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追記事項~その1
第7頁
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「ジューク。木刀担いでどこか行くの? ――バリボリバリ♪」
ロットリンデさんは、階段の手すりの上に寝転んでいる。
「そんなだらしないカッコしてると、またティーナさんにお説教くらいますよ」
何か食べてるときはたぶん平気だけど念のため、爆発魔法が飛んで来ても平気なように身構える。
「あら、ご挨拶ね。コレでも私、仕事中でしてよ」
といってまた煎餅を――バリボリバリ♪
かかえた紙袋にはファローモの絵が描かれていて、手にした伝票ボードに何かを書き込んでいる。
「また、名物お菓子の試食ですか? ……太りますよ?」
何気なく言った一言に、肩をふるわせ眼を泳がす、ご令嬢。
「だ、大丈夫ですわよ。痩身も淑女のたしなみですもの。それでどこ行くの? 懲りずに、またダンジョン?」
「今日は違います。何でも高名な学者様がいらっしゃるとかで、その荷物持ちを――」
「ふうん、じゃあ、危険は無いのね? 気を付けて行ってらっしゃい――バリボリバリ♪」
別に僕の身を案じてくれているわけではない。
いや、案じてもくれてるけど、その大きな理由は〝僕を倒したモンスターに能力吸収の方陣結界を奪われかねないから〟だ。
階段を降りると、大きな縦板が進路を塞いでいた。
食堂の『本日のオススメ』看板を出していた幼なじみを手伝う。
ちなみにオススメは、〝ニルシャーのグラタンとソッ草シチューのセット〟。
宿屋でもあるヴィフテーキ食堂の名物はステーキだけど、食材の都合で別の料理がメインとして出されることもある。
――ゴトン。ソコソコの重さのある看板を定位置に置いた。
「ジュークは弱いんだから、くれぐれも危ないトコには近づかないこと。わかった?」
「うん。大森林のツタを伝って歩いて行くだけだから、大丈夫だよ」
「あまい、ジュークは自覚が足りないわよ。落ちてきた木の実にあたって二日も寝込む冒険者なんて他に居ないでしょ!」
「あー。あの時はホンットーにお金がなくって回復する手段がなかったからだよ」
今のLVは5。蘇生ボーナスも自動回復もないけど、いっぱしの冒険者だ。それに――
チャリン♪
クエスト準備のための支度金として、前払いされたレル銅貨がある。
「これで、回復薬でも買ってい――」
革袋をみたメイドさん(今日はヘルメットなし)の手が、反射的にエプロンドレスのポケットに伸び――ごちん。
「――こぉら。幼なじみの全財産を巻き上げようとするんじゃないの。めっ!」
軽く小突かれたメイドさんが、宿屋ヴィフテーキ主人を振り返る。
「おはようございます。ティーナさん」
「はぁい、おはようジューク」
「でも、お母さん。ジュークのツケがこんなに!」
取り出した伝票の束は、僕とロットリンデさんが食客として雇われる前にツケで飲み食いした分だった。
トゥナが意地悪で言ってるわけじゃないのはわかる。
払えるときに払って、僕の負担を減らそうとしてくれているのだ。
「……ティーナさん、なんかホコリだらけで、頭にも蜘蛛の巣が……」
女主人の真っ白なエプロンは、ホコリや煤で汚れていた。
「ウフフ、ちょっとお片付けを~❤」
「一昨日、食材の在庫整理したばかりよね?」
メイドさんが女主人のエプロンを手で払ってやっている。
「それがねぇー、ご神託があったモノだからぁ、倉庫整理を――」
「「ご神託?」」
前もソレで森の主来襲に先んじて、みんなが助けに来てくれたんだよな。
でも、それは逆に言えば、また何か騒動が起こることを宣言されているわけで――。
「ジュークがぁ大森林でぇモンスターに襲われるって出たからぁ、コレを発掘してたのよぉ♪」
――コトン。
小さめの木箱。
中には真っ青な小瓶と紫の小瓶が、ぎっしりと詰まっていた。
「モンスターに襲われる!? ふ、不吉な事言わないで下さいよ!」
「コッチのは回復薬だけど、コッチのって蘇生薬でしょ!?」
目を丸くしたメイドさんが、紫の小瓶を取り出した。
§
「プッフフフフフフッ♪」
「アッハハハハハハッ♪」
「そんなに笑わないで下さいよう」
「どうしましたの、みなさん随分楽しそうですけど? ……ジューク、まだ出かけていませんでしたの?」
僕達の会話が聞こえたのか、店の外にロットリンデさんが出てきた。
