28 / 739
1:輪廻転生、おいでませガムラン町
28:E級冒険者(幼女)、狩りチュートリアル(ポグバード)
しおりを挟む
あさいちばんの草原。
ギッ――、ギィギィ――!
澄んだ空気のなかを、かすかな喧噪がとびかう。
「ちらほら、いやがるな」
「うん。あっちには鳥もいる!」
プギー、ばさばささっ。
まったく居なくなってた獲物が、もどってきていた。
「(このへんの土地は何でこんなに、肥えてるんだ?)」
おれ……迅雷が根こそぎ刈りつくした草が、まんべんなく生えてきている。
「(地中のマナ……魔法の元となる活力……龍脈が真下を流れているようです)」
「(龍脈……なんか植えりゃあ、スグ育つってのか?)」
「(はい、おおむねその認識で問題ありません)」
おれのLVが上がるまで、畑を耕すのも悪くねえかもなあ。
「おーい、あんまり先に行くなよー。あちゃー、剣が錆びてるや」
ギギギ、ザリザリザリ――ギャギイン!
女将の食堂の若い店員が、使い古しの剣を抜いた。
「わけえのが狩りを教えてくれるって言うから、たのんだけど――」
「――ちょっとたよりないわね」
おれたちは、革鎧を着た青年と、いつものギルド制服の鬼娘を待つ。
「こら、ニゲルはこんなだけど、スーパールーキーとして一目置かれてたんだからね」
彼女のせなかの長刀は、幅も厚みもある。とてもあの細腕で振りまわせるようには、みえない。
「(数春奇異?)」
「(有望な新兵……神童や麒麟児のことです)」
「へぇえ、このわけえのがねえー」
「こら、またシガミーは。町のひとは敬わないと」
おめえも、さっき頼りねえって言ってたじゃねーか。
「へへへ、おもう存分敬っていいよ――――オルコトリアさん、いま〝こんなだけど〟って言った?」
「本当はギルド職員である私が、冒険者のレイダとシガミーを、ひいきしちゃいけないんだけど……」
おれとレイダのあたまの上からつま先まで、じーっとみつめる麗人。
あさの陽光に、肩までの青髪がきらめいている。
「私がこないと――リカルルが来ちゃうからねー」
来ちゃう? たしかに狐耳なら、ギルドのしきたりなんか、お構いなしだろうけど。
「よくわからねえ、狐耳がくると、なんかまずいのか?」
リカルルの名を聞いたニゲルが、そわそわしてるけど放っておく。
「お付きと護衛をひきつれてちゃ、狩りの練習なんてできないでしょ」
「あー、そりゃそーか」
たしかに、白い装束と黒い甲冑が、いつも何人か離れたところに張りついてた。
「わたしたちがリカルル様に、追いかけ回されないように……かとおもった」
レイダもやっぱり狐耳に、飛びかかられたりしたんだろうな。
そのかおが、青ざめてる。
「……それも少しあるわね」
こっちも、青ざめてた。
狐耳がらみの苦労が忍ばれる。
ため息をついた鬼娘が、落ちてた小石を何個かひろった。
「草原での狩りのコツを、ひととおり教えます。あとはそれを自分なりに工夫してね」
「はーい」「おう」
「じゃあ、まず……あそこにいるポグバード」
いつも食ってる、まるい鳥だ。
ごきり――骨が鳴る音。
制服の二の腕が、はち切れそうになっている。
鬼の怪力だ。おれが戦ったやつは拳に力を込めてた。
「――――わああぁぁっ!」
叫ぶと同時――――風切り音。
鬼は石を投げた――けど狙いははずれている。
「(はずしたぞ?)」
「(そのようです)」
バタバタバタバタッ――飛びたつ鳥。
「プケーーッ!」
どさり。石は鳥に命中した。
「(あたったぞ!)」
「(そのようです)」
放った小石に、鳥が当たったのだ。
「飛びたつポグバードの軌道はー、いつも同じで変わらないのー」
と小走りに駆けていく鬼娘を、追いかけるレイダ。
「ポグバードの顔の正面。ちょっとななめ上を狙うんだよ」
ニゲルが投げるうごきをする。
「じゃあ飛んでるやつは、どうすりゃ良いんだ?」
「おなじだよ。あいつらは顔の向きに、まーっすぐ飛ぶから、その先を狙って弓や魔法を放つ」
こんどは弓をひくうごき。
「近づく前に気づかれちまうのは、どうすりゃ良いんだ?」
昨日はそれで、角ウサギ一匹しとめるのに、まる一日かかっちまった。
「餌をまいて、じっとしてればいいんだよ」
ニゲルが種つぶみたいなのをばらまいて、しゃがみこんだ。
まわりの草はまだ伸びきっておらず、ニゲルの姿はまるみえだ。
「そんなんじゃ、気づかれちまって寄ってこねえよ」
「いーから。よーくみてて」
鳥をかかえて戻ってきた鬼娘が身をかがめる。
さぁぁぁぁぁ――――風が吹く。
パタタタタタタタッ――――プキー♪
けたたましい鳥の声。
まるい鳥が青年の近くに、降り立った。
目のまえを横切る、肥えた鳥。
元冒険者が叩くように、錆びた剣を振りおろした。
プケケーー!
