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死の大陸編 青年期
第207話. キラキラ眼のアース
しおりを挟む「私達の里ですね、了解致しました!」
「じゃっ!そう言う事で僕達は行くから!」
鬼人族と巨人族の集団に一言だけ伝えて、その場をあとにする
それから半日もかからず巨人族の集落に着くが、すでに夕方近くになっていたので、そのまま巨人族の頭領がいる所に移動する
バルサは既に鬼人族の町から戻っており、探知すると大きな反応が1つあるので見つけやすかった
僕達が空から降りてくる姿を観た巨人族がすぐに集まってくる
下に降り立つと数人の巨人族がエミリーの前にやって来て、先日助けてもらったお礼を言っている
騒ぎを聞きつけ、家から巨人族の頭領が慌ただしく出てくる
「何事だ!お前達は⁉︎」
周りにいた巨人族が僕達から少し距離を取った事で、頭領と眼が合い
「おお、貴方達でしたか!」
「やあ」
「たしか、リンでしたな⁉︎」
「はい、そうです!」
「先日は助けて頂き、ありがとう!ちゃんとお礼も言えずに申し訳なかった」
「いえいえ、それは構いません」
「息子のシモンと一緒に今日、リューキの所から戻ってきました」
「いろいろとシュレンに先日の事を教えてもらい驚きの連続でした」
「リューキも私も知らない所で、リンに助けられていた事も含め、お礼をさせてもらいたいと思い、すぐにリューキと私の部隊を、リンの向かったアヴァロン山脈に向かわせたのですが入れ違いになりましたか」
「ああ、それなら大丈夫だと思うよ!」
「えっ?どう言う事でしょうか?」
「今日こっちに向かう途中で見つけたから、その時に少しだけ会話して、僕達がここに来る事を伝えておいたから、彼等は知ってるよ」
「それは、すみませんでした」
「すぐに追いかけますとか叫んでたけどね」
「そうでしたか、で、リンは今日ゆっくりして行けるのかな⁉︎」
「それはちょっと分からないけど、そちらが迷惑でなければ、今日は休ませてもらうかも知れないけど、いいかな?」
「迷惑だなんて思いませんよ!寧ろこちらからお願いさせて下さい!それと、私の事はバルサと呼んでもらって構いませんから」
「すまないね!バルサ」
「いえ、他にもあれば何なりと言って下さい」
「だったら、どこか焼き場があれば食事をとりたいので使わせてくれないだろうか?」
それを聴いたアースが眼をキラキラさせている
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