そして、その眼が僕の体に巻き付けられたベルトに向けられる。
「それ、ライフル銃の弾丸を携帯するための弾帯ですわね。この宿には魔導師さんも爆発魔法師も居るから、そんなもの必要ないでしょう?」
弾帯をつかんで、びっしりと詰め込まれた小瓶を確認すると――
「キャハハハハハハッ♪ い、勇ましくて実に可愛らしいわっ、プクフヒッ♪」
〝ぼ、僕の回復薬をくらえーっ〟、なんて言ってふざける様子は全然淑女じゃないし令嬢でもお姫様でもない。
「ロットリンデさんまで、もう! そんなにバカにするなら回復薬なんて要らないよ」
「だめよ。無事に帰ってきたかったら、必ず持って行くこと」
7枚有ったレル銅貨が残り2枚になった。
「これ全部で5レル? 原価割れもイイところじゃない……ヒソヒソ」
「大丈夫ぅ、コレ全部使用期限が明日までだからぁ……ヒソヒソ」
「聞こえてますよ。……それって、在庫を押しつけただけじゃ」
「ご神託に〝モンスターに襲われる〟って出たのは本当よぉ?」
ティーナさんの手のひらに浮かんだ小さな方陣結界は寺院のマークと同じで、〝真実であることを証明〟している。
どうやら、本当に僕は今日モンスターに襲われるらしい。
「ふう、仕方がありませんわね。どこぞの雑魚モンスターにでも、私の大事な(能力吸収の)方陣結界を持ち逃げでもされたらたまりませんし……ちょっと待ってなさい」
ロットリンデさんが、店内に戻ってまたすぐに出てきた。
腰には折りたたみ式ランタンや工具や薬草なんかが詰まった〝冒険者道具一式〟入りのポーチ。
手には鉄鋲のついた厳つい魔法杖。
「さあ、いくわよジューク、ついていらっしゃい!」
颯爽と歩き出す元悪虐令嬢ロットリンデさん。
……実はヒマしてたのかもしれない。
「じゃあ、いってきます」
僕とロットリンデさんは、集合場所である〝境目の泉〟へ向かった。
§
「なんですってぇ!? 私の分の賃金が払えないですってぇ?」
「はい。アナタの事前登録はされておりませんので、本日の〝大森林調査キャンプ設営クエスト〟からの予算が出せません」
学者コートに身を包み、長いお下げ髪を首に巻いた小柄な女性が、踏み台の上からロットリンデさんを見下ろしている。
整った顔立ち、整った装い、整った立ち振る舞い。
書類ボードを見つめる瞳に、感情は込められていない。
「まったくもうっ! でもそうね、予算という物が有りますものね。致し方有りませんわ、フンッ!」
そう、ロットリンデさんは横柄なワリに、話がわかるご令嬢なのだ。
「なんか、面白いのが居るな」
学者コートに身を包んだ不精髭、ヨレヨレのシャツに錆び付いた胸当て、背中に背負った巨大な大剣。
大柄な青年が踏み台の横に並び、周囲に向かってよく通る大声を張り上げた。
「事前登録のない者の規定賃金は発生しない。だが作戦中の食事はコッチが持つ。そして、道中で何か珍しいモノを発見したときは、そのレア度に応じたボーナスを発見者に支給するのではどうだ!?」
やや身なりは適当だが、精悍な顔つき、堂々とした立ち振る舞い。
荒事上等の冒険者達の中に居ても、気後れしない胆力を感じる。
「いいよ」「いいわよ」「だぜ」「よくってよ」「りょーかーい」「いいんじゃね?」
ロットリンデさん以外にも、事前登録無しの参加者が居たらしい。
満場一致で合意がなされ、僕達は大森林に入っていく。
総勢50人くらい。かなりの大所帯だけど、荷物持ちの冒険者が三分の二以上居るので殆どはキャンプ設営のための物資を運搬するための人員だ。
前を歩く女性の冒険者なんかは、身長の倍くらいの大荷物を担いでなお、足取りが僕よりも軽やかだった。
ほんの10バーテルでへたり込んだ僕を見かねたロットリンデさんが、二つある荷物のウチ大きな方を持ってくれた。
「LV5って言ったら、町中のゴロツキの倍くらいは屈強で体力もあるはずですのに、アナタときたらもう」
フーッとため息をつかれた。
そんな事を言われても、いくらレベルが上がったからって、体質という物が有る。
倍増する元の体力が貧弱なら、その増え幅も当然小さいのだ。
ソレでも毎日鍛えているし、前から見たら宿屋の仕事だって随分楽になったのだ。
……LV10位になったら、町中のゴロツキさん程度には体力も付くのかな。
いっそのこと能力吸収の方陣結界が、僕自体に現れてくれたら助かるんだけど。
なんて考え事をしてたら、いつの間にか僕が最後尾になってしまった。
コレでは、本当にティーナさんのご神託の通りになってしまう。
