【完結】キャラ弁の精度が高すぎて異世界召喚された俺

 俺の母親は凝り性だ。お友達と楽しくお昼を過ごせるように、と高校に入ってから毎日、細部までこだわった見事なキャラ弁を作ってくれる。

 しかしいじめられっ子な上、ぼっち属性が強い俺は、高校に入学してからずっと一人でソレを食べ続けた。

 そんな今日のお弁当は、ファンタジー雑誌に載っていた願いを叶える魔法陣を模した海苔弁当。

 ソレはあまりにも精度が高すぎて、日頃から現実逃避している俺は異世界召喚をされてしまう。
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