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第27話 洗濯機
しおりを挟む不動産屋で物件の話しを終えたので、その帰りにスーパーに立ち寄り、夜ご飯を買ってからひろちゃん家に向かう
仲良くテレビを観ながら先程カフェで話した事の対策を2人で考えていた
「美里が夢で観たのは、夜に俺が運転している状況だったら、今借りている代車を変えてもらっても状況は変わらんのかなぁ?」
『どうだろう』
「それこそ、あれだったら夜2人で車に乗らんどこう!!」
『うん、私もそれがいいと思う』
「よしっ、そうしよう!」
『うんっ!』
「これで美里も安心するやろ?」
『うん、ありがとう!ひろちゃん』
ひろちゃんに打ち明けて本当に良かった
ほっとした私は急に甘えん坊さんになり、ひろちゃんにベッタリとひっつき虫になり、キスをおねだりし始める
ひろちゃんもそれにはちゃんと応えてくれる
イチャイチャしだした私達はそれからすぐに合体
時間も遅くなり私は服を着て帰る準備を始める
『今日は私、バスで帰るからひろちゃんは車で送ってかなくていいからね』
「うん、分かった!…でもバス停までは送るよ」
『うん、ありがとう』
ひろちゃんにバス停まで送ってもらい、その日はそのまま自宅へと帰る
翌日、ひろちゃんがお昼前に私の家に迎えに来た
「おお~っす、おはよう、美里」
『おお~っす、おはよう、ひ~ろちゃん』
「今日は家を観に行くぞー」
『うん、いこぉー』
「でもって早く帰るぞぉー」
『おぉー』
途中で軽くうどんを食べてから、まだ完成もしていない家が建つ場所まで行くと、すでに建物の基礎は出来上がっていた
しかも同じ様な造りのメゾットタイプの家が2カ所ある
勝手に2人でどの場所がいいとか、どっちがいいとかで盛り上がる私達
家賃は予定よりも高くなってしまうが、まだ完成もしていないこの家が気に入った私達はここにする事に決めた
場所も確認したので、今度は引越しに必要な家具や家電を観に、このままウミダ電機に向かう
あれやこれやと今の電化製品の性能の良さにビックリしながら、気になる製品があれば店員さんにいろいろ教えてもらい、今は洗濯機の事を教えてもらっている
「この洗濯機はインバーター搭載になってまして運転音が静かで、静音ですので夜に洗濯される方やマンションにお住まいの方で特に下の階に迷惑もかかりませんので絶対にオススメですよ!」
『へぇ、それはいいですね!家事の片付けやら何やら終わった後だから、洗濯は夜になるかなぁ』
『夜……!!』
『あっ!!ひろちゃん!』
「んっ?」
『時間!!』
「うわっ、もうこんな時間!やばい!」
外はまだ暗くなってなかったが、後1時間もすれば暗くなるので慌てて店を出る!
『危なかったあ!』
「ごめんごめん、夢中になり過ぎて時計見てなかった」
『私も』
「俺の家の方が近いけん、今日はこのまま俺ん家に向かうね」
『うん』
そのままひろちゃんの家に行き、近くの焼き鳥屋に夜ご飯を食べに行き、そこで焼き鳥を食べながら今日観た家電製品の話しをして2人で盛り上がる
そして今日はいろいろな家電製品を観たので明日はKOIYAに行って、家具の下調べをする事に決めてから焼き鳥屋をあとにして、ひろちゃんの家に戻る
明日が終わるまで気が抜けないが、今日はなんだか安心している自分がいた
今日はもう、ひろちゃんも車に乗る事もないので夢は夢のままであって欲しく、現実にはならない事を願っていた
それから、私達2人は身体の温もりを感じながら合体
そしてバスの時間となりバス停までひろちゃんに送ってもらい、私は自宅に帰る
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