「はぁ、ひぃ……」
僕は小走りでロットリンデさんの後を、必死に追いかけた。
ロットリンデさんは、階段の手すりの上に寝転んでいる。
「そんなだらしないカッコしてると、またティーナさんにお説教くらいますよ」
何か食べてるときはたぶん平気だけど念のため、爆発魔法が飛んで来ても平気なように身構える。
「あら、ご挨拶ね。コレでも私、仕事中でしてよ」
といってまた煎餅を――バリボリバリ♪
かかえた紙袋にはファローモの絵が描かれていて、手にした伝票ボードに何かを書き込んでいる。
「また、名物お菓子の試食ですか? ……太りますよ?」
何気なく言った一言に、肩をふるわせ眼を泳がす、ご令嬢。
「だ、大丈夫ですわよ。痩身も淑女のたしなみですもの。それでどこ行くの? 懲りずに、またダンジョン?」
「今日は違います。何でも高名な学者様がいらっしゃるとかで、その荷物持ちを――」
「ふうん、じゃあ、危険は無いのね? 気を付けて行ってらっしゃい――バリボリバリ♪」
別に僕の身を案じてくれているわけではない。
いや、案じてもくれてるけど、その大きな理由は〝僕を倒したモンスターに能力吸収の方陣結界を奪われかねないから〟だ。
階段を降りると、大きな縦板が進路を塞いでいた。
食堂の『本日のオススメ』看板を出していた幼なじみを手伝う。
ちなみにオススメは、〝ニルシャーのグラタンとソッ草シチューのセット〟。
宿屋でもあるヴィフテーキ食堂の名物はステーキだけど、食材の都合で別の料理がメインとして出されることもある。
――ゴトン。ソコソコの重さのある看板を定位置に置いた。
「ジュークは弱いんだから、くれぐれも危ないトコには近づかないこと。わかった?」
「うん。大森林のツタを伝って歩いて行くだけだから、大丈夫だよ」
「あまい、ジュークは自覚が足りないわよ。落ちてきた木の実にあたって二日も寝込む冒険者なんて他に居ないでしょ!」
「あー。あの時はホンットーにお金がなくって回復する手段がなかったからだよ」
今のLVは5。蘇生ボーナスも自動回復もないけど、いっぱしの冒険者だ。それに――
チャリン♪
クエスト準備のための支度金として、前払いされたレル銅貨がある。
「これで、回復薬でも買ってい――」
革袋をみたメイドさん(今日はヘルメットなし)の手が、反射的にエプロンドレスのポケットに伸び――ごちん。
「――こぉら。幼なじみの全財産を巻き上げようとするんじゃないの。めっ!」
軽く小突かれたメイドさんが、宿屋ヴィフテーキ主人を振り返る。
「おはようございます。ティーナさん」
「はぁい、おはようジューク」
「でも、お母さん。ジュークのツケがこんなに!」
取り出した伝票の束は、僕とロットリンデさんが食客として雇われる前にツケで飲み食いした分だった。
トゥナが意地悪で言ってるわけじゃないのはわかる。
払えるときに払って、僕の負担を減らそうとしてくれているのだ。
「……ティーナさん、なんかホコリだらけで、頭にも蜘蛛の巣が……」
女主人の真っ白なエプロンは、ホコリや煤で汚れていた。
「ウフフ、ちょっとお片付けを~❤」
「一昨日、食材の在庫整理したばかりよね?」
メイドさんが女主人のエプロンを手で払ってやっている。
「それがねぇー、ご神託があったモノだからぁ、倉庫整理を――」
「「ご神託?」」
前もソレで森の主来襲に先んじて、みんなが助けに来てくれたんだよな。
でも、それは逆に言えば、また何か騒動が起こることを宣言されているわけで――。
「ジュークがぁ大森林でぇモンスターに襲われるって出たからぁ、コレを発掘してたのよぉ♪」
――コトン。
小さめの木箱。
中には真っ青な小瓶と紫の小瓶が、ぎっしりと詰まっていた。
「モンスターに襲われる!? ふ、不吉な事言わないで下さいよ!」
「コッチのは回復薬だけど、コッチのって蘇生薬でしょ!?」
目を丸くしたメイドさんが、紫の小瓶を取り出した。
§
「プッフフフフフフッ♪」
「アッハハハハハハッ♪」
「そんなに笑わないで下さいよう」
「どうしましたの、みなさん随分楽しそうですけど? ……ジューク、まだ出かけていませんでしたの?」
僕達の会話が聞こえたのか、店の外にロットリンデさんが出てきた。
そして、その眼が僕の体に巻き付けられたベルトに向けられる。
「それ、ライフル銃の弾丸を携帯するための弾帯ですわね。この宿には魔導師さんも爆発魔法師も居るから、そんなもの必要ないでしょう?」
