上 下
92 / 737
1:輪廻転生、おいでませガムラン町

92:猪蟹屋店主(シガミー)、ご神体をつくろう

しおりを挟む
 暴徒無芸ぼうとむげいをしながら、うわのそらで迅雷ジンライ説明せつめーを聞いていた。
 五百乃大角いおのはら収納魔法具しゅうのうまほうぐなかはいったり、裏天狗うらてんぐになって出てきちまった仕組しくみが、ようやくわかった。

「(つまり、あれだろ? いつものように五百乃大角いおのはらの〝ざつ〟な仕事しごとのせいで、こんなことになったんだろ?)」
 ようするに五百乃大角いおのはらの、下界このよでの姿すがた
 その作りが・・・ざつなせいで、色々いろいろおかしなことになっている。

シガミー・・・・がおなか空いてるみたいだから、お菓子かしあげてもいーい?」
 は? おれぁ朝飯あさめしくったばっかだぜ?
 レイダが手にしているのは、おれのかたちこまだ。
 さっきはうごいたが、生きものじゃない。

「クスクス――このまちあらくれものもおおいというのに、レイダはやさしい子にそだちましたね♪」
 リオがレイダの襟元えりもとを、なおしてやる。
 やはりリオは仲間パーティーメンバーだが、おれとレイダの母上ははうえ姉上あねうえだな。

「はい、あーん♪」
 子供レイダこまにむかって差しだしたのは、冒険者ぼうけんしゃギルド向かいのみせで売られてる菓子かしだ。
 やたらとあまくてかたくて、おおきめの焼き菓子がし――――ぱくん♪

 菓子かし半分はんぶんになった!
 自分じぶんのからだよりも、おおきな菓子かし半分はんぶん
 それを一口ひとくちでくらう大食漢たいしょくかんあの歯形・・・・には、こころ当たりがある。

「(やい、女神めがみさまよ?)」
「(なぁに? けっこういけるわねん……ぼりぼりぼり♪)」
「(イオノファラーの作成さくせいした〝ボードゲームのこま〟に上位権限じょういけんげん譲渡じょうとされました。事象じしょうライブラリを更新こうしん――チィィーッ――終了しゅうりょうしました。)」

本当ほんとうに食べちゃ駄目だめっ! それはアタシとシガミーの今日きょうのおやつ――」
 ――ぱくん♪
 あーあ、のこり半分はんぶんも食いやがった。
 飯事ままごとのつもりが――ほんにんは食う気満々まんまんだったな。

 しもぶくれであたまでっかちの人型こまから――くきゅるるるりゅぅ♪
 はらむしが聞こえてきた。

   §

「(この混沌こんとんとした現状げんじょうをまねいたのは、まちがいなくイオノファラーの不勉強ふべんきょう原因げんいんですが――)」
 かみ世界せかいにもどるための〝神の船・・・〟がこわれたわけは、まだわからないらしい。

「(うまいことSPなんたら温存おんぞんできるうえに、こうして女神かみさんめしまで食えるようになった。ひとまずはよかったじゃねーか)」

 下手へたをうったと言っても今回こんかいさけを、駄目だめにされたりしてねぇしなー。
 菓子かしを食われて涙目なみだめのレイダには、なんかべつ菓子かしを買ってやろう。

「(ふふふふ、シガミーくーん? そんなこと言ってて、いっいーのぉーかぁなぁー?)」
 びーどろのなかこえがするほうをみると――ふたたび収納魔法とらわれのみとなった和菓子うめぼしが、べつの四角しかく和菓子・・・を持ちあげてた。

「(そりゃなんだ? おれにどーしろってんだ?)」
 ふぉふぉにゅるりぉん♪

「(無課金むかきんでキャラメイクができるのは、一回いっかいだけみたいなのよー。あたくしさまは〝ちっさいシガミー〟をつくっちゃったから、もうできないのよー。つ・ま・り――)」
 和菓子うめぼし和菓子しかくいのをなげた。

