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死の大陸編 青年期
第205話. コンビ
しおりを挟むエミリーがちょいと頭の痛みを訴えかけてきたが、心配ないでしょう
「エミリー君、肩を貸そうか⁉︎」
「えっ?いいのですか?リン様!」
「構わないよ!」
「ありがとうございます、リン様」
「ひょっとして倒れた時に頭を打ったのかも知れないからね!」
「リン様、お心遣いありがとうございます!」
「う、うん、気にしないでいいよ!」
そう言うとすぐにエミリーは僕の右側に頭と一緒にもたれかかり、腕をホールドしてくる
今更、言えねぇー!
エミリーの為でもあるので言えねぇー!
これは自分の力不足が招いた結果と受け止めるしかない
「アース君!」
「なぁーに」
「まだまだ僕達は弱い!」
「そうかなぁ」
「うん、弱い!だからもっと力をつけて自分だけでなく、周りの者達まで守れるよう、頑張ろうではないか!」
「うん、そうだねえ!頑張ろうね、リン!」
さて、これからどうしたもんかな⁉︎
魔族は跡形も無く滅ぼしたからいいとして…
ダークドラゴンは一体全体、何処に行ったんだろうか⁉︎
魔族が復活している事は知ってるので、恐らく吸収されまいと身を隠しているだろうから、此処にはもう、戻って来ないだろう
既に魔族が消滅してるとは思ってもみないだろうからね
となると、あまり気は進まないがオーガと巨人族が魔族に精神魔法をかけられていた事だけは伝えておいてあげるか
今から巨人族の集落に向かう事を、アースとエミリーに伝える
「実は巨人族の裏切りでなかった事だと頭領達に伝えに行くよ」
「流石です!リン様!」
「うん、分かった!そろそろお腹も空いてきたしねぇ」
「アース様!向こうで私が何かお作り致しましょう」
「ほんとにぃー!エミリー!」
「はい!アース様!」
「リン!急いで行こうよお!」
なんなんだ、このコンビは……いつからそんな距離感になったんだ
とりあえず、行き先が決まったのでアヴァロン山脈を離れ、まずは巨人族の集落に向かう事となった!
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