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死の大陸編 青年期
第223話. 豊満な胸
しおりを挟む新しい朝が来た♪
く、く、苦しいぃー!!
はあはあはあはぁ
僕はそのうち、エミリーの豊満な胸に埋もれて窒息死してしまうんじゃないだろうか
本来であれば世の殿方の幸せの極みだろう
エ、エミリー!!
ブッハーーーー
はぁはぁはぁ
「リン様、おはようございます!」
「おはよう、エミリー!何故、僕はエミリーの胸の中で窒息しそうになっているんでしょお?」
「そ、それは……昨日、リン様と魔族との戦いで、何故か魔族が私の近くまで差し迫った来た時に魔族と眼が合ってしまい、それが鮮明に夢に出てきたのです」
「・・・・・・・」
「私はその時の魔族の赤い眼を観て恐怖に陥りましたが、リン様が横にいる事で安らぎと安心でつい、、、、申し訳ありませんでした」
「んんーーじゃっ、仕方ないか、もう魔族もいないし、怖くないよね」
「はい、リン様!」
「リィーン、お腹空いたよぉー」
お腹を空かせたアースが刻印から出て来る
君は、昨日もだけど凄く食べてるよねぇー
ここ最近、食欲旺盛を通り過ぎてないかい
このペースだと、大陸中の生物が絶滅してしまうんじゃないかと思う勢いだ
成長期なのかなぁー
僕と共有してるんだろうけど、僕の方は少食なんだけどなぁ
するとタイミング良く朝食の準備が整い、シモンが僕達を呼びに来てくれた
アースは早く行きたそうにしていたが、エミリーの準備が終わるまで、僕の横でずっとお腹の音を鳴り響かせながら、大人しく座っている
「リン様、アース様、すみません!お待たせ致しました!」
「じゃあ、行こうか」
ドアを開けた所でシモンが待っていたので、そのまま食事の場所へと案内される
部屋に通されるとそこには、鬼人族のリューキ、シュレン、ラキ、サキと巨人族のバルサ、シモンと僕達だけだった
昨日の夜に聴いたけど、バルサの奥さんはずっと病を患っており、部屋で1日中寝たきりで過ごしているそうだ
名前はミレンと言って、シュレンと小さな頃からずっと友達で、今も頻繁に話し相手として訪れているらしい
今日ここを離れる際、ミレンさんに一言だけ挨拶をしてから去ろうと思う
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