 ヴッ――――どん!
 おれの目のまえ。
 テーブルうえならんでたちいさなこまたちを蹴散けちらしたのは――桃色ももいろもち……いや、つちかたまりだった。

「(イオノファラーが所持しょじしている、キャラ作成メイク粘土マテリアルはコレで最後さいごです。)」

 ふぉふぉん――ヴュワワワワッ♪
『キャラメイクエディター 00:19:56』

「ぎゃっ、シガミー! 目のまえに魔物まものが!」
二人ふたりとも、はなれてください! こおらせま――――!」
 この桃色ももいろ土塊つちくれは、ふたりにも見えてるようだった。
 暴徒無芸つくえのうえ無茶苦茶むちゃくちゃになった。

大丈夫だいじょウぶです、ふたりトも。これハわが主神しゅしんイオノファラーかラの、宣告せんこクによるモのです。」
「「イオノファラーさまの?」……!?」

「しばラくのあイだ、おしズかにオねがいシます。子細しさいはのチほどおオしえいタしますので。」
 迅雷ジンライのひとこえで、着席ちゃくせきするリオレイニア。
 そのひざに、レイダがちょこんとすわった。

 ふぉふぉん♪
『クラフト依頼達成クエスト
 〝御神体〟を作成しよう
 残り時間 00:19:03』
 ごわぁん♪

「(ソレをお手本てほんにして、可憐かれんでカワイイアタシをつくってくださいな。はぁーやれやれ。やはくやれ、時間じかんないでしょ!)」
 手本てほんがぴょんぴょん跳ねて、よってきた。
 土塊まものおどいたレイダがほうりなげた、おれそっくりのこまだ。

「(迅雷ジンライ――)」
「(〝初級造形しょきゅうぞうけい〟があるので、できあがりをおもい浮かべるだけで出来できあがります。)」

 ビードロの向こうに、ビードロが見える。
 透明とうめい箱形はこがたが、土塊つちくれをかこんでる。
「これは、レイダたちにも見えてんのか?」
「うん、ガラスのはこが見えるよ」
「はい、高度こうどなクラフト魔術まじゅつのようですが、これは一体いったい!?」

 すっ――――両手りょうて土塊つちくれにかざす。
 うにょにょ、ぐぐぐぅん♪
 〝初級造形しょきゅうぞうけい〟でおおまかなかたちができあがる。

「わっ、おもしろい! わたしもやりたい!」
「すみマせん、レイダ。これはヒとつしかないので、あきらメてください。」
 落ちこむレイダをリオが、あたまをなでてなぐさめている。

 そのあと、手本てほんをたよりに、一本箸フォークをつかってこまかいところをととのえた。
 これは〝木工彫刻もっこうちょうこく〟が、効いてるのかもしれなかった。

 前世まえ茶器ちゃきを焼くのを手伝てつだったことがあったが、あのときの出来できとは雲泥うんでいの差だった。
 しもぶくれのまるっこいかたちには、おもいのほか苦労くろうさせられたが――なんとか完成かんせいした。

 おおきなあたま、あいらしいひとみ
 ちいさな手と、両耳りょうみみのうえでくくった長髪ながかみ
 たおれないように、おおきめのくつを履かせてやった。

「かわいいいい♪」
「おかわいらしいですね♪」
「かわいいく、できたんじゃねぇか?」

「それで、これなぁに? これもシガミーみたいにうごくの!?」
 おれのこまをつかんで、持ちあげてみせるレイダ。

「ああ、うごくぞ! きいておどろけ、こいつぁ美の女神めがみ御神体ごしんたい――〝ねがみめんど〟だぜ!」
「〝めがみネんど〟でス、シガミー。」

 ふっふっふ。
 われながら、なんというしたぱら曲線きょくせんか。
 じつに良い仕事しごとをした。
 珠玉しゅぎょくしたぱら出来できに、惚れ惚れする。

「(えーちょっと、なにこのおなか、うらわかく……もないけど乙女おとめにこの仕打しうちちはひどくな――!?)」

 ふぉふぉん♪
『クラフト依頼クエスト
 【御神体】作成成功!
 残り時間 00:01:59』
 ――――ごわぁあぁん♪

 女神かみさんからのじかのたのみだから、とうぜん五百乃大角いおのはらじるしのクエストだ。

『New/保留中の、クエスト達成報酬 …… +3』
「(これは、なんでぇい?)」

「(五百乃大角いおのはらじるしのクエストにかんして、保留中ほりゅうちゅう項目こうもくが3てんあります。【ぜんぶ受けとる】を押すと未収得みしゅうとく経験値けいけんちSPスキルポイントなどの報酬いちどが、いちどに受けとれます。)」
 あーなんか、あとまわしにしてたのが有ったな。

