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第二章 繋がる命
魔族の血
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柚葉が目を覚ました時には、外は日がどっぷりと暮れていた。少し仮眠程度をとるくらいでよかったのに、結構な時間熟睡していたらしい。時間も時間だからか、教会に集まった人たちも皆寝てしまったらしい。先程までの、怪我がひどくて呻いていた声はもう聞こえない。ダリアも毛布にくるまって可愛い寝顔で寝息を立てていた。頬には涙が伝った痕がある。彼女は、一体どこで泣くのだろう。思わずそこへ手を伸ばし、痕を消してやろうとした。
「起きたか」
「ひょいぃむぐっ!」
「馬鹿、うるさい」
「むみまめん」
突然隣から声をかけられたらそりゃあ変な声もあげるだろう。皆を起こしてしまう前にアリスの手で口を覆われた。手が大きいのか指が長いのか、鼻まで覆うもんだから息ができない。
アリスの指を無理矢理広げ、息をするとやっと手を離してくれた。
「アリスさん、ずっと起きてたんですか?」
「この町を襲ったという男がいつ戻って来るやもしれんからな。俺を捜してるみたいだし」
「あっ、そうだそれ!結局、その男って誰か知ってるんですか?」
「直接の面識はない。そいつは恐らく”魔族の血”と呼ばれる集団の一人だ」
「でぃまに・・・?」
魔族の血。
この世界に数人いるという、魔力の祖の血を受け継ぐ者たち。
遠い昔、数人の人間は自然から魔力を与えてもらった。それによって人々の暮らしは良くなり、魔力を使えるものが一人、二人と増えていった。ついには世界の殆どの人間が魔力を有するようになり、その力は大きくなっていく。時代が移り変わっていくほどに魔力は研究され、酷使されていく。するとどうなるか。いつの間にか魔力は人間が使うものとして当たり前になり、自然より力を持ってしまう。そうして崩れてしまった世界のバランスは、どこかで調整しなければ崩壊してしまう。そうして起きた現象が”滅びの年”だ。自然が、人間から魔力を取り戻そうとする時。
「その一番最初に魔力を与えてもらったという人間の純血種、または濃い血の奴らが集まってできたのが魔族の血。奴らは、魔力の祖となった人間を魔族とよんでいるようだ」
「なんか、血統書付きわんちゃんみたいな・・・?」
「簡単に言えばな。だが、実際はそんな可愛らしいものではない。かつては世界を統治し、忠誠を誓う者や神だと崇め奉る者もいたほど信頼され、勢力を持っていた。だが、皆が魔力を持ってくるとその力は特別なものではなくなり、勢力は衰えていった。すると、それを悔やんだ奴らは何をするか・・・・また、自分たちが力を持つために、周りの人間の力を奪っていくんだ」
また、かつてのように、自分たちに忠誠を誓い、神だと崇拝されるために。
どんなじ時代を重ねても、その心は決して消えず、未だ生き永らえている。黒く、醜い心程永く。
「じゃあそのディマニなんとかという人たちは、魔力を欲しているってこと?」
「ただの魔力ではない。仮にも純血である奴らだ。魔力には困ってないはずだ。奴らが求めているのは濃い魔力だよ」
「濃い?」
要は純血に近い魔力だということ。
人間に血液型があるように、魔力にも量とは別に濃淡があるそうだ。彼らが言うところの、魔族に近い血を捜しているらしかった。確かに、濃い魔力から使われる魔法の威力は膨大だ。ほんの少しの量でも、確かな力を得る。
「でもそれで、何でアリスさんを捜してるんですか?」
「・・・俺の魔力が濃いからだよ」
「えっ」
少しの間はあったが、あまり躊躇いなくアリスははっきりとそう言った。それは、アリスが魔力の祖の血をひいているということ。
「ちなみに、親父や兄貴もな。アステリアの家系は魔力の祖の血をひく。だからこの世界の中心を担っているのかもしれない」
だが、それは周知の事実ではないという。
