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死の大陸編 青年期
第208話. 地下要塞
しおりを挟む焼き場と食事の単語が出た瞬間、アースの耳が過剰に反応する
「それであればすぐ準備致しますので、宜しければ私達と一緒に食べましょう」
「ありがとう!じゃあ、お願いしようかな」
「では、しばらくお待ちください」
「アース!」
「うん!分かった!リン!」
「まだ何も言ってないよね!」
「エミリーと一緒に行くんだよね」
おおぉー、流石!アース君!眼がキラキラしてるだけあって分かってるね
「えっ!私もアース様とですか⁉︎」
「エミリーがアースに何か食事を作ってあげるんでしょ!」
「いいのですか⁉︎リン様」
「構わないよ!それと巨人族の皆さんもいるから、一緒に準備してもらってていいかな⁉︎」
「はい!分かりました!」
「バルサ!すまないけど、そう言う事でお願いしていいかな⁉︎」
「とんでもない、気を使わず、リンの好きにしてもらってくれ」
そう言って、バルサは近くの者を呼び寄せ何かを伝えると3人が走って行く
「それと急で悪いんだけどギガースはどうしてる⁉︎」
「アイツはあれからずっと、地下牢に閉じ込めています」
「今すぐ会わせてくれないかな⁉︎」
「えっ⁉︎ギガースにですか」
「バルサにも一緒に同席してもらいたいんだけど、いいかな?」
「私も⁉︎」
「この件に関しては、バルサ達巨人族とリューキ達鬼人族に関わる事だから、本当はリューキにもいてもらいたいんだけどね」
「分かりました、それとリューキにはたった今、リンが此処にいるのですぐ来る様にと指示を出しましたので、そのうちやって来るでしょう」
もう、早速動いていたんだと感心してしまった
それから僕はバルサと一緒に、ギガースがいる地下牢へと向かう事となる
流石に巨人族は地魔法が得意とあって地下要塞クラスの出来栄えだ!
床も壁も大理石みたいでピカピカ輝いている
広々としていて、お洒落じゃありませんか
「リン!着きましたよ、この部屋にギガースがいます」
「じゃあ、このまま入ろうか!」
僕とバルサの2人が扉を開けて中に入る。
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