肥えたまるい鳥が、錆びた剣の錆びになった。
「え? なんでなんで? わたしも待ち伏せするけど、全然うまくいかないのに!」
魔法の杖を振り回す子供。
「うふふ、何でだとおもう?」
鬼が青年のとなりに立つ。
さぁぁぁぁぁ――――風が吹く。
風になびく、とおくの木々。
風になびく、草花。
風になびく――――鬼と元冒険者。
このあいだ思い出した〝じっとしてる修行〟が――あたまをよぎった。
いちめんの草を薙いでいく流れが――まる穴のあいた〝板きれ〟で。
風に揺れるふたりは〝突きさした根〟だった。
「風に溶けこんでんのか!」
そう言ったときの鬼娘と元冒険者のおどろいた顔は、かなり間が抜けてて、ちょっと笑った。
ーーー
マナ/超自然的なエネルギーの概念。自然や精霊に由来し、万物に宿る。
龍脈/大地をながれる巨大な気の流れ。山脈の稜線をこう呼ぶことも有る。
神童/非凡な才能にめぐまれた子供。
麒麟児/将来に望みを掛けられる、優れた若者のこと。
ギッ――、ギィギィ――!
澄んだ空気のなかを、かすかな喧噪がとびかう。
「ちらほら、いやがるな」
「うん。あっちには鳥もいる!」
プギー、ばさばささっ。
まったく居なくなってた獲物が、もどってきていた。
「(このへんの土地は何でこんなに、肥えてるんだ?)」
おれ……迅雷が根こそぎ刈りつくした草が、まんべんなく生えてきている。
「(地中のマナ……魔法の元となる活力……龍脈が真下を流れているようです)」
「(龍脈……なんか植えりゃあ、スグ育つってのか?)」
「(はい、おおむねその認識で問題ありません)」
おれのLVが上がるまで、畑を耕すのも悪くねえかもなあ。
「おーい、あんまり先に行くなよー。あちゃー、剣が錆びてるや」
ギギギ、ザリザリザリ――ギャギイン!
