滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

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3:ダンジョンクローラーになろう

285:ダンジョンクローラー(シガミー御一行様)、解析指南と岩陰のつどい

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「あらシガミー、変わったかおりですこと?」
 おおきなテーブルに陣取じんどって、なにかをながめてたリカルルたちまでやってきた。

 がたん、ちいさなつくえを、もう一個出いっこだして――こと、ことん。
 追加ついか卵酒たまござけ二級にきゅう)をだしてやる。

「いやぁ、これはとてもあたたまりますねー♪」
 大柄エクレアからだをちぢめて、湯飲ゆのみみをすする。

「ふはわぁ♪ ほんとう、レーニア……いえ、リオレイニア。これ我が家でもつくれないかしら?」
 そんなリカルルの言葉ことばに、くびを振るリオレイニア。
「まえにレシピを聞きましたところれいのシガミーの酒瓶さかびんからしか入手にゅうしゅできない〝澄み切ったおさけ〟を使つかっているようですので――」

「そーね、あのおさけ近いの・・・わぁつくれるけどぉ――」
 ずぞぞぞぞぉー。
「おいそりゃ、おれんだぞ。病みあがりの信徒しんとを、すこしはいたわれってんだぜ」
 ひめさんの長髪ながかみをつたって、テーブルに降りた御神体いおのはらは……どっちが湯飲ゆのみだかわからん。

「――天狗テェーングかシガミーの手が空いてるときじゃないと――戦争せんそうになるわね……鍛冶工房かじこうぼうのおじさんたちとぉ――――ウケケッケケッ♪」
「ウヌゥ――!?」
 五百乃大角いおのはらわらごえおどろいたゲール少年しょうねんが、椅子いすごとうしろにひっくりかえる。

 ヴッ――――ぱしん、ごどん。
 小太刀こだちを出して、椅子いすの背につっかえぼうをしてやる。

「す、すまぬ、店主テンシュよ」
 ジタバタともがくゲールを、レイダが起こしてやる。
「す、すまぬ、レイダよ」
 このパーティー最弱さいじゃく間違まちがいなく、コイツだ。
 まもりながらの行軍こうぐんだと、いつ魔王城まおうじょうにたどり着くのか見当けんとうも付かない。

「ふぅぅぅぅうっ――♪」
 白いのリオレイニア湯飲ゆのみをかかえ、くちからつめてぇ魔法まほうを吐いて冷ましてる。
 ああいう芸当げいとう出来できると、この世界せかいでの生活せいかつがとてもたのしそうだ。
 もっともソコにたどり着くまでに、なみなみならぬ修練しゅうれんが要るが。

「ふぅぅぅゥウッ――ぼわっ♪」
 真似まねをしたリカルルのくちから――狐火きつねびあおほのおが漏れた。
 きゃぁ――あわてて、湯飲ゆのみみから立ちのぼる〝仄暗い炎きつねび〟を散らす。

「それで、これからどうするんだぁ?」
 狐火あれ使つかえるんなら――あの妖狐ようこルリーロ並みに・・・・・・・使つかえるんなら、このさき道行みちゆききでも――らく出来できたんだがなぁ。

「ことここにいたっては、いたかたありませんでしてよ。Cルートとやらをえらぶだけですわ」
 さっきテーブルにひろげてたのは、五百乃大角いおのはらがだした地図ちずだったか。

「それしかねぇか……ってなると、おいゲール」
「ごくごくん、フウ。なんだ、店主テンシュよ」
 子供姿すがたでも〝あつさ〟にはつよいのか、がぶがぶと卵酒たまござけを飲む少年しょうねん

「〝かりゅうのねどこ〟は本当ほんとうに「こわる」されちまうかもしれねぇ……すまんなぁ」
 どれだけいそいでも、一日二日いちにちふつか魔物まもの勢力せいりょく本丸ほんまるを落とせるたぁ――おもえん。

「そうでしたわ。ソレにかんしましては、あやまることしか出来できませんわ……ごめんなさい」
 ぺこり。
 彼女ひめさんのこういうすじとおったところは、尊敬そんけいできる。
 もと大名だいみょうどもは清廉せいれんではあるが、こうしてあたまを下げることはしないからな。

「気にすることはない。半身ハンシンは、このサキ魔王城マオウジョウにも一体イッタイあるから、ソチラを回収カイシュウすれば良いだけのことだ」

「はいじゃぁ、決まりねっ♪ キミたちにわぁ――ズヴァバァーン! 魔王城まおうじょう再攻略・・・していただきまぁすぅ!」
 かちゃっ――卵酒たまござけを飲み干し、ひっくりかえった湯飲ゆのみみをあたまに乗せたままの――美の女神いおのはら
 戸棚とだな急須きゅうす湯飲ゆのみと一緒いっしょにしまわれてても、まるで気づかないその――御神体すがた

「ん? みょうにまじめに仕事しごとをしてやがるな、おまえさまよ?」
 なにかくしてる?

 ふぉん♪
『イオノ>隠してなどいません』
「なぁんかねぇ、魔王城まおうじょうのどこかにー、見たことも聞いたこともないよぉなめずしいきのこガァー生えてるんだってさぁー?」
 小首こくびをかしげるじゃねぇやい。

「まったく、見たことも聞いたこともねーもんを、どーして知ったんだおまえさまわぁ?」
 ことん、ことん、こととん。
 からになった湯飲ゆのみをあつめて――五百乃大角いおのはらかこむ。

「なんかねぇー、温泉客おんせんきゃくのおじさんがねぇ――
 「ソレを食べると、無病息災むびょうそくさい体質改善たいしつかいぜん家内安全かないあんぜん学業成就がくぎょうじょうじゅ商売繁盛しょうばいはんじょうしたあげく黒雲こくうんからあらわれた異形いぎょうかみによって――たちどころに恋愛成就れんあいじょうじゅまでするらしい!」
 ――なんて自慢じまんしてきたのよねぇ」

 寄せあつまる湯飲ゆのみのなかから、ぽちゃぽちゃと。
 なんかがたれるおと――よだれか。

「フェスタのきゃくかぁー! 余計よけいなことを余計よけいやつに、吹き込みやがって……そのきのこわぁ、よりにもよって・・・・・・・――うまいってんだな?」
「なぁんかねぇー、そうらしーのよねぇー……ぐひひひへへへっ♪」
 またでたな。ドコでおぼえて来やがった、その下卑げびわらい。

「――秘蔵ひぞう蘇生薬エリクサーもすべて、吐きだすことになりそうで……すね」
 精悍せいかん護衛騎士ごえいきしかおかげりが。
 かれ新婚しんこん物入ものいりらしいのに。

「その損失そんしつ補填ほてんするためにも、この攻城戦勝こうじょうせんかちに行きますわよ、エクレア!」
 落ち込む従者じゅうしゃにしてパーティーメンバーを、元気げんきづけるリーダー。
「はい、リカルル!」
 元気げんきづけられたS級冒険者きゅうぼうけんしゃかおが、凜々りりしく引きしまる。

「そーだなー、祝儀しゅうぎがてら魔王城しろを、落としてやるかぁ! めぼしいもんのひとつくらい、のこってんだろっ」
 いくさでしろを落としたことは、一度いちどもない。
 ありゃぁ、用意周到よういしゅうとう兵糧攻ひょうろうぜめでもしねぇと、そうそう出来できねえもんだ――が。

「――はイ。現在げんザいのシガミーでシたら、単身乗たんしんのり込んデも可能かのウおモわレま――」

「けど、気がかりはあるぞ? 魔王城まおうじょうてのは、あぶなくねぇのか? おれぁともかく、レイダやゲールも居るだろう?」
 本来ほんらい子供ガキ三人さんにんもつれて出歩である場所ばしょじゃねぇのは、おれにだってわかる。

あぶないですわよ? ヴォルトカッターが使つかえないわたくしでは、足手あしでまといなくらいには――――」
 とがった狐耳みみが、へなへなとたおれる。

「けれど、活路かつろはあります。リオレイニアが迅雷ジンライ殿どの使つかって極大魔法きょくだいまほうはなてば、魔物まものなどものかずではありません」
 良いつら白仮面リオに、信頼しんらい眼差まなざししを向けた。
 それなー。
 いっそのこと、〝白い悪魔一式そいつ〟で全部ぜんぶぶっこわしちまえば、っておもわなくもねぇ。

 ふぉん♪
『イオノ>不許可。生態系への過度な選択圧は、
     あたくしさまへの供物に、支障が生じる可能性があり、
     看過できません』
 なんだと?