命を狙われるのはもちろん、その事実を知った国民は、その国王についていくのではなく、魔力についていってしまう。いつからかアステリアの家系は純血だという真実を隠すようになった。
「じゃ、じゃあ、アリスさんはその魔族の血の一員・・・」
「阿呆か。何を聞いていた?純血は世界に何人かいる。それは珍しいし、希少ではあるが、天然記念物に指定するほど少なくはない。その中の何人かが魔族血として集まっているんだ」
「なるほど。勧誘中ってことですね」
アリスが純血だということをどこかで嗅ぎ付けたのだろう。魔族の血はアリスの魔力を取り込もうとしているのだ。
人間の魔力は、その者が死んだ時点で自然に帰るのだが、それはそういう処理をするからだ。何もされなかった魔力は辺りを彷徨い、誰かの元へ移っていく。それは人間であったり、動物であったり、本来帰るべきの自然であったり。恐らく魔族の血は、そのタイミングで魔力を奪おうとしているのだ。アリスの魔力を奪い、もっと濃い魔力を作るために。
「それじゃ、アリスさん魔力強かったんですね。何も言わないからヘッポコだと思ってたじゃないですか」
「それはお前が最初から勘違いするからだろ。だいたい、魔力が弱いものには治癒魔法は使えない。消費魔力が、大きすぎるんだ」
「じゃああの男の子を治した時は相当使っちゃったんですか?凄くどこそこ怪我してたし」
「ああ。それでも残ってしまったけどな。・・・それに、大した傷じゃなくても、こんだけの人数相手ではさすがに堪えるな」
教会の中で眠る人々達を見回すアリスの顔は、月明かりに照らされて非常に艶かしく映し出された。その中には僅かに疲労の色が滲んでいた。
珍しく弱音を吐くくらいだ。相当疲れたのだろう。
「アリスさんアリスさんっ」
「あん?」
柚葉は、チャンスとばかりに自分の脚を叩いてアリスに笑顔を向ける。最初は何をしているのか分からず、怪訝な表情をしていたアリスだが、理解してからは呆れの表情に変わった。
「懲りんな、お前も」
「約束ですもん。ほら、どうぞ!敵が来たら私が叩き起します!」
「約束した覚えはないな」
アリスは呆れたため息をつくと、でもまあ、と言って、ごろりと身を転がした。柚葉の太腿に、アリスの頭が乗っかってきた。
「っ、」
「今日は疲れた。ないよりはマシだからちょっと貸せ」
促した柚葉の方が驚いて目を剥いてしまった。自分で言ったものの、まさか本当に膝枕することになるとは思わなかった。というか、アリスがここまで素直に来るとは思わなかったのだ。
横になるとすぐに目を閉じたアリスの顔がすぐ近くに見える。男のくせに、何でこんな綺麗な顔してるんだろう。これは多分変顔しても耐えうる顔だ。
長い睫毛を見つめていると、自然と彼の頭に手を置いてしまった。アリスもそれには反応せず、ぴくりともしない。
多分、それ程疲れたのだ。
「・・・アリスさん」
「なんだ」
「アリスさんはそれでも・・・そんなに疲れても、ここにいる人達をあのままにしておくことはできなかったんですね」
彼は何も喋らない。
肯定の合図だ。
柚葉は返事なんて求めてなかった。何故なら、当たっているのは分かっているから。
「アリスさんはラウズガードさんがいた村で、魔力を皆に与えた私を心配してくれましたけど、あの時のアリスさんの気持ちが分かりました」
目の前で苦しんでいる人を見るのは辛い。自分が犠牲になってでも、守りたいものがある。
それを、柚葉は知っている。
「だから、アリスさんも私の気持ち、分かったでしょ?」
「・・・・・・」
柚葉の脚に頭を乗せたまま、目は薄く開いているのに、アリスは返事も相槌も、目を合わせることもしなかった。だが、そのうちふっと笑うと、再び眼を閉じて僅かに体勢を変える。
「お前を褒めるとしたら、人の気持ちに敏感で、だけどそれを悟らせず、その時がきたら当たり前のようにその人に寄り添える・・・というところだろうな」
「・・・え?」
「褒めてつかわす」
見上げたアリスは、王子らしい不敵な笑みで笑っていた。