 押した――――――――ブブブブッ♪

 LVレベルSPスキルなんたら手続てつづきがはじまって、銀板かあどふるえがいつまでもまなくなった。
 しかたねぇから、寝床ねどこ布団ふとんに突っこんだ。

 時折ときおりびーどろに出る、五百乃大角いおのはらのクエストをこなすと、やたらとLVレベルSPスキルなんたらが増える。
 これが〝女神めがみ加護かご〟の報酬ほうしゅうかんがえりゃ、世話係せわがかりとしての気苦労きぐろうむくわれるってもんだ。
 その恩恵おんけいがないリオとレイダには、せめて給金きゅうきんはずんでやりたい。

 ヴ――すぽん♪
 消える、御神体ねがみめんど
 ヴヴッ――ぽっこぉん♪
 ふたたびあらわれた五百乃大角いおのはらには、いろがついていた。

「うふふん――けっこう良いかんじね♪」
 早速さっそく御神体ごしんたい女神かみさん取り憑いた・・・・・――前世ひのもと神降かみおろしとは毛色けいろがちがうが、気にすまい。

「さあ、イオノフきょう信徒達しんとたちよ。献上けんじょうなさい供物くもつを――」
 ちいせぇのに後光ごこうがさしてて、まぶしい!
 〝木戸きど〟をしめろ。目がいたくならぁ――あ、まって〝輝度きど〟がリセットされちゃってたみたい……これで良しと。

 まぶしくなくなったが、どこかひかりをおびてる。
 かぜもないのに、なびくかみ
 あるくと〝ぽきゅぽん♪〟とおとがする。
 そしてやっぱり、五百乃腹いおのはらむしが――くきゅるるるりゅぅ♪

「しゃべった!? それに綺麗きれいいろがついてる!」
 子供レイダが飛び跳ねる。
 これで、ようやく五百乃大角いおのはら紹介しょうかいできそうだ。
 『シガミー御一行様ごいっこうさま』の仲間メンバーなのに、レイダ一人ひとりだけ女神かみさんのことをかくしておくのは気が引けたからな。

ものいろがつけられるのは、テェーングさまの能力のうりょくではなかったのですか?」
 あ、白天狗うらてんぐのときに、シガミーのこまをつくって見せてんのか?
「(そうですね。〝かみ御業みわざ〟で説明せつめいはつきます――)」

「うーんと……天狗てんぐやまかみみたいなもんだから、たしかにものいろくらい変えられる。たいする五百乃大角いおのはらは、この世界せかいまるごとのかみだ。天狗てんぐのまねごとくれぇは朝飯前あさめしまえなんだろうぜ」

 ちいさな五百乃大角いおのはらは、全身ぜんしんをおおきくひろげてのたまふ――

「――ではその〝あさごはん〟とやらを、あたくしさまがご所望しょもうです。もちろん、大盛おおもりでおねがいいたしますよぉ♪」

ーーー
神降ろし/祭りの最初に神霊を呼びだすこと。巫女がご神託を受けるために、その身に神霊をのり移らせること。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

キャラ交換で大商人を目指します

杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【全12話/完結】リタイア勇者たちの飲み会

雲井咲穂(くもいさほ)
ファンタジー
◇12/20:::HOT90位ありがとうございました!RPGで言うところの全クリをした後、富も名声も女も時間も何もかもを満喫しつくした「元勇者=リタイア勇者」たちと、設定上やられ役=悪役キャラの魔王や魔女たちが繰り広げる、ほのぼの居酒屋同窓会。 自己中神様にハレンチ女神。不倫二股ヒロインたちも登場して、毎夜毎夜飲みまくる、胃袋ブレイク。 (いろいろ増えるよ。登場するよ) ※加筆修正を加えながら、ゆっくり更新中です。 ※第二回お仕事コン楽ノベ文庫賞の受賞候補作品でした。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

処理中です...