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死の大陸編 青年期

第234話. 獣人

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 飛行で向かっても1分とかからずルーゴスタ王国であったろう町に着くが、建物に誰かが住んでる気配はないが、小さな反応があちこちにある

 まずはこの町の中で一際大きく目立つ建物の上空に向かう

 5階建て位はある高さの建物の屋上に降りると、屋内に入る入口を見つけ、そこから中に入ると幾つかの部屋があったが、そのまま素通りして歩いて行く

 5階建てくらいの高さのこの建物は、どうやら造りは3階建てになっていた

 2階と3階が吹き抜けになっている大広間に出て、2階に降りて行く階段をそのまま降りて行き、周りを見渡す

 ここにも大きな壁画があり、今までに何度か観たのと同じ様な物が彫られていた

 5人が剣を前に差し出し重ね合わせている

 その5人の背後には大きなドラゴンがいる

 この5人でドラゴンと戦ったのだろうか、それとも守っているのだろうか、あがめているのかも知れない

 いろんな事が考えられるが分からないので、これはほっとく事にする

 そしてそれから、1階に降りるとただただ広いだけで特に何もない

 そのまま地下に階段が続いてるので降りて行くと、そこは牢屋ばかりだった

 更にもう1階降りると、そこも牢屋だった

 
 どんだけ牢屋が多いねん!
 
 そんなに捕まえとかないかん奴ばっかりやったんかい!

 階段はそこで終わっていたので、1階に戻り正面玄関の出入口から外に出ると、目の前に獣人が1人立っていた!

 「うおっ、ビックリしたあ!」

 向こうもビックリしたんだろう、僕と目が合い慌てて何処どこかへと走り去って行ってしまった

 その逃げる姿は四つん這いではないが、走る速さはヒト族よりも全然比較にならない位に速く、あっという間に消えてしまった

 ただ、見た目的にも結構ヒト族に近く、二足歩行しており、獣の耳と尻尾があったので、間違いなくあれが獣人だろう

 こちら側に危害を加えて来る訳も無く、お互いがビックリしただけだったので、このままアースとエミリーの所へと戻る。
 
 
 
 
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