「ははっ、約束、守ってくれたんですね」
「約束は守るものだからな」
「言ってること違うな」
「そうだったか?」
「あれ、もうお年を召されてしまわれたんですね」
「うっさいわ」
アリスは柚葉の覗き込んでくる額を指で弾くと、数分もしないうちに規則正しい寝息を立てた。
「起きたか」
「ひょいぃむぐっ!」
「馬鹿、うるさい」
「むみまめん」
突然隣から声をかけられたらそりゃあ変な声もあげるだろう。皆を起こしてしまう前にアリスの手で口を覆われた。手が大きいのか指が長いのか、鼻まで覆うもんだから息ができない。
アリスの指を無理矢理広げ、息をするとやっと手を離してくれた。
「アリスさん、ずっと起きてたんですか?」
「この町を襲ったという男がいつ戻って来るやもしれんからな。俺を捜してるみたいだし」
「あっ、そうだそれ!結局、その男って誰か知ってるんですか?」
「直接の面識はない。そいつは恐らく”魔族の血”と呼ばれる集団の一人だ」
「でぃまに・・・?」
魔族の血。
この世界に数人いるという、魔力の祖の血を受け継ぐ者たち。
遠い昔、数人の人間は自然から魔力を与えてもらった。それによって人々の暮らしは良くなり、魔力を使えるものが一人、二人と増えていった。ついには世界の殆どの人間が魔力を有するようになり、その力は大きくなっていく。時代が移り変わっていくほどに魔力は研究され、酷使されていく。するとどうなるか。いつの間にか魔力は人間が使うものとして当たり前になり、自然より力を持ってしまう。そうして崩れてしまった世界のバランスは、どこかで調整しなければ崩壊してしまう。そうして起きた現象が”滅びの年”だ。自然が、人間から魔力を取り戻そうとする時。
「その一番最初に魔力を与えてもらったという人間の純血種、または濃い血の奴らが集まってできたのが魔族の血。奴らは、魔力の祖となった人間を魔族とよんでいるようだ」
「なんか、血統書付きわんちゃんみたいな・・・?」
「簡単に言えばな。だが、実際はそんな可愛らしいものではない。かつては世界を統治し、忠誠を誓う者や神だと崇め奉る者もいたほど信頼され、勢力を持っていた。だが、皆が魔力を持ってくるとその力は特別なものではなくなり、勢力は衰えていった。すると、それを悔やんだ奴らは何をするか・・・・また、自分たちが力を持つために、周りの人間の力を奪っていくんだ」
また、かつてのように、自分たちに忠誠を誓い、神だと崇拝されるために。
どんなじ時代を重ねても、その心は決して消えず、未だ生き永らえている。黒く、醜い心程永く。
「じゃあそのディマニなんとかという人たちは、魔力を欲しているってこと?」
「ただの魔力ではない。仮にも純血である奴らだ。魔力には困ってないはずだ。奴らが求めているのは濃い魔力だよ」
「濃い?」
要は純血に近い魔力だということ。
人間に血液型があるように、魔力にも量とは別に濃淡があるそうだ。彼らが言うところの、魔族に近い血を捜しているらしかった。確かに、濃い魔力から使われる魔法の威力は膨大だ。ほんの少しの量でも、確かな力を得る。
「でもそれで、何でアリスさんを捜してるんですか?」
「・・・俺の魔力が濃いからだよ」
「えっ」
少しの間はあったが、あまり躊躇いなくアリスははっきりとそう言った。それは、アリスが魔力の祖の血をひいているということ。
「ちなみに、親父や兄貴もな。アステリアの家系は魔力の祖の血をひく。だからこの世界の中心を担っているのかもしれない」
だが、それは周知の事実ではないという。
命を狙われるのはもちろん、その事実を知った国民は、その国王についていくのではなく、魔力についていってしまう。いつからかアステリアの家系は純血だという真実を隠すようになった。
「じゃ、じゃあ、アリスさんはその魔族の血の一員・・・」
「阿呆か。何を聞いていた?純血は世界に何人かいる。それは珍しいし、希少ではあるが、天然記念物に指定するほど少なくはない。その中の何人かが魔族血として集まっているんだ」