「そんなことをしたらぁー、おめずしいきのこさままで消しのずみです! ダメだからねっ!」
 おまえさまよ、本音ほんねがさっきから前面ぜんめんに出すぎだ。

 ふぉん♪
『>一部地域の魔物を殲滅した場合、なにがどう影響するか類推できません。
  場合によってはポグバード一匹、採れない世界になるかも知れません』
 そういうことか。それには納得なっとくだ。

 おれがガムランしょう草原そうげんで、薬草やくそう全部採ぜんぶとっちまって。
 レイダの仕事しごとまで取っちまったみたいなことが――
 魔物まものの生き死にでも、起こりかねないってコトだろ。

「まあ、お聞きなさい。どっちにしろ魔王城まおうじょう経由けいゆしてルートCでご神木しんぼくちゃんに行くわけでしょお? ならあたくしさまへの供物くもつ、そしてあめあられの御利益ごりやくまで降りそそぐなら、そっちのほうが良いでしょう?」
 それしかあるめぇ。

「言いぶんはわかりました。けれど――」
 大筒扱おおづつあつかいされるがままのしろ悪魔あくまが――テーブルのうえにならべられた黒板いたを、一枚取いちまいとった。
「この魔王城しろからご神木しんぼくまでの、点線てんせん意味いみはおわかりになったのでしょうか?」

「いいえ、ひょっとしたら魔王討伐後まおうとうばつごなにか・・・変化へんかがあったのかもしれないわねぇー、ウケケッケケケケケッ♪」

討伐後とうばつご――?」
 細顎ほそあごゆびをそえる、白い悪魔もときゅうじちょう

転移陣てんいじん作動さどうして――とりで火山かざんあいだくらいの地点ちてんに飛ばされましたよね?」
 地図ちず一カ所いっかしょゆびさす護衛ごえい
 ちょうどおれが、五百乃大角いおのはら青年せいねんに会ったあたりだ。

転移陣てんいじん? ふーん、二週目だと・・・・・行きさきが変わるのかも、知れないわねぇー♪」
 ふぉん♪
『イオノ>突然出てきた3ルートの選択画面といい、
     本当にゲームみたい』

 わからんのにも、飽きたぞおれぁ。
 そうだ、聞いてみるか――解析指南かいせきしなんに。
「(この地図ちず点線てんせんなんだ?)」

 ヴォォォォン♪
『解析指南>ウリアッ上』
 は? なんかでたが読めん。
 おかしいな――解析指南かいせきしなん
『解析指南>ジャンニーキックプ』

 おい迅雷ジンライ説明せつめー
 ふぉん♪
『>地図上の点線については、イオノファラーの考えに賛同します』
 魔王まおうたおすと、飛ばされるさきが変わるってはなしはわかった。
 それで、この解析指南かいせきしなんのはなんだ?

「――わかりません。類推るいすい閾値いきを超えています。データセットの欠損けっそん誤植ごしょくによる表記ひょうきバグの可能性かのうせいがありマ――」
 ずずずずずー♪
 ほほぉぅ、わーかーらーんー。

 ふぉん♪
『イオノ>攻略本(初版)には載ってないし、
     行ってみるしかないわね』

 まぁーなぁー、ふかもりを抜け、いまいる洞窟ダンジョンとおって――
 魔王城まおうじょう到達とうたつしたほどのヤツが――
 ココには、三人さんにんも居る。
「――ニゲルノ存在そんざイかんガえレば、コれ以上いじょウ布陣ふジんもないノでは――」

「はくしょんっ――――!」
 まだ本調子ほんちょうしじゃ、なさそうだけどなー。

「なんにしてもさっ、安心あんしんして良いんわぁよよぉぉぉぉん♪ いざとなったら、うちのシガミーがすべてのてきをなぎたおしますので、えへんっ!」
 勝手かってなことを、言いやがって。

「しゃぁねぇ、おれにまかせとけ。おれぁべつにイオノフきょう信徒しんとじゃねぇけど――かみさんの不始末ふしまつは、おれがとるぜ!」
 ヴッ――――じゃりぃぃぃん♪

 あ、そうだぜ。見得みえをきるときにゃぁ、片目かためを閉じるんだったか?
 ばちぃぃぃぃぃんっ!
 片目かためを閉じてやったぜ!

「――ぅにゅ!? リオレイニアさん……」
「――ええ、フォチャカさん……」
「ああ、なるほど――ああいうところですかぁ……」
 また三人さんにんがかしましく、岩陰いわかげつどった。
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