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死の大陸編 青年期
第217話. 巨人族の罪
しおりを挟むラキがギガースに対して言った言葉に、その場の皆んながビックリさせられた!
「もういいから、ギガースのオッチャン!その代わり俺から条件があるんだけど、聴いてもらっていいかな⁉︎」
「お前達に酷い事をしてしまった俺を許すのか⁉︎」
「仕方なかったんだろ!魔族の魔法で操られていたんだろ!それに仲間を護ろうとしたんだろ!」
「ラキ、お前・・・・・・」
「で、条件を聴いてくれるの⁉︎」
「なんでも言ってくれ!それでお前の気が済むのなら!」
「俺とサキとシモンの3人がいつも会ってるのは、みんなが少しでも強くなる為に魔法の練習をしていたんだ。だからこれからは、ギガースのオッチャンが俺達を鍛えてくれないかな?そしたら、俺達もそれだけ早く強くなれるだろ」
「そんな事でいいのか?」
「いいよ。そしたら俺達も自分の身を守れるだけでなく、周りの人達も守れる様に強くなれるじゃないか。なっ、サキもシモンもそれでいいよな!!」
サキもシモンもラキに言われて、2人ともお互いが眼を合わせ頷き、ラキの言った事に同意する
バルサが改めて3人にギガースを許す意思があるのかを確認する
「俺達はそれでいいよ!せっかくリン様に救ってもらい、他に誰1人として死ななかったんだから、それでいいじゃないか」
リューキもシュレンもラキの言葉に耳を傾けて聴いて、子の成長を実感していた
「ありがとう!ラキ、サキ、シモン」
「俺が知ってる限りの戦闘術と魔法を教えてるやるので、覚悟しておくがいい!」
「本当は1番強いリン様に教えてもらえるのが良かったんだけどな!」
「そんなに強いのかリンは⁉︎」
「俺とバルサが一緒になって戦っても勝てる気がしないな!」
バルサも同じだと頷いてる
「本当であればリン様達へのお礼をする為に、足を運んだと言うのに申し訳ありません、リン様!」
「別に僕は気にしてないから大丈夫だよ。それよりもバルサ!」
「何でしょう?」
「ジルクやジュールだけでなく、その他の巨人族達もにも、この事実をちゃんと皆んなに説明してあげて早く終わらせた方がいいんじゃない⁉︎」
「それもそうですね」
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