弾帯をつかんで、びっしりと詰め込まれた小瓶を確認すると――
「キャハハハハハハッ♪ い、勇ましくて実に可愛らしいわっ、プクフヒッ♪」
〝ぼ、僕の回復薬をくらえーっ〟、なんて言ってふざける様子は全然淑女じゃないし令嬢でもお姫様でもない。
「ロットリンデさんまで、もう! そんなにバカにするなら回復薬なんて要らないよ」
「だめよ。無事に帰ってきたかったら、必ず持って行くこと」
7枚有ったレル銅貨が残り2枚になった。
「これ全部で5レル? 原価割れもイイところじゃない……ヒソヒソ」
「大丈夫ぅ、コレ全部使用期限が明日までだからぁ……ヒソヒソ」
「聞こえてますよ。……それって、在庫を押しつけただけじゃ」
「ご神託に〝モンスターに襲われる〟って出たのは本当よぉ?」
ティーナさんの手のひらに浮かんだ小さな方陣結界は寺院のマークと同じで、〝真実であることを証明〟している。
どうやら、本当に僕は今日モンスターに襲われるらしい。
「ふう、仕方がありませんわね。どこぞの雑魚モンスターにでも、私の大事な(能力吸収の)方陣結界を持ち逃げでもされたらたまりませんし……ちょっと待ってなさい」
ロットリンデさんが、店内に戻ってまたすぐに出てきた。
腰には折りたたみ式ランタンや工具や薬草なんかが詰まった〝冒険者道具一式〟入りのポーチ。
手には鉄鋲のついた厳つい魔法杖。
「さあ、いくわよジューク、ついていらっしゃい!」
颯爽と歩き出す元悪虐令嬢ロットリンデさん。
……実はヒマしてたのかもしれない。
「じゃあ、いってきます」
僕とロットリンデさんは、集合場所である〝境目の泉〟へ向かった。
§
「なんですってぇ!? 私の分の賃金が払えないですってぇ?」
「はい。アナタの事前登録はされておりませんので、本日の〝大森林調査キャンプ設営クエスト〟からの予算が出せません」
学者コートに身を包み、長いお下げ髪を首に巻いた小柄な女性が、踏み台の上からロットリンデさんを見下ろしている。
整った顔立ち、整った装い、整った立ち振る舞い。
書類ボードを見つめる瞳に、感情は込められていない。
「まったくもうっ! でもそうね、予算という物が有りますものね。致し方有りませんわ、フンッ!」
そう、ロットリンデさんは横柄なワリに、話がわかるご令嬢なのだ。
「なんか、面白いのが居るな」
学者コートに身を包んだ不精髭、ヨレヨレのシャツに錆び付いた胸当て、背中に背負った巨大な大剣。
大柄な青年が踏み台の横に並び、周囲に向かってよく通る大声を張り上げた。
「事前登録のない者の規定賃金は発生しない。だが作戦中の食事はコッチが持つ。そして、道中で何か珍しいモノを発見したときは、そのレア度に応じたボーナスを発見者に支給するのではどうだ!?」
やや身なりは適当だが、精悍な顔つき、堂々とした立ち振る舞い。
荒事上等の冒険者達の中に居ても、気後れしない胆力を感じる。
「いいよ」「いいわよ」「だぜ」「よくってよ」「りょーかーい」「いいんじゃね?」
ロットリンデさん以外にも、事前登録無しの参加者が居たらしい。
満場一致で合意がなされ、僕達は大森林に入っていく。
総勢50人くらい。かなりの大所帯だけど、荷物持ちの冒険者が三分の二以上居るので殆どはキャンプ設営のための物資を運搬するための人員だ。
前を歩く女性の冒険者なんかは、身長の倍くらいの大荷物を担いでなお、足取りが僕よりも軽やかだった。
ほんの10バーテルでへたり込んだ僕を見かねたロットリンデさんが、二つある荷物のウチ大きな方を持ってくれた。
「LV5って言ったら、町中のゴロツキの倍くらいは屈強で体力もあるはずですのに、アナタときたらもう」
フーッとため息をつかれた。
そんな事を言われても、いくらレベルが上がったからって、体質という物が有る。
倍増する元の体力が貧弱なら、その増え幅も当然小さいのだ。
ソレでも毎日鍛えているし、前から見たら宿屋の仕事だって随分楽になったのだ。
……LV10位になったら、町中のゴロツキさん程度には体力も付くのかな。
いっそのこと能力吸収の方陣結界が、僕自体に現れてくれたら助かるんだけど。
なんて考え事をしてたら、いつの間にか僕が最後尾になってしまった。
コレでは、本当にティーナさんのご神託の通りになってしまう。
「はぁ、ひぃ……」
僕は小走りでロットリンデさんの後を、必死に追いかけた。
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