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死の大陸編 青年期
第221話. 今更
しおりを挟むしかし、魔族とはそんなにも厄介なヤツだったんだろう
確かにアイツはゲスいヤツで僕も相当頭に来たのは確かなので認めよう
ただこれ以上、僕も魔族とは関わりを持ちたくないが、すでに僕が消滅させたから、おそらくこの大陸にはもう魔族はいないと思うんだよね
ひょっとしたら、まだいたりするかもしれないし、魔族に関して言わないでおいた方がいいのか、言った方がいいのか悩んでしまう
そもそもあの糞魔族の言い方では、他の大陸にも魔族は存在している感じの話し方だったんだよね
この大陸に限っては、多分ヤツが本当に最後だったと思うが、こればかりは僕も調べた訳じゃないから実際には分からない
そんな事を考えていると、シュレン達が僕の近くで何やら揉めていた
「鬼神族の頭領である貴方はラキと魔族を関わらせるつもりなのですか⁉︎」
「いや、そう言う訳ではないんだが……」
「それでは、ラキを巻き込まずに貴方達で対処するなりして倒してきなさい!!」
「いや、しかし・・・」
「何ですか?貴方は鬼人族の頭領であり、皆んなの道しるべとなる存在で勇敢な男、そして一族の誇りと力の象徴でしょうが!」
「・・・・・・・」
意外とシュレンは無茶振りさせてるし、めちゃくちゃ威厳もあって、おっかねぇー
観てるだけの僕ですが……怖いです
「ちょっと……いいかな⁉︎」
「はい、リン様!如何されましたか⁉︎」
「何か今更なんで、凄く言いづらいんだけど、実はその、魔族はもういないんだよね」
「「「「?????????」」」」
「リン、何のことだ?」″リューキ″
「リン様、どう言う意味ですか?」″シュレン″
「リン、意味が分からない」″バルサ″
「・・・・・」″ラキ、サキ、シモン″
「??????」″ギガース″
「実を言うと今日、僕が跡形も無く倒しちゃったんだよねー」
「・・・・・・・・・・」”シュレン”
「・・・・・・?????」”ラキ”
「・・・・・・!!!!!」”リューキ”
「・・・・・・・・・・・」”バルサ”
「???????????」”ギガース”
「えええええええぇぇー!!!!!」
皆んな気持ちいい位のハモリっぷりだね
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