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死の大陸編 青年期
第208話. 半信半疑
しおりを挟む僕とバルサがギガースの拘束されている部屋に入ると、ギガースは厳重に両手両足を縛られ目隠しと猿轡をされた状態で、上から吊るされている
「先にバルサに聴いておく必要があるんどけど、ギガースとはあの時に拘束してから今日の今まで、会ってないよね⁉︎」
「そうですね、アイツをここに隔離してからは、リンと会うのが初めてですね」
「それともう1つバルサに確認しておきたいんだけど、最近のギガースは以前迄とは別人のようになってだんだよね⁉︎」
「はい、確か数ヶ月前位から急におかしくなって、この里にも殆ど居なかったですね」
「ビックリしないで聴いてくれるかい!」
「はい、分かりました」
「今回のラキ誘拐事件に関して、実はギガースも被害者側であって、魔族がどうやらギガースを含む複数の対象者に精神魔法をかけていて、今回の件は本人の意思ではなかっと言う事!」
「えっ?」
「その結果、今回のこの騒動に繋がっていたんだ」
「ま、魔族!!」
「まず間違いないと思うけど、中にいる今のギガースはバルサが知っている、以前のギガースに戻ってるはずだよ」
「ギガースだけでなく、他の奴らもですか?」
「そうだね、だからと言ってラキやシモンにした事は許されない事だけど、その事に関しもおそらくギガースは全く覚えてないから、いくら今から尋問したとしても答えれないよ」
「では、コイツに今から尋問しても無理と言うことですか?」
「当時の事を全く覚えていないんだから、答えようがないよね、そこで僕がギガースに聴きたいのは間違いなく魔族に遭遇してる記憶はあるはずなんだ!なので、ギガースが魔族に遭遇する迄の記憶は覚えているはずだから、それをバルサも一緒に僕と今ここで聴いてもらいたいんだ」
「リンの言うことだから真実なんだろうが、確かに言われて信じられる話しじゃないですね」
「でしょ、まずは確かめるのが1番早いし、僕が言ってる事でさえ、バルサも半信半疑で信じられないだろうからね」
「・・・・・・・」
言葉もでないか
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