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第10話 卒業旅行
しおりを挟むお互いが何事もなく無事に高校を卒業することが出来た
そこで私達は卒業旅行なるものを計画して行く事となる
メンバーは私とひろちゃん!
そして元生徒会長でサッカー部の副キャプテンの奥田剛と私の親友の田中真由美の4人で1泊の温泉旅行に行く計画となった!
思い返せば、私とひろちゃんが付き合うきっかけを作ってくれた2人であり、ダブルデートをしたメンツだ!
当日待ち合わせのバスターミナルに集合して、そこから高速バスで目的地の温泉まで向かう
道中ずっとカップル同士でイチャイチャしながらペチャクチャ喋っていると、あっという間に目的地である温泉の近くに着く
バスを降りてからは、カップル同士で手を繋ぎ温泉街を探索していた
カラオケやボーリング場を見つけたので、時間があればそこで遊ぶ事にして、先に目的地の温泉宿に向かう
ほどなくして旅館に着いて先にチェックインを済ませる
4人が同じ1室の部屋に入り、荷物を置く
その日は時間の許す限りみんなで歌って遊んで温泉入って、美味しいもの食べて満喫した
夜もふけ、襖を隔てた別々の部屋にカップル同士が別々に寝れるように布団を敷いた
ここらからは夜のカップルタイムの為、カップルの為の不可侵条約が発せられる
あちらサイドが向こうの部屋に入り
ひろちゃんがテレビだけ2時間のオフタイマーにセットしとくねと言って、テレビのリモコンを手に取りボリュームを少し下げ何やら操作していた
最後ひろちゃんが部屋の電気を消し、訳のわかない事を呟いた!
「今宵は綺麗な満月!こんな日は血が騒ぐぜ!」
私達カップルと向こうのカップルが別々に布団の中に入る
そう言って自分の布団でなく私の布団の中に潜り込んで来た
こっちサイドもあちらサイドも部屋は一緒だが襖で遮られてるだけなので当然気配は感じる
あちらサイドも小声で話してはいるがテレビの音で、何を話しているか聴き取れない
なんでテレビだけつけっぱなしにする必要があったのか、なんとなく分かった気がした
ひろちゃんが早くも私の身体を求めて来ていたので、すぐに浴衣がはだけてきた
それからはあちらサイドと、こちらサイドの夜の自間が始まった
テレビのボリュームを小さくしてるとは言え、度々聴こえるあちらサイドの音と小声!
同じ様にあちらにも聴こえてるであろう、こちらサイドの音と小声!!
両サイド疲れ果ていつ寝たかも分からず、翌朝を迎える
私は朝早くから、ひろちゃんと一緒に家族風呂に入りに行く
ここでもまたひろちゃんの訳の分からない一言がある
「男の朝立ちをあさだちしなければ!!」
ほんと、意味が分からない
その後、家族風呂で今日1番の合体行為が行われる
それから温泉に浸かった後は浴衣に着替え部屋に戻りみんなと一緒に朝食をとる
時間も押しチェックアウトの時間となり、会計を済ませてから来た道を戻り高速バスで帰る
温泉にゆったりと浸かって疲れを癒すどころか逆に疲れて帰って来てしまった
でも、ひろちゃんとの楽しい思い出の1ページとなり、とても、とても嬉しい旅行だった
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