迅雷ぃ――――五百乃大角ぁ!
ヴッ――――錫杖を取りだし――ぐるるるっ、じゃりぃぃぃぃん♪
「喝ァァァァッ――――――――!」
迫り来る光が、止まる気配はない。
フゥゥゥウッ――――あたりが急に、暗くなった。
こりゃおわった!
いちかばちか滅の太刀でも、放ってみりゃぁ良かった――!!
悔やんでいたら――ふあぁー♪
とおくの方に、花畑なんかが見えやがる。
「シガミー、これそこのシガミーやぁぃ」
今際の際に、やかましぃやい!
ふりかえると、ソコに居たのは――――
白髪の老人のようでもあり――
眉目麗しい若い女のようでもあり――
槍や刀や酒瓶のようでもあり――
「なんだっ、おまえさまわぁ――!?」
怒鳴りつけると、白髪の老人の姿をした若い女が――
手にした槍を振って剣に変え、自分の姿を大きな酒瓶に変えた。
「わしゃぁ、なんでもないただの、神じゃて」
酒瓶は腕もないのに、頭を掻いて大あくびをした。
「やい酒瓶、ここは――!?」
気づけば川が流れてる。
川の向こうには――城壁(城はねぇけど)に囲まれた町。
町の上には、小さな星が浮かんでる――ガムラン町だ。
「ひょっとして、おれぁ死んだのか?」
おれがおにぎりに、うかつな指図をしたもんだから――
おれと第一王女の命が終わっちまった。
「けど、それにしちゃ、王女の野郎が……見当たらねぇぞ?」
のどかな花畑にいるのは、おれと酒瓶だけだ。
「死んだのは爆発に巻き込まれた、おまえさんだけじゃわい」
爆発だとぅ……じゃぁ浮かぶ球がぶっ壊れたのは、間違いねぇんだとしても――
「なんでそんな事がわかる? 神や菩薩じゃ有るめぇし」
「いやだからわしゃぁ、神じゃ」
「はぁ? そんなみずぼらしい、ヒビの入った酒瓶が生意気を言うんじゃねぇやい」
「隠り世に生を受けて……生を受けてってのも変じゃが~ぁ、実時間で622,037,462秒、体感時間で414,276,949,692秒、年でいうならぁ~13,128年弱、神をやっとるわい」
ぬぅ?
「一万三千年たぁ、穏やかじゃねぇな……すまねぇ、酒瓶だってソレだけながく生きてりゃ、神ぐらいやれらぁな」
おれぁ四十の享年と、この体の十年を足したとて、せいぜい五十だ。
生意気を言ったのぁ、おれの方だぜ。
「それでのう、じつはのう――」
「隠り世なぁ。なんだかもう、いろいろ良いような気がしてきたな。町のみんなにゃ悪ぃけど……前世と御負けの今世でも、そこそこ楽しい仲間も出来て面白おかしくやれたしなぁー」
ヴッ――――っじゃっりぃぃぃぃぃぃん♪
おれは錫杖を出して、杖のようについた。
「いぉよぉぉしっ――――思い残すことはねぇぜ! とっとと浄土でもどこでも、連れてってくれやぁ!」
心残りはねぇが、あの子供みてぇな美の女神を、ひとり残して来ちまったことが――
「いやじゃから、話を聞いてくれんかのう?」
酒瓶が今度は、おにぎり……身の丈も有る、でけぇおにぎりに姿を変えた。
そういやアイツらは――どうしたかなぁ。
さすがに細切れに、なっちまったかもなぁ。
中に入れておいたマンドラゴーラだけでも、女将さんに渡したかったが。
「おう、そうだぜ。てめぇで念仏でも唱えてぇところだが、郷に入っては郷に従わねぇとな、おまえさまの仕来りで送ってくれやぁ――♪」
「ふぅ、話を聞けと言うに。この……おまえさんにわかるように言うなら〝彼岸〟にきたのは、シガミーがはじめてなんじゃよ」
「へぁ? はじめて? そりゃ、おかしいじゃねぇーか!」
誰も死んでねぇ?
そんな事が、有るわけねぇ!
「けどな……そういや町で葬式をしてた様子はなかった……蘇生薬も有るしな」
「そういうことでも、ないんじゃがなぁ」
神が、また姿を変える。
「じゃぁ、どういうわけでぇい! おれぁもうっ、浄土へ行くって決めたんだ! さっさと話を切り上げてぇくれやぁ!?」
「そうじゃなぁ――、一言で言うならわしゃぁ、ここで神をするのに……飽きてしもうてのう――」
飽きた?
