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死の大陸編 青年期

第235話. 小さな反応

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 アースとエミリーのいる所に戻ると案の定アースは待ちきれなくて、既に食べている


 「戻られましたかリン様!」

 「うん、いろいろと観てたら遅くなってしまったよ!」

 「アース様は待ちきれなくて先に食べられています」

 「みたいだね!」

 「リン様の分は今からすぐに焼きますね」

 「うん、ありがとう!」

 どうやらエミリーは釣りではなく、魔法で大量の魚を一気に捕獲していたみたいだった

 アースもアースで相変わらず見境無く魔物を狩っており、エミリーが処理しきれていない分が、まだまだ高積みされている 

 どんだけ狩って来たんだよ!!

 
 「アースはまだまだ食べるんだよね⁉︎」

 「うん、まだまだ大丈夫だよお」

 「だろうね」

 「それとあちこちに、いろんな獣人がいたよぉ」

 「アース君、まさかその獣人は狩ってないよね⁉︎」

 「うん」

 「そっかそっか、流石アース!」

 よしっ、残りの魔物の下処理だけ先に終わらせておくか

 これで下処理中に獣人が出て来たら飯抜きにしてやる!

 それからすぐに僕は下処理に取り掛かりさっさとと終わらせたが、獣人は出てこなかったので、とりあえず一安心出来き、ようやくこれで落ち着いてエミリーとアースの3人で食べれる

 さっきの下調べで僕が町で観た獣人の話しをすると、エミリーが色々と獣人について知っていたので、詳しく教えてもらう事ができ、獣人にもいろいろと種類がいてその個体によっては能力も様々異なるのを知ることが出来た

 簡単に言えば、虎、犬、猫、ウサギ、ゾウといった個体はそれぞれが自分に特化した複数の能力を合わせ持ち、見た目は違う種族なんだが獣人で統一されている

 基本的に知能も高く寿命も100年~300年位と幅があり言葉も理解して話せるそうだ


 でもオークは豚の部類だよな⁉︎

 まっいっか、そんな事は……

 アースが急に食べるのをやめて、草むらの方をジッと観ている

 「何か1匹いるね」

 「うん、なんだろうね」

 かすかで小さな反応なので、アースが気にする必要があったのかが分からない

 ガサガサガサ

 ん⁉︎

 すると何かが飛び出してきた!

 


 
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