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死の大陸編 青年期
第212話. 次の行き先
しおりを挟むそんなジルクとジュールの2人が俺の所にやって来て、そのまま殴りつけて来た
「そんなんだから、お前はいつまで経ってもバルサの小間使いをさせられるんだ」
「そうだぜ、ギガース!バルサだけでなくアイツが昔から付き合ってる鬼人族のリューキもこの際まとめて片付けようぜ!」
「馬鹿な事を言うな!ジュール!」
「ほお、鬼人族もがいるのか!これはいい、ダークドラゴンが戻って来るまでコイツらを取り込み里を観ておくか」
「何を言ってるんだ、貴様ぁ!2人を早く元に戻せ!」
「馬鹿かお前は!今すぐ、お前達だけでなく、巨人族も鬼人族も皆殺しにしてやってもいいんだぞ!」
そう言うと魔族は魔力を込め始め、巨大な火の塊がどんどん大きくなっていく
「おい、お前!まずは、これをあの2人に向けて放つぞ!」
「ジルク!ジュール!逃げろぉー!!」
「無駄だ!お前が俺の言う事を聴くなら、巨人族も鬼人族も見逃してやろう」
「本当か!あの2人も元に戻してくれるか?」
「ああ、あの2人もちゃんと救ってやるぞ!」
「わ、分かった、だったら俺は何をすればいい?」
「まずは俺の眼を観ろ!!」
「お前の眼だと⁉︎」
それから俺が魔族の赤い眼を観たのが最後で、その後は此処で両手両足を縛られ、目隠しと猿轡をされた状態で吊るされていた
なので全く何がどうなっているのか分からない状況なんだ
だから頼むバルサ!何があったのか知ってるのなら俺に教えてくれ!!
それとも、俺は夢でも観ていたのか?
「ギガース!ちょっと待っていてくれ!俺は少しリンと話しをしたいから!」
「あぁ、分かった!」
「リン!貴方の言う通りだった。が、今のを聞いて、もっと驚きだ!!」
「そうだね、僕もその過程が知りたかっただけだし、今の聴いた内容で概ね分かったし、僕の次の行き先もおおかた予想できたよ」
「次の行き先ですか⁉︎」
「うん……それはそうと、この後バルサはどう対処するんだい?」
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