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第31話 同僚からの告白
しおりを挟む今週1週間を馬車馬のように働いて働いてようやく週末の金曜日を終えようとしている
今日は仕事終わりに新入社員の親睦会が行われる日だった
6時半から開始なので定時で上がれば、時間を持て余してしまうので、今日は更衣室で私服に着替え終わってから同僚と女子トークで盛り上がってから、みんなと徒歩で店に向かうが
豚しゃぶのお店は会社から徒歩5分もかからないので、すぐに着いてしまう
参加する会社のみんなも徒歩で店に向かっていた
参加者全員が揃うとすぐに宴会が始まり、新入社員もみんなも乾杯してから早々とお酒が入り普段とは違い、騒ぎまくっている
今回、この飲み会の幹事を任されていた営業部の武田さんが私の隣にやって来る
「吉井さん、もうすぐ結婚やねー」
『はい、そうなんですよ』
「今更もう、どうしようもないけん言えるけど、吉井さんが入社してからずっと俺は吉井さんの
事が好きだったんだよねー」
『えぇー』
周りにいた連中も聞き耳を立てながら聴いている
「今更だよね」
『はい!……私はその人と18の時から婚約してましたからね』
周りの皆んながその話しに食いついて来た
近くで飲んでいた女性陣が興味津々と集まり私の惚気話しを食いつくように聴いていて……
「羨ましいぃー」
「素敵ぃー」
「憧れるぅー」
「ウチの彼氏とは大違いやね」
散々みんなに酒のつまみにされまくっていた
そして意外と楽しかった飲み会もあっという間に終わり、次のお店に行きたい人だけが二次会に参加と言う事で、この場はお開きとなる
私はそのまま店を出るとみんなと別れてから、ひろちゃんが待つダーツバーに急いで向かい
ひろちゃんとの待ち合わせの店に着き、腕時計を見ると時刻は9時10分になっていた
そのまま店の中に入り、私はひろちゃんがいるテーブルに行き、真っ先にハグをする
『ごめんね、まったやろ』
「うんや、大丈夫よ!ダーツで遊びよったけんが」
『いいなぁ、私も一緒に遊びたかったなぁ』
「美里も今から遊ぶ?」
『んー、やめとく!時間が時間やし、10時近くなると何があるか分からんけんね』
「そうやね、まだ気をつけてたがいいけんね」
『うん』
「であれば、今から美里の家に送って行く前に近くで夜景でも観ろうか⁉︎」
『いいねぇー!では急いで行こぉー』
今も気にしている事が何も起こっておらず、午前10時なのか午後10時なのかも分からないが、とにかく気にかけて行動していたので
今日も10時近くになると家に帰るようにしていたので、ひろちゃんと一緒にお店を出て階段を降りていると、お酒も入ってたせいか私は階段を踏み外し転んでしまった
『痛ったぁー!!』
「大丈夫⁉︎」
『階段ば踏み外すなんて何年ぶりやろ!もう歳かいな!!』
「イヤイヤそんな歳でもないし!」
笑笑
この時はそんな冗談もまだ言えたので、そのまま何事もなかったように、ひろちゃんの車に向かい
そして早々と車で場所を移動して、私達だけの夜景スポットに行き綺麗な光り輝くネオンと街並みを観ながらいろいろ会話して、その後はいつも通りいちゃつく幸せな時間を過ごして、家に送ってもらった
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