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第19話 夢
しおりを挟む今日の朝はとても動揺してしまって、ひろちゃんに電話してしまった!
でも、声を聴けただけで落ち着きを何とか取り戻せたが、やはり不安は治まらなかった
私がカフェでひろちゃんを待ってる間、ずっと夢の事が頭から離れなかった
夜、私はひろちゃんが運転する車で何処かに行ってる途中、反対車線の対向車がいきなりはみ出してきて、私達の車にそのまま突っ込んで来ると言う、リアル過ぎる夢だった
でも、その時に私達が乗っていた車が違った!
いつも乗ってるひろちゃんの車ではなかったのだ!
最近、とても仕事が忙しかった事と、なかなか寝れなかった事で睡眠不足がたたったのだろうと思い、もうこれ以上あれこれ考えるのをやめることにした。
ひろちゃんからのメール来た!
「今カフェの駐車場に着いたからすぐ行くね!」
「OK」
すぐにひろちゃんが店内に入って来て、私の隣に座る
「おお~っす、美里」
「おお~っす、ひろちゃん」
「今日は大丈夫やった?」
「うん、ごめんね!朝から電話しちゃって」
「全然いいよぉ!俺も美里の声を聴けたけんが、今日1日が絶好調やったけんね」
「私も」
「美里、今日はすぐに不動産屋に向かおっか⁉︎」
「そうだね!じゃ、コーヒー2つ持ち帰りで車の中で飲もうか?」
「うん、そうしよお」
レジで支払いを済ませてコーヒーを持って外に出る
「あれっ⁉︎ひろちゃんの車は?」
「んっ?これ!!」
バシャッ
・・・・・・・・・・絶句
私は手にしてたコーヒーを落としてしまった
「えっ!!なんで⁉︎」
「ん?これ、代車なんよ!!」
「どおして」
「俺の車、今日から車検やったけんがディーラーに預けたんよ、だけん戻ってくるまではこの車なんよ」
私はだんだん怖くなって血の気が引いてきた
「大丈夫、美里?」
「うん、大丈夫!ちょっとビックリしただけ」
「どおした?やっぱまだ具合が悪いんやない?」
「心配してくれてありがと!先に不動産屋に行こっか!」
「うん、そうやね」
私は何とも言えない不安に駆られてしまった
後でやっぱりひろちゃんに相談しよう……
そう思ってひろちゃんと不動産屋に向かう
不動産屋では私達の希望する内容の近い物件があるとの事で担当者から話しを聴く
場所や利便性も良く、メゾットタイプなんだが、家賃が予算より上回っていた
理由を聞けばもっともだった
今から3ヶ月後に完成する新築物件だそうだ
まだ入居者募集もかけてないらしく、担当者の人が真っ先に私達に教えてくれた
まだ家屋は全然ないが、工事には取り掛かっているのでそれで良ければ観てもいいらしい
住所を教えてもらったので明日ひろちゃんと2人で実際に場所を確認しに行く事にする
それから不動産屋を後にした私達はひろちゃん家に向かった
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