女将の食堂の若い店員が、使い古しの剣を抜いた。
「わけえのが狩りを教えてくれるって言うから、たのんだけど――」
「――ちょっとたよりないわね」
おれたちは、革鎧を着た青年と、いつものギルド制服の鬼娘を待つ。
「こら、ニゲルはこんなだけど、スーパールーキーとして一目置かれてたんだからね」
彼女のせなかの長刀は、幅も厚みもある。とてもあの細腕で振りまわせるようには、みえない。
「(数春奇異?)」
「(有望な新兵……神童や麒麟児のことです)」
「へぇえ、このわけえのがねえー」
「こら、またシガミーは。町のひとは敬わないと」
おめえも、さっき頼りねえって言ってたじゃねーか。
「へへへ、おもう存分敬っていいよ――――オルコトリアさん、いま〝こんなだけど〟って言った?」
「本当はギルド職員である私が、冒険者のレイダとシガミーを、ひいきしちゃいけないんだけど……」
おれとレイダのあたまの上からつま先まで、じーっとみつめる麗人。
あさの陽光に、肩までの青髪がきらめいている。
「私がこないと――リカルルが来ちゃうからねー」
来ちゃう? たしかに狐耳なら、ギルドのしきたりなんか、お構いなしだろうけど。
「よくわからねえ、狐耳がくると、なんかまずいのか?」
リカルルの名を聞いたニゲルが、そわそわしてるけど放っておく。
「お付きと護衛をひきつれてちゃ、狩りの練習なんてできないでしょ」
「あー、そりゃそーか」
たしかに、白い装束と黒い甲冑が、いつも何人か離れたところに張りついてた。
「わたしたちがリカルル様に、追いかけ回されないように……かとおもった」
レイダもやっぱり狐耳に、飛びかかられたりしたんだろうな。
そのかおが、青ざめてる。
「……それも少しあるわね」
こっちも、青ざめてた。
狐耳がらみの苦労が忍ばれる。
ため息をついた鬼娘が、落ちてた小石を何個かひろった。
「草原での狩りのコツを、ひととおり教えます。あとはそれを自分なりに工夫してね」
「はーい」「おう」
「じゃあ、まず……あそこにいるポグバード」
いつも食ってる、まるい鳥だ。
ごきり――骨が鳴る音。
制服の二の腕が、はち切れそうになっている。
鬼の怪力だ。おれが戦ったやつは拳に力を込めてた。
「――――わああぁぁっ!」
叫ぶと同時――――風切り音。
鬼は石を投げた――けど狙いははずれている。
「(はずしたぞ?)」
「(そのようです)」
バタバタバタバタッ――飛びたつ鳥。
「プケーーッ!」
どさり。石は鳥に命中した。
「(あたったぞ!)」
「(そのようです)」
放った小石に、鳥が当たったのだ。
「飛びたつポグバードの軌道はー、いつも同じで変わらないのー」
と小走りに駆けていく鬼娘を、追いかけるレイダ。
「ポグバードの顔の正面。ちょっとななめ上を狙うんだよ」
ニゲルが投げるうごきをする。
「じゃあ飛んでるやつは、どうすりゃ良いんだ?」
「おなじだよ。あいつらは顔の向きに、まーっすぐ飛ぶから、その先を狙って弓や魔法を放つ」
こんどは弓をひくうごき。
「近づく前に気づかれちまうのは、どうすりゃ良いんだ?」
昨日はそれで、角ウサギ一匹しとめるのに、まる一日かかっちまった。
「餌をまいて、じっとしてればいいんだよ」
ニゲルが種つぶみたいなのをばらまいて、しゃがみこんだ。
まわりの草はまだ伸びきっておらず、ニゲルの姿はまるみえだ。
「そんなんじゃ、気づかれちまって寄ってこねえよ」
「いーから。よーくみてて」
鳥をかかえて戻ってきた鬼娘が身をかがめる。
さぁぁぁぁぁ――――風が吹く。
パタタタタタタタッ――――プキー♪
けたたましい鳥の声。
まるい鳥が青年の近くに、降り立った。
目のまえを横切る、肥えた鳥。
元冒険者が叩くように、錆びた剣を振りおろした。
プケケーー!
肥えたまるい鳥が、錆びた剣の錆びになった。
「え? なんでなんで? わたしも待ち伏せするけど、全然うまくいかないのに!」
魔法の杖を振り回す子供。
「うふふ、何でだとおもう?」
鬼が青年のとなりに立つ。
さぁぁぁぁぁ――――風が吹く。
風になびく、とおくの木々。
風になびく、草花。
風になびく――――鬼と元冒険者。
このあいだ思い出した〝じっとしてる修行〟が――あたまをよぎった。
いちめんの草を薙いでいく流れが――まる穴のあいた〝板きれ〟で。
風に揺れるふたりは〝突きさした根〟だった。
「風に溶けこんでんのか!」
そう言ったときの鬼娘と元冒険者のおどろいた顔は、かなり間が抜けてて、ちょっと笑った。
ーーー
マナ/超自然的なエネルギーの概念。自然や精霊に由来し、万物に宿る。
龍脈/大地をながれる巨大な気の流れ。山脈の稜線をこう呼ぶことも有る。
神童/非凡な才能にめぐまれた子供。
麒麟児/将来に望みを掛けられる、優れた若者のこと。
1
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる