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第24話 フリーズ
しおりを挟む「美里、美里、おーい!起きてるかあー」
『あっ、ひろちゃん?』
「どおした⁉︎急にフリーズしたぞ!!」
『ごめん、ごめん、昨日の夜にあれこれ考えてたら寝不足魔人になってたのが影響したんやろうね!今頃になってスイマーが襲って来たよ』
「なんじゃそりゃあ」
笑笑
コーヒーも飲み終わり
「よしっ、今から家に帰ってちょい休憩してから居酒屋に行こうか!!」
『休憩?』
「うん、休憩!!」
『それって休憩になるんかね』
笑笑
「その後、居酒屋で2人の誕生日を祝おうかね」
『うん、行こ行こ!』
そして2人居酒屋で飲み食いしながらお互いの誕生日を祝い、今後についての予定も話しあう
高校卒業後、働き始めてから2人でずっと貯めて来た金額も200万円を既に超していた
それなりに貯まってきたので、これからは実行に移す計画だ
「まずは美里のお母さんの許しをもらい、俺の親にも認めてもらえれば、式の日取りは来年!!」
『うちのお母さんは大丈夫だよ!めっちゃ、ひろちゃんを信頼しきってるから!!』
「それでもそこはきちんとスジを通して、直接、俺が美里の母ちゃんに言わないけんけんね」
『さっすがあー!ひろちゃん!』
年齢的には早いかも知れないが私達が21歳を迎えてすぐの10月7日の日曜日に一応予定の日取りを決めた
10月7日は私とひろちゃん2人の誕生日
2人の将来プランをたてながら楽しく祝って飲んでいた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
お互い親の許しも得られたので、最近はずっと休みの日に何処に住居を借りるか2人で考えていた
ひろちゃんは私のお母さんに
「何があろうとも美里さんだけは絶対に僕が護り通します!」
と言っていた時、私の眼は既にうるうる涙眼になっていたもんだ
それで、私のお母さんもうるうるしていたが、ひろちゃんに自分の言葉にちゃんと責任を持つ様にと釘を刺され了承してもらえた
元々、オッケーだったが、なんだか儀式みたいなものだった
でも結婚するとは両家が絡むものなので、そう言ったことは大事なんだろう
それからすぐに結婚式場を押さえ、式の日取りに合わせての打ち合わせを始めていた
親族、友人と招待する人選や曲選びに衣装
いろいろと打ち合わせも終わり、式まであと半年とかなりの余裕を持つ事が出来た
何もかもが順調に進んでおり、招待状リストの作成も終わっていたので実際に招待状を送るのも3ヶ月後位に一斉に出す手筈になっていた
この時点で結婚式に関しての打ち合わせは、ほぼほぼ終わっていた
あとは私達の愛の巣を早く探して契約して万全の体制で望みたい
そんな時、不動産屋からひろちゃんに連絡が入る
「伊藤様夫妻の要望に近い物件を紹介したいのですが・・・・・」
と言う連絡が来た
んふっ!!伊藤様夫妻だって!!
なんかむずがゆいが、自然と笑顔になっていた
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