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死の大陸編 青年期
第248話. ネタバレ
しおりを挟むイヤイヤ、絶対にそれはおかしい!
「魔力を貰うも何も聴かされてない僕に、いきなり頭の中で〝すまんなっ、リン!!〟の一言の後に搾取だったからね!!」
「いや、搾取でなく強奪だからね!お陰様で貧血状態になり、ぶっ倒れたからね!!」
『本当にすまなかった、リン。ただ今回はタイミング的にも私が姿を観せたうえで、バルジオスと話しをした方が効果があると思ったんだがな』
「まあ、それはそうだろうけどね」
『でなければ、リンはバルジオスとも早く戦おうとしてただろ!』
「うっ!」
『バルジオスの治療を遅かれ早かれ施しただろうからな』
「なかなか鋭いではないですか!!」
そのやりとりを横で聴いていたバルジオスが驚いている
「ラルクからは遊び半分で相手してやってくれと頼まれていたが、ま、まさかアースの事ではなくリンと戦う事をアイツは頼みに来てたのか⁉︎」
『そうだ!そうやってガイルもガルディアもガルファンも勘違いをさせられて戦ってたぞ』
「あぁーあ、ネタバレしちゃったよ」
『ただ力は本物だぞ!!あの魔人を1人で倒したのだからな!!』
「そうだな」
「そんな訳でダークドラゴンの貴方とも戦いたいのですが、今じゃなくても貴方の魔力が完全に戻ってからでいいので、どうでしょうか?」
「ああ、いいぞ!!」
「えっ、本当に!ありがとう!!」
「ああ」
「それと、今更なんだけど……君はマスタードラゴンで間違いないよね⁉︎」
『そうだ』
「じゃあ、君とも戦えないかな?」
『私とか⁉︎』
「あっ、でも孵化したばかりだから無理だね」
『そうだな!身体の大きさだったら1~2年位で成体へと成長は出来るが、今でも十分に戦うことはできるんだがな』
「えっ?本当に?じゃあ、出来る範囲で構わないのでお願い出来るかな」
『リンがそれでいいなら私は構わないが、1つ私からもリンにお願いがあるんだが、いいか⁉︎』
「んっ、何?」
『私はずっとリンの中に居たわけだが、これから先もリンと一緒に行動を共にしたいのだが、どうだろう?リンさえ良ければ私と契約してくれないだろうか?』
何ぃーーー
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