たしかに一万年も、誰も来ねぇところで突っ立ってりゃぁ…………鉄瓶だって飽きるだろうよ。
鉄瓶は黒光りする体をよじり、上蓋をカタカタと鳴らす。
「つきましてはのぅ、シガミーにお役目を変わってもらおうかと思ってのぅ」
「はぁ!? お役目ってのはっ――――神のことか!?」
よせやい、おれは破門されちゃあいるが――仏門に帰依した身だぜ。
がらん――――鉄瓶が花畑に転がった。
「この棒、黄泉の星までの道行きに使えそうじゃから、もらっていくぞぉい♪」
すぽん♪
うをっ!? 錫杖を取られた!?
鉄瓶が、まるで磁器のように割れる。
うろたえるしか出来ないおれを、例えようのない――
乾いた風が――吹き抜けていく。
ふぁぁっ――――♪
風に吹かれた割れ鉄瓶が、砂のように吹き飛ばされていく。
たのしげに――ユラユラと――キラキラキラァ。
どこか――とおいところへと旅立つ鉄瓶。
「やい、おまえさまよぉ! こんな所におれひとり、残していくんじゃねぇやぁ!」
まてまてまて、迅雷――!?
五百乃大角――!?
誰でも良いぃ、答えろやぁぁ――!
おれは花畑に、突っ伏した。
いまおれが使えるのは――手持ちの武器数本と、迅雷式隠れ蓑。
それと、飯の支度が三週間分と、机椅子。
なんとかして、船でも作れりゃぁ――向こう岸に戻れるんじゃ?
なんて考えたとき――――
おれのからだが崩れ、土になった。
ぽこん――芽が出たと思ったら――一瞬で大木へと成長する。
「うをわぁ――――すげぇなぁ♪」
こりゃおもしろい物を見たぜ。
迅雷が居りゃぁ、あとでみんなにも見せてやれたんだがなぁ。
迅雷ってのぁ――なんだったかなぁ。
ふにゃぁ――――――――♪
良い陽気だ。
本日はお日柄も良く……へへへっ♪
へへっ……♪
ふぉふぉふぉふぉっふぉおふぉふぉふぉぉぉぉぉん♪♪♪
『緊急時戦術プロトコル作動
>WetWareID#44Ga3
対象アドレス:生体デバイス個体シガミー内/不随意記憶領域内/……/……
>Forced reboot with bootstrap
>Access to room #44Ga3
>Initiating spiritcontrol
>なんかでた
>付けっぱなしだった耳栓
>そこから伸びた棒
>目尻に照らされる赤い光
>画面を、とんでもねぇ勢いで流れていく、なんかの知らせ
>それは赤くて、良い意味じゃねぇ事だけが分かった
「――――、――!?」
「――――!」
ぅわ熱ぃっ――死ぬるっ。
迅雷迅雷迅雷ぃ――――五百乃大角ぁ!
ヴッ――――錫杖を取りだし――ぐるるるっ、じゃりぃぃぃぃん♪
「喝ァァァァッ――――――――!」
迫り来る光が、止まる気配はない。
フゥゥゥウッ――――あたりが急に、暗くなった。
こりゃおわった!
いちかばちか滅の太刀でも、放ってみりゃぁ良かった――!!
悔やんでいたら――ふあぁー♪
とおくの方に、花畑なんかが見えやがる。
「シガミー、これそこのシガミーやぁぃ」
今際の際に、やかましぃやい!
ふりかえると、ソコに居たのは――――
白髪の老人のようでもあり――
眉目麗しい若い女のようでもあり――
槍や刀や酒瓶のようでもあり――
「なんだっ、おまえさまわぁ――!?」
怒鳴りつけると、白髪の老人の姿をした若い女が――
手にした槍を振って剣に変え、自分の姿を大きな酒瓶に変えた。
「わしゃぁ、なんでもないただの、神じゃて」
酒瓶は腕もないのに、頭を掻いて大あくびをした。
「やい酒瓶、ここは――!?」
気づけば川が流れてる。
川の向こうには――城壁(城はねぇけど)に囲まれた町。
町の上には、小さな星が浮かんでる――ガムラン町だ。
「ひょっとして、おれぁ死んだのか?」
おれがおにぎりに、うかつな指図をしたもんだから――
おれと第一王女の命が終わっちまった。
「けど、それにしちゃ、王女の野郎が……見当たらねぇぞ?」
のどかな花畑にいるのは、おれと酒瓶だけだ。
「死んだのは爆発に巻き込まれた、おまえさんだけじゃわい」
爆発だとぅ……じゃぁ浮かぶ球がぶっ壊れたのは、間違いねぇんだとしても――
「なんでそんな事がわかる? 神や菩薩じゃ有るめぇし」
「いやだからわしゃぁ、神じゃ」
「はぁ? そんなみずぼらしい、ヒビの入った酒瓶が生意気を言うんじゃねぇやい」
「隠り世に生を受けて……生を受けてってのも変じゃが~ぁ、実時間で622,037,462秒、体感時間で414,276,949,692秒、年でいうならぁ~13,128年弱、神をやっとるわい」
ぬぅ?