「なるほど。勧誘中ってことですね」
アリスが純血だということをどこかで嗅ぎ付けたのだろう。魔族の血はアリスの魔力を取り込もうとしているのだ。
人間の魔力は、その者が死んだ時点で自然に帰るのだが、それはそういう処理をするからだ。何もされなかった魔力は辺りを彷徨い、誰かの元へ移っていく。それは人間であったり、動物であったり、本来帰るべきの自然であったり。恐らく魔族の血は、そのタイミングで魔力を奪おうとしているのだ。アリスの魔力を奪い、もっと濃い魔力を作るために。
「それじゃ、アリスさん魔力強かったんですね。何も言わないからヘッポコだと思ってたじゃないですか」
「それはお前が最初から勘違いするからだろ。だいたい、魔力が弱いものには治癒魔法は使えない。消費魔力が、大きすぎるんだ」
「じゃああの男の子を治した時は相当使っちゃったんですか?凄くどこそこ怪我してたし」
「ああ。それでも残ってしまったけどな。・・・それに、大した傷じゃなくても、こんだけの人数相手ではさすがに堪えるな」
教会の中で眠る人々達を見回すアリスの顔は、月明かりに照らされて非常に艶かしく映し出された。その中には僅かに疲労の色が滲んでいた。
珍しく弱音を吐くくらいだ。相当疲れたのだろう。
「アリスさんアリスさんっ」
「あん?」
柚葉は、チャンスとばかりに自分の脚を叩いてアリスに笑顔を向ける。最初は何をしているのか分からず、怪訝な表情をしていたアリスだが、理解してからは呆れの表情に変わった。
「懲りんな、お前も」
「約束ですもん。ほら、どうぞ!敵が来たら私が叩き起します!」
「約束した覚えはないな」
アリスは呆れたため息をつくと、でもまあ、と言って、ごろりと身を転がした。柚葉の太腿に、アリスの頭が乗っかってきた。
「っ、」
「今日は疲れた。ないよりはマシだからちょっと貸せ」
促した柚葉の方が驚いて目を剥いてしまった。自分で言ったものの、まさか本当に膝枕することになるとは思わなかった。というか、アリスがここまで素直に来るとは思わなかったのだ。
横になるとすぐに目を閉じたアリスの顔がすぐ近くに見える。男のくせに、何でこんな綺麗な顔してるんだろう。これは多分変顔しても耐えうる顔だ。
長い睫毛を見つめていると、自然と彼の頭に手を置いてしまった。アリスもそれには反応せず、ぴくりともしない。
多分、それ程疲れたのだ。
「・・・アリスさん」
「なんだ」
「アリスさんはそれでも・・・そんなに疲れても、ここにいる人達をあのままにしておくことはできなかったんですね」
彼は何も喋らない。
肯定の合図だ。
柚葉は返事なんて求めてなかった。何故なら、当たっているのは分かっているから。
「アリスさんはラウズガードさんがいた村で、魔力を皆に与えた私を心配してくれましたけど、あの時のアリスさんの気持ちが分かりました」
目の前で苦しんでいる人を見るのは辛い。自分が犠牲になってでも、守りたいものがある。
それを、柚葉は知っている。
「だから、アリスさんも私の気持ち、分かったでしょ?」
「・・・・・・」
柚葉の脚に頭を乗せたまま、目は薄く開いているのに、アリスは返事も相槌も、目を合わせることもしなかった。だが、そのうちふっと笑うと、再び眼を閉じて僅かに体勢を変える。
「お前を褒めるとしたら、人の気持ちに敏感で、だけどそれを悟らせず、その時がきたら当たり前のようにその人に寄り添える・・・というところだろうな」
「・・・え?」
「褒めてつかわす」
見上げたアリスは、王子らしい不敵な笑みで笑っていた。
「ははっ、約束、守ってくれたんですね」
「約束は守るものだからな」
「言ってること違うな」
「そうだったか?」
「あれ、もうお年を召されてしまわれたんですね」
「うっさいわ」
アリスは柚葉の覗き込んでくる額を指で弾くと、数分もしないうちに規則正しい寝息を立てた。
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