「一万三千年たぁ、穏やかじゃねぇな……すまねぇ、酒瓶だってソレだけながく生きてりゃ、神ぐらいやれらぁな」
おれぁ四十の享年と、この体の十年を足したとて、せいぜい五十だ。
生意気を言ったのぁ、おれの方だぜ。
「それでのう、じつはのう――」
「隠り世なぁ。なんだかもう、いろいろ良いような気がしてきたな。町のみんなにゃ悪ぃけど……前世と御負けの今世でも、そこそこ楽しい仲間も出来て面白おかしくやれたしなぁー」
ヴッ――――っじゃっりぃぃぃぃぃぃん♪
おれは錫杖を出して、杖のようについた。
「いぉよぉぉしっ――――思い残すことはねぇぜ! とっとと浄土でもどこでも、連れてってくれやぁ!」
心残りはねぇが、あの子供みてぇな美の女神を、ひとり残して来ちまったことが――
「いやじゃから、話を聞いてくれんかのう?」
酒瓶が今度は、おにぎり……身の丈も有る、でけぇおにぎりに姿を変えた。
そういやアイツらは――どうしたかなぁ。
さすがに細切れに、なっちまったかもなぁ。
中に入れておいたマンドラゴーラだけでも、女将さんに渡したかったが。
「おう、そうだぜ。てめぇで念仏でも唱えてぇところだが、郷に入っては郷に従わねぇとな、おまえさまの仕来りで送ってくれやぁ――♪」
「ふぅ、話を聞けと言うに。この……おまえさんにわかるように言うなら〝彼岸〟にきたのは、シガミーがはじめてなんじゃよ」
「へぁ? はじめて? そりゃ、おかしいじゃねぇーか!」
誰も死んでねぇ?
そんな事が、有るわけねぇ!
「けどな……そういや町で葬式をしてた様子はなかった……蘇生薬も有るしな」
「そういうことでも、ないんじゃがなぁ」
神が、また姿を変える。
「じゃぁ、どういうわけでぇい! おれぁもうっ、浄土へ行くって決めたんだ! さっさと話を切り上げてぇくれやぁ!?」
「そうじゃなぁ――、一言で言うならわしゃぁ、ここで神をするのに……飽きてしもうてのう――」
飽きた?
たしかに一万年も、誰も来ねぇところで突っ立ってりゃぁ…………鉄瓶だって飽きるだろうよ。
鉄瓶は黒光りする体をよじり、上蓋をカタカタと鳴らす。
「つきましてはのぅ、シガミーにお役目を変わってもらおうかと思ってのぅ」
「はぁ!? お役目ってのはっ――――神のことか!?」
よせやい、おれは破門されちゃあいるが――仏門に帰依した身だぜ。
がらん――――鉄瓶が花畑に転がった。
「この棒、黄泉の星までの道行きに使えそうじゃから、もらっていくぞぉい♪」
すぽん♪
うをっ!? 錫杖を取られた!?
鉄瓶が、まるで磁器のように割れる。
うろたえるしか出来ないおれを、例えようのない――
乾いた風が――吹き抜けていく。
ふぁぁっ――――♪
風に吹かれた割れ鉄瓶が、砂のように吹き飛ばされていく。
たのしげに――ユラユラと――キラキラキラァ。
どこか――とおいところへと旅立つ鉄瓶。
「やい、おまえさまよぉ! こんな所におれひとり、残していくんじゃねぇやぁ!」
まてまてまて、迅雷――!?
五百乃大角――!?
誰でも良いぃ、答えろやぁぁ――!
おれは花畑に、突っ伏した。
いまおれが使えるのは――手持ちの武器数本と、迅雷式隠れ蓑。
それと、飯の支度が三週間分と、机椅子。
なんとかして、船でも作れりゃぁ――向こう岸に戻れるんじゃ?
なんて考えたとき――――
おれのからだが崩れ、土になった。
ぽこん――芽が出たと思ったら――一瞬で大木へと成長する。
「うをわぁ――――すげぇなぁ♪」
こりゃおもしろい物を見たぜ。
迅雷が居りゃぁ、あとでみんなにも見せてやれたんだがなぁ。
迅雷ってのぁ――なんだったかなぁ。
ふにゃぁ――――――――♪
良い陽気だ。
本日はお日柄も良く……へへへっ♪
へへっ……♪
ふぉふぉふぉふぉっふぉおふぉふぉふぉぉぉぉぉん♪♪♪
『緊急時戦術プロトコル作動
>WetWareID#44Ga3
対象アドレス:生体デバイス個体シガミー内/不随意記憶領域内/……/……
>Forced reboot with bootstrap
>Access to room #44Ga3
>Initiating spiritcontrol
>なんかでた
>付けっぱなしだった耳栓
>そこから伸びた棒
>目尻に照らされる赤い光
>画面を、とんでもねぇ勢いで流れていく、なんかの知らせ
>それは赤くて、良い意味じゃねぇ事